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伯爵夫人
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「ここに、口付けをしてくれないか」
頬を指差してルカへとそうねだるレイフォードを見てバルドーは吹きそうになるのを堪えるのに必死だった。天下の竜王様が恋焦がれる相手に願う事がそんな可愛らしい事だとは、さすがの近衛騎士隊長も予想さえしていなかったのだから当然だろう。
思わず『子供か』と言いたくなってしまった。
果たしてルカの反応は如何にと思っていると、請われた本人はキョトンとしたあと事もなげに言い放つ。
「そんな事でいいのか?」
この場にいた誰もが「え? いいの?」となったが、ルカだけはケロッとしたままなんて事ないように話を続ける。
「お礼でほっぺにキスとかばあちゃんたちにもやってたし、それでいいなら俺にも出来るからむしろ有り難い」
「⋯なるほど」
有り難いとか言ってしまうのかとレイフォードは思ったが、抵抗がないならと腰を屈めるとルカは律儀に目を閉じて躊躇いなく頬に口付けてきた。柔らかな唇に目を細め、ルカの顔が離れる前に自分からもお返しのキスをすると目を瞬く。
「お礼されるような事してないけど⋯」
「手紙のお礼だ」
「⋯⋯お礼の手紙なのに?」
それではお礼のお礼ではないかと物凄く怪訝そうな顔にふっと笑ったレイフォードは、屈めた腰を伸ばして手紙を丸めリボンで留め直すと空いた手でルカの頭を撫でた。
艶やかで指通りの滑らかな髪はいつまででも触っていたくなる。
「もしきちんと勉強がしたいなら講師を招くが」
「勉強は⋯今はとりあえずゆっくり頑張る。⋯あ、でも、俺は礼儀も何も知らないから教えてくれる人がいるならお願いしたい⋯かも」
「トルグリア公の言った事なら気にしなくてもいいんだぞ」
「や、うーん⋯確かにあの人の言葉もあるんだけどさ、ここって偉い人ばっか来るだろ? みんなレイが好きで慕ってて⋯そんなレイが連れて来た俺が挨拶もちゃと出来なかったら怒るのも当然ってか。⋯⋯レイの顔に泥を塗りたくはないなって」
目を伏せて苦笑するルカに安易な事は言えず、レイフォードは手を下ろし腕を組む。
ルカの出自は不明だが、育って来た環境がそういうものを必要としなかった為触れてこなかったのは仕方がない事だ。
ルカには伸び伸びと過ごして欲しいと思っているレイフォードには五月蝿く言ってくる連中を黙らせる力があるが、ルカが望んでいるのはそういう事ではないだろう。
「分かった。ルカが望むならすぐに手配しよう」
「ありがと。仕事増やしてごめんな」
ホッとしたように肩の力を抜いたルカが手招きをするから、内緒話かと顔を近付けたら再び頬にキスされる。すぐに離れたが、目を瞬くレイフォードににこっと笑ったルカは一歩下がると挙手するように片手を上げた。
「じゃ、俺は庭に行って来る」
「あ、ああ⋯」
「行くぞ、リックス」
「はい。⋯失礼致します」
元気良く駆け出して行くルカを追うリックスの背中を見送りながら、二度ルカの唇が触れた頬にそっと手を添える。
もしかして、お礼のたびにしてくれるつもりなのだろうか。
「バルドー」
「は」
「あの可愛い生き物は何なんだろうな」
「⋯⋯」
初めて見る王の姿に驚きよりも嬉しい気持ちになったバルドーは、小さな姿が見えなくなっても視線を外さないレイフォードにふっと微笑むと、一瞬だけ外を見て頭を下げる。
「陛下、そろそろブラックローズの商人が来られるお時間です」
「そうか。なら応接室に向かうか」
そう声をかけた瞬間にはいつものレイフォードになっていて、その切り替えの速さにさすがだと感服したバルドーは、マントを翻して歩き出したレイフォードのあとに続き応接室へと向かった。
数日後。どこか緊張した面持ちのルカの前には推定四十代くらいの綺麗な女性が立っており、優しそうな笑顔を向けてくれていた。
少し前に出来るならとお願いしていた礼儀作法の講師を、レイフォードはすぐに見付けてきてくれらしい。
「彼女はルイード伯爵家が夫人、メアリーだ。今日から夫人が、ルカに礼儀作法を教えてくれる」
「よ、よろしくお願いします…!」
「こちらこそ、よろしくお願い致します。未来の竜妃様のお力になれるだなんて光栄ですわ」
