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捜し人
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この世界の遥か上空には竜族の王が統べる国が存在しており、古よりこの世を須らく見守り各国を支えていた。絶対的権力と優秀な知能、そして圧倒的武力を誇る竜の国には創生記より伝わる伝承がある。
〝身体の何処かに鮮やかな蓮の花のアザを持つ者を娶れば、当代の王の治世は安寧するだろう〟
文献にも記されている文言だが、この言い伝えは一筋縄ではいかなかった。
蓮の花のアザを持つ者は一代の王に対したった一人しか現れない上に、竜族だけでなく人の子にも浮き出る為捜し出す事が非常に困難なのだ。
また、アザの場所によって気付かず一生を終えたり、気付いたとしても竜族に嫁ぎたくない者や他に好いた者がいたりで名乗り出ない者も少なくはない。
それ故に、これまでアザを持つ者と番えた竜王は数える程しかおらず、ほとんどが同族人間問わず想い合った者と結ばれていた。
また、何がなんでも竜王の妃─竜妃になりたいからと彫り師に頼んでアザを刻む者もいるが竜族にはそんな小細工が効くはずもなく、謀った者はもれなく終身刑となり一生を地下牢で過ごす事になるのだが、同じ手口を働く者は今尚後を絶たない。
そのほとんどが人間だというのだから、強欲と言わざるを得なかった。
竜の国は人間の力では到底辿り着けない程の天空にあるが、他国との外交や貿易などの交流は積極的に行っており、各地に存在する転移装置にて行き来は可能になっていた。
その過程で気に入れば人間も住む事は出来るし、竜族と恋に落ちて結婚する者もそれなりにはいる。
住人の大多数は竜族であり、竜王の統治の下穏やかな生活を送っているが、竜族はみな総じてアザを持つ者を竜妃として求めていた。今の暮らしが決して悪い訳ではないが、やはり自分が生きている間にその目で見てみたいと思うのだろう。
だが〝蓮の花のアザを持つ者〟はただでさえ稀有な存在の為、王が代替わりし竜族や人の数が増えていくたび願う者の中では伝説と化していった。
果たして、この先何代の王がアザを持つ者を竜妃と出来るのか。それはどんな力を持ってしても知る術はない。
「陛下、また下界に赴かれるので?」
竜の国・〝アッシェンベルグ〟。
その自室にて旅装束に身を包んでいた今代の王、レイフォード・ディル・アッシェンベルグは、初老の男性にそう声をかけられ振り向いて微笑んだ。
「もちろん。存在自体は認知しているんだ、捜さない方がおかしいだろう」
「アザを持つ方が現れた事を陛下が感知されて、早十七年。以降は何の情報も御座いませんでしたから…なかなかに難儀しておりますな」
「人捜しが楽ではない事は最初から分かっていたよ。だがこの世界のどこかにいる事は確かだからな、見付かるまで捜せばいい」
「早く出会えると良いですね」
「ああ」
この世に生を受けてもう三百年は経った。王族は代々長命ではあるが、自分にとってたった一人となる存在が現れるまでは気の遠くなるような時間を孤独に過ごす事になる。
それこそ親なり身の回りの世話をしてくれる者はいるにはいるが、王である以上ある程度の線引きはしなければいけない。
だからこそ竜王は拠り所となるだろう唯一である竜妃を求めるのだ。
「今回は少し南の方まで足を伸ばす。留守は頼んだぞ、ハルマン」
「畏まりました。ご無事のお帰りを心よりお待ちしております」
「ありがとう」
自室の窓を開け放ち、テラスへと出て手摺りに足を掛ける。ふわりと舞った背中から銀色の翼膜が張られた翼が生え大きく羽ばたいた。
王族ともなれば竜の姿を取らずとも空を飛ぶ事は出来る。
レイフォードはハルマンを振り返り手を振ると、一度翼を畳み下界に向かって急降下を始めた。
せめて何かしらの情報だけでも手に入れられればいいのだが。
南に行けば行くほど緑豊かになり、外套がいらないほどの温かさに包まれたレイフォードは目立たないよう地に降りて翼をしまい、上着まで脱いで身軽になった。
鬱蒼とした木々の間を抜けて道へと出たものの、目印になる何かがある訳でも道行く人がいる訳でもなくふと考える。
(確か、もう少し南に行けば村があったはず)
