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さよならじゃないから※
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年を越してしまえば時間もあっという間に過ぎるもので、いよいよ明日は今期の三年生が卒業する日だ。
俺と廉は、明後日へと日付が変わった瞬間から二年間離れ離れになる。
同じ敷地内の高校と大学に通うけど、お互い近付かないって約束した。顔を見たら絶対会いたくなるし、触れたくなるから。
たかが二年、されど二年。俺の心境は複雑だ。
「聞いてるか、真尋」
「……え」
「聞いてなかったな? お前の荷物、持ち帰れない分は郵送するから。あそこのダンボールに入れとけ」
「あ、うん…」
五日くらい前から、俺は頭がぼんやりする事が増えた。今日だって廉と話してたのに気付いたら会話の内容も飛んでて…心配かけてる。
強くなるって決めたのにこれじゃ何も変わってない。この家も、明日には出なきゃいけねぇってのに。
「そんな顔されると、俺、離れらんねぇよ」
「ご、ごめ……」
「一緒に頑張るんだろ? これから先の何十年の為に、明後日からの二年耐え切るんだろ?」
「ぜってぇ耐え切る」
「ん」
俺は服の上からペンダントトップを握り真っ直ぐに廉へと向けて頷く。俺にはその為の〝装備〟があるんだから、出来ないわけねぇんだ。
後頭部に廉の手が回り引き寄せられる。そのまま唇が重なり舌が差し込まれた。
「んっ……」
肉厚な舌が俺の口内を舐め回し絡め取った舌を吸う。それだけで中心は熱を持って膨らむし、奥が疼いて廉が欲しくなる。
俺は廉の首に腕を回し自分ができる精一杯で応えた。
「……ベッド、行くか?」
「………ん、行く」
今日が最後…というか、区切りだから。自己防衛のために自分で作ってきた性格だけど、今日こそは素直でいたい。素直に甘えたい。
今日は廉の顔がちゃんと見えるように、少しだけ明るめに照明を調節して貰った。こういうことしてる時の顔は写真では残せないし、残したとしても万が一他の誰かに見られたら困る。こんな、色気に満ちた廉の顔、誰にも見せたくねぇし。
「……俺、ちゃんと出来てる?」
「ああ。…気持ち良いよ」
「ん……」
俺は今はヘッドボードに寄りかかって座っている廉の足の間に尻だけを上げた状態で廉の中心を咥えてる。初めてなんだけど、それなりには気持ち良く出来てるみたいで安心した。
廉のは大き過ぎて頬張るのもいっぱいいっぱいだから、嘔吐かない程度で頭を動かしてるんだけど……意外に大変なんだな、コレ。
あの旅行以来、廉は俺に対してたまにするようになったんだけど、やり方全然分かんねぇ。
「……目に毒だな」
「ふ……?」
「真尋、もういい。お前に触らせろ」
「ぁ……」
拙いながらに舌を使ったり吸ったりしてたけど、顎を優しく掴まれて強制的に辞めさせられてしまった。腕を引かれ膝立ちで廉と向かい合う。
うわ、太腿のとこにデカくなった廉がいる。
「あ、まっ……!」
廉の手が腰を滑ってズボンと下着の中に入り、奥の窄まりに触れた瞬間思わず口からタンマを掛けそうになり、慌てて口を塞いだ。素直に、素直になるんだ、俺。
「何?」
「や、気にしなくていい。俺の問題だから……ひゃっ」
「問題って?」
「ん、お、れの、性格的な、ぁ、事…っ」
俺の方が少しだけ高くなったせいか胸元が廉の顔の近くにあって、シャツ越しに乳首を食まれ身体が震えた。指が入口を撫でて無意識にヒクつくのが分かる。
「ふぅん?」
「……っ、何、ちょ、ンッ」
指が少しだけ入って出てく。浅い場所どころかもうほぼ入口で出たり入ったりするからもどかしくて堪らない。
「も、何でそんなとこばっか…」
「言えよ。問題って何?」
「ンンッ……っ……ま、『待って』、とか、『やだ』、とか…言わないよ…にって…っ……素直に、なる、って……ぁ、あ…っ」
言ってる途中から指が入って来てどんどん奥に進んでくる。廉は片手で器用に俺のシャツを脱がせると胸元に吸い付いた。自分でも見える位置に痕が残される。
「…馬鹿だな、お前」
「な、にが…っ」
