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最悪の日
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あの後、いつまでも身体に纏わりつくような気持ちの悪さで全然落ち着かなくて、俺は二限が終わってすぐ廉に会いに行った。
クラスは前に聞いてたし、生徒会の仕事でいなかったらどうしようとは思ったけど、廉はそこにいて様子のおかしい俺に気付くとすぐに場所を変えて抱き締めてくれた。
暁先輩に言われた事を話したらさらに強く抱き締められて、珍しく気弱な声で「クソ…っ」と零してた。
廉にとっても、暁先輩は扱いにくい相手なんだろう。同じ生徒会役員って事もあって下手に動けないようだ。
『何かあったらすぐに電話しろ』
そう言われてこれまで以上に周りに気を配るようになった。
倖人にも事情を説明してなるべく一緒にいてもらい、先生の呼び出しやトイレなど、一人になりそうな場面では小走りを意識した。
そうしてるとだんだん俺も疲れてくる訳で、不意に我に返って何やってんだろって思う時がある。
でも、出来るなら暁先輩には会いたくない。
雑務係としての仕事は、暁先輩が完全復活した事で今週からなくなり、俺が生徒会室へ行く理由もなくなった。
当然、放課後は先輩たちだけでなく廉にも会えない訳で。
楽しかった分寂しさを感じて意味もなく生徒会室の近くをウロついたりして、相当不審だっただろうな。
廉は呼べば来てくれる。だけどあの忙しさを知った俺は不用意に呼び出す事も躊躇われて、結果的に会いたい気持ちを募らせていた。
「何でアイツ、生徒会長なんだよ」
「……理不尽だよ、真尋」
今週は生徒会室でやる事があるからお昼は一緒に食べられないと連絡が来ていたため、俺は倖人と一緒に食堂で昼食を食べていた。
学年も棟も違う廉に会えるのは昼食くらいで、俺は口には出さないけどその時間を楽しみにしてたんだ。
それなのに生徒会の仕事でその時間さえなくなって、俺は少々ご立腹である。
幸いな事に、あれ以来暁先輩に会う事はなくてホッとしてるけど、同じ学校にいる以上は警戒を怠らない。
「俺ってやっぱ、我儘だよな」
「え?」
「廉が忙しくしてるの分かってるのに、会いに来いとかもっと連絡寄越せとか思って……自分勝手すぎる」
「でもそれ、会長には言ってないんでしょ?」
「言えるかよ……面倒臭いって、嫌われたら落ち込む」
実際は落ち込むどころか立ち直れなさそうだけど、と俺はサラダをつつきながらぼやく。何がどうしてこうなったのか、何が暁先輩の琴線に触れたのか、俺には全く分からない。
何、マジでどんでん返し来んの? いらねぇよ、そんなハプニング。
「会いたいなら行けばいいのに。会長の家も知ってるんだし、たまには突撃してみたら?」
「んー……」
「普段は猪突猛進で突っ走るくせに、何でこういう時は腰が引けるの。恋人なんだから、インターホン押して『来ちゃった♪』でいいと思うよ」
「……そう、だな。うん、ウジウジ悩んでんのは俺らしくないよな。よし、思い立ったが吉日! 今日の夜行ってくる!」
「頑張ってね」
たぶん生徒会の仕事で遅いとは思うけど、遅めに出てもいないなら玄関前で待つつもりだ。
俺は残りのご飯を掻き込み口いっぱいに頬張りながら、念の為着替えも用意しておこうかなと考えていた。
夜の九時前。オートロックの番号を知っている俺は難なくエントランスを抜け、エレベーターで高層階へ上がる。廉の部屋の前まで来て少しだけ緊張しながらインターホンを押したけど、残念ながら応答はなかった。
まだ帰っていないようだ。
「この時間まで学校いんのか…?」
いくらなんでも遅すぎないか? 生徒会といえど学生なんだし、閉校時間もあるからって余裕持たせて家を出たのに。
仕方ない、ここで待ってよう。
玄関扉に寄り掛かるように座ると、膝を抱えて手団扇で顔を仰ぐ。日差しのない夜とはいえ暑い。
そういえばもうすぐ夏休みだ。廉はどうすんだろ。生徒会の仕事ってあんのかな。
「飲み物持ってくれば良かった」
いると思ってたから着替えと制服しか入れて来なかったんだよな。ってか、当たり前のように泊まる事考えて、我ながら大胆だと思う。
額に滲んだ汗を袖で拭っていると、エレベーターの稼働音が聞こえてこの階で止まった事に気付いた。
もしかして廉かなと立ち上がり、エレベーターホールを覗く。
扉が開いて、待ち望んでた人の姿が見えて駆け寄ろうとした俺の目に、信じられない光景が飛び込んできた。
「だから無理だって」
「ここまで来たのにそんな事言うの? ひどーい」
「あのなぁ」
廉の腕に、可愛い女のが抱き着いていた。
眉を顰めながらも離そうとしない廉はそのままこっちに歩いてくる。どうしよう、隠れられる場所がない。
「今日だけ、今日だけだから! お願い!」
「はぁ? ……ったく、仕方ないな、今日だけだからな」
「やった! ありがとう!」
「明日には仲直りしろよ」
「はーい」
話し方とか口振りから仲が良いのが分かる。 俺は玄関前まで戻ると自分の荷物を肩にかけて鉢合わせた時の事を必死に考えた。エレベーターはこの階に止まったままだし、奥には非常用階段もある。
どうせ見付かるなら今すぐ走り去った方がいいんじゃないだろうか。
「……真尋?」
「!」
悩んでいるうちに部屋の近くまで来ていたらしく、後ろから声がかけられ俺はビクッと跳ね上がった。
二人が並んでる姿を見たくなくて振り向けずにいる俺に足音が近付く。
「来るなら連絡くれりゃ良かったのに」
そうだよな、連絡したらバレなくて済んだもんな。
「……っ」
「真尋?」
「この馬鹿! 変態! 大っ嫌いだ!」
「真尋!」
ボストンバッグの持ち手部分を強く握り、俺はそう吐き捨てると踵を返して走り出した。焦ったように名前を呼ぶ廉を振り切りエレベーターのボタンを連打する。あの子がいるからか少しだけもたついた廉は、俺が乗り込んで閉まる直前に近くまで来てたけど、幸いな事にもう一度扉が開く事はなかった。
信じらんねぇ! 生徒会の仕事って言いながら浮気してたんじゃねぇか! 何がセフレ全部切っただ! 嘘つき!
「ムカつく…!」
壁に寄り掛かり息苦しくなった胸を押さえていると、自分の目からボタボタと涙が流れている事に気付いた。
なんであんなヤツのために泣かなきゃいけねぇんだよ。
「来るんじゃなかった……」
こんな思いをするなら、大人しく廉が落ち着くまで待てば良かった。何やってんだろ、俺。
来た時とは違いトボトボと帰り道を歩く俺の肩に持ち手が食い込む。服しか入っていないのに異様に重く感じるのは何でかな。
さっきからスマホがずっと鳴ってるけど、最初に確認したら廉からだったから今は無視してる。言い訳なんか聞きたくない。
倖人ん家にでも行こうかな。
「あー、ひろくんだ」
「……!」
ザワっと全身の毛が逆立ったような感覚に見舞われた。
何でよりにもよってこんな時に会うんだよ。
「何してるの?」
固まったまま動けない俺の肩に手が乗せられる。横から顔を覗かれて、含んだ笑い声が聞こえた。
「どうして泣いてるの? 僕が慰めてあげようか…?」
「い、いらないです」
「そんな事言わずに…ほら、おいでよ。僕の家すぐそこだから」
「行かないです、ほっといて下さい…っ」
敵の本拠地になんか行けるか! 俺はさっさと帰るんだ!
肩の手を振り払って歩き出した俺の腕が、大きな手に意外にも力強く引っ張られる。
驚いて振り向いたすぐ近くに先輩の顔があり俺は固まった。茶色みの強い目が真っ直ぐに俺を見ていて、得体の知れない恐怖に身体が竦む。
「このまま食べちゃおうか…ね、ひろくん」
「……ぃ、いや、です……」
「ふふ。こんなに震えて…可愛い」
「…っ…」
顎を撫でられ気持ち良さとは違うゾワゾワ感に小さく声が上がる。顔はにこやかなのに纏う空気がとてつもなく寒々しい。
汗が冷えて身体の芯まで凍えそうだ。
「さ、行こうか」
掴まれたままのグイグイと引っ張られる。必死に抵抗してるのに微塵も効いてないの何で!?
「行かない! 行かないですってば!」
「まぁまぁ」
最悪だ。人生で一番最悪の日だ。どうしよう…俺もうダメかもしんねぇ。
いつの間にか、スマホは鳴らなくなっていた。
クラスは前に聞いてたし、生徒会の仕事でいなかったらどうしようとは思ったけど、廉はそこにいて様子のおかしい俺に気付くとすぐに場所を変えて抱き締めてくれた。
暁先輩に言われた事を話したらさらに強く抱き締められて、珍しく気弱な声で「クソ…っ」と零してた。
廉にとっても、暁先輩は扱いにくい相手なんだろう。同じ生徒会役員って事もあって下手に動けないようだ。
『何かあったらすぐに電話しろ』
そう言われてこれまで以上に周りに気を配るようになった。
倖人にも事情を説明してなるべく一緒にいてもらい、先生の呼び出しやトイレなど、一人になりそうな場面では小走りを意識した。
そうしてるとだんだん俺も疲れてくる訳で、不意に我に返って何やってんだろって思う時がある。
でも、出来るなら暁先輩には会いたくない。
雑務係としての仕事は、暁先輩が完全復活した事で今週からなくなり、俺が生徒会室へ行く理由もなくなった。
当然、放課後は先輩たちだけでなく廉にも会えない訳で。
楽しかった分寂しさを感じて意味もなく生徒会室の近くをウロついたりして、相当不審だっただろうな。
廉は呼べば来てくれる。だけどあの忙しさを知った俺は不用意に呼び出す事も躊躇われて、結果的に会いたい気持ちを募らせていた。
「何でアイツ、生徒会長なんだよ」
「……理不尽だよ、真尋」
今週は生徒会室でやる事があるからお昼は一緒に食べられないと連絡が来ていたため、俺は倖人と一緒に食堂で昼食を食べていた。
学年も棟も違う廉に会えるのは昼食くらいで、俺は口には出さないけどその時間を楽しみにしてたんだ。
それなのに生徒会の仕事でその時間さえなくなって、俺は少々ご立腹である。
幸いな事に、あれ以来暁先輩に会う事はなくてホッとしてるけど、同じ学校にいる以上は警戒を怠らない。
「俺ってやっぱ、我儘だよな」
「え?」
「廉が忙しくしてるの分かってるのに、会いに来いとかもっと連絡寄越せとか思って……自分勝手すぎる」
「でもそれ、会長には言ってないんでしょ?」
「言えるかよ……面倒臭いって、嫌われたら落ち込む」
実際は落ち込むどころか立ち直れなさそうだけど、と俺はサラダをつつきながらぼやく。何がどうしてこうなったのか、何が暁先輩の琴線に触れたのか、俺には全く分からない。
何、マジでどんでん返し来んの? いらねぇよ、そんなハプニング。
「会いたいなら行けばいいのに。会長の家も知ってるんだし、たまには突撃してみたら?」
「んー……」
「普段は猪突猛進で突っ走るくせに、何でこういう時は腰が引けるの。恋人なんだから、インターホン押して『来ちゃった♪』でいいと思うよ」
「……そう、だな。うん、ウジウジ悩んでんのは俺らしくないよな。よし、思い立ったが吉日! 今日の夜行ってくる!」
「頑張ってね」
たぶん生徒会の仕事で遅いとは思うけど、遅めに出てもいないなら玄関前で待つつもりだ。
俺は残りのご飯を掻き込み口いっぱいに頬張りながら、念の為着替えも用意しておこうかなと考えていた。
夜の九時前。オートロックの番号を知っている俺は難なくエントランスを抜け、エレベーターで高層階へ上がる。廉の部屋の前まで来て少しだけ緊張しながらインターホンを押したけど、残念ながら応答はなかった。
まだ帰っていないようだ。
「この時間まで学校いんのか…?」
いくらなんでも遅すぎないか? 生徒会といえど学生なんだし、閉校時間もあるからって余裕持たせて家を出たのに。
仕方ない、ここで待ってよう。
玄関扉に寄り掛かるように座ると、膝を抱えて手団扇で顔を仰ぐ。日差しのない夜とはいえ暑い。
そういえばもうすぐ夏休みだ。廉はどうすんだろ。生徒会の仕事ってあんのかな。
「飲み物持ってくれば良かった」
いると思ってたから着替えと制服しか入れて来なかったんだよな。ってか、当たり前のように泊まる事考えて、我ながら大胆だと思う。
額に滲んだ汗を袖で拭っていると、エレベーターの稼働音が聞こえてこの階で止まった事に気付いた。
もしかして廉かなと立ち上がり、エレベーターホールを覗く。
扉が開いて、待ち望んでた人の姿が見えて駆け寄ろうとした俺の目に、信じられない光景が飛び込んできた。
「だから無理だって」
「ここまで来たのにそんな事言うの? ひどーい」
「あのなぁ」
廉の腕に、可愛い女のが抱き着いていた。
眉を顰めながらも離そうとしない廉はそのままこっちに歩いてくる。どうしよう、隠れられる場所がない。
「今日だけ、今日だけだから! お願い!」
「はぁ? ……ったく、仕方ないな、今日だけだからな」
「やった! ありがとう!」
「明日には仲直りしろよ」
「はーい」
話し方とか口振りから仲が良いのが分かる。 俺は玄関前まで戻ると自分の荷物を肩にかけて鉢合わせた時の事を必死に考えた。エレベーターはこの階に止まったままだし、奥には非常用階段もある。
どうせ見付かるなら今すぐ走り去った方がいいんじゃないだろうか。
「……真尋?」
「!」
悩んでいるうちに部屋の近くまで来ていたらしく、後ろから声がかけられ俺はビクッと跳ね上がった。
二人が並んでる姿を見たくなくて振り向けずにいる俺に足音が近付く。
「来るなら連絡くれりゃ良かったのに」
そうだよな、連絡したらバレなくて済んだもんな。
「……っ」
「真尋?」
「この馬鹿! 変態! 大っ嫌いだ!」
「真尋!」
ボストンバッグの持ち手部分を強く握り、俺はそう吐き捨てると踵を返して走り出した。焦ったように名前を呼ぶ廉を振り切りエレベーターのボタンを連打する。あの子がいるからか少しだけもたついた廉は、俺が乗り込んで閉まる直前に近くまで来てたけど、幸いな事にもう一度扉が開く事はなかった。
信じらんねぇ! 生徒会の仕事って言いながら浮気してたんじゃねぇか! 何がセフレ全部切っただ! 嘘つき!
「ムカつく…!」
壁に寄り掛かり息苦しくなった胸を押さえていると、自分の目からボタボタと涙が流れている事に気付いた。
なんであんなヤツのために泣かなきゃいけねぇんだよ。
「来るんじゃなかった……」
こんな思いをするなら、大人しく廉が落ち着くまで待てば良かった。何やってんだろ、俺。
来た時とは違いトボトボと帰り道を歩く俺の肩に持ち手が食い込む。服しか入っていないのに異様に重く感じるのは何でかな。
さっきからスマホがずっと鳴ってるけど、最初に確認したら廉からだったから今は無視してる。言い訳なんか聞きたくない。
倖人ん家にでも行こうかな。
「あー、ひろくんだ」
「……!」
ザワっと全身の毛が逆立ったような感覚に見舞われた。
何でよりにもよってこんな時に会うんだよ。
「何してるの?」
固まったまま動けない俺の肩に手が乗せられる。横から顔を覗かれて、含んだ笑い声が聞こえた。
「どうして泣いてるの? 僕が慰めてあげようか…?」
「い、いらないです」
「そんな事言わずに…ほら、おいでよ。僕の家すぐそこだから」
「行かないです、ほっといて下さい…っ」
敵の本拠地になんか行けるか! 俺はさっさと帰るんだ!
肩の手を振り払って歩き出した俺の腕が、大きな手に意外にも力強く引っ張られる。
驚いて振り向いたすぐ近くに先輩の顔があり俺は固まった。茶色みの強い目が真っ直ぐに俺を見ていて、得体の知れない恐怖に身体が竦む。
「このまま食べちゃおうか…ね、ひろくん」
「……ぃ、いや、です……」
「ふふ。こんなに震えて…可愛い」
「…っ…」
顎を撫でられ気持ち良さとは違うゾワゾワ感に小さく声が上がる。顔はにこやかなのに纏う空気がとてつもなく寒々しい。
汗が冷えて身体の芯まで凍えそうだ。
「さ、行こうか」
掴まれたままのグイグイと引っ張られる。必死に抵抗してるのに微塵も効いてないの何で!?
「行かない! 行かないですってば!」
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