頭の片隅にあるのは小さな農村で、村人に若人や子供はいなかった気もするが、いつのものかも分からない記憶に頼るよりは自分の目で見てみようと村に向けて足を進める。
それにしても、ここまで緑に覆われた土地は珍しいかもしれない。
公国などでは開拓が進んでいるし、北に至っては寒冷地の為か細々とした植物が生えているだけだ。やはり土地によって世界から与えられる恩恵に違いがあるのだろう。
降り注ぐ陽の心地良さを感じながら足を進めているとどこからか人の声が聞こえてきた。もしかしたらそろそろ村が見えるのかもしれない。
レイフォードは足早に声のする方へと近付き、村の入口らしきところに立つと中へと足を踏み入れる。
ここまで木々に囲まれていた土地が一気に拓かれ、畑と小さな家が転々と存在していた。
「ばあちゃーん、これで終わりー?」
村には山から来ているのか川が流れており、そこから少し高めだが青年と分かる声が聞こえてきた。
若い人はいなかったはず…というのは、やはり古い記憶だったようだ。
ゆっくりと足を人気のある方へ向け近付く。
「んー? え、いいよいいよ。俺やるから。こっちに持って来れそう?」
何とも快活で明るい声音だ。それなりの声量だが決して不快ではなく、むしろ心地良ささえ感じるのは何故だろう。
「あ、待って待って。やっぱり俺が運ぶから⋯⋯うわっ」
川から走って来た声の主はどうやら家の中に入ってしまったらしく、少しして何やら大きなものを抱えて姿を現した。
その不安定さと前も見えていない危うさに絶対に何かしら起こると予見したその時、足元の石に躓いた青年が体勢を崩す。焦ったレイフォードはふわりと地を蹴って前に立つと、片手で箱を持ち上げ胸で青年を受け止めた。
瞬間ビリッと電流のようなものが走りレイフォードは目を見瞠る。
(なんだ⋯?)
「あ、あぶな⋯っ⋯⋯あ! 誰だか知らないけどめちゃくちゃちょうどいいところに! ありがとう! おかげで転ばずに済んだ!」
「⋯!」
しばらく呆然としていた青年はハッとして自分を見上げると満面の笑顔で矢継ぎ早に話し掛けてくる。
だがレイフォードは、間近で見た青年の美しさに驚きつい見惚れてしまった。
(綺麗だ)
キラキラと輝く澄んだ蒼碧の瞳、項辺りで無造作に結ばれた漆黒の髪は傷んではいるが、手入れさえすれば驚く程艶めきそうだと思った。薄桃色の頬も唇も、噛み付きたくなるほど煽情的で思わず喉がなる。
まるで薄汚れた布切れだけを纏っているような格好だが、伸びた腕も足も細く全体的に華奢だと思った。ただこういった辺境に住まう者はその食生活故に肉付きは良くないから、この青年もそうなのかもしれない。
「? あの⋯」
「ルカ、大丈夫かい?」
「あ、ばあちゃん。うん、この人が助けてくれたから」
思わず凝視してしまったが、我に返り慌てて肩に置いていた手を離すと青年が年配の女性の元へと駆け寄った。
ルカと呼ばれた青年の容姿は、およそ長閑な農村には相応しくないほど整っていて、百人いれば百人がまず見惚れてしまうだろう。それほどレイフォードにとっては衝撃だった。
竜族は武人と文人で見た目や体格に違いはあるが、皆総じて美しい容姿をしている。だからレイフォードも見慣れているはずなのだが、心の底から綺麗だと思ったのは初めてかもしれない。
「おやおや。ありがとうございます」
「いや⋯怪我がなくて何よりだ」
「ずいぶんと男前なお客さんだねぇ。こんな辺鄙な村に何の用だい?」
「とある方を捜していて⋯」
「人捜しかい? だけどもここには古いもんしかいないから、きっとあんたさんの捜してる人もいないんじゃないかねぇ」
「そう、だな⋯」
確かに捜していたアザ持ちはいないかもしれないが、レイフォードはどうしてもルカが気になっていた。
姿形もそうだが、それを抜きにしても何かを感じる。
年配の女性と話しつつもルカから目が離れないでいたら、不意にルカが両手を差し出してきた。
「箱、貰っていい?」
「あ、ああ」
そういえば持ったままだったとゆっくり渡すと、目を瞬いたあとふっと笑って受け取りそれをどこかへしまいに行く。
その笑顔が眩しくて目を細めたレイフォードは、初めて抱いた感情に自分自身が戸惑っていた。これまで何人もの相手と見合いをして来たが、ここまで惹かれる相手には出会った事はない。
このままルカを、城へと連れ帰ってはいけないだろうか。
「ルカ」
「へ?」