「お前は十分素直で可愛いよ」
「んぁっ、ぁ、ソコ…っ」
拡げるように動いていた指が増えて、俺の一番敏感な場所を押す。足が震えて崩れ落ちそうになり廉の首にしがみつくと、尖って主張する乳首も吸われた。
「ん、んっ、ぅあっ…! い、一緒はダメって…っ…あっ、あっ、ゃ、も…っ」
前立腺と乳首と、オマケに前まで一緒にされて一気に限界が近付いて来る。俺の身体を俺より知っている廉が触ってるんだから当たり前だけど、俺はもう我慢出来なかった。
「やぁ、あ、も、イっ……ぁ、あ、…っあ…んん…ッ!」
大きく身体を戦慄かせて果てた俺はそのまま崩れ落ちて、廉に背中を支えられながら寝かせられる。
ぼんやりとした視界で廉が俺のズボンを下着ごと脱がし、ゴムを手にするのが見えて俺は咄嗟に待ったをかけた。
「れ、廉……あの」
「ん?」
「今日は、その……ゴム付けないで、して欲しい…んだけ、ど……」
「……」
もうちょっと可愛く言えねぇもんかな、俺よ。欲しいんだけどって…生意気なだけで全然色気も何もねぇじゃん……ヘコむなぁ。
一人で落ち込んでいると、ベッドが軋んで廉が覆い被さって来た。
「煽んなよ」
「っ、んぁ、あ、あ…っ」
「…っ……」
開かされた足の奥にいつもよりも熱く感じる切先があてがわれグッと入ってくる。その感触にゴムの存在は感じなくて、お願いを聞いてくれた事が嬉しくて思わず締め付けてしまった。
廉がくっと息を詰めて耐えた後苦笑する。
「…お前、急に締めんな…」
「あ、ごめ……ッひぅ! …っ…は、ぁ…ぁ…」
俺には分かんねぇけど挿れる側の事情もあるんだろうなと謝ろうとしたのに、腰を掴まれて一気に奥まで突き入れられた。目の奥がチカチカして一瞬意識が飛んだ気がする。
「甘イキしたな……腹のとこビクビクしてる」
「んゃ…あ、まだ…っ」
「真尋は…奥のココ、好きなんだよな」
「あっ、や、ダメ、あっ、ああっ」
ココ、と言われた場所を先端がゴツゴツと突いて、俺は喘ぐ事しか出来ない。目に見えないところなのに、何でそんな的確に当てられるんだ。
上体を倒した廉が俺を抱き締めながら腰を動かすから、中心が硬い腹で擦られて更に甘い刺激が走る。手が不安定だったから廉の首に回したけど、身体が密着すればするほど安心して……俺の中から好きって気持ちが溢れてきた。
「んっ、れん、廉、好き…っ、好きだよ…!」
「…っ、俺も、真尋が好きだ……お前だけだから…っ」
「んぁっ、あっ、廉、俺、また…っ」
「ああ……一緒にな」
「ぁ、や、やぁ…! ダメっ、イク、イっちゃ……っ、ひ、ぁ、あっ、や──あ、ああぁ…!」
「…っく……」
抽挿が速くなり良いトコロばかり突かれて俺の頭の中が真っ白になる。射精して締め付けた感覚はあるのに、俺の意識は中に注がれた熱いものにしかいかなかった。
繋がったまま抱き合って二人して獣みたいに荒く呼吸する。俺の首や肩にキスをしていた廉が頭を頬に擦り寄せて来た。
「……真尋、…真尋…」
廉が俺の名前を大事そうに呼ぶ。──あ、ヤバい。泣きそうだ。
「愛してる」
「……っ……」
ぶわぁっと感情が溢れて俺は耐えられなかった。二年後に会えるとはいえ、二年間は全く会えない。声も聞けない。本当は叫びたいくらい寂しいんだぞ、廉。
でもそんな事を言えば、廉は本当に、今度こそ家族を捨ててまで俺と一緒にいようとするから……絶対言わない。その代わり、俺はボロボロと泣きながら初めて口にする言葉に全部の気持ちを乗せた。
「俺も…っ、愛してる……!」
頑張るから、耐え切ってみせるから。二年後に、絶対また会おうな、廉。
この学校の桜は、それはもう見事なまでに綺麗に咲いて、別れと出会いの季節を彩ってくれる。
生徒会長を務めた廉は生徒を代表して挨拶をし、みんなに別れを惜しまれながらも無事卒業した。
何か最後に告白待ちの列出来てたけど、廉は一人一人にじゃなく、全員纏めてキッパリと断ってくれてたから少しだけ優越感。
俺と廉は話し合って、最後の日は一緒にいる事をやめた。ギリギリまでいたら離れられなくなるから、俺は朝のうちに荷物を持って家に帰ったんだ。廉が出してくれた残りの荷物は明日にでも届くだろう。
