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そして流星は飼い犬のテストを数日して、山本、後藤、南山、他数名飼い犬にした。ウィンスターを入れて8名程度だ。
飼い犬条件としてはこうだ。
流星がギャンブルについてのアドバイスをする。飼い犬が勝てば利益の半分をアドバイス料名目で流星に支払う。又、飼い犬が所持金が無くなればそこで契約は終了、というものだ。
一見不利に見えるこの契約を飼い犬が飲むのかどうか?もテストのうちの一つだった。金の貸し借りは無し。飼い犬が負けても流星には損がない。と、果たしてそうだろうか?飼い犬が減れば儲けは減る。又、飼い犬が負けても流星のプライドが傷つく。となれば流星を信じ強気で勝負する。それでこそ飼い犬としての実力が発揮される。負けたとしても、別の飼い犬が勝負して負け分を取り返せばいい。つまり、この事に気づけた8名が残っているのだ。
流星は会社を辞め、1日中家にいてのんびり暮らし、伸子と死神の3人暮らしとなった。
流星はたまにアドバイスするだけで簡単に金を儲ける事ができたし、時間も十分にある。もしも仮に賭博法違反で捕まっても数十万~数百万の罰金で済むはずだ。
伸子にとってもずっと流星がそばにいてくれる事は理想的と言えた。
そんな平和な生活に水を差したのはウィンスターだった。流星がたまたま付けたテレビで、あの「ギャンブルでSHOW」がやっていたのだ。
「ん?この番組、まだやってたのか?だがウィンスターの相手、妙に冷や汗をかいているな。まさかとは思うが、死神!調べろ!この番組、リアルマネーは賭けてないだろうなぁ!?」
「賭けてるわ。敗者から1億円搾取して、ウィンスターを常勝無敗のギャンブラーに育てようとしてるわ。」
「チッ!バカが!」
「どうする?」
「決まっている。始末する。」
流星が続けて言う。
「公衆の面前でリアルマネーをかけていたら賭博法違反の容疑がかかっていると思っていい。警察も無能じゃない。そして常勝無敗伝説もオレをなぞっているかのようだ。ただ単にウィンスターより弱い相手を集めて勝負しているだけだというのに。10億じゃ人が集まらねぇから1億にしたんだろ。」
死神が聞く。
「私が始末する?」
「いや、お前はあくまでも切り札。最後まで取っておく。」
「どうするの?」
流星が電話をかける。
「百夜か。飼い犬に手を噛まれた。」
「ウィンスターね。」
「気づいていたのか?」
「まぁね。あんな勝負、あなたの求めてるものじゃないもの。」
「引き受けてくれるか?」
「ええ。ウィンスターからお金を絞り取ればいいのね。」
「ああ。あとはこっちで何とかする。」
「わかったわ。」
飼い犬条件としてはこうだ。
流星がギャンブルについてのアドバイスをする。飼い犬が勝てば利益の半分をアドバイス料名目で流星に支払う。又、飼い犬が所持金が無くなればそこで契約は終了、というものだ。
一見不利に見えるこの契約を飼い犬が飲むのかどうか?もテストのうちの一つだった。金の貸し借りは無し。飼い犬が負けても流星には損がない。と、果たしてそうだろうか?飼い犬が減れば儲けは減る。又、飼い犬が負けても流星のプライドが傷つく。となれば流星を信じ強気で勝負する。それでこそ飼い犬としての実力が発揮される。負けたとしても、別の飼い犬が勝負して負け分を取り返せばいい。つまり、この事に気づけた8名が残っているのだ。
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「ん?この番組、まだやってたのか?だがウィンスターの相手、妙に冷や汗をかいているな。まさかとは思うが、死神!調べろ!この番組、リアルマネーは賭けてないだろうなぁ!?」
「賭けてるわ。敗者から1億円搾取して、ウィンスターを常勝無敗のギャンブラーに育てようとしてるわ。」
「チッ!バカが!」
「どうする?」
「決まっている。始末する。」
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「公衆の面前でリアルマネーをかけていたら賭博法違反の容疑がかかっていると思っていい。警察も無能じゃない。そして常勝無敗伝説もオレをなぞっているかのようだ。ただ単にウィンスターより弱い相手を集めて勝負しているだけだというのに。10億じゃ人が集まらねぇから1億にしたんだろ。」
死神が聞く。
「私が始末する?」
「いや、お前はあくまでも切り札。最後まで取っておく。」
「どうするの?」
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「気づいていたのか?」
「まぁね。あんな勝負、あなたの求めてるものじゃないもの。」
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「ああ。あとはこっちで何とかする。」
「わかったわ。」
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