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番外編
小さな兎と銀の狼の物語【御礼SS①】
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ここは、様々な種族の動物たちが仲良く住まう平和な世界です。
それぞれがそれぞれの区画で平和に暮らしていましたが、ある日孤高の銀色狼が根城とする区画に一羽の小さな兎が迷い込んできました。
同族である他の兎と比べて一際小さく可愛らしい兎は、とても好奇心旺盛で真っ直ぐな性格をしており、また驚くほどの方向音痴でした。
そんな小さな兎を一目見て気に入った狼は、絶対に手に入れる決意をしあの手この手で囲い始めます。
手始めに、迷子になりやすい兎のために毎日餌場への案内を始めました。
兎は見知らぬ人にもついて行こうとするので狼は毎日ハラハラです。
「お前、俺が怖くないの?」
「どうして?」
牙を剥き出しても大きな体で擦り寄っても、小さな兎は怖がらないし逃げないし抵抗しません。
ますます気に入ってしまった狼は、事ある毎に兎へのスキンシップを増やしていきます。
そんな兎は、狼の傍を次第に心地良く思うようになりました。
狼に甘噛みされてもグルーミングをされてもそれが嫌ではないし、大きな体で包まれると心がポカポカするようになりました。
けれどそれが何なのか分からない兎は、友達の猫に問い掛けます。
「狼さんの傍にいるとポカポカするのはどうして?」
「それはね、兎さんが狼さんを大好きだからだよ」
猫の言葉を聞いた兎はようやく自分の気持ちを知りました。
そうか、自分は狼さんが大好きだから、何をされても嫌じゃないんだと。
だけど恥ずかしがり屋な兎は狼へ気持ちを伝えられません。
狼はそんな兎のために選択肢を出しました。
「好きなら俺の傍に来て。そうじゃないならそのままいて」
「……うん!」
兎はもちろん狼の傍に走り寄ります。
念願叶って兎を手に入れた狼は、他の動物たちが驚くほどの優しさを兎にだけ見せていきます。
全身余すことのないグルーミング、危険な物や動物の排除、可愛さのあまり甘噛みをしてしまう事もあります。狼はいつだって蕩けるほどの愛情で兎を包み込みました。
そんなある日、兎は狼の根城で一羽ぼっちになりました。
中々帰って来ない狼を探しに出た兎は、区画の境界線で羊とお話をしている狼を見つけます。
けれどその様子は何だか怪しくて、兎は羊と狼の方が仲が良いのだと思い込んでしまいました。
狼の根城に戻った兎は、狼が寝ていた場所を、狼が兎の為に集めてくれた枯れ木でめちゃくちゃにします。
次の日にやっと戻ってきた狼はその光景に目を瞬きますが、再び兎のために枯れ木を戻すと満足したのか兎へと擦り寄ります。
だけど兎は羊との事を口にして拒否してしまいました。そんな兎に対して狼は怒ることなく真実を教えてくれます。
「あれは他の動物の番だ。俺にはお前だけだよ」
「狼さん……!」
無事に仲直りした兎と狼はこれまで以上に仲睦まじく過ごします。
狼は兎の全てが可愛くて愛しくて溜まりませんでした。
それこそ食べてしまいたいと思うほどに。
けれど狼は絶対に兎を食べません。兎には元気に跳ね回っていて欲しいからです。
「好きだよ、俺の兎」
「オレも好きだよ、オレの狼さん」
例え種族が違っても、一羽と一頭はお互いが番だと信じています。
これからも兎と狼は共に歩み、他の動物たちが羨むほどの、幸せに満ちた暮らしをしていく事でしょう。
いつまでも、いつまでも。
めでたしめでたし
──────────────
「……ん…」
