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ひとつに溶け合う※
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自分でも触れないような場所にレイフォードの指が収まっている。抜き差しされるたびに湿った音がして恥ずかしいし、最初は違和感しかなくて苦しかったのに中を擦られ続けるとゾワゾワしてきていた。
半うつ伏せ状態でぎゅうっとクッションにしがみついているルカは気付いていないが、既に二本目の指が挿入って腹側を軽く押している。
「ん、ぁ…う…」
「痛くないか?」
「だいじょ、ぶ…ん…っ」
どうしてかゆっくりと何かを探すように動かされ否が応にも指が挿入ってる事を意識させられる。奥まで入って、引かれた指がある場所を掠めた瞬間ルカの身体が大きく跳ねた。
「ひぁっ…や…やだ、そこ…っ」
「ここか…」
「や…ん、レイ…っ…まって…待って…っ」
「ん?」
中を擦られるだけならまだ考える余裕もあったが、電流が頭の天辺まで一気に駆け上がってきた感覚がして、怖くなったルカは後ろ手に伸ばして首を振った。
「そこ…変だ…っ」
「…大丈夫だ。ほら、息吸って…吐いて」
「んん…っ」
レイフォードの大きな手が頭を撫で、優しい声に促されるまま呼吸する。だが指が再びさっきの場所に触れると肩に力が入ってしまい、ルカはしがみついているクッションに顔を埋めた。
(何…これ…あそこ、触られるとビクッてなるのに…もっと触って欲しいって思う…)
さっきは一瞬とはいえ怖いと思ってしまったが、指が中全体を刺激しつつたまにそこに触れるから今はもどかしいとさえ思う。
でも〝変だ〟と言った手前それを口にするのは矛盾していないかととルカは眉尻を下げた。
身体も中も、熱くて堪らない。
どれくらい時間が経ったのか、ルカの頭がぼんやりしてきた頃に指が抜かれ衣擦れの音がしたあとレイフォードが覆い被さってきた。
振り向くと裸の彼がいて、微笑みながら頬を撫でて頭に口付けてくれる。
「最初は後ろ向きの方が楽だそうだから…」
「……?」
「そのまま力を抜いて…」
腰が上げられ先ほどまで指が入っていた場所に硬くて熱いものが宛てがわれる。グッと入って来て指とは違う質量にルカは息を詰めた。
「う…ん、ん…っ」
「…っ、ルカ…ゆっくり息をするんだ」
「や、ぁ……まって、レイ…」
「どうした?」
「この向き、やだ…レイの顔…見たい…」
太い何かが挿入ってこようとしているのは分かったが、それならちゃんとレイフォードがそこにいて、彼がそうしている事をその目で見たくて腰を掴む手を握りながら懇願すると、僅かな間のあと少しだけ入っていたものが抜かれ優しく上向かされた。
開かれた足の間にレイフォードが入って来て腰の下にクッションが差し込まれる。
「辛かったら、私に噛み付くなり爪を立てるなりするといい」
「ぇ……あ…っ」
再び窄まりに先ほどの熱が触れ思わずそこに視線をやったルカは、その光景に驚いて目を剥いた。
自分のものとは全然違う、太くて大きなものが今まさに挿入ろうとしている。
「れ、レイ…それ…」
「ああ…今からルカの中に挿入る」
「そ、そんなおっきいの…入るのか…?」
「ルカが受け入れてくれるなら」
見なくても小さくて狭い場所だというのは分かっているだけに、明らかにサイズの合わないものが入るなんて思えない。
だがそう答える静かな声と違い、どこか不安そうなレイフォードの顔を見ると何とも言えない気持ちになりルカは両腕をめいっぱい伸ばした。すぐに屈んでくれた彼の首に腕を回し頬を寄せる。
「俺にはレイを受け入れないって気持ちはないよ。ただホントに入るのかなって思っただけで……だから、いいよ」
「ルカ…」
「入ってきて、レイ」
抱き着いた肩がピクリと反応し、息を吐いたレイフォードが動くと少しだけ埋まっていた先が中へと進み始めた。
一番太い部分が閉じた場所を開くように押し入ってきてルカは圧迫感に眉を寄せる。
「ん…ん……」
「ルカ、息を…」
「…っ…は、ぁ…」
息苦しくて上手く呼吸出来ている気がしないが、それでも必死に吸って吐いてを繰り返していたらレイフォードの唇が頬に触れ何度も口付けられる。戯れのようなキスに徐々に気持ちが落ち着くのを感じてホッと息を吐くと、まるでそれを見計らっていたかのように一気に奥まで入ってきた。
「…っ…ぁ…う…」
「ルカ…」
目の奥がチカチカして細切れにしか息が出来なくて、小刻みに身体を震わせていたらそっと抱き締められ頭を撫でられる。そうしてじっとしていると中にいるレイフォードの存在が浮き出てきて意識してしまい、異物感よりも彼の熱の方を強く感じて変にもじもじしてきた。
顔を上げたレイフォードが汗で張り付いたルカの前髪を避けて微笑み、首に回したままの腕を外して手の平に唇を押し当てる。
「大丈夫か…?」
「…お腹…苦しい…」
「痛みは?」
「ない…」
「そうか…」
本当は限界まで拡げられた場所がピリピリしていたけど、我慢出来ないほどではないから首を振ればレイフォードが安心したように額を合わせてきた。その様子をじっと見ていたら気付いたレイフォードに掠めるようなキスをされ緩く腰を揺すられる。
「ん…っ」
「…ルカの中は熱いな」
「や、ぁ…ん…」
少しだけ引かれた熱がまた奥まで戻ってくる。初めてのルカを気遣ってくれているのか、指の時よりもゆっくりな動きにルカの方が物足りなさを感じてしまい眉根を寄せる。
見上げるレイフォードだって苦しそうなのにどんな時もルカを優先してくれる優しさは嬉しいが、どちらかと言うと今はしたいようにして欲しかった。
ルカは手を上げ再び彼の首に抱き着くとゆるゆると首を振る。
「レイ…」
「…ん?」
「ゆっくり、やだ……もっとちゃんと…」
「…っ……ルカに無理をさせたくはない」
「俺、そんなヤワじゃないから…なぁ、レイ…」
汗ばんだ首筋に頬擦りしレイフォードにしかしない甘えモードでお願いすればしばらくして深い溜め息が聞こえてきた。怒らせたかと心配になって顔を覗き込むと苦笑していて、腕が外されて背中がベッドにつくと軽く頬を摘まれ額に口付けられる。
「まったく……私の竜妃は煽り上手で困る」
そう言った彼の声は殊更に甘くて、近付く顔に目を閉じたルカは全身が幸せに包まれていた。
半うつ伏せ状態でぎゅうっとクッションにしがみついているルカは気付いていないが、既に二本目の指が挿入って腹側を軽く押している。
「ん、ぁ…う…」
「痛くないか?」
「だいじょ、ぶ…ん…っ」
どうしてかゆっくりと何かを探すように動かされ否が応にも指が挿入ってる事を意識させられる。奥まで入って、引かれた指がある場所を掠めた瞬間ルカの身体が大きく跳ねた。
「ひぁっ…や…やだ、そこ…っ」
「ここか…」
「や…ん、レイ…っ…まって…待って…っ」
「ん?」
中を擦られるだけならまだ考える余裕もあったが、電流が頭の天辺まで一気に駆け上がってきた感覚がして、怖くなったルカは後ろ手に伸ばして首を振った。
「そこ…変だ…っ」
「…大丈夫だ。ほら、息吸って…吐いて」
「んん…っ」
レイフォードの大きな手が頭を撫で、優しい声に促されるまま呼吸する。だが指が再びさっきの場所に触れると肩に力が入ってしまい、ルカはしがみついているクッションに顔を埋めた。
(何…これ…あそこ、触られるとビクッてなるのに…もっと触って欲しいって思う…)
さっきは一瞬とはいえ怖いと思ってしまったが、指が中全体を刺激しつつたまにそこに触れるから今はもどかしいとさえ思う。
でも〝変だ〟と言った手前それを口にするのは矛盾していないかととルカは眉尻を下げた。
身体も中も、熱くて堪らない。
どれくらい時間が経ったのか、ルカの頭がぼんやりしてきた頃に指が抜かれ衣擦れの音がしたあとレイフォードが覆い被さってきた。
振り向くと裸の彼がいて、微笑みながら頬を撫でて頭に口付けてくれる。
「最初は後ろ向きの方が楽だそうだから…」
「……?」
「そのまま力を抜いて…」
腰が上げられ先ほどまで指が入っていた場所に硬くて熱いものが宛てがわれる。グッと入って来て指とは違う質量にルカは息を詰めた。
「う…ん、ん…っ」
「…っ、ルカ…ゆっくり息をするんだ」
「や、ぁ……まって、レイ…」
「どうした?」
「この向き、やだ…レイの顔…見たい…」
太い何かが挿入ってこようとしているのは分かったが、それならちゃんとレイフォードがそこにいて、彼がそうしている事をその目で見たくて腰を掴む手を握りながら懇願すると、僅かな間のあと少しだけ入っていたものが抜かれ優しく上向かされた。
開かれた足の間にレイフォードが入って来て腰の下にクッションが差し込まれる。
「辛かったら、私に噛み付くなり爪を立てるなりするといい」
「ぇ……あ…っ」
再び窄まりに先ほどの熱が触れ思わずそこに視線をやったルカは、その光景に驚いて目を剥いた。
自分のものとは全然違う、太くて大きなものが今まさに挿入ろうとしている。
「れ、レイ…それ…」
「ああ…今からルカの中に挿入る」
「そ、そんなおっきいの…入るのか…?」
「ルカが受け入れてくれるなら」
見なくても小さくて狭い場所だというのは分かっているだけに、明らかにサイズの合わないものが入るなんて思えない。
だがそう答える静かな声と違い、どこか不安そうなレイフォードの顔を見ると何とも言えない気持ちになりルカは両腕をめいっぱい伸ばした。すぐに屈んでくれた彼の首に腕を回し頬を寄せる。
「俺にはレイを受け入れないって気持ちはないよ。ただホントに入るのかなって思っただけで……だから、いいよ」
「ルカ…」
「入ってきて、レイ」
抱き着いた肩がピクリと反応し、息を吐いたレイフォードが動くと少しだけ埋まっていた先が中へと進み始めた。
一番太い部分が閉じた場所を開くように押し入ってきてルカは圧迫感に眉を寄せる。
「ん…ん……」
「ルカ、息を…」
「…っ…は、ぁ…」
息苦しくて上手く呼吸出来ている気がしないが、それでも必死に吸って吐いてを繰り返していたらレイフォードの唇が頬に触れ何度も口付けられる。戯れのようなキスに徐々に気持ちが落ち着くのを感じてホッと息を吐くと、まるでそれを見計らっていたかのように一気に奥まで入ってきた。
「…っ…ぁ…う…」
「ルカ…」
目の奥がチカチカして細切れにしか息が出来なくて、小刻みに身体を震わせていたらそっと抱き締められ頭を撫でられる。そうしてじっとしていると中にいるレイフォードの存在が浮き出てきて意識してしまい、異物感よりも彼の熱の方を強く感じて変にもじもじしてきた。
顔を上げたレイフォードが汗で張り付いたルカの前髪を避けて微笑み、首に回したままの腕を外して手の平に唇を押し当てる。
「大丈夫か…?」
「…お腹…苦しい…」
「痛みは?」
「ない…」
「そうか…」
本当は限界まで拡げられた場所がピリピリしていたけど、我慢出来ないほどではないから首を振ればレイフォードが安心したように額を合わせてきた。その様子をじっと見ていたら気付いたレイフォードに掠めるようなキスをされ緩く腰を揺すられる。
「ん…っ」
「…ルカの中は熱いな」
「や、ぁ…ん…」
少しだけ引かれた熱がまた奥まで戻ってくる。初めてのルカを気遣ってくれているのか、指の時よりもゆっくりな動きにルカの方が物足りなさを感じてしまい眉根を寄せる。
見上げるレイフォードだって苦しそうなのにどんな時もルカを優先してくれる優しさは嬉しいが、どちらかと言うと今はしたいようにして欲しかった。
ルカは手を上げ再び彼の首に抱き着くとゆるゆると首を振る。
「レイ…」
「…ん?」
「ゆっくり、やだ……もっとちゃんと…」
「…っ……ルカに無理をさせたくはない」
「俺、そんなヤワじゃないから…なぁ、レイ…」
汗ばんだ首筋に頬擦りしレイフォードにしかしない甘えモードでお願いすればしばらくして深い溜め息が聞こえてきた。怒らせたかと心配になって顔を覗き込むと苦笑していて、腕が外されて背中がベッドにつくと軽く頬を摘まれ額に口付けられる。
「まったく……私の竜妃は煽り上手で困る」
そう言った彼の声は殊更に甘くて、近付く顔に目を閉じたルカは全身が幸せに包まれていた。
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