「夫人、ルカの事は名前で呼ぶように」
「失礼致しました、ルカ様」
「い、いえ⋯⋯」
ハルマンに初めて〝竜妃様〟と呼ばれてから、他の貴族までそう呼ぶ為耳にする機会が増えた。だがレイフォードはルカがそう呼ばれると困惑するからか、必ず訂正するし二度と呼ばせないようにしてくれる。
何故自分を〝竜妃〟と呼ぶのか、それはどういう意味の言葉なのか、何も知らないルカはどう反応したらいいのか今だに分からなかった。
「夫人は社交界では淑女の鏡とまで言われているお方だ。思う存分学ぶといい」
「うん」
「だが、無理だけはするな」
「ありがとう」
「お礼はあとで。では頼んだぞ、夫人」
「お任せ下さいませ、陛下」
さすがに他人の前では例え頬への口付けだとしても憚られる。レイフォードの言葉に頷いたルカは、髪を梳くように撫でてから部屋をあとにする彼を見送り息を吐いた。
せっかくレイフォードがルカの為にと呼んでくれた講師だし、ここまで来てくれたんだから頑張ろう。
気合いを入れたルカは、メアリーに改めて挨拶をしようと顔を上げた先に見た彼女の表情にぎくりと身体を強張らせた。
「⋯⋯つかぬ事をお聞きしますが、ルカ様はアザをお持ちなのですか?」
先程の優しげな雰囲気とは全く違う、肌を刺すような冷たさにルカは戸惑いながらも首を傾げる。
「⋯アザ?」
「竜妃様たる者は、身体のどこかに〝蓮の花のアザ〟をお持ちでなくてはいけません。これは竜族のみならず、人間も存じているはずですが⋯」
「アザ⋯」
「⋯⋯どうやらそのご様子ですと、お持ちではないみたいですね。ガッカリです」
眉尻を下げ視線を落とすルカに呆れたような溜め息をつき、メアリーはソファへどっかりと腰を下ろす。その姿には淑女らしさの欠片もなくて、居心地の悪くなったルカはぎゅっと拳を握った。
「何故この私が、貴方のような紛い者の為に時間を割かなくてはいけないのでしょうね。アザもない、教養もない⋯良いところなんて見た目くらいかしら」
「⋯⋯⋯」
「まぁ、陛下直々に承った仕事ですし⋯きっちりご指導して差し上げます」
綺麗な顔に凶悪な笑みを称えたメアリーは立ち上がると、長くはないが山なりに整えられた爪を見せ付けるようにして冷たく言い放った。
「私、自分の価値を知っていますから生徒にも〝それなり〟を求めてしまいますの。ですのでもしかしたら、あまりの不出来さについ手が出てしまうかもしれませんけれど、愛のムチとしてご享受して下さると嬉しいですわ」
水滴の音が響く浴室の中。悠に足が伸ばせるほどの広さがあるバスタブの中で膝を抱えて浸かっているルカは、ジンジンと疼くような痛みに唇を噛んだ。
本来ならソフィアが髪を洗ったりするのを手伝ってくれるのだが、今日は一人で入りたい気分だと伝えた為今はルカしかいない。
(あの人、容赦なさ過ぎだろ⋯)
何かを間違えるたびに手の平で叩かれ罵られた。意図的か偶然か、爪で引っ掻かれる事もあり恐らく背中は真っ赤になっていて深くはないが筋が入っているだろう。
しかも、扉外で待機しているリックスに気付かれないようにと行動している辺りが姑息だ。
初歩的なものはソフィアから教えて貰っていたが、メアリーが教えてくれる事は初心者向けではないせいかルカにはさっぱり分からなくて、それでも自分なりに噛み砕いて答えても決して丸を与えてはくれなかった。
ただ立っているだけでも、姿勢が悪い、手の角度がおかしいなど、事細かに言われて頭がパンクしそうで途中から無になってた気がする。
初日でこれなら、次からはどうなるのだろう。
「⋯でも、頑張らないと」
自分から望んだ事だ。最後までやり切って、完璧にして、優しいレイフォードを慕う人たちに、レイフォードは見る目があると思って貰いたい。
大丈夫。村が焼けた時の絶望より辛いものなんてない。
「⋯っつ⋯」
そろそろ上がらなければソフィアが心配する。そう思って立ち上がったルカは、途端に背中に走った痛みに息を飲んだ。
浴室に備え付けられた鏡の前に立ち手で拭いて曇りを取る。
「⋯⋯⋯」
村にいた頃に比べたらずいぶんと健康的になった。祖母たちも元気で、足や腰を悪くしていた者もゆっくりではあるが歩けるようになっていた。
それもこれも全部レイフォードのおかげだ。