俺は首にかけているネックレスを握り微笑んだ。大丈夫、俺にはこれがあるから。
一瞬だけ吹いた強めの風が、桜の花弁を舞い上がらせた。
俺と廉は、明後日へと日付が変わった瞬間から二年間離れ離れになる。
同じ敷地内の高校と大学に通うけど、お互い近付かないって約束した。顔を見たら絶対会いたくなるし、触れたくなるから。
たかが二年、されど二年。俺の心境は複雑だ。
「聞いてるか、真尋」
「……え」
「聞いてなかったな? お前の荷物、持ち帰れない分は郵送するから。あそこのダンボールに入れとけ」
「あ、うん…」
五日くらい前から、俺は頭がぼんやりする事が増えた。今日だって廉と話してたのに気付いたら会話の内容も飛んでて…心配かけてる。
強くなるって決めたのにこれじゃ何も変わってない。この家も、明日には出なきゃいけねぇってのに。
「そんな顔されると、俺、離れらんねぇよ」
「ご、ごめ……」
「一緒に頑張るんだろ? これから先の何十年の為に、明後日からの二年耐え切るんだろ?」
「ぜってぇ耐え切る」
「ん」
俺は服の上からペンダントトップを握り真っ直ぐに廉へと向けて頷く。俺にはその為の〝装備〟があるんだから、出来ないわけねぇんだ。
後頭部に廉の手が回り引き寄せられる。そのまま唇が重なり舌が差し込まれた。
「んっ……」
肉厚な舌が俺の口内を舐め回し絡め取った舌を吸う。それだけで中心は熱を持って膨らむし、奥が疼いて廉が欲しくなる。
俺は廉の首に腕を回し自分ができる精一杯で応えた。
「……ベッド、行くか?」
「………ん、行く」
今日が最後…というか、区切りだから。自己防衛のために自分で作ってきた性格だけど、今日こそは素直でいたい。素直に甘えたい。
今日は廉の顔がちゃんと見えるように、少しだけ明るめに照明を調節して貰った。こういうことしてる時の顔は写真では残せないし、残したとしても万が一他の誰かに見られたら困る。こんな、色気に満ちた廉の顔、誰にも見せたくねぇし。
「……俺、ちゃんと出来てる?」
「ああ。…気持ち良いよ」
「ん……」
俺は今はヘッドボードに寄りかかって座っている廉の足の間に尻だけを上げた状態で廉の中心を咥えてる。初めてなんだけど、それなりには気持ち良く出来てるみたいで安心した。
廉のは大き過ぎて頬張るのもいっぱいいっぱいだから、嘔吐かない程度で頭を動かしてるんだけど……意外に大変なんだな、コレ。
あの旅行以来、廉は俺に対してたまにするようになったんだけど、やり方全然分かんねぇ。
「……目に毒だな」
「ふ……?」
「真尋、もういい。お前に触らせろ」
「ぁ……」
拙いながらに舌を使ったり吸ったりしてたけど、顎を優しく掴まれて強制的に辞めさせられてしまった。腕を引かれ膝立ちで廉と向かい合う。
うわ、太腿のとこにデカくなった廉がいる。
「あ、まっ……!」
廉の手が腰を滑ってズボンと下着の中に入り、奥の窄まりに触れた瞬間思わず口からタンマを掛けそうになり、慌てて口を塞いだ。素直に、素直になるんだ、俺。
「何?」
「や、気にしなくていい。俺の問題だから……ひゃっ」
「問題って?」
「ん、お、れの、性格的な、ぁ、事…っ」
俺の方が少しだけ高くなったせいか胸元が廉の顔の近くにあって、シャツ越しに乳首を食まれ身体が震えた。指が入口を撫でて無意識にヒクつくのが分かる。
「ふぅん?」
「……っ、何、ちょ、ンッ」
指が少しだけ入って出てく。浅い場所どころかもうほぼ入口で出たり入ったりするからもどかしくて堪らない。
「も、何でそんなとこばっか…」
「言えよ。問題って何?」
「ンンッ……っ……ま、『待って』、とか、『やだ』、とか…言わないよ…にって…っ……素直に、なる、って……ぁ、あ…っ」
言ってる途中から指が入って来てどんどん奥に進んでくる。廉は片手で器用に俺のシャツを脱がせると胸元に吸い付いた。自分でも見える位置に痕が残される。
「…馬鹿だな、お前」
「な、にが…っ」
「お前は十分素直で可愛いよ」
「んぁっ、ぁ、ソコ…っ」
拡げるように動いていた指が増えて、俺の一番敏感な場所を押す。足が震えて崩れ落ちそうになり廉の首にしがみつくと、尖って主張する乳首も吸われた。