微睡みの中、小さく吐息を漏らした上総はゆっくりと閉じていた瞼を上げた。ぼんやりとした視界に映る天井に眉を顰めるが、それが久し振りに訪れた恋人の部屋だと認識するのは早かった。
(そうだ……オレ、昨日朔夜の部屋に泊まりに来たんだった)
一足先に卒業した上総は大学には行かず就職活動を始め、現在は出版社で働きながら一人暮らしをしている。両親は相変わらず海外で楽しく働いているようで、たまに手紙と一緒に現地の食べ物を送ってくれるから大変有り難い。
朔夜も卒業後一人暮らしを始め、今は大学生だ。本人は、上総のいない大学になんか行きたくなくて働きたかったようだが、母親に行くようにと言われたらしい。上総からも諭されたため今は渋々行っている状態だ。
社会人と大学生。なかなか時間が合わせられずにいたが、今日やっと休みが重なり、昨日の夜仕事終わりに泊まりに来たのだ。
(っつか、何か変な夢見た気が……)
「上総」
目を覚ました上総に気付いたのか、隣でスマホを弄っていた朔夜が声をかけて来た。それに反応して身体ごと朔夜の方を向いた上総は、寝起きかどうかも分からない眠そうな目をした恋人に笑いかける。
「おはよ、朔夜」
「おはよう」
スマホを置いた手が伸びて上総の髪を梳くように撫でる。相変わらず、朔夜の手は上総の頭をすっぽりと包んでしまうくらい大きい。
心地良さで目を細めた上総にふっと笑った朔夜は、その手を華奢な身体の線をなぞるように滑らせて腰で止めると、宥めるように撫で始めた。
「平気?」
「たぶんな。でも、日付変わるまでっていう約束破ったから、今日の昼ご飯は朔夜担当な」
「出前」
「材料あるんだから作れ」
「…………フレンチトースト」
「あ、いいじゃん。オレそれ好き」
蜂蜜たっぷりの甘いフレンチトーストを想像してはにかんだ上総は、少しだけ空いていた隙間を埋めるように朔夜の方へ身を寄せる。腕を伸ばして柔らかな銀の髪を撫でていると、本物のオオカミの姿をした朔夜が頭に浮かんできた。
「……そういえば、夢見た」
「夢?」
「オレと朔夜がいるんだけど、何でか動物の姿なんだよ。オレはウサギで、朔夜はオオカミ」
「まんまだな」
「何か色々違ってた気がしなくもないけど……オレと朔夜の物語っぽかった」
「へぇ……」
「結構ほのぼのしてたぞ」
不思議な夢だったなと呟き腕を下ろすと、今度は朔夜の手が背中を撫で始める。夢の中のオオカミ版朔夜も、随分とウサギ版上総に甘かった。
「小さかった?」
「ウサギのオレか? 確か、同族の中でも一際小さいとか天の声が聞こえた気がする」
「それは確かに上総だな」
くつくつと笑う朔夜にムッとした上総は、自分とは違う朔夜のシュッとした頬を摘んで引っ張る。
朔夜と過ごす内にある程度、朔夜の足りない言葉を補えるようにはなってきた。まだ難解な部分もあるが、普通の会話なら理解は出来る。
痛くない程度に引っ張っていると、突然ガッシリと抱き締められて持ち上げられた。うつ伏せのまま朔夜の上に乗る形になり目を瞬く。
「何……」
「ウサギの上総、俺も見たかった」
「ただのウサギだぞ?」
「〝上総〟ってだけで違う」
「?」
何がどう違うのか、残念ながら上総には読み解けなかった。
仕方なく全体重を朔夜に預ける事にして頭を肩のところに乗せる。すかさず唇が押し当てられたがそれは甘受した。
付き合って三年経つが、朔夜の独占欲も噛み癖も嫉妬心も、自分を包む腕の温かさも優しさも何一つ変わっていない。
(本当のオオカミの朔夜もカッコよかったけど、オレはやっぱりこのままの朔夜の方がいいな)
甘えて、甘えられる存在。
唯一無二の恋人。
「朔夜、好きだよ」
「俺も好き」
間髪入れずに返ってくる言葉にいつも喜びと幸せを感じる。
