16 / 47
第一章
05 残念なイケオジ
しおりを挟む
「きちんとやるべきことさえ全うすれば、私が見繕って、ひとつずつ渡していくことにするよ」
「そうしてさしあげて……」
背中が煤けてしまった鍛冶神様は少しそっとしておいてあげましょう。
まさかの自業自得よ。びっくりしたわ。
聞けばどうやら、ずっとその構造を知りたくて仕方なかった自動巻きの時計を研究できることが嬉しくてたまらず、でもあたしから新たに受け取るまではまだ手元の時計はバラせないと、熱意ばかりが昂ってジリジリしていたところに美の女神様からあたしの装備が用意できたと声をかけられたそうで。
それに彼女がドン引きするほど食いついて、一心不乱に仕上げたもののまだ勢いは収まらず、数々の新しい武器や装備品などを生み出してはセヘルシアのダンジョンへ無駄にばら蒔いた。
ただこれは彼の仕事でもあるから目を瞑っていたけれど、時計を見てはそわそわ、念話を終えてはそわそわ、果てはガワだけの車を作り出す始末。
ああでもないこうでもないと、日々鍛冶場に籠り製作に明け暮れ趣味に没頭しすぎて遂には職務を放置。
──そして今に至ると。
「で、これがそのとき出来上がったあなたの装備」
「うわぁ……って、思ったより普通ね? ていうか素敵ね?」
「私がデザインしたんだから当然よぉ」
「なら納得だわ」
鍛冶神様と美の女神様、二柱の総力を込めた力作がずらりと並ぶ。
ナポレオンカラーのダブルのジャケットや厚手のコート。ふわりと羽織るショールっぽいもの、それからブラウスにシャツ、パンツも何本か。それにブーツやベルトに装飾品も数々ある。
中でも目を引いたのは、銀糸で繊細な刺繍の施された美しいネイビーのマント。
鎧などのゴツいものは見当たらず、全て普通の町着や旅装束なんですって。
「これからセヘルシアは少し寒くなるのよ」
「シックねぇ……この刺繍とっても素敵」
「インナーとかもたっぷりあるからね」
「ありがとう女神様~! てっきりまた鎧とか、なんなら貴女がたが着てるそのカーテンみたいな服を渡されるんじゃないかしらって思ってたのよぉ~」
「主神サマと鍛冶の加護があるでしょう? だったら鎧なんか邪魔になるだけじゃない」
んん~分かってらっしゃる~。流石ねぇ。今回もグッジョブだわ!!
「それでも鍛冶のが張り切って保護だの防御だのたーっぷり付けてたから、何があっても大丈夫よ」
「ありがとう! 鍛冶神様も、美の女神様も!」
その張り切りっぷりは鍛冶神様からの愛だと受け止めておくわね!
だけど保護だの防御だの言われても、見ただけじゃなーんにもわからないわねぇ。
「それなら【真眼】の能力を与えようか」
「え? なぁにそれ」
「実は言うのを忘れていたんだけどね。君は前回セヘルシアへ赴いた際に『ギフト』を受け取るはずだったんだ」
「ギフト?」
「落ち人が時々身に付けちゃう特殊な能力のことよ」
そういえば自称勇者くんもそれが原因ではっちゃけてるんだったわね。
彼はどんな『ギフト』だったのかしら……。
「君は神の加護をふたつも受けているんだ。必ずなにかしら備わるだろうと思ってね。それなら好きな能力を選ばせてあげようかなと、少し理に干渉して自然付与を防いでおいたんだ」
「へぇぇ……??」
「まぁその辺は深く考えないでいいよ。【真眼】でなくとも、何か別の能力でも構わないし」
「そう言われてもねぇ……」
あたしとしてはとにかく身の危険無く、楽しく安全に行って帰って来ることさえできたらそれでいいんだけど。
能力、能力ねぇ……。
「ちなみに【真眼】はね、物の価値や委細だけでなく、真贋も見抜けるんだ。そちらの品ならともかく、こちらで品の良し悪しや真贋なんて分からないだろう? あれば役立つと思うよ」
「なるほど?」
「今ならおまけに人物鑑定も組み込んであげよう。落ち人探しにこれ以上ない、最高の『ギフト』じゃないか!」
「あら~とってもお得ねぇ~、ってどこのテレビショッピングよ! やっぱりあんたしょっちゅうこっち覗いてたんでしょう!?」
「ふふふ」
「まぁたそうやって笑って誤魔化す!! それでなんだかんだいっつも自分に都合のいいようにことを運ぶじゃないの!!」
「心外だなぁ」
かと言って他に何かあるかと言われると急には思い付かないもので、結局あたしは【真眼】とやらを受け取ることにした。
ショタ神様の思惑通りになるのは癪だけど、確かに役には立ちそうだものね。
「あとはそうだね、レイ、何か得意な武器はあるかい?」
「武器ぃ? そんなもの使ったことないわよ。あたしの国では一般人が武器なんか持ってたら捕まっちゃうもの」
「へぇー、じゃあ平和なのね」
平和じゃない国だってもちろんありますけどね。あたしは日本人でよかったわ。
武器らしきものなんて、学生時代に剣道の竹刀くらいしか触ったことないもの。
「……鍛冶の」
「はい」
「えっ?」
ショタ神様が声をかけたら、鍛冶神様ったら一瞬でスイッチが入ったわ。
瞬間移動したかと思うくらいに素早くショタ神様の横に跪いててびっくりしちゃった。
「君のことだ。用意してあるんだろう?」
「はい」
「レイ、使うかどうかは君に任せるから、受け取ってあげてくれるかい」
「あたしに武器を?」
「お主の為だけに創った。受け取ってくれるか」
「っえぇ! もちろんよ!!」
上目遣いでそう言われてときめきMAXで返した返事を、あたしはすぐさま後悔することになったんだけどね……。
「……ねぇ」
「どうだレイ、どれも渾身の出来だ」
うっきうきの鍛冶神様が取り出したのは、小さめの剣から始まって細身の剣、長い剣、鞭、弓、槍、斧、大鎌、ハンマー、棒の先にトゲトゲの付いた鉄球が刺さってるやつ……
まだまだ出てくる見たこともないような武器の山。おまけにどれもこれも装飾過多でギラッギラ。
そして最後にとっておきとばかりに勿体ぶって取り出したのが、長さはあたしの身長くらいありそうな、幅も厚みも尋常じゃないクソ重たそうな巨大な剣……。
「──…………」
言葉が出てこない。
いいえ、わかっていたはずよレイ。鍛冶神様ってばそもそもこういう方なんだってば!!
夢中になれば人の話は聞かないし自分の好きなことはとことん追及するし専門分野は鍛冶仕事……。
そりゃあこうなるわよねぇ。
「うわぁ、どれもこれも神器じゃないこれ」
「言わないで女神様……」
「これは人里へ持って入ったら大騒ぎだねぇ」
「やめて主神様……」
当の本人はキラキラした目であたしを見ているし。大柄で渋美しい男の人がわんこみたいによ?
あんもう思いっきり撫で繰り回したぁい!! でもこれは誉めちゃダメなやつぅ~!!
「鍛冶神様」
「どれか気に入ったかレイ。ひとつと言わず、全て持って行っても構わんが」
助けを求めるように横の二柱へ目を向けると、やれやれといった風にショタ神様が苦笑した。
「いいよレイ。私が許そう」
「……そう? じゃあ遠慮なく」
にっこり笑ってさん、はい!
「馬ッ鹿じゃないのぉ!?」
ゲラゲラ笑う二柱をよそに、あたしはたっぷり滾々と鍛冶神様にお説教してやったわ。
あたしの為にと用意してくださったのは本当に嬉しいしありがたいことなんだけれども、物には限度ってものがあるでしょうよ!!
数もそうだけど、持ち上げることすら出来ない武器とかなんの役に立つって言うのよ!!
何より神器ってなによ!? どんだけ張り切ってくれちゃったのよ!? 嬉しいけど!!
「その辺でいいだろうレイ。鍛冶の、とりあえず目立たない範囲でレイに合いそうな物を」
「では、……これを」
「あるなら最初からそれを出しなさいな……」
「ありがとうございます鍛冶神様。これくらいなら持ち歩いても大丈夫そうだわ」
受け取ったのは、装飾もさっきのやつよりだいぶ大人しめの短い剣。
【真眼】で見ても神器とは表示されなかったけれど、使うこともないと思うのでありがたく魔法の鞄へしまっておいたわ。
そんなこんなで相変わらず喧しく神域での時間を過ごし、帰還期限を六日後の朝に決めて、あたしはやっとセヘルシアへ旅立った。
さぁ行くわよ。待ってなさい自称勇者!
「そうしてさしあげて……」
背中が煤けてしまった鍛冶神様は少しそっとしておいてあげましょう。
まさかの自業自得よ。びっくりしたわ。
聞けばどうやら、ずっとその構造を知りたくて仕方なかった自動巻きの時計を研究できることが嬉しくてたまらず、でもあたしから新たに受け取るまではまだ手元の時計はバラせないと、熱意ばかりが昂ってジリジリしていたところに美の女神様からあたしの装備が用意できたと声をかけられたそうで。
それに彼女がドン引きするほど食いついて、一心不乱に仕上げたもののまだ勢いは収まらず、数々の新しい武器や装備品などを生み出してはセヘルシアのダンジョンへ無駄にばら蒔いた。
ただこれは彼の仕事でもあるから目を瞑っていたけれど、時計を見てはそわそわ、念話を終えてはそわそわ、果てはガワだけの車を作り出す始末。
ああでもないこうでもないと、日々鍛冶場に籠り製作に明け暮れ趣味に没頭しすぎて遂には職務を放置。
──そして今に至ると。
「で、これがそのとき出来上がったあなたの装備」
「うわぁ……って、思ったより普通ね? ていうか素敵ね?」
「私がデザインしたんだから当然よぉ」
「なら納得だわ」
鍛冶神様と美の女神様、二柱の総力を込めた力作がずらりと並ぶ。
ナポレオンカラーのダブルのジャケットや厚手のコート。ふわりと羽織るショールっぽいもの、それからブラウスにシャツ、パンツも何本か。それにブーツやベルトに装飾品も数々ある。
中でも目を引いたのは、銀糸で繊細な刺繍の施された美しいネイビーのマント。
鎧などのゴツいものは見当たらず、全て普通の町着や旅装束なんですって。
「これからセヘルシアは少し寒くなるのよ」
「シックねぇ……この刺繍とっても素敵」
「インナーとかもたっぷりあるからね」
「ありがとう女神様~! てっきりまた鎧とか、なんなら貴女がたが着てるそのカーテンみたいな服を渡されるんじゃないかしらって思ってたのよぉ~」
「主神サマと鍛冶の加護があるでしょう? だったら鎧なんか邪魔になるだけじゃない」
んん~分かってらっしゃる~。流石ねぇ。今回もグッジョブだわ!!
「それでも鍛冶のが張り切って保護だの防御だのたーっぷり付けてたから、何があっても大丈夫よ」
「ありがとう! 鍛冶神様も、美の女神様も!」
その張り切りっぷりは鍛冶神様からの愛だと受け止めておくわね!
だけど保護だの防御だの言われても、見ただけじゃなーんにもわからないわねぇ。
「それなら【真眼】の能力を与えようか」
「え? なぁにそれ」
「実は言うのを忘れていたんだけどね。君は前回セヘルシアへ赴いた際に『ギフト』を受け取るはずだったんだ」
「ギフト?」
「落ち人が時々身に付けちゃう特殊な能力のことよ」
そういえば自称勇者くんもそれが原因ではっちゃけてるんだったわね。
彼はどんな『ギフト』だったのかしら……。
「君は神の加護をふたつも受けているんだ。必ずなにかしら備わるだろうと思ってね。それなら好きな能力を選ばせてあげようかなと、少し理に干渉して自然付与を防いでおいたんだ」
「へぇぇ……??」
「まぁその辺は深く考えないでいいよ。【真眼】でなくとも、何か別の能力でも構わないし」
「そう言われてもねぇ……」
あたしとしてはとにかく身の危険無く、楽しく安全に行って帰って来ることさえできたらそれでいいんだけど。
能力、能力ねぇ……。
「ちなみに【真眼】はね、物の価値や委細だけでなく、真贋も見抜けるんだ。そちらの品ならともかく、こちらで品の良し悪しや真贋なんて分からないだろう? あれば役立つと思うよ」
「なるほど?」
「今ならおまけに人物鑑定も組み込んであげよう。落ち人探しにこれ以上ない、最高の『ギフト』じゃないか!」
「あら~とってもお得ねぇ~、ってどこのテレビショッピングよ! やっぱりあんたしょっちゅうこっち覗いてたんでしょう!?」
「ふふふ」
「まぁたそうやって笑って誤魔化す!! それでなんだかんだいっつも自分に都合のいいようにことを運ぶじゃないの!!」
「心外だなぁ」
かと言って他に何かあるかと言われると急には思い付かないもので、結局あたしは【真眼】とやらを受け取ることにした。
ショタ神様の思惑通りになるのは癪だけど、確かに役には立ちそうだものね。
「あとはそうだね、レイ、何か得意な武器はあるかい?」
「武器ぃ? そんなもの使ったことないわよ。あたしの国では一般人が武器なんか持ってたら捕まっちゃうもの」
「へぇー、じゃあ平和なのね」
平和じゃない国だってもちろんありますけどね。あたしは日本人でよかったわ。
武器らしきものなんて、学生時代に剣道の竹刀くらいしか触ったことないもの。
「……鍛冶の」
「はい」
「えっ?」
ショタ神様が声をかけたら、鍛冶神様ったら一瞬でスイッチが入ったわ。
瞬間移動したかと思うくらいに素早くショタ神様の横に跪いててびっくりしちゃった。
「君のことだ。用意してあるんだろう?」
「はい」
「レイ、使うかどうかは君に任せるから、受け取ってあげてくれるかい」
「あたしに武器を?」
「お主の為だけに創った。受け取ってくれるか」
「っえぇ! もちろんよ!!」
上目遣いでそう言われてときめきMAXで返した返事を、あたしはすぐさま後悔することになったんだけどね……。
「……ねぇ」
「どうだレイ、どれも渾身の出来だ」
うっきうきの鍛冶神様が取り出したのは、小さめの剣から始まって細身の剣、長い剣、鞭、弓、槍、斧、大鎌、ハンマー、棒の先にトゲトゲの付いた鉄球が刺さってるやつ……
まだまだ出てくる見たこともないような武器の山。おまけにどれもこれも装飾過多でギラッギラ。
そして最後にとっておきとばかりに勿体ぶって取り出したのが、長さはあたしの身長くらいありそうな、幅も厚みも尋常じゃないクソ重たそうな巨大な剣……。
「──…………」
言葉が出てこない。
いいえ、わかっていたはずよレイ。鍛冶神様ってばそもそもこういう方なんだってば!!
夢中になれば人の話は聞かないし自分の好きなことはとことん追及するし専門分野は鍛冶仕事……。
そりゃあこうなるわよねぇ。
「うわぁ、どれもこれも神器じゃないこれ」
「言わないで女神様……」
「これは人里へ持って入ったら大騒ぎだねぇ」
「やめて主神様……」
当の本人はキラキラした目であたしを見ているし。大柄で渋美しい男の人がわんこみたいによ?
あんもう思いっきり撫で繰り回したぁい!! でもこれは誉めちゃダメなやつぅ~!!
「鍛冶神様」
「どれか気に入ったかレイ。ひとつと言わず、全て持って行っても構わんが」
助けを求めるように横の二柱へ目を向けると、やれやれといった風にショタ神様が苦笑した。
「いいよレイ。私が許そう」
「……そう? じゃあ遠慮なく」
にっこり笑ってさん、はい!
「馬ッ鹿じゃないのぉ!?」
ゲラゲラ笑う二柱をよそに、あたしはたっぷり滾々と鍛冶神様にお説教してやったわ。
あたしの為にと用意してくださったのは本当に嬉しいしありがたいことなんだけれども、物には限度ってものがあるでしょうよ!!
数もそうだけど、持ち上げることすら出来ない武器とかなんの役に立つって言うのよ!!
何より神器ってなによ!? どんだけ張り切ってくれちゃったのよ!? 嬉しいけど!!
「その辺でいいだろうレイ。鍛冶の、とりあえず目立たない範囲でレイに合いそうな物を」
「では、……これを」
「あるなら最初からそれを出しなさいな……」
「ありがとうございます鍛冶神様。これくらいなら持ち歩いても大丈夫そうだわ」
受け取ったのは、装飾もさっきのやつよりだいぶ大人しめの短い剣。
【真眼】で見ても神器とは表示されなかったけれど、使うこともないと思うのでありがたく魔法の鞄へしまっておいたわ。
そんなこんなで相変わらず喧しく神域での時間を過ごし、帰還期限を六日後の朝に決めて、あたしはやっとセヘルシアへ旅立った。
さぁ行くわよ。待ってなさい自称勇者!
0
お気に入りに追加
29
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
日本帝国陸海軍 混成異世界根拠地隊
北鴨梨
ファンタジー
太平洋戦争も終盤に近付いた1944(昭和19)年末、日本海軍が特攻作戦のため終結させた南方の小規模な空母機動部隊、北方の輸送兼対潜掃討部隊、小笠原増援輸送部隊が突如として消失し、異世界へ転移した。米軍相手には苦戦続きの彼らが、航空戦力と火力、機動力を生かして他を圧倒し、図らずも異世界最強の軍隊となってしまい、その情勢に大きく関わって引っ掻き回すことになる。
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
異世界楽々通販サバイバル
shinko
ファンタジー
最近ハマりだしたソロキャンプ。
近くの山にあるキャンプ場で泊っていたはずの伊田和司 51歳はテントから出た瞬間にとてつもない違和感を感じた。
そう、見上げた空には大きく輝く2つの月。
そして山に居たはずの自分の前に広がっているのはなぜか海。
しばらくボーゼンとしていた和司だったが、軽くストレッチした後にこうつぶやいた。
「ついに俺の番が来たか、ステータスオープン!」
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる