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コウモリと猫
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まただ、また視線を感じる。
ここ数日前から明らかに誰かに見られてる気配がして、俺は気付くたんびに一人でビクビクしてた。でも不思議な事に先輩といる時だけはそんな視線はまったく感じなくて、俺はもうずっと先輩と一緒にいたい気持ちになってる。
見られてるって分かんのに姿も見えない、どこにいるかも分かんない。
この恐怖心分かるか?
「分かんないだろうなー」
「何がだよ」
「うわ!」
体育からの帰り道、例によって視線を感じた俺はガクブルしながら平井の背中に引っ付いて教室に帰る。制服に着替えてる時にそう呟いたら、後ろにいたタケが返事をしてきて驚いた。
振り向いて睨むとおどけたように肩を竦める。
「タケ、バカ! 驚かすな!」
「いやいや、逆に何でそんな驚くよ」
「俺は今恐怖と戦ってんの!」
「恐怖? また翔吾に怖い話でも聞かされたか?」
「そんな事しやがったら翔吾のタマ蹴り上げてる」
「同じ男なのに良くそんな事しようと思うな…」
うわぁ、と自分がされたみたいに痛そうな顔するけど、同じ男だからこそ仕返しに弱点狙うんだろ。
着替え終わって、苦手なネクタイでモタモタしてるとタケが代わりに結んでくれた。マジでネクタイ難しい。
それから俺の肩に腕を回して、内緒話するみたいに反対の手を口の横に立てると小さな声で話し出した。
「ちょっとお願いあんだけど、聞いてくれるか?」
「……何?」
「お前、櫻川先輩と仲良いじゃん。俺の幼馴染みが先輩の事好きみたいでさ、ちょっと協力してやってくんね?」
「え……」
「これ渡すだけでいいから、頼むよ」
これ、と言われて差し出されのは一枚の封筒で、表には『櫻川先輩へ』って書いてある。ら、ラブレターだ。
でも俺は何となく橋渡しになるのが嫌で受け取らないでいると、タケがキョトンと顔を覗き込んでくる。
「あれ、もしかして嫌?」
「…………やだ」
「んー、そっかぁ……わりと引き受けてくれる深月がそんな事言うとは…そこまで先輩に本気だとは思わなかったよ。悪いな、アイツには俺から言っとくから」
「……?」
本気? 先輩に本気ってなんだ?
先輩に本気……で勝つ? 何の勝負で? 早食いなら勝てる自信あるけど。
タケはさっさと戻ってったから聞き返せなかったけど、何の本気なのかを言ってから離れてくれませんかねぇ。
………………み、見られてる? え、誰に?
俺はただ廊下を歩いてるだけだぞ? 今から先輩と待ち合わせしてる空き教室に行くだけだぞ?
―ヒソヒソ―
―クスクス―
「……!!」
はぁ!? 今の何! 絶対聞こえた、本当に聞こえた!
誰か喋って笑ってた!
俺は明るい校舎内で感じた恐怖に半泣きになりながら走り出し、急いで先輩のいる空き教室に向かった。それはもう全力疾走どころじゃなく、俺が風になる勢いで。
思いっきり引き戸を開けて、思いっきり駆け込んで、勢いのまま先輩に飛び付くと、最初から全部驚いてた先輩はそれでも俺をギュッてしてくれた。
「どうしたの?」
「俺、見られてる…っ、喋った、笑った…! ずっと見てる…!」
「…………ああ」
俺の支離滅裂な言葉を時間を掛けて理解した先輩(すごい)は、一分くらい目を閉じたあと窓の外を見た。つられて同じ方を見ると、コウモリと灰色の猫がいてぺこりと頭を下げる。
…え、下げる?
『若様の番殿、お初にお目にかかりやす』
『先程は怖がらせてすまないねぇ』
「しゃ、しゃべ…喋ってる…!!」
何だコレ、俺は今何を見てるんだ? 夢? 夢見てる?
だってコウモリだよ? 猫だよ? 喋る訳なくない!?
「ここは夢の世界だ。コウモリと猫は妖精と一緒だ」
「残念ながら、現実だよ。深月」
「先輩ひどい! 俺はその現実から逃げてたのに!」
「ごめんごめん」
いっそ本当に夢の世界であれと思いながら目を瞑ったのに、先輩が容赦なく引き戻してくる。恨みがましく見ると笑いながら頭を撫でられて、それだけで絆されてしまった。
「あの子たちは昔からうちに仕えてくれてる眷属でね、今は俺が使役してるんだ。深月に変な虫が付かないように守ってもらってるんだよ」
「けん…? しえき……変な虫…?」
「血の契約を結んでるんだ。と言っても、力はないからそこまでの拘束力はないんだけどね」
「契約? 拘束力?」
先輩は何を言ってるんだ?
俺は頭の中がハテナでいっぱいで、頭から煙が出そうなくらい混乱している。
『若様、番殿は随分とオツムの弱い方のようで』
「そこが可愛いんだよ」
『おやまぁ』
『聞きしに勝る愛でっぷりだねぇ』
「だから、俺よりもこの子を優先してね」
『心得ておりますとも』
『若様の命とあらば』
「引き続きよろしく」
『御意』
俺の頭がパンクしてる間に話が進んでて、ハッと我に返った時にはすでに二人? 二匹? の姿はなかった。
とりあえず、視線の正体は分かったけど、結局先輩の話は一ミリも理解出来なかった俺は、もう開き直る事にして先輩の方を見る。
「先輩、お昼食べよ」
「うん、食べようか。今日はどれがいいかな」
「たまごサンドと、コロッケパンと、クリームパンと、あんぱん!」
「元気出た?」
「? 俺はいつでも元気だぞ?」
「そうだね。深月はいつも元気で素直で明るくて、すごく可愛い」
「……可愛いって今必要だった?」
「いつも可愛いよ」
違う、そういう意味で聞いたんじゃない。大体なんでみんな俺の事可愛い可愛い言うんだ。俺は男だぞ、可愛い訳ないだろ。
……やっぱ身長なのかなー……。
「今日のオヤツは何かな?」
「なになに?」
「いちご大福」
「いちご大福!? うわぁ、俺初めてかも!」
学校でこんなオヤツが食べられるとかなんて贅沢! ホント、先輩様様だな~。でも先輩、いつもどうやってお菓子調達してるんだろ?
スナック菓子とかチョコは寮内でも買えるけど、こういう大福とかどこで買ってるんだ?
あー、でも大福は美味しそう。
俺がニコニコしながらコロッケパンを頬張ってるからか、先輩も優しく微笑んでてほのぼのした空気が流れてる。
「ああ、そうだ。深月が倉庫に閉じ込められた事を知らせてくれたのは、コウモリの方だよ」
「え!?」
閉じ込められた時って、あの時だよな? 俺の匂いがぶわぁってなって先輩が苦しそうだったあの時。
そっか、あの人(?)が先輩に知らせてくれたんだ。
「って、もっと早く教えてよ! お礼言いたかった!」
「いつも深月の傍にいるから、呼んだら出て来てくれるよ」
「ホントか? じゃあお礼用意しとこー」
コウモリって何が好きなんだろ。あ、でも喋るから普通のコウモリとは違うのかな。下手なものあげられないしなぁ。
あんぱんを開けながらそんな事を考えてると、俺の腹を支えてた先輩の手が首に触れて撫でて来た。
「あんまり他の人の事、考えないで欲しいな」
「え?」
「深月は俺のものだよ」
俺は俺のものだって言いたかったけど、何でか言葉が出なかった。
先輩が項を軽く噛んだっていうのもあるけど、何となく否定出来なくて…。
どうしてかな、先輩のものって言われるの、嬉しいって思った。
ここ数日前から明らかに誰かに見られてる気配がして、俺は気付くたんびに一人でビクビクしてた。でも不思議な事に先輩といる時だけはそんな視線はまったく感じなくて、俺はもうずっと先輩と一緒にいたい気持ちになってる。
見られてるって分かんのに姿も見えない、どこにいるかも分かんない。
この恐怖心分かるか?
「分かんないだろうなー」
「何がだよ」
「うわ!」
体育からの帰り道、例によって視線を感じた俺はガクブルしながら平井の背中に引っ付いて教室に帰る。制服に着替えてる時にそう呟いたら、後ろにいたタケが返事をしてきて驚いた。
振り向いて睨むとおどけたように肩を竦める。
「タケ、バカ! 驚かすな!」
「いやいや、逆に何でそんな驚くよ」
「俺は今恐怖と戦ってんの!」
「恐怖? また翔吾に怖い話でも聞かされたか?」
「そんな事しやがったら翔吾のタマ蹴り上げてる」
「同じ男なのに良くそんな事しようと思うな…」
うわぁ、と自分がされたみたいに痛そうな顔するけど、同じ男だからこそ仕返しに弱点狙うんだろ。
着替え終わって、苦手なネクタイでモタモタしてるとタケが代わりに結んでくれた。マジでネクタイ難しい。
それから俺の肩に腕を回して、内緒話するみたいに反対の手を口の横に立てると小さな声で話し出した。
「ちょっとお願いあんだけど、聞いてくれるか?」
「……何?」
「お前、櫻川先輩と仲良いじゃん。俺の幼馴染みが先輩の事好きみたいでさ、ちょっと協力してやってくんね?」
「え……」
「これ渡すだけでいいから、頼むよ」
これ、と言われて差し出されのは一枚の封筒で、表には『櫻川先輩へ』って書いてある。ら、ラブレターだ。
でも俺は何となく橋渡しになるのが嫌で受け取らないでいると、タケがキョトンと顔を覗き込んでくる。
「あれ、もしかして嫌?」
「…………やだ」
「んー、そっかぁ……わりと引き受けてくれる深月がそんな事言うとは…そこまで先輩に本気だとは思わなかったよ。悪いな、アイツには俺から言っとくから」
「……?」
本気? 先輩に本気ってなんだ?
先輩に本気……で勝つ? 何の勝負で? 早食いなら勝てる自信あるけど。
タケはさっさと戻ってったから聞き返せなかったけど、何の本気なのかを言ってから離れてくれませんかねぇ。
………………み、見られてる? え、誰に?