ルカは自分の太腿へと視線を落とし眉根を寄せると、何とも言えない気持ちになり小さく息を吐いた。
頬を指差してルカへとそうねだるレイフォードを見てバルドーは吹きそうになるのを堪えるのに必死だった。天下の竜王様が恋焦がれる相手に願う事がそんな可愛らしい事だとは、さすがの近衛騎士隊長も予想さえしていなかったのだから当然だろう。
思わず『子供か』と言いたくなってしまった。
果たしてルカの反応は如何にと思っていると、請われた本人はキョトンとしたあと事もなげに言い放つ。
「そんな事でいいのか?」
この場にいた誰もが「え? いいの?」となったが、ルカだけはケロッとしたままなんて事ないように話を続ける。
「お礼でほっぺにキスとかばあちゃんたちにもやってたし、それでいいなら俺にも出来るからむしろ有り難い」
「⋯なるほど」
有り難いとか言ってしまうのかとレイフォードは思ったが、抵抗がないならと腰を屈めるとルカは律儀に目を閉じて躊躇いなく頬に口付けてきた。柔らかな唇に目を細め、ルカの顔が離れる前に自分からもお返しのキスをすると目を瞬く。
「お礼されるような事してないけど⋯」
「手紙のお礼だ」
「⋯⋯お礼の手紙なのに?」
それではお礼のお礼ではないかと物凄く怪訝そうな顔にふっと笑ったレイフォードは、屈めた腰を伸ばして手紙を丸めリボンで留め直すと空いた手でルカの頭を撫でた。
艶やかで指通りの滑らかな髪はいつまででも触っていたくなる。
「もしきちんと勉強がしたいなら講師を招くが」
「勉強は⋯今はとりあえずゆっくり頑張る。⋯あ、でも、俺は礼儀も何も知らないから教えてくれる人がいるならお願いしたい⋯かも」
「トルグリア公の言った事なら気にしなくてもいいんだぞ」
「や、うーん⋯確かにあの人の言葉もあるんだけどさ、ここって偉い人ばっか来るだろ? みんなレイが好きで慕ってて⋯そんなレイが連れて来た俺が挨拶もちゃと出来なかったら怒るのも当然ってか。⋯⋯レイの顔に泥を塗りたくはないなって」
目を伏せて苦笑するルカに安易な事は言えず、レイフォードは手を下ろし腕を組む。
ルカの出自は不明だが、育って来た環境がそういうものを必要としなかった為触れてこなかったのは仕方がない事だ。
ルカには伸び伸びと過ごして欲しいと思っているレイフォードには五月蝿く言ってくる連中を黙らせる力があるが、ルカが望んでいるのはそういう事ではないだろう。
「分かった。ルカが望むならすぐに手配しよう」
「ありがと。仕事増やしてごめんな」
ホッとしたように肩の力を抜いたルカが手招きをするから、内緒話かと顔を近付けたら再び頬にキスされる。すぐに離れたが、目を瞬くレイフォードににこっと笑ったルカは一歩下がると挙手するように片手を上げた。
「じゃ、俺は庭に行って来る」
「あ、ああ⋯」
「行くぞ、リックス」
「はい。⋯失礼致します」
元気良く駆け出して行くルカを追うリックスの背中を見送りながら、二度ルカの唇が触れた頬にそっと手を添える。
もしかして、お礼のたびにしてくれるつもりなのだろうか。
「バルドー」
「は」
「あの可愛い生き物は何なんだろうな」
「⋯⋯」
初めて見る王の姿に驚きよりも嬉しい気持ちになったバルドーは、小さな姿が見えなくなっても視線を外さないレイフォードにふっと微笑むと、一瞬だけ外を見て頭を下げる。
「陛下、そろそろブラックローズの商人が来られるお時間です」
「そうか。なら応接室に向かうか」
そう声をかけた瞬間にはいつものレイフォードになっていて、その切り替えの速さにさすがだと感服したバルドーは、マントを翻して歩き出したレイフォードのあとに続き応接室へと向かった。
数日後。どこか緊張した面持ちのルカの前には推定四十代くらいの綺麗な女性が立っており、優しそうな笑顔を向けてくれていた。
少し前に出来るならとお願いしていた礼儀作法の講師を、レイフォードはすぐに見付けてきてくれらしい。
「彼女はルイード伯爵家が夫人、メアリーだ。今日から夫人が、ルカに礼儀作法を教えてくれる」
「よ、よろしくお願いします…!」
「こちらこそ、よろしくお願い致します。未来の竜妃様のお力になれるだなんて光栄ですわ」
「夫人、ルカの事は名前で呼ぶように」
「失礼致しました、ルカ様」
「い、いえ⋯⋯」
