6 / 63
大事な弟(薫視点)
しおりを挟む
湊は優しくて穏やかで、少し…や、多少ぼんやりしてるけどちゃんとやる時はやる男らしいところもある可愛い私の双子の弟だ。
私より少し遅く産まれただけだけど、大事な弟には変わりない。
お人好しだから頼まれると断れないし、押しに弱くてやりたくもない事まで引き受けたりしてるのを良く見かける。クラスが違うせいで何も出来ないのが正直歯痒いくらい、湊の存在を軽んじてる奴らには腹が立ってるのよ、私は。
私の我儘にも文句を言いながらも応えてくれる心優しい湊を、私と悠介で守らなきゃって思ってた。
そんな湊が今、学校でも有名な不良、神薙周防に付き纏われている。それは私も悠介もまったく想定していない事だった。
湊は噂されてるような人じゃないって言うけど、神薙くんがそういう事してなければそもそも噂なんて出回らないはず。
でも見た感じ、湊に暴力を奮ったり恫喝や恐喝をしてるようには見えないのよね。そもそも湊自身が、神薙くんが一緒にいる事を嫌がってないんだもの。
本当なら無理やり引き剥がしたいのに、それが出来ない。
だから私は、直接神薙くんに言う事にした。
休み時間、気怠げに廊下を歩いていた神薙くんの前に仁王立ちになり睨み付ける。背が高いから顔を見るのも大変だわ。
「湊のお姉ちゃんじゃん」
「那岐原薫よ! 神薙くん、どうして湊に構うの?」
「可愛いから」
「な…!」
なんて事ないようにあっさりと答えられて私の方が戸惑ってしまう。
「や、確かに湊は可愛いけど……え? ど、どういう意味で言ってるの?」
「ずっと傍に置いて、ひたすら甘やかしてやりたい」
「…………神薙くん、もしかして湊の事好き、なの?」
「すげぇ好き。湊は気付いてもねぇけど」
「は? え? い、いつから?」
「……二年前から」
「!?」
二年前!? そんな前に湊と神薙くんが会ってたなんて知らないけど……あれ? 二年前…?
あまりにも予想外過ぎて目をパチパチさせていると溜め息をついた神薙くんは頭を搔いて顔を逸らす。
「湊には言うなよ」
て、照れてる? あの神薙くんが?
僅かに赤くなっている目元に気付いて驚きのあまり凝視していると、ギロリと睨まれてそんな事を言われた。
頼まれても言わないし、二年前から湊を想ってるのは素直に見る目があると認めてあげるけど、それなら尚更一緒になんていさせられない。
「悪いけど、湊は私の大切な弟だから、あの子に少しでも下心がある人は近付かせられない」
「だから?」
「湊の事は諦めて」
神薙くんの様子を見る限り、湊に本気なのは分かる。でもあの子はそういう事は何も知らないし、知らなくていい。
湊にはいつまでも変わらずにいて欲しいもの。
「そうやって何でもかんでも排除してんの?」
「え?」
「アンタがそうやって湊には不要だっつって、湊の意見も聞かずに勝手に排除して、湊が喜ぶとでも持ってんのか? いるかいらないかは湊が決めるもんじゃねぇの? 少なくとも、俺は湊には嫌われてねぇと思ってるけど」
ビクリと肩が跳ねる。
確かに私は、湊の純粋さや優しさに漬け込んで自分勝手な振る舞いをする奴らを悠介と一緒にどうにかして来たけど、それも全部湊のためだ。
あの子が傷付かないために、私に出来る最善をしているだけ。
こんなぽっと出の不良なんかに文句を言われる筋合いはないわ。
「私や湊の事を良く知りもしないで、勝手な事言わないで。あの子は流されやすくて利用されやすいんだから、私が先回りで回避出来るようにしてあげなきゃダメなの。あの子は大人しいし、自分からは言えないから」
「ああそう。……これじゃあ湊も自信が持てない訳だな」
「何?」
「何もねーよ。ま、何を言われても離れる気はないし? 何せ俺、湊と付き合ってるから」
湊を好き勝手に扱うつもりなら、たとえ相手が怖い人たちだって遠慮しない。絶対に負けないんだから。
そのつもりだったのに、続いた神薙くんの言葉に聞いてはいけない何かを聞いた気がして目が点になる。
付き合って…る…?