「ん、んっ、ぅあっ…! い、一緒はダメって…っ…あっ、あっ、ゃ、も…っ」
前立腺と乳首と、オマケに前まで一緒にされて一気に限界が近付いて来る。俺の身体を俺より知っている廉が触ってるんだから当たり前だけど、俺はもう我慢出来なかった。
「やぁ、あ、も、イっ……ぁ、あ、…っあ…んん…ッ!」
大きく身体を戦慄かせて果てた俺はそのまま崩れ落ちて、廉に背中を支えられながら寝かせられる。
ぼんやりとした視界で廉が俺のズボンを下着ごと脱がし、ゴムを手にするのが見えて俺は咄嗟に待ったをかけた。
「れ、廉……あの」
「ん?」
「今日は、その……ゴム付けないで、して欲しい…んだけ、ど……」
「……」
もうちょっと可愛く言えねぇもんかな、俺よ。欲しいんだけどって…生意気なだけで全然色気も何もねぇじゃん……ヘコむなぁ。
一人で落ち込んでいると、ベッドが軋んで廉が覆い被さって来た。
「煽んなよ」
「っ、んぁ、あ、あ…っ」
「…っ……」
開かされた足の奥にいつもよりも熱く感じる切先があてがわれグッと入ってくる。その感触にゴムの存在は感じなくて、お願いを聞いてくれた事が嬉しくて思わず締め付けてしまった。
廉がくっと息を詰めて耐えた後苦笑する。
「…お前、急に締めんな…」
「あ、ごめ……ッひぅ! …っ…は、ぁ…ぁ…」
俺には分かんねぇけど挿れる側の事情もあるんだろうなと謝ろうとしたのに、腰を掴まれて一気に奥まで突き入れられた。目の奥がチカチカして一瞬意識が飛んだ気がする。
「甘イキしたな……腹のとこビクビクしてる」
「んゃ…あ、まだ…っ」
「真尋は…奥のココ、好きなんだよな」
「あっ、や、ダメ、あっ、ああっ」
ココ、と言われた場所を先端がゴツゴツと突いて、俺は喘ぐ事しか出来ない。目に見えないところなのに、何でそんな的確に当てられるんだ。
上体を倒した廉が俺を抱き締めながら腰を動かすから、中心が硬い腹で擦られて更に甘い刺激が走る。手が不安定だったから廉の首に回したけど、身体が密着すればするほど安心して……俺の中から好きって気持ちが溢れてきた。
「んっ、れん、廉、好き…っ、好きだよ…!」
「…っ、俺も、真尋が好きだ……お前だけだから…っ」
「んぁっ、あっ、廉、俺、また…っ」
「ああ……一緒にな」
「ぁ、や、やぁ…! ダメっ、イク、イっちゃ……っ、ひ、ぁ、あっ、や──あ、ああぁ…!」
「…っく……」
抽挿が速くなり良いトコロばかり突かれて俺の頭の中が真っ白になる。射精して締め付けた感覚はあるのに、俺の意識は中に注がれた熱いものにしかいかなかった。
繋がったまま抱き合って二人して獣みたいに荒く呼吸する。俺の首や肩にキスをしていた廉が頭を頬に擦り寄せて来た。
「……真尋、…真尋…」
廉が俺の名前を大事そうに呼ぶ。──あ、ヤバい。泣きそうだ。
「愛してる」
「……っ……」
ぶわぁっと感情が溢れて俺は耐えられなかった。二年後に会えるとはいえ、二年間は全く会えない。声も聞けない。本当は叫びたいくらい寂しいんだぞ、廉。
でもそんな事を言えば、廉は本当に、今度こそ家族を捨ててまで俺と一緒にいようとするから……絶対言わない。その代わり、俺はボロボロと泣きながら初めて口にする言葉に全部の気持ちを乗せた。
「俺も…っ、愛してる……!」
頑張るから、耐え切ってみせるから。二年後に、絶対また会おうな、廉。
この学校の桜は、それはもう見事なまでに綺麗に咲いて、別れと出会いの季節を彩ってくれる。
生徒会長を務めた廉は生徒を代表して挨拶をし、みんなに別れを惜しまれながらも無事卒業した。
何か最後に告白待ちの列出来てたけど、廉は一人一人にじゃなく、全員纏めてキッパリと断ってくれてたから少しだけ優越感。
俺と廉は話し合って、最後の日は一緒にいる事をやめた。ギリギリまでいたら離れられなくなるから、俺は朝のうちに荷物を持って家に帰ったんだ。廉が出してくれた残りの荷物は明日にでも届くだろう。
俺は首にかけているネックレスを握り微笑んだ。大丈夫、俺にはこれがあるから。
一瞬だけ吹いた強めの風が、桜の花弁を舞い上がらせた。
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