ハルマンに初めて〝竜妃様〟と呼ばれてから、他の貴族までそう呼ぶ為耳にする機会が増えた。だがレイフォードはルカがそう呼ばれると困惑するからか、必ず訂正するし二度と呼ばせないようにしてくれる。
何故自分を〝竜妃〟と呼ぶのか、それはどういう意味の言葉なのか、何も知らないルカはどう反応したらいいのか今だに分からなかった。
「夫人は社交界では淑女の鏡とまで言われているお方だ。思う存分学ぶといい」
「うん」
「だが、無理だけはするな」
「ありがとう」
「お礼はあとで。では頼んだぞ、夫人」
「お任せ下さいませ、陛下」
さすがに他人の前では例え頬への口付けだとしても憚られる。レイフォードの言葉に頷いたルカは、髪を梳くように撫でてから部屋をあとにする彼を見送り息を吐いた。
せっかくレイフォードがルカの為にと呼んでくれた講師だし、ここまで来てくれたんだから頑張ろう。
気合いを入れたルカは、メアリーに改めて挨拶をしようと顔を上げた先に見た彼女の表情にぎくりと身体を強張らせた。
「⋯⋯つかぬ事をお聞きしますが、ルカ様はアザをお持ちなのですか?」
先程の優しげな雰囲気とは全く違う、肌を刺すような冷たさにルカは戸惑いながらも首を傾げる。
「⋯アザ?」
「竜妃様たる者は、身体のどこかに〝蓮の花のアザ〟をお持ちでなくてはいけません。これは竜族のみならず、人間も存じているはずですが⋯」
「アザ⋯」
「⋯⋯どうやらそのご様子ですと、お持ちではないみたいですね。ガッカリです」
眉尻を下げ視線を落とすルカに呆れたような溜め息をつき、メアリーはソファへどっかりと腰を下ろす。その姿には淑女らしさの欠片もなくて、居心地の悪くなったルカはぎゅっと拳を握った。
「何故この私が、貴方のような紛い者の為に時間を割かなくてはいけないのでしょうね。アザもない、教養もない⋯良いところなんて見た目くらいかしら」
「⋯⋯⋯」
「まぁ、陛下直々に承った仕事ですし⋯きっちりご指導して差し上げます」
綺麗な顔に凶悪な笑みを称えたメアリーは立ち上がると、長くはないが山なりに整えられた爪を見せ付けるようにして冷たく言い放った。
「私、自分の価値を知っていますから生徒にも〝それなり〟を求めてしまいますの。ですのでもしかしたら、あまりの不出来さについ手が出てしまうかもしれませんけれど、愛のムチとしてご享受して下さると嬉しいですわ」
水滴の音が響く浴室の中。悠に足が伸ばせるほどの広さがあるバスタブの中で膝を抱えて浸かっているルカは、ジンジンと疼くような痛みに唇を噛んだ。
本来ならソフィアが髪を洗ったりするのを手伝ってくれるのだが、今日は一人で入りたい気分だと伝えた為今はルカしかいない。
(あの人、容赦なさ過ぎだろ⋯)
何かを間違えるたびに手の平で叩かれ罵られた。意図的か偶然か、爪で引っ掻かれる事もあり恐らく背中は真っ赤になっていて深くはないが筋が入っているだろう。
しかも、扉外で待機しているリックスに気付かれないようにと行動している辺りが姑息だ。
初歩的なものはソフィアから教えて貰っていたが、メアリーが教えてくれる事は初心者向けではないせいかルカにはさっぱり分からなくて、それでも自分なりに噛み砕いて答えても決して丸を与えてはくれなかった。
ただ立っているだけでも、姿勢が悪い、手の角度がおかしいなど、事細かに言われて頭がパンクしそうで途中から無になってた気がする。
初日でこれなら、次からはどうなるのだろう。
「⋯でも、頑張らないと」
自分から望んだ事だ。最後までやり切って、完璧にして、優しいレイフォードを慕う人たちに、レイフォードは見る目があると思って貰いたい。
大丈夫。村が焼けた時の絶望より辛いものなんてない。
「⋯っつ⋯」
そろそろ上がらなければソフィアが心配する。そう思って立ち上がったルカは、途端に背中に走った痛みに息を飲んだ。
浴室に備え付けられた鏡の前に立ち手で拭いて曇りを取る。
「⋯⋯⋯」
村にいた頃に比べたらずいぶんと健康的になった。祖母たちも元気で、足や腰を悪くしていた者もゆっくりではあるが歩けるようになっていた。
それもこれも全部レイフォードのおかげだ。
ルカは自分の太腿へと視線を落とし眉根を寄せると、何とも言えない気持ちになり小さく息を吐いた。
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