思い立ったが吉日とばかりに戻ってきたルカの手を取り握ったレイフォードは、訝しげに眉を顰める彼の顔を見つめて真剣な表情で請うた。
「私と共にアッシェンベルグへ来てくれないか?」
「いやだ」
コンマ0.1秒。即答も即答だった。
〝身体の何処かに鮮やかな蓮の花のアザを持つ者を娶れば、当代の王の治世は安寧するだろう〟
文献にも記されている文言だが、この言い伝えは一筋縄ではいかなかった。
蓮の花のアザを持つ者は一代の王に対したった一人しか現れない上に、竜族だけでなく人の子にも浮き出る為捜し出す事が非常に困難なのだ。
また、アザの場所によって気付かず一生を終えたり、気付いたとしても竜族に嫁ぎたくない者や他に好いた者がいたりで名乗り出ない者も少なくはない。
それ故に、これまでアザを持つ者と番えた竜王は数える程しかおらず、ほとんどが同族人間問わず想い合った者と結ばれていた。
また、何がなんでも竜王の妃─竜妃になりたいからと彫り師に頼んでアザを刻む者もいるが竜族にはそんな小細工が効くはずもなく、謀った者はもれなく終身刑となり一生を地下牢で過ごす事になるのだが、同じ手口を働く者は今尚後を絶たない。
そのほとんどが人間だというのだから、強欲と言わざるを得なかった。
竜の国は人間の力では到底辿り着けない程の天空にあるが、他国との外交や貿易などの交流は積極的に行っており、各地に存在する転移装置にて行き来は可能になっていた。
その過程で気に入れば人間も住む事は出来るし、竜族と恋に落ちて結婚する者もそれなりにはいる。
住人の大多数は竜族であり、竜王の統治の下穏やかな生活を送っているが、竜族はみな総じてアザを持つ者を竜妃として求めていた。今の暮らしが決して悪い訳ではないが、やはり自分が生きている間にその目で見てみたいと思うのだろう。
だが〝蓮の花のアザを持つ者〟はただでさえ稀有な存在の為、王が代替わりし竜族や人の数が増えていくたび願う者の中では伝説と化していった。
果たして、この先何代の王がアザを持つ者を竜妃と出来るのか。それはどんな力を持ってしても知る術はない。
「陛下、また下界に赴かれるので?」
竜の国・〝アッシェンベルグ〟。
その自室にて旅装束に身を包んでいた今代の王、レイフォード・ディル・アッシェンベルグは、初老の男性にそう声をかけられ振り向いて微笑んだ。
「もちろん。存在自体は認知しているんだ、捜さない方がおかしいだろう」
「アザを持つ方が現れた事を陛下が感知されて、早十七年。以降は何の情報も御座いませんでしたから…なかなかに難儀しておりますな」
「人捜しが楽ではない事は最初から分かっていたよ。だがこの世界のどこかにいる事は確かだからな、見付かるまで捜せばいい」
「早く出会えると良いですね」
「ああ」
この世に生を受けてもう三百年は経った。王族は代々長命ではあるが、自分にとってたった一人となる存在が現れるまでは気の遠くなるような時間を孤独に過ごす事になる。
それこそ親なり身の回りの世話をしてくれる者はいるにはいるが、王である以上ある程度の線引きはしなければいけない。
だからこそ竜王は拠り所となるだろう唯一である竜妃を求めるのだ。
「今回は少し南の方まで足を伸ばす。留守は頼んだぞ、ハルマン」
「畏まりました。ご無事のお帰りを心よりお待ちしております」
「ありがとう」
自室の窓を開け放ち、テラスへと出て手摺りに足を掛ける。ふわりと舞った背中から銀色の翼膜が張られた翼が生え大きく羽ばたいた。
王族ともなれば竜の姿を取らずとも空を飛ぶ事は出来る。
レイフォードはハルマンを振り返り手を振ると、一度翼を畳み下界に向かって急降下を始めた。
せめて何かしらの情報だけでも手に入れられればいいのだが。
南に行けば行くほど緑豊かになり、外套がいらないほどの温かさに包まれたレイフォードは目立たないよう地に降りて翼をしまい、上着まで脱いで身軽になった。
鬱蒼とした木々の間を抜けて道へと出たものの、目印になる何かがある訳でも道行く人がいる訳でもなくふと考える。
(確か、もう少し南に行けば村があったはず)
頭の片隅にあるのは小さな農村で、村人に若人や子供はいなかった気もするが、いつのものかも分からない記憶に頼るよりは自分の目で見てみようと村に向けて足を進める。
それにしても、ここまで緑に覆われた土地は珍しいかもしれない。
公国などでは開拓が進んでいるし、北に至っては寒冷地の為か細々とした植物が生えているだけだ。やはり土地によって世界から与えられる恩恵に違いがあるのだろう。
降り注ぐ陽の心地良さを感じながら足を進めているとどこからか人の声が聞こえてきた。もしかしたらそろそろ村が見えるのかもしれない。
レイフォードは足早に声のする方へと近付き、村の入口らしきところに立つと中へと足を踏み入れる。
ここまで木々に囲まれていた土地が一気に拓かれ、畑と小さな家が転々と存在していた。
「ばあちゃーん、これで終わりー?」
村には山から来ているのか川が流れており、そこから少し高めだが青年と分かる声が聞こえてきた。
若い人はいなかったはず…というのは、やはり古い記憶だったようだ。
ゆっくりと足を人気のある方へ向け近付く。
「んー? え、いいよいいよ。俺やるから。こっちに持って来れそう?」
何とも快活で明るい声音だ。それなりの声量だが決して不快ではなく、むしろ心地良ささえ感じるのは何故だろう。
「あ、待って待って。やっぱり俺が運ぶから⋯⋯うわっ」
川から走って来た声の主はどうやら家の中に入ってしまったらしく、少しして何やら大きなものを抱えて姿を現した。
その不安定さと前も見えていない危うさに絶対に何かしら起こると予見したその時、足元の石に躓いた青年が体勢を崩す。焦ったレイフォードはふわりと地を蹴って前に立つと、片手で箱を持ち上げ胸で青年を受け止めた。
瞬間ビリッと電流のようなものが走りレイフォードは目を見瞠る。
(なんだ⋯?)
「あ、あぶな⋯っ⋯⋯あ! 誰だか知らないけどめちゃくちゃちょうどいいところに! ありがとう! おかげで転ばずに済んだ!」
「⋯!」
しばらく呆然としていた青年はハッとして自分を見上げると満面の笑顔で矢継ぎ早に話し掛けてくる。
だがレイフォードは、間近で見た青年の美しさに驚きつい見惚れてしまった。
(綺麗だ)
キラキラと輝く澄んだ蒼碧の瞳、項辺りで無造作に結ばれた漆黒の髪は傷んではいるが、手入れさえすれば驚く程艶めきそうだと思った。薄桃色の頬も唇も、噛み付きたくなるほど煽情的で思わず喉がなる。
まるで薄汚れた布切れだけを纏っているような格好だが、伸びた腕も足も細く全体的に華奢だと思った。ただこういった辺境に住まう者はその食生活故に肉付きは良くないから、この青年もそうなのかもしれない。
「? あの⋯」
「ルカ、大丈夫かい?」
「あ、ばあちゃん。うん、この人が助けてくれたから」
思わず凝視してしまったが、我に返り慌てて肩に置いていた手を離すと青年が年配の女性の元へと駆け寄った。
ルカと呼ばれた青年の容姿は、およそ長閑な農村には相応しくないほど整っていて、百人いれば百人がまず見惚れてしまうだろう。それほどレイフォードにとっては衝撃だった。
竜族は武人と文人で見た目や体格に違いはあるが、皆総じて美しい容姿をしている。だからレイフォードも見慣れているはずなのだが、心の底から綺麗だと思ったのは初めてかもしれない。
「おやおや。ありがとうございます」
「いや⋯怪我がなくて何よりだ」
「ずいぶんと男前なお客さんだねぇ。こんな辺鄙な村に何の用だい?」
「とある方を捜していて⋯」
「人捜しかい? だけどもここには古いもんしかいないから、きっとあんたさんの捜してる人もいないんじゃないかねぇ」
「そう、だな⋯」
確かに捜していたアザ持ちはいないかもしれないが、レイフォードはどうしてもルカが気になっていた。
姿形もそうだが、それを抜きにしても何かを感じる。
年配の女性と話しつつもルカから目が離れないでいたら、不意にルカが両手を差し出してきた。
「箱、貰っていい?」
「あ、ああ」
そういえば持ったままだったとゆっくり渡すと、目を瞬いたあとふっと笑って受け取りそれをどこかへしまいに行く。
その笑顔が眩しくて目を細めたレイフォードは、初めて抱いた感情に自分自身が戸惑っていた。これまで何人もの相手と見合いをして来たが、ここまで惹かれる相手には出会った事はない。
このままルカを、城へと連れ帰ってはいけないだろうか。
「ルカ」
「へ?」
思い立ったが吉日とばかりに戻ってきたルカの手を取り握ったレイフォードは、訝しげに眉を顰める彼の顔を見つめて真剣な表情で請うた。
「私と共にアッシェンベルグへ来てくれないか?」
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