魔王と結婚したい勇者の話

勇者が魔王に恋をした。

その知らせは瞬く間に世界に広がり、至る所で詰問の声があがる......といったことは全くなく、ついでに言えばそんな知らせも広がることは無く、世界は至って平和であった。

だが、ただ平和な訳ではない。

人間界はいまや、魔王によって支配されているのだ。

魔物の力によって悠久の平和が約束された人間界であるが、やはり一方的な支配への不満は溜まるもの。

そんな人々の不満を見かねた、辺鄙な村に住む勇者イリヤは魔王と逢うべく重い腰をあげる!......のか?
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