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狼は兎にだけ甘い
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うさぎ先輩と同部屋になって三ヶ月近く、ようやく先輩は俺だけのうさぎになった。
まぁ、ここ最近の先輩見てれば、俺の事好きだよなって思う部分割とあったし。気付いてねぇのは本人だけだったけど。
そういうとこ、マジで可愛い。
っつーかあの人、可愛いしかねぇんだけど。
自分の感情に素直な表情も、人と真っ直ぐ向き合うところも、俺との身長差がありすぎて上目遣いになるところも、めちゃくちゃな方向音痴ですぐ迷子になる癖に一人でウロチョロするところも、たまに見せる大人びたところも…。あの人の全部が可愛すぎて噛み付きたくなる。
自分が誰かに対してこんな感情を抱くようになるとは思わなかった。
「えーっと……朔夜さん?」
「ん?」
「近くないですかね?」
「気のせい」
「…なわけないだろ」
いつもの時間に、俺はほぼ強制的に食堂に連れて来られる。
俺は食事っつーもんに興味がない上に食うのが面倒で、一人なら一口すら食う気が起きない。
それが先輩には信じらんねーみたいで、食堂までは完全に一人で行けるようになった先輩が今度は俺の腕を引っ張ってる。
先輩、全部ちっせーから力も全然よえーのに、一生懸命だから逆らえねぇんだよな。
食堂来たら来たで、俺より食うの遅ぇし。
だから最近、待ってる間に先輩にちょっかい出す事にした。
俺のだし、牽制にもなるし、一石二鳥だろ。
今日は先輩の肩に寄りかかってみた。潰れるからあんま体重掛けてねぇけど、先輩の匂いがしてこれはこれでいい。
「…先輩、一口欲しい」
「え? そういうのは早く言えよ、スプーン口付けたって」
「いいよ。毎日先輩の口ん中舐めてん……っ」
「どーぞ!」
先輩が食ってる食後のアイスが欲しくなりねだると途端に眉が顰められる。先輩は、回し飲みとか別に平気なのに自分が口を付けたもんは渋るタイプだ。っつーかそもそも嫌な奴はくれとも言わねぇだろうし。
だけど俺に対しては今更だろ?
俺は散々先輩の口ん中舐め回してんのに。そう言おうとしたら赤い顔をした先輩にアイスが山盛りに乗ったスプーンを押し込まれた。
顔が近付いて、少しだけ怒りを含んだ小さな声に窘められる。
「ここでそういう事言うな!」
「うさぎ先輩、知ってる?」
「…何を?」
「顔赤くして、小声で話してるとそれだけで怪しく見えるって」
「……!?」
あ、離された。っつーか、耳まで赤くなってる。
……触りてぇな。
先輩、童顔だからかほっぺたにちょっと丸みがあって柔らかくて、すげぇ触り心地いいんだよ。
「先輩」
「………何」
「早く食って、部屋行こう」
「あ、ごめん。朔夜もう食い終わってんのに待たせ過ぎてるな。すぐ食い終わるから」
「先輩のペースでいいから」
先に戻ってていいって言わねぇあたり、先輩も俺と一緒にいてぇって思ってくれてんのかなって自惚れる。
急がなくていいっつったのに必死に食ってるし。
……この人、何でこんな可愛いんだろうな。
俺は自分がどんな顔をしているのかも知らないで、先輩が食べる横顔を頬杖をついてずっと眺めてた。
登校後、出席だけ取って教室を出た俺は、いつも行く屋上前の踊り場で寝そべっていた。立夏と太一は後から来るらしく、 今は一人で目を閉じて昨夜の事を思い出してる。
抱っこから始まった先輩との触れ合いは、恋人になってから少しずつ先に進めているとは思う。
早くちゃんと抱きてぇけど……まぁ時間はかかるだろうな。ただでさえ受け入れる側がキツいのに、先輩小せぇから。ぜってー傷付けたくないし。
「……はく……て」
「かわ…………も、朔夜には……しょ……」
「?」
下の方から話し声が聞こえる。身体を起こして腰壁から覗き込むと、立夏と太一がコソコソと話しながら上がって来ていた。
俺の名前が聞こえたけど、何の話だ?
