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番外編
みんなのルカ
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波打つ黒髪にエメラルドを思わせる緑の瞳。纏う色は母のものでありながらその顔立ちは父に良く似ており、傍から見れば深窓のご令嬢のような見た目のレティシア・ディル・アッシェンベルグは、庭の花壇の脇に座り込み少し離れた場所にあるベンチをじっと眺めていた。
いや、正確にはそのベンチに座る母をだが。
「レティ、何してるの?」
「母様を見てるー」
何かにつけてあとをついてくる双子の弟、アレオスの抑揚のない声がかけられ見てるままを答えると「ふーん」と返される。
ベンチに腰掛けた母は精霊と話していて、その横顔は男性でありながら息を飲むほど美しい。
成人した竜族の時の流れがゆっくりとはいえ父曰く出会った頃と何一つ変わっていないらしく、レティシアが十三になった今でさえ母とは思えないほど若々しかった。
時折見せる笑顔に感嘆の息を吐くレティシアの隣にアレオスもしゃがみこむ。
「母様って本当に綺麗よね」
「うん」
「それにとっても可愛いわ」
「うん」
明るくて素直な性格の母は、純粋で好奇心旺盛で自分たちよりも幼く見える時がある。しかも今だに「それって何だ?」と聞いてきたりして、何を知っていて何を知らないのか予想もつかない。
「あ、また増えた」
アレオスがぽつりと零した言葉に少しだけ視線を上に上げる。
最初に見掛けた時は数体だった精霊が今は何十体にも増えていて、それでも楽しそうな母は相も変わらず精霊たちから愛されていた。
アザ持ちの竜妃は総じてそうなのだと聞いたが、母の場合はそれだけではないような気がする。
「アレオスは父様と母様、どっちが好き?」
「どっちも好き」
「そうよね。父様は怒ると怖いけど普段は優しいし、母様も温かくて優しいからどっも好きよね」
「兄様も好き」
「私も! 兄様とっても優しいもの!」
九つ離れた兄ルーウェンは、外見内面共に父の血を色濃く継いでおり非常に優秀で、加えてとても穏やかな性格をしている為弟妹たちには凄く優しい。現在二十二歳ではあるが、まだ王の器ではないと戴冠を拒否しており今だに王太子だ。
とはいえ自分たちも周りも、兄は充分王としての素質を持っていると思うのだが⋯本人の意思は固かった。
「ティアラとカナリアも可愛い」
「うんうん。というか、父様と母様から生まれてるんだから可愛くない訳ないのよ。兄様だってアレオスだって、カッコいいってご令嬢からモテモテじゃない」
「レティだって、去年の誕生日の時凄かったって聞いたよ」
「それは私が王女だからでしょ」
ツンとそっぽを向くレティシアにアレオスはそうかなぁと内心で零す。
確かに王族という肩書きは大きいが、レティシアが声をかけられるのは決してそれだけではない。
「レティシアも、母様に負けず劣らず鈍いよね」
「母様よりはマシだと思うわ」
たまにルカに対して邪な感情を抱く者がいるが、どれだけアピールされても母は欠片も気付かない。レイフォードの機微には割と気付きやすいのに、自分の事になると途端に鈍くなるのだ。
だがレティシア自身は母よりは鋭いと思っている為、首を振って否定し視線を戻す。更に精霊が増えており、次から次へと母の周りに集まる様子を見て父がいなくて良かったと息を吐いた。
母を愛しすぎて自分の子供たちにすら嫉妬する父がこんな光景を見たらすぐにルカを連れて行く事だろう。
(父様、母様の事になると余裕がなくなるのよね)
父と母の仲が良いのは素敵だが、人目も憚らずイチャつくのだけは周りの人の為にもやめて欲しいと思うレティシアだ。
チラリとアレオスを見ると、こっちに遊びに来た精霊と何か話をしていてもうこちらには興味がなくなってる。マイペースでのんびりとしたアレオスはどこにいても変わらないから、一緒にいて非常に楽だった。
「二人とも何してるんだ?」
何を話してるんだろうとアレオスと精霊を見ていたら、花壇の向かいから声をかけられ目を瞬く。
顔を上げるとさっきまでベンチにいた母がこちらを見下ろしていて、落ちてきた髪を耳に掛けているところだった。
「母様」
「かくれんぼか?」
「ううん、母様を見てたの」
「俺を?」
見付かったなら仕方ないと立ち上がり、頭半分低い位置にある母の顔を見ると物凄く不思議そうにしている。アレオスも腰を上げると、花壇を越えて母の傍まで行きぎゅっと抱き着いた。
レティシアよりアレオスの方が背が高いから、どちらかというとルカが抱き締められているように見えるが。