「は? え? 何……」
「俺と湊、恋人同士」
こいびとどうし? 何それ、新しい造語? いやいや、さすがに今はふざけてる場合じゃ……。
「はああぁぁぁ!?」
「そういう訳だから、引き離そうなんて考えるなよ。お姉ちゃん」
「ちょ、待ちなさいよ!」
わざとらしく〝姉〟を強調し、ヒラリと手を振って私の横を通り過ぎた神薙くんはあっという間に廊下の向こうに消えて行った。
嘘でしょ? 湊と神薙くんが恋人同士?
あの時悠介に言った、「神薙くんに湊が取られた」って言葉が本当になってる!
ダメダメ! 絶対ダメ! 湊に恋人なんてまだ早い!
お姉ちゃんは許しません!
「湊! 神薙くんと付き合ってるって本当なの!?」
今日の帰り道は悠介も一緒だったから我慢したけど、玄関に入って扉を閉めるなり靴を脱ぎ始めた湊にそう詰め寄った。
途端に驚いた顔をした湊にもう一度同じ事を聞くと一気に赤くなる。
こ、この反応は……!
「何で!? 何でよりにもよって神薙くんなの!?」
「な、何でって……付き合ってって言われたから……」
「付き合ってって言われたら誰とでも付き合うの!?」
「そ、そんな事ないけど……」
「じゃあ何で!?」
湊の様子を見る限り、湊が神薙くんをそういう意味で好きじゃない事は分かった。それなのに付き合ってるっていう意味が分からなくて肩を揺さぶると、少しだけ俯いた湊がボソボソと答える。
「俺がいいって、言ってくれたから……」
「え?」
「薫じゃなくて、俺がいいって…初めて言ってくれたから」
「……」
人と接する事に物怖じしない私と違い、湊は当たり障りなく会話は出来るけど自分からは行けないタイプだ。そんな湊が私と比べられてるのは知ってるし、そんな事を言った奴らは片っ端から私と悠介で諌めて来た。
私と湊は双子だけど個人なんだから、性格だって言動だって違って当たり前なのにどうして比べる必要があるのか私には分からない。
湊が気にしてる事には気付いてたけど、でもまさか比べるどころか取捨選択みたいな事まで言われてるのは知らなかった。
「湊……」
「薫は明るくて前向きで、いろんな人から好かれてる。友達も多いし頼りにされてていつもすごいなって思ってるんだよ。俺にとっては自慢の姉さんだから。……でも苗字を呼ばれて、俺が返事をした時にお前じゃないって言われる俺の気持ちは、薫には分からないでしょ?」
「……!」
「神薙は違った。俺が良いって言ってくれたから」
「で、でも神薙くんは、他校の生徒と喧嘩をするような人だよ? 自分が気に食わないとすぐに手が出るって」
ぶっちゃけこの部分が湊に当てはまらないのは、あの時の神薙くんの様子で分かってる。でも出来る事なら、湊に降り掛かるかもしれない危険な事は取り除いておきたいのに、湊は首を横に振った。
「俺は、俺が知ってる神薙を信じるよ。確かに容赦ないのかもしれないけど、何だかんだ俺の傍にいる時の神薙は優しいから」
「……湊…」
「心配してくれてありがとう、薫。でも少しだけでもいいから、噂の事抜きで神薙を見てあげて欲しい」
可愛い弟にここまで言われたらもう何も言えない。
認める認めない以前に、湊がもう受け入れてるんだもん。
男同士だとか、絶対危ない目に遭うとかいろいろ思うところはあるけど、優しい湊は神薙くんの本質を見ようとしている。
「二人とも、いつまでも玄関で何をしてるの? 早く嗽と手洗いして来なさい」
「あ、はーい」
玄関で騒いでいる私たちにお母さんの声がかかる。
返事をした湊の肩からするりと手が離れ、靴を脱いで上がったその背中を見ていると、リュックを置いて洗面所へと入って行った。
「……湊を泣かせたら絶対に許さないんだから」
湊が望んでいる以上は口も手も出さない。でももし神薙くんが湊を傷付けて泣かせたならすぐにでも引き離してやる。
そう決めた私はさっさと靴を脱いで玄関を上がり、湊のあとを追って洗面所へと入るなり、手を洗っている背中に飛び付いたのだった。