上総は嬉しそうにはにかみながら、どんな時でも惜しみない愛情を注いでくれる自分だけのオオカミに甘えるのだった。
FIN
それぞれがそれぞれの区画で平和に暮らしていましたが、ある日孤高の銀色狼が根城とする区画に一羽の小さな兎が迷い込んできました。
同族である他の兎と比べて一際小さく可愛らしい兎は、とても好奇心旺盛で真っ直ぐな性格をしており、また驚くほどの方向音痴でした。
そんな小さな兎を一目見て気に入った狼は、絶対に手に入れる決意をしあの手この手で囲い始めます。
手始めに、迷子になりやすい兎のために毎日餌場への案内を始めました。
兎は見知らぬ人にもついて行こうとするので狼は毎日ハラハラです。
「お前、俺が怖くないの?」
「どうして?」
牙を剥き出しても大きな体で擦り寄っても、小さな兎は怖がらないし逃げないし抵抗しません。
ますます気に入ってしまった狼は、事ある毎に兎へのスキンシップを増やしていきます。
そんな兎は、狼の傍を次第に心地良く思うようになりました。
狼に甘噛みされてもグルーミングをされてもそれが嫌ではないし、大きな体で包まれると心がポカポカするようになりました。
けれどそれが何なのか分からない兎は、友達の猫に問い掛けます。
「狼さんの傍にいるとポカポカするのはどうして?」
「それはね、兎さんが狼さんを大好きだからだよ」
猫の言葉を聞いた兎はようやく自分の気持ちを知りました。
そうか、自分は狼さんが大好きだから、何をされても嫌じゃないんだと。
だけど恥ずかしがり屋な兎は狼へ気持ちを伝えられません。
狼はそんな兎のために選択肢を出しました。
「好きなら俺の傍に来て。そうじゃないならそのままいて」
「……うん!」
兎はもちろん狼の傍に走り寄ります。
念願叶って兎を手に入れた狼は、他の動物たちが驚くほどの優しさを兎にだけ見せていきます。
全身余すことのないグルーミング、危険な物や動物の排除、可愛さのあまり甘噛みをしてしまう事もあります。狼はいつだって蕩けるほどの愛情で兎を包み込みました。
そんなある日、兎は狼の根城で一羽ぼっちになりました。
中々帰って来ない狼を探しに出た兎は、区画の境界線で羊とお話をしている狼を見つけます。
けれどその様子は何だか怪しくて、兎は羊と狼の方が仲が良いのだと思い込んでしまいました。
狼の根城に戻った兎は、狼が寝ていた場所を、狼が兎の為に集めてくれた枯れ木でめちゃくちゃにします。
次の日にやっと戻ってきた狼はその光景に目を瞬きますが、再び兎のために枯れ木を戻すと満足したのか兎へと擦り寄ります。
だけど兎は羊との事を口にして拒否してしまいました。そんな兎に対して狼は怒ることなく真実を教えてくれます。
「あれは他の動物の番だ。俺にはお前だけだよ」
「狼さん……!」
無事に仲直りした兎と狼はこれまで以上に仲睦まじく過ごします。
狼は兎の全てが可愛くて愛しくて溜まりませんでした。
それこそ食べてしまいたいと思うほどに。
けれど狼は絶対に兎を食べません。兎には元気に跳ね回っていて欲しいからです。
「好きだよ、俺の兎」
「オレも好きだよ、オレの狼さん」
例え種族が違っても、一羽と一頭はお互いが番だと信じています。
これからも兎と狼は共に歩み、他の動物たちが羨むほどの、幸せに満ちた暮らしをしていく事でしょう。
いつまでも、いつまでも。
めでたしめでたし
──────────────
「……ん…」
微睡みの中、小さく吐息を漏らした上総はゆっくりと閉じていた瞼を上げた。ぼんやりとした視界に映る天井に眉を顰めるが、それが久し振りに訪れた恋人の部屋だと認識するのは早かった。
(そうだ……オレ、昨日朔夜の部屋に泊まりに来たんだった)