「…………」
「あ、朔夜」
「悪い、遅くなった」
気付いた二人が話を切り上げて階段を登ってくる。
いつもなら聞かねぇけど、何となく気になって問い掛けてみた。
「何の話?」
「え?」
「さっき話してたろ。何の話」
「……聞こえてた?」
「俺の名前はな」
二人もまさか聞かれるとは思ってなかったんだろう。お互いに顔を見合わせてアイコンタクトで頷き、立夏が大きく息を吐いて踊り場に腰を下ろした。
「ここに来る途中、うさちゃん先輩が告白されてるのを見たの」
「……あ?」
「でもちゃんと断ってたよ。うさちゃん先輩可愛いから、モテるんだね」
どこのどいつだよ、人のもんに手ぇ出そうとしてんのは。
あの人の可愛さは俺だけが知ってればいいんだよ。
「でも俺、先輩が告白されてるとこ見るの、三回目なんだけど」
「うわ、バカ!」
「…………」
立夏が慌てて太一の口を押さえてたけど遅ぇよ、ハッキリ聞こえたわ。
大体、何で先輩も告られた事黙ってんだよ。
……隠し事する悪い子にはお仕置しねぇとな。
「……どうすんの、アレ」
「宇佐見先輩、すみません…!」
寮に戻ると、うさぎ先輩は既に部屋にいて勉強していた。ヘッドホンで耳塞いで視線下げてるせいか、俺には気付かない。
あー、そういやもうすぐテストか。
だからと言って、朝聞いた話をなかった事にはしねぇけどな。
俺は足音を立てないよう机に向かっている先輩の背後に立ち、細くて白い項に噛み付いた。
「いっ…!?」
ビクッと肩が跳ねて噛まれたところを押さえながら振り向いた先輩は、俺がいた事に驚いてヘッドホンを外した。
犬歯あるし、そこまで強くは噛んでねぇつもりだけど、何をされたか気付いた先輩が怒った顔をする。
「お前、今噛んだだろ」
「噛んだ」
「いきなり噛むな、びっくりするだろ」
「いきなりじゃなきゃいいんだ?」
「いや、駄目だろ。人を噛むな」
即座に否定され少しだけムッとする。先輩はこんなにも噛み付きたくなる身体してんのに、何で駄目なんだ。
「とにかく、オレは食堂開くまで勉強するから、邪魔すんな」
そう言ってまた机に向き直る先輩の項には、俺がつけた歯形が残っててゾクッとした。こんなにも小さくて無垢な身体には似つかわしくない傷跡が、俺だけのものだと主張しているようで……思わず舌舐りをする。
身を屈め、歯形をつけた場所に口付けた。
「……! ちょ、朔夜…っ」
「先輩。告白されたって本当?」
「え、何で知って…」
「何で俺に言わねーの?」
「何でって……別に言う必要ないかなって……っん、こら…!」
抵抗しようとする腕を両手で押さえ唇を添わせたまま問う。先輩の答えに眉を顰めた俺は歯形の近くを強く吸った。
歯形とキスマーク。目立つな、コレ。バレたら確実怒られるやつ。
でもまぁ、これで先輩に惚れる奴がいなくなるんなら別に怒られてもいい。
「俺は先輩の彼氏だろ? 彼氏には言うもんじゃねーの?」
「か、彼氏だからこそ、心配かけたくないから言わないんだろ?」
「自分の恋人が他の奴に告られたって他人から聞かされる方が嫌なんだけど?」
「あ、あー……たし、かに」
「先輩の事は先輩の口から聞きたい」
「そういうものなのか……」
どこかしみじみと呟く先輩に内心で溜め息をつく。そうだった。この人、恋愛経験値皆無だった。
俺は項から首筋に唇を触れさせながら移動し、身体を震わせる先輩の腕から手を離すと、強く握られた小さな手を開いて握る。
「覚えた? ちゃんと報連相、な?」
「ぅ……ん、分かった。分かった…から………朔夜」
「ん?」
「その…く、口にも、して欲しい……」
「…………」
俺の手を握り返しながらそんな可愛い事を言う先輩に思わず固まってしまった。チラリと時計を確認し、食堂が開くまでの時間を見る。
あと三十分。
俺は顔を上げて吐息だけで笑うと、真っ赤な顔をして見つめてくる先輩に口付けた。
まぁ、ここ最近の先輩見てれば、俺の事好きだよなって思う部分割とあったし。気付いてねぇのは本人だけだったけど。
そういうとこ、マジで可愛い。
っつーかあの人、可愛いしかねぇんだけど。
自分の感情に素直な表情も、人と真っ直ぐ向き合うところも、俺との身長差がありすぎて上目遣いになるところも、めちゃくちゃな方向音痴ですぐ迷子になる癖に一人でウロチョロするところも、たまに見せる大人びたところも…。あの人の全部が可愛すぎて噛み付きたくなる。
自分が誰かに対してこんな感情を抱くようになるとは思わなかった。
「えーっと……朔夜さん?」
「ん?」
「近くないですかね?」
「気のせい」
「…なわけないだろ」
いつもの時間に、俺はほぼ強制的に食堂に連れて来られる。
俺は食事っつーもんに興味がない上に食うのが面倒で、一人なら一口すら食う気が起きない。
それが先輩には信じらんねーみたいで、食堂までは完全に一人で行けるようになった先輩が今度は俺の腕を引っ張ってる。
先輩、全部ちっせーから力も全然よえーのに、一生懸命だから逆らえねぇんだよな。
食堂来たら来たで、俺より食うの遅ぇし。
だから最近、待ってる間に先輩にちょっかい出す事にした。
俺のだし、牽制にもなるし、一石二鳥だろ。
今日は先輩の肩に寄りかかってみた。潰れるからあんま体重掛けてねぇけど、先輩の匂いがしてこれはこれでいい。
「…先輩、一口欲しい」
「え? そういうのは早く言えよ、スプーン口付けたって」
「いいよ。毎日先輩の口ん中舐めてん……っ」
「どーぞ!」
先輩が食ってる食後のアイスが欲しくなりねだると途端に眉が顰められる。先輩は、回し飲みとか別に平気なのに自分が口を付けたもんは渋るタイプだ。っつーかそもそも嫌な奴はくれとも言わねぇだろうし。
だけど俺に対しては今更だろ?
俺は散々先輩の口ん中舐め回してんのに。そう言おうとしたら赤い顔をした先輩にアイスが山盛りに乗ったスプーンを押し込まれた。
顔が近付いて、少しだけ怒りを含んだ小さな声に窘められる。
「ここでそういう事言うな!」
「うさぎ先輩、知ってる?」
「…何を?」
「顔赤くして、小声で話してるとそれだけで怪しく見えるって」
「……!?」
あ、離された。っつーか、耳まで赤くなってる。
……触りてぇな。
先輩、童顔だからかほっぺたにちょっと丸みがあって柔らかくて、すげぇ触り心地いいんだよ。
「先輩」
「………何」
「早く食って、部屋行こう」
「あ、ごめん。朔夜もう食い終わってんのに待たせ過ぎてるな。すぐ食い終わるから」
「先輩のペースでいいから」
先に戻ってていいって言わねぇあたり、先輩も俺と一緒にいてぇって思ってくれてんのかなって自惚れる。
急がなくていいっつったのに必死に食ってるし。
……この人、何でこんな可愛いんだろうな。
俺は自分がどんな顔をしているのかも知らないで、先輩が食べる横顔を頬杖をついてずっと眺めてた。
登校後、出席だけ取って教室を出た俺は、いつも行く屋上前の踊り場で寝そべっていた。立夏と太一は後から来るらしく、 今は一人で目を閉じて昨夜の事を思い出してる。
抱っこから始まった先輩との触れ合いは、恋人になってから少しずつ先に進めているとは思う。
早くちゃんと抱きてぇけど……まぁ時間はかかるだろうな。ただでさえ受け入れる側がキツいのに、先輩小せぇから。ぜってー傷付けたくないし。
「……はく……て」
「かわ…………も、朔夜には……しょ……」
「?」
下の方から話し声が聞こえる。身体を起こして腰壁から覗き込むと、立夏と太一がコソコソと話しながら上がって来ていた。
俺の名前が聞こえたけど、何の話だ?