私より少し遅く産まれただけだけど、大事な弟には変わりない。
お人好しだから頼まれると断れないし、押しに弱くてやりたくもない事まで引き受けたりしてるのを良く見かける。クラスが違うせいで何も出来ないのが正直歯痒いくらい、湊の存在を軽んじてる奴らには腹が立ってるのよ、私は。
私の我儘にも文句を言いながらも応えてくれる心優しい湊を、私と悠介で守らなきゃって思ってた。
そんな湊が今、学校でも有名な不良、神薙周防に付き纏われている。それは私も悠介もまったく想定していない事だった。
湊は噂されてるような人じゃないって言うけど、神薙くんがそういう事してなければそもそも噂なんて出回らないはず。
でも見た感じ、湊に暴力を奮ったり恫喝や恐喝をしてるようには見えないのよね。そもそも湊自身が、神薙くんが一緒にいる事を嫌がってないんだもの。
本当なら無理やり引き剥がしたいのに、それが出来ない。
だから私は、直接神薙くんに言う事にした。
休み時間、気怠げに廊下を歩いていた神薙くんの前に仁王立ちになり睨み付ける。背が高いから顔を見るのも大変だわ。
「湊のお姉ちゃんじゃん」
「那岐原薫よ! 神薙くん、どうして湊に構うの?」
「可愛いから」
「な…!」
なんて事ないようにあっさりと答えられて私の方が戸惑ってしまう。
「や、確かに湊は可愛いけど……え? ど、どういう意味で言ってるの?」
「ずっと傍に置いて、ひたすら甘やかしてやりたい」
「…………神薙くん、もしかして湊の事好き、なの?」
「すげぇ好き。湊は気付いてもねぇけど」
「は? え? い、いつから?」
「……二年前から」
「!?」
二年前!? そんな前に湊と神薙くんが会ってたなんて知らないけど……あれ? 二年前…?
あまりにも予想外過ぎて目をパチパチさせていると溜め息をついた神薙くんは頭を搔いて顔を逸らす。
「湊には言うなよ」
て、照れてる? あの神薙くんが?
僅かに赤くなっている目元に気付いて驚きのあまり凝視していると、ギロリと睨まれてそんな事を言われた。
頼まれても言わないし、二年前から湊を想ってるのは素直に見る目があると認めてあげるけど、それなら尚更一緒になんていさせられない。
「悪いけど、湊は私の大切な弟だから、あの子に少しでも下心がある人は近付かせられない」
「だから?」
「湊の事は諦めて」
神薙くんの様子を見る限り、湊に本気なのは分かる。でもあの子はそういう事は何も知らないし、知らなくていい。
湊にはいつまでも変わらずにいて欲しいもの。
「そうやって何でもかんでも排除してんの?」
「え?」
「アンタがそうやって湊には不要だっつって、湊の意見も聞かずに勝手に排除して、湊が喜ぶとでも持ってんのか? いるかいらないかは湊が決めるもんじゃねぇの? 少なくとも、俺は湊には嫌われてねぇと思ってるけど」
ビクリと肩が跳ねる。
確かに私は、湊の純粋さや優しさに漬け込んで自分勝手な振る舞いをする奴らを悠介と一緒にどうにかして来たけど、それも全部湊のためだ。
あの子が傷付かないために、私に出来る最善をしているだけ。
こんなぽっと出の不良なんかに文句を言われる筋合いはないわ。
「私や湊の事を良く知りもしないで、勝手な事言わないで。あの子は流されやすくて利用されやすいんだから、私が先回りで回避出来るようにしてあげなきゃダメなの。あの子は大人しいし、自分からは言えないから」
「ああそう。……これじゃあ湊も自信が持てない訳だな」
「何?」
「何もねーよ。ま、何を言われても離れる気はないし? 何せ俺、湊と付き合ってるから」
湊を好き勝手に扱うつもりなら、たとえ相手が怖い人たちだって遠慮しない。絶対に負けないんだから。
そのつもりだったのに、続いた神薙くんの言葉に聞いてはいけない何かを聞いた気がして目が点になる。
付き合って…る…?