俺はただ廊下を歩いてるだけだぞ? 今から先輩と待ち合わせしてる空き教室に行くだけだぞ?
―ヒソヒソ―
―クスクス―
「……!!」
はぁ!? 今の何! 絶対聞こえた、本当に聞こえた!
誰か喋って笑ってた!
俺は明るい校舎内で感じた恐怖に半泣きになりながら走り出し、急いで先輩のいる空き教室に向かった。それはもう全力疾走どころじゃなく、俺が風になる勢いで。
思いっきり引き戸を開けて、思いっきり駆け込んで、勢いのまま先輩に飛び付くと、最初から全部驚いてた先輩はそれでも俺をギュッてしてくれた。
「どうしたの?」
「俺、見られてる…っ、喋った、笑った…! ずっと見てる…!」
「…………ああ」
俺の支離滅裂な言葉を時間を掛けて理解した先輩(すごい)は、一分くらい目を閉じたあと窓の外を見た。つられて同じ方を見ると、コウモリと灰色の猫がいてぺこりと頭を下げる。
…え、下げる?
『若様の番殿、お初にお目にかかりやす』
『先程は怖がらせてすまないねぇ』
「しゃ、しゃべ…喋ってる…!!」
何だコレ、俺は今何を見てるんだ? 夢? 夢見てる?
だってコウモリだよ? 猫だよ? 喋る訳なくない!?
「ここは夢の世界だ。コウモリと猫は妖精と一緒だ」
「残念ながら、現実だよ。深月」
「先輩ひどい! 俺はその現実から逃げてたのに!」
「ごめんごめん」
いっそ本当に夢の世界であれと思いながら目を瞑ったのに、先輩が容赦なく引き戻してくる。恨みがましく見ると笑いながら頭を撫でられて、それだけで絆されてしまった。
「あの子たちは昔からうちに仕えてくれてる眷属でね、今は俺が使役してるんだ。深月に変な虫が付かないように守ってもらってるんだよ」
「けん…? しえき……変な虫…?」
「血の契約を結んでるんだ。と言っても、力はないからそこまでの拘束力はないんだけどね」
「契約? 拘束力?」
先輩は何を言ってるんだ?
俺は頭の中がハテナでいっぱいで、頭から煙が出そうなくらい混乱している。
『若様、番殿は随分とオツムの弱い方のようで』
「そこが可愛いんだよ」
『おやまぁ』
『聞きしに勝る愛でっぷりだねぇ』
「だから、俺よりもこの子を優先してね」
『心得ておりますとも』
『若様の命とあらば』
「引き続きよろしく」
『御意』
俺の頭がパンクしてる間に話が進んでて、ハッと我に返った時にはすでに二人? 二匹? の姿はなかった。
とりあえず、視線の正体は分かったけど、結局先輩の話は一ミリも理解出来なかった俺は、もう開き直る事にして先輩の方を見る。
「先輩、お昼食べよ」
「うん、食べようか。今日はどれがいいかな」
「たまごサンドと、コロッケパンと、クリームパンと、あんぱん!」
「元気出た?」
「? 俺はいつでも元気だぞ?」
「そうだね。深月はいつも元気で素直で明るくて、すごく可愛い」
「……可愛いって今必要だった?」
「いつも可愛いよ」
違う、そういう意味で聞いたんじゃない。大体なんでみんな俺の事可愛い可愛い言うんだ。俺は男だぞ、可愛い訳ないだろ。
……やっぱ身長なのかなー……。
「今日のオヤツは何かな?」
「なになに?」
「いちご大福」
「いちご大福!? うわぁ、俺初めてかも!」
学校でこんなオヤツが食べられるとかなんて贅沢! ホント、先輩様様だな~。でも先輩、いつもどうやってお菓子調達してるんだろ?
スナック菓子とかチョコは寮内でも買えるけど、こういう大福とかどこで買ってるんだ?
あー、でも大福は美味しそう。
俺がニコニコしながらコロッケパンを頬張ってるからか、先輩も優しく微笑んでてほのぼのした空気が流れてる。
「ああ、そうだ。深月が倉庫に閉じ込められた事を知らせてくれたのは、コウモリの方だよ」
「え!?」
閉じ込められた時って、あの時だよな? 俺の匂いがぶわぁってなって先輩が苦しそうだったあの時。
そっか、あの人(?)が先輩に知らせてくれたんだ。
「って、もっと早く教えてよ! お礼言いたかった!」
「いつも深月の傍にいるから、呼んだら出て来てくれるよ」
「ホントか? じゃあお礼用意しとこー」
コウモリって何が好きなんだろ。あ、でも喋るから普通のコウモリとは違うのかな。下手なものあげられないしなぁ。
あんぱんを開けながらそんな事を考えてると、俺の腹を支えてた先輩の手が首に触れて撫でて来た。
「あんまり他の人の事、考えないで欲しいな」
「え?」
「深月は俺のものだよ」
俺は俺のものだって言いたかったけど、何でか言葉が出なかった。
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