一足先に卒業した上総は大学には行かず就職活動を始め、現在は出版社で働きながら一人暮らしをしている。両親は相変わらず海外で楽しく働いているようで、たまに手紙と一緒に現地の食べ物を送ってくれるから大変有り難い。
朔夜も卒業後一人暮らしを始め、今は大学生だ。本人は、上総のいない大学になんか行きたくなくて働きたかったようだが、母親に行くようにと言われたらしい。上総からも諭されたため今は渋々行っている状態だ。
社会人と大学生。なかなか時間が合わせられずにいたが、今日やっと休みが重なり、昨日の夜仕事終わりに泊まりに来たのだ。
(っつか、何か変な夢見た気が……)
「上総」
目を覚ました上総に気付いたのか、隣でスマホを弄っていた朔夜が声をかけて来た。それに反応して身体ごと朔夜の方を向いた上総は、寝起きかどうかも分からない眠そうな目をした恋人に笑いかける。
「おはよ、朔夜」
「おはよう」
スマホを置いた手が伸びて上総の髪を梳くように撫でる。相変わらず、朔夜の手は上総の頭をすっぽりと包んでしまうくらい大きい。
心地良さで目を細めた上総にふっと笑った朔夜は、その手を華奢な身体の線をなぞるように滑らせて腰で止めると、宥めるように撫で始めた。
「平気?」
「たぶんな。でも、日付変わるまでっていう約束破ったから、今日の昼ご飯は朔夜担当な」
「出前」
「材料あるんだから作れ」
「…………フレンチトースト」
「あ、いいじゃん。オレそれ好き」
蜂蜜たっぷりの甘いフレンチトーストを想像してはにかんだ上総は、少しだけ空いていた隙間を埋めるように朔夜の方へ身を寄せる。腕を伸ばして柔らかな銀の髪を撫でていると、本物のオオカミの姿をした朔夜が頭に浮かんできた。
「……そういえば、夢見た」
「夢?」
「オレと朔夜がいるんだけど、何でか動物の姿なんだよ。オレはウサギで、朔夜はオオカミ」
「まんまだな」
「何か色々違ってた気がしなくもないけど……オレと朔夜の物語っぽかった」
「へぇ……」
「結構ほのぼのしてたぞ」
不思議な夢だったなと呟き腕を下ろすと、今度は朔夜の手が背中を撫で始める。夢の中のオオカミ版朔夜も、随分とウサギ版上総に甘かった。
「小さかった?」
「ウサギのオレか? 確か、同族の中でも一際小さいとか天の声が聞こえた気がする」
「それは確かに上総だな」
くつくつと笑う朔夜にムッとした上総は、自分とは違う朔夜のシュッとした頬を摘んで引っ張る。
朔夜と過ごす内にある程度、朔夜の足りない言葉を補えるようにはなってきた。まだ難解な部分もあるが、普通の会話なら理解は出来る。
痛くない程度に引っ張っていると、突然ガッシリと抱き締められて持ち上げられた。うつ伏せのまま朔夜の上に乗る形になり目を瞬く。
「何……」
「ウサギの上総、俺も見たかった」
「ただのウサギだぞ?」
「〝上総〟ってだけで違う」
「?」
何がどう違うのか、残念ながら上総には読み解けなかった。
仕方なく全体重を朔夜に預ける事にして頭を肩のところに乗せる。すかさず唇が押し当てられたがそれは甘受した。
付き合って三年経つが、朔夜の独占欲も噛み癖も嫉妬心も、自分を包む腕の温かさも優しさも何一つ変わっていない。
(本当のオオカミの朔夜もカッコよかったけど、オレはやっぱりこのままの朔夜の方がいいな)
甘えて、甘えられる存在。
唯一無二の恋人。
「朔夜、好きだよ」
「俺も好き」
間髪入れずに返ってくる言葉にいつも喜びと幸せを感じる。
上総は嬉しそうにはにかみながら、どんな時でも惜しみない愛情を注いでくれる自分だけのオオカミに甘えるのだった。
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