「ねぇ母様、母様の髪を結ってもいい?」
「いいよ」
「母様、僕と一緒にお茶飲も」
「うん、ソフィアに準備して貰おうな」
人に迷惑をかけたり怪我をしたり、命に関わるような危険な事がない限り基本的に母が駄目だと言う事はない。
甘えるアレオスの頭を撫でて微笑んだルカは、レティシアの手を握ると抱き着かれたまま城へと戻る。リックスはいないのかと思っていたら離れた場所にいたようで、いつの間にかすぐ後ろにいて驚いた。
最近のリックスはまるで父の傍にいる〝影〟のようである。
「ルーウェンは何してるんだ?」
「兄様なら父様のところいるわよ」
「ティアラとカナリアは?」
「お勉強も終わったから、アマンダとリーリエが見てる」
「じゃあ様子を見てから部屋に行くか」
アマンダはアレオスとレティシアのメイドであり、リーリエは父の護衛である近衛騎士副隊長のアルマと、母の友人である図書館管理者セノールの子供で、七歳になった現在見習いメイドとして子供たちの世話をしていた。
ほとんど遊び相手としてだが、将来はティアラかカナリアの下につきたいと思っているそうだ。
「あ、そうだ。戻る前に執務室に寄っていいか? 散歩から戻ったら声かけてって言われてたから」
「えー。絶対戻って来ないじゃない」
「父様、母様を独り占めする」
「ちゃんと二人と約束したって言うから」
そうは言うが、果たしてあの父が大人しく離してくれるだろうか。
だが、愛する夫に会いたいと思っている母の気持ちも無視は出来ず、レティシアはやれやれと首を振る。
「⋯分かったわ。先に母様のお部屋に行ってるから、ちゃんと来てね?」
「うん」
「来なかったら父様に怒る」
「ほ、ほどほどにな」
どのみちここで引き止めていたっていずれは父が迎えに来るのだ。
仕方なく頷いて執務室に向かう母を見送ったレティシアは、表情に変化はなくとも拗ねているアレオスの肩をポンっと叩いた。
「私たちは父様には勝てないのよ」
「僕たちの母様なのに」
それを言うならレイフォードの妻でもあるのだが、面倒なのでここは黙っておく。
そうして肩を並べ、まずは妹たちの様子を見てから母の部屋へと向かった二人はソフィアに準備をお願いしルカを待つ事にした。
父はともかく、母は約束を守る人だから大丈夫だろう。
しかし、それからルカが戻ってきたのは一時間も過ぎたあとで、申し訳なさそうに謝る母の首に真新しい鬱血痕を見付けたレティシアは人知れず溜め息をついた。
いい加減、父には譲歩というものを身に着けて欲しいものだ。
FIN.
いや、正確にはそのベンチに座る母をだが。
「レティ、何してるの?」
「母様を見てるー」
何かにつけてあとをついてくる双子の弟、アレオスの抑揚のない声がかけられ見てるままを答えると「ふーん」と返される。
ベンチに腰掛けた母は精霊と話していて、その横顔は男性でありながら息を飲むほど美しい。
成人した竜族の時の流れがゆっくりとはいえ父曰く出会った頃と何一つ変わっていないらしく、レティシアが十三になった今でさえ母とは思えないほど若々しかった。
時折見せる笑顔に感嘆の息を吐くレティシアの隣にアレオスもしゃがみこむ。
「母様って本当に綺麗よね」
「うん」
「それにとっても可愛いわ」
「うん」
明るくて素直な性格の母は、純粋で好奇心旺盛で自分たちよりも幼く見える時がある。しかも今だに「それって何だ?」と聞いてきたりして、何を知っていて何を知らないのか予想もつかない。
「あ、また増えた」
アレオスがぽつりと零した言葉に少しだけ視線を上に上げる。
最初に見掛けた時は数体だった精霊が今は何十体にも増えていて、それでも楽しそうな母は相も変わらず精霊たちから愛されていた。
アザ持ちの竜妃は総じてそうなのだと聞いたが、母の場合はそれだけではないような気がする。
「アレオスは父様と母様、どっちが好き?」
「どっちも好き」
「そうよね。父様は怒ると怖いけど普段は優しいし、母様も温かくて優しいからどっも好きよね」
「兄様も好き」
「私も! 兄様とっても優しいもの!」
九つ離れた兄ルーウェンは、外見内面共に父の血を色濃く継いでおり非常に優秀で、加えてとても穏やかな性格をしている為弟妹たちには凄く優しい。現在二十二歳ではあるが、まだ王の器ではないと戴冠を拒否しており今だに王太子だ。
とはいえ自分たちも周りも、兄は充分王としての素質を持っていると思うのだが⋯本人の意思は固かった。
「ティアラとカナリアも可愛い」
「うんうん。というか、父様と母様から生まれてるんだから可愛くない訳ないのよ。兄様だってアレオスだって、カッコいいってご令嬢からモテモテじゃない」
「レティだって、去年の誕生日の時凄かったって聞いたよ」
「それは私が王女だからでしょ」
ツンとそっぽを向くレティシアにアレオスはそうかなぁと内心で零す。
確かに王族という肩書きは大きいが、レティシアが声をかけられるのは決してそれだけではない。
「レティシアも、母様に負けず劣らず鈍いよね」
「母様よりはマシだと思うわ」
たまにルカに対して邪な感情を抱く者がいるが、どれだけアピールされても母は欠片も気付かない。レイフォードの機微には割と気付きやすいのに、自分の事になると途端に鈍くなるのだ。
だがレティシア自身は母よりは鋭いと思っている為、首を振って否定し視線を戻す。更に精霊が増えており、次から次へと母の周りに集まる様子を見て父がいなくて良かったと息を吐いた。
母を愛しすぎて自分の子供たちにすら嫉妬する父がこんな光景を見たらすぐにルカを連れて行く事だろう。
(父様、母様の事になると余裕がなくなるのよね)
父と母の仲が良いのは素敵だが、人目も憚らずイチャつくのだけは周りの人の為にもやめて欲しいと思うレティシアだ。
チラリとアレオスを見ると、こっちに遊びに来た精霊と何か話をしていてもうこちらには興味がなくなってる。マイペースでのんびりとしたアレオスはどこにいても変わらないから、一緒にいて非常に楽だった。
「二人とも何してるんだ?」
何を話してるんだろうとアレオスと精霊を見ていたら、花壇の向かいから声をかけられ目を瞬く。
顔を上げるとさっきまでベンチにいた母がこちらを見下ろしていて、落ちてきた髪を耳に掛けているところだった。
「母様」
「かくれんぼか?」
「ううん、母様を見てたの」
「俺を?」
見付かったなら仕方ないと立ち上がり、頭半分低い位置にある母の顔を見ると物凄く不思議そうにしている。アレオスも腰を上げると、花壇を越えて母の傍まで行きぎゅっと抱き着いた。
レティシアよりアレオスの方が背が高いから、どちらかというとルカが抱き締められているように見えるが。
「ねぇ母様、母様の髪を結ってもいい?」
「いいよ」
「母様、僕と一緒にお茶飲も」
「うん、ソフィアに準備して貰おうな」
人に迷惑をかけたり怪我をしたり、命に関わるような危険な事がない限り基本的に母が駄目だと言う事はない。
甘えるアレオスの頭を撫でて微笑んだルカは、レティシアの手を握ると抱き着かれたまま城へと戻る。リックスはいないのかと思っていたら離れた場所にいたようで、いつの間にかすぐ後ろにいて驚いた。
最近のリックスはまるで父の傍にいる〝影〟のようである。
「ルーウェンは何してるんだ?」
「兄様なら父様のところいるわよ」
「ティアラとカナリアは?」
「お勉強も終わったから、アマンダとリーリエが見てる」
「じゃあ様子を見てから部屋に行くか」
アマンダはアレオスとレティシアのメイドであり、リーリエは父の護衛である近衛騎士副隊長のアルマと、母の友人である図書館管理者セノールの子供で、七歳になった現在見習いメイドとして子供たちの世話をしていた。
ほとんど遊び相手としてだが、将来はティアラかカナリアの下につきたいと思っているそうだ。
「あ、そうだ。戻る前に執務室に寄っていいか? 散歩から戻ったら声かけてって言われてたから」
「えー。絶対戻って来ないじゃない」
「父様、母様を独り占めする」
「ちゃんと二人と約束したって言うから」
そうは言うが、果たしてあの父が大人しく離してくれるだろうか。
だが、愛する夫に会いたいと思っている母の気持ちも無視は出来ず、レティシアはやれやれと首を振る。
「⋯分かったわ。先に母様のお部屋に行ってるから、ちゃんと来てね?」
「うん」
「来なかったら父様に怒る」
「ほ、ほどほどにな」
どのみちここで引き止めていたっていずれは父が迎えに来るのだ。
仕方なく頷いて執務室に向かう母を見送ったレティシアは、表情に変化はなくとも拗ねているアレオスの肩をポンっと叩いた。
「私たちは父様には勝てないのよ」
「僕たちの母様なのに」
それを言うならレイフォードの妻でもあるのだが、面倒なのでここは黙っておく。
そうして肩を並べ、まずは妹たちの様子を見てから母の部屋へと向かった二人はソフィアに準備をお願いしルカを待つ事にした。
父はともかく、母は約束を守る人だから大丈夫だろう。
しかし、それからルカが戻ってきたのは一時間も過ぎたあとで、申し訳なさそうに謝る母の首に真新しい鬱血痕を見付けたレティシアは人知れず溜め息をついた。
いい加減、父には譲歩というものを身に着けて欲しいものだ。
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