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そして火曜日になった。
佐々木宅にて流星は再び佐々木と出会う。
佐々木の横には世界的有名マジシャンのウィンスターという名前の男が立っている。
佐々木が流星に言う。
「よぉ、小僧。よく逃げなかったな。お前の今日の相手はこのウィンスターだ。イカサマなんて通じねぇぞ?」
「フン。イカサマなんて使わなくても勝てるね。」
ウィンスターが口をはさむ。
「勝負はやってみないとわからないものだよ?早乙女君。」
「フフ。違いねぇ。じゃ改めて確認するか。
チップは1枚一千万。それとは別にイカサマ、お手つきのペナルティーは5億、でいいな?」
「いいとも。」
「じゃ、勝負だ。」
勝負が始まった。
流星がディーラーの動きを見ながら言う。
「慣れた手つきだな。ウィンスター、アンタのアシスタントか何かか?」
「彼女は私のアシスタントだ。マジックショーを手伝ってもらっている。」
「へぇ~。」
カードを配ってディーラーは言う。
「両者、参加費のチップを払ってください。」
流星、ウィンスター共にチップを1枚払う。
流星は言う。
「チェンジ5枚だ。」
ディーラーがカードを配ろうとした瞬間、流星がディーラーの手を掴んだ。
「イカサマ宣言。ディーラー、カードを配るなら公平に配るんだな。」
ディーラーは上から2番目のカードを配ろうとしていた。
ディーラーは淡々と言う。
「イカサマ宣言成立。よってウィンスター様ペナルティー5億です。」
流星がディーラーに言う。
「おい、ディーラー。次やったらペナルティーだけじゃない。アンタの指へし折るぞ。指が折れたってカードは配れるからな。」
それでもディーラーはすまし顔で言う。
「ご安心を、早乙女様。私もプロなら1度見破られたテクニックは二度と使いません。次からは公正に配ります。」
「それならいい。」
この時のウィンスターの流星に対する印象は(この男、只者ではない)だった。
(私がプロなら彼女も私が育てたプロだぞ。そのカードさばきを見抜くとは。裏番をはっていたという噂は伊達ではない、という事か。)
ディーラーがカードを配る。
流星が言う。
「ベット1枚。チェンジ2枚だ。」
ウィンスターもベットする。
「チェンジ2枚」
流星は…。
「レイズ10枚。」
ウィンスターは…。
「フォールド。」
流星は4カード、ウィンスターはフルハウスだった。そして数十ターン勝負する。
じわり、じわりと流星がチップを吸い取る。
ウィンスターは焦る。
(なぜだ?なぜイカサマしている私が負けている?)
そう、ウィンスターはまたイカサマをしていた。流星の強運の引きの強さに負けていたのだ。流星が手札のカードを少し下ろし、青く光る目を見せた。
「フフフ…。ウィンスター、アンタ、またイカサマしてるな?こちらの手札がアンタには見えている。だから、フォールド、レイズのタイミングが良い。でも何度もフォールドしていては自分のイカサマがバレてしまう。だから適度に負けつつ勝負を続けた。結果じわりじわりとチップが少なくなるんだ。」
ウィンスターは流星にしてやられた。
イカサマをした上で、流星はさらにウィンスターの上をいっていたのだ。
佐々木宅にて流星は再び佐々木と出会う。
佐々木の横には世界的有名マジシャンのウィンスターという名前の男が立っている。
佐々木が流星に言う。
「よぉ、小僧。よく逃げなかったな。お前の今日の相手はこのウィンスターだ。イカサマなんて通じねぇぞ?」
「フン。イカサマなんて使わなくても勝てるね。」
ウィンスターが口をはさむ。
「勝負はやってみないとわからないものだよ?早乙女君。」
「フフ。違いねぇ。じゃ改めて確認するか。
チップは1枚一千万。それとは別にイカサマ、お手つきのペナルティーは5億、でいいな?」
「いいとも。」
「じゃ、勝負だ。」
勝負が始まった。
流星がディーラーの動きを見ながら言う。
「慣れた手つきだな。ウィンスター、アンタのアシスタントか何かか?」
「彼女は私のアシスタントだ。マジックショーを手伝ってもらっている。」
「へぇ~。」
カードを配ってディーラーは言う。
「両者、参加費のチップを払ってください。」
流星、ウィンスター共にチップを1枚払う。
流星は言う。
「チェンジ5枚だ。」
ディーラーがカードを配ろうとした瞬間、流星がディーラーの手を掴んだ。
「イカサマ宣言。ディーラー、カードを配るなら公平に配るんだな。」
ディーラーは上から2番目のカードを配ろうとしていた。
ディーラーは淡々と言う。
「イカサマ宣言成立。よってウィンスター様ペナルティー5億です。」
流星がディーラーに言う。
「おい、ディーラー。次やったらペナルティーだけじゃない。アンタの指へし折るぞ。指が折れたってカードは配れるからな。」
それでもディーラーはすまし顔で言う。
「ご安心を、早乙女様。私もプロなら1度見破られたテクニックは二度と使いません。次からは公正に配ります。」
「それならいい。」
この時のウィンスターの流星に対する印象は(この男、只者ではない)だった。
(私がプロなら彼女も私が育てたプロだぞ。そのカードさばきを見抜くとは。裏番をはっていたという噂は伊達ではない、という事か。)
ディーラーがカードを配る。
流星が言う。
「ベット1枚。チェンジ2枚だ。