「…………」
「あ、朔夜」
「悪い、遅くなった」
気付いた二人が話を切り上げて階段を登ってくる。
いつもなら聞かねぇけど、何となく気になって問い掛けてみた。
「何の話?」
「え?」
「さっき話してたろ。何の話」
「……聞こえてた?」
「俺の名前はな」
二人もまさか聞かれるとは思ってなかったんだろう。お互いに顔を見合わせてアイコンタクトで頷き、立夏が大きく息を吐いて踊り場に腰を下ろした。
「ここに来る途中、うさちゃん先輩が告白されてるのを見たの」
「……あ?」
「でもちゃんと断ってたよ。うさちゃん先輩可愛いから、モテるんだね」
どこのどいつだよ、人のもんに手ぇ出そうとしてんのは。
あの人の可愛さは俺だけが知ってればいいんだよ。
「でも俺、先輩が告白されてるとこ見るの、三回目なんだけど」
「うわ、バカ!」
「…………」
立夏が慌てて太一の口を押さえてたけど遅ぇよ、ハッキリ聞こえたわ。
大体、何で先輩も告られた事黙ってんだよ。
……隠し事する悪い子にはお仕置しねぇとな。
「……どうすんの、アレ」
「宇佐見先輩、すみません…!」
寮に戻ると、うさぎ先輩は既に部屋にいて勉強していた。ヘッドホンで耳塞いで視線下げてるせいか、俺には気付かない。
あー、そういやもうすぐテストか。
だからと言って、朝聞いた話をなかった事にはしねぇけどな。
俺は足音を立てないよう机に向かっている先輩の背後に立ち、細くて白い項に噛み付いた。
「いっ…!?」
ビクッと肩が跳ねて噛まれたところを押さえながら振り向いた先輩は、俺がいた事に驚いてヘッドホンを外した。
犬歯あるし、そこまで強くは噛んでねぇつもりだけど、何をされたか気付いた先輩が怒った顔をする。
「お前、今噛んだだろ」
「噛んだ」
「いきなり噛むな、びっくりするだろ」
「いきなりじゃなきゃいいんだ?」
「いや、駄目だろ。人を噛むな」
即座に否定され少しだけムッとする。先輩はこんなにも噛み付きたくなる身体してんのに、何で駄目なんだ。
「とにかく、オレは食堂開くまで勉強するから、邪魔すんな」
そう言ってまた机に向き直る先輩の項には、俺がつけた歯形が残っててゾクッとした。こんなにも小さくて無垢な身体には似つかわしくない傷跡が、俺だけのものだと主張しているようで……思わず舌舐りをする。
身を屈め、歯形をつけた場所に口付けた。
「……! ちょ、朔夜…っ」
「先輩。告白されたって本当?」
「え、何で知って…」
「何で俺に言わねーの?」
「何でって……別に言う必要ないかなって……っん、こら…!」
抵抗しようとする腕を両手で押さえ唇を添わせたまま問う。先輩の答えに眉を顰めた俺は歯形の近くを強く吸った。
歯形とキスマーク。目立つな、コレ。バレたら確実怒られるやつ。
でもまぁ、これで先輩に惚れる奴がいなくなるんなら別に怒られてもいい。
「俺は先輩の彼氏だろ? 彼氏には言うもんじゃねーの?」
「か、彼氏だからこそ、心配かけたくないから言わないんだろ?」
「自分の恋人が他の奴に告られたって他人から聞かされる方が嫌なんだけど?」
「あ、あー……たし、かに」
「先輩の事は先輩の口から聞きたい」
「そういうものなのか……」
どこかしみじみと呟く先輩に内心で溜め息をつく。そうだった。この人、恋愛経験値皆無だった。
俺は項から首筋に唇を触れさせながら移動し、身体を震わせる先輩の腕から手を離すと、強く握られた小さな手を開いて握る。
「覚えた? ちゃんと報連相、な?」
「ぅ……ん、分かった。分かった…から………朔夜」
「ん?」
「その…く、口にも、して欲しい……」
「…………」
俺の手を握り返しながらそんな可愛い事を言う先輩に思わず固まってしまった。チラリと時計を確認し、食堂が開くまでの時間を見る。
あと三十分。
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