「は? え? 何……」
「俺と湊、恋人同士」
こいびとどうし? 何それ、新しい造語? いやいや、さすがに今はふざけてる場合じゃ……。
「はああぁぁぁ!?」
「そういう訳だから、引き離そうなんて考えるなよ。お姉ちゃん」
「ちょ、待ちなさいよ!」
わざとらしく〝姉〟を強調し、ヒラリと手を振って私の横を通り過ぎた神薙くんはあっという間に廊下の向こうに消えて行った。
嘘でしょ? 湊と神薙くんが恋人同士?
あの時悠介に言った、「神薙くんに湊が取られた」って言葉が本当になってる!
ダメダメ! 絶対ダメ! 湊に恋人なんてまだ早い!
お姉ちゃんは許しません!
「湊! 神薙くんと付き合ってるって本当なの!?」
今日の帰り道は悠介も一緒だったから我慢したけど、玄関に入って扉を閉めるなり靴を脱ぎ始めた湊にそう詰め寄った。
途端に驚いた顔をした湊にもう一度同じ事を聞くと一気に赤くなる。
こ、この反応は……!
「何で!? 何でよりにもよって神薙くんなの!?」
「な、何でって……付き合ってって言われたから……」
「付き合ってって言われたら誰とでも付き合うの!?」
「そ、そんな事ないけど……」
「じゃあ何で!?」
湊の様子を見る限り、湊が神薙くんをそういう意味で好きじゃない事は分かった。それなのに付き合ってるっていう意味が分からなくて肩を揺さぶると、少しだけ俯いた湊がボソボソと答える。
「俺がいいって、言ってくれたから……」
「え?」
「薫じゃなくて、俺がいいって…初めて言ってくれたから」
「……」
人と接する事に物怖じしない私と違い、湊は当たり障りなく会話は出来るけど自分からは行けないタイプだ。そんな湊が私と比べられてるのは知ってるし、そんな事を言った奴らは片っ端から私と悠介で諌めて来た。
私と湊は双子だけど個人なんだから、性格だって言動だって違って当たり前なのにどうして比べる必要があるのか私には分からない。
湊が気にしてる事には気付いてたけど、でもまさか比べるどころか取捨選択みたいな事まで言われてるのは知らなかった。
「湊……」
「薫は明るくて前向きで、いろんな人から好かれてる。友達も多いし頼りにされてていつもすごいなって思ってるんだよ。俺にとっては自慢の姉さんだから。……でも苗字を呼ばれて、俺が返事をした時にお前じゃないって言われる俺の気持ちは、薫には分からないでしょ?」
「……!」
「神薙は違った。俺が良いって言ってくれたから」
「で、でも神薙くんは、他校の生徒と喧嘩をするような人だよ? 自分が気に食わないとすぐに手が出るって」
ぶっちゃけこの部分が湊に当てはまらないのは、あの時の神薙くんの様子で分かってる。でも出来る事なら、湊に降り掛かるかもしれない危険な事は取り除いておきたいのに、湊は首を横に振った。
「俺は、俺が知ってる神薙を信じるよ。確かに容赦ないのかもしれないけど、何だかんだ俺の傍にいる時の神薙は優しいから」
「……湊…」
「心配してくれてありがとう、薫。でも少しだけでもいいから、噂の事抜きで神薙を見てあげて欲しい」
可愛い弟にここまで言われたらもう何も言えない。
認める認めない以前に、湊がもう受け入れてるんだもん。
男同士だとか、絶対危ない目に遭うとかいろいろ思うところはあるけど、優しい湊は神薙くんの本質を見ようとしている。
「二人とも、いつまでも玄関で何をしてるの? 早く嗽と手洗いして来なさい」
「あ、はーい」
玄関で騒いでいる私たちにお母さんの声がかかる。
返事をした湊の肩からするりと手が離れ、靴を脱いで上がったその背中を見ていると、リュックを置いて洗面所へと入って行った。
「……湊を泣かせたら絶対に許さないんだから」
湊が望んでいる以上は口も手も出さない。でももし神薙くんが湊を傷付けて泣かせたならすぐにでも引き離してやる。
そう決めた私はさっさと靴を脱いで玄関を上がり、湊のあとを追って洗面所へと入るなり、手を洗っている背中に飛び付いたのだった。
1,186
お気に入りに追加
1,669
あなたにおすすめの小説
クラスのボッチくんな僕が風邪をひいたら急激なモテ期が到来した件について。
とうふ
BL
題名そのままです。
クラスでボッチ陰キャな僕が風邪をひいた。友達もいないから、誰も心配してくれない。静かな部屋で落ち込んでいたが...モテ期の到来!?いつも無視してたクラスの人が、先生が、先輩が、部屋に押しかけてきた!あの、僕風邪なんですけど。
ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。
ハイスペックストーカーに追われています
たかつきよしき
BL
祐樹は美少女顔負けの美貌で、朝の通勤ラッシュアワーを、女性専用車両に乗ることで回避していた。しかし、そんなことをしたバチなのか、ハイスペック男子の昌磨に一目惚れされて求愛をうける。男に告白されるなんて、冗談じゃねぇ!!と思ったが、この昌磨という男なかなかのハイスペック。利用できる!と、判断して、近づいたのが失敗の始まり。とある切っ掛けで、男だとバラしても昌磨の愛は諦めることを知らず、ハイスペックぶりをフルに活用して迫ってくる!!
と言うタイトル通りの内容。前半は笑ってもらえたらなぁと言う気持ちで、後半はシリアスにBLらしく萌えると感じて頂けるように書きました。
完結しました。
【完結】国に売られた僕は変態皇帝に育てられ寵妃になった
cyan
BL
陛下が町娘に手を出して生まれたのが僕。後宮で虐げられて生活していた僕は、とうとう他国に売られることになった。
一途なシオンと、皇帝のお話。
※どんどん変態度が増すので苦手な方はお気を付けください。
【BL】男なのになぜかNo.1ホストに懐かれて困ってます
猫足
BL
「俺としとく? えれちゅー」
「いや、するわけないだろ!」
相川優也(25)
主人公。平凡なサラリーマンだったはずが、女友達に連れていかれた【デビルジャム】というホストクラブでスバルと出会ったのが運の尽き。
碧スバル(21)
指名ナンバーワンの美形ホスト。博愛主義者。優也に懐いてつきまとう。その真意は今のところ……不明。
「僕の方がぜってー綺麗なのに、僕以下の女に金払ってどーすんだよ」
「スバル、お前なにいってんの……?」
冗談? 本気? 二人の結末は?
美形病みホスと平凡サラリーマンの、友情か愛情かよくわからない日常。
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
幽閉王子は最強皇子に包まれる
皇洵璃音
BL
魔法使いであるせいで幼少期に幽閉された第三王子のアレクセイ。それから年数が経過し、ある日祖国は滅ぼされてしまう。毛布に包まっていたら、敵の帝国第二皇子のレイナードにより連行されてしまう。処刑場にて皇帝から二つの選択肢を提示されたのだが、二つ目の内容は「レイナードの花嫁になること」だった。初めて人から求められたこともあり、花嫁になることを承諾する。素直で元気いっぱいなド直球第二皇子×愛されることに慣れていない治癒魔法使いの第三王子の恋愛物語。
表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。
悪役令息物語~呪われた悪役令息は、追放先でスパダリたちに愛欲を注がれる~
トモモト ヨシユキ
BL
魔法を使い魔力が少なくなると発情しちゃう呪いをかけられた僕は、聖者を誘惑した罪で婚約破棄されたうえ辺境へ追放される。
しかし、もと婚約者である王女の企みによって山賊に襲われる。
貞操の危機を救ってくれたのは、若き辺境伯だった。
虚弱体質の呪われた深窓の令息をめぐり対立する聖者と辺境伯。
そこに呪いをかけた邪神も加わり恋の鞘当てが繰り広げられる?
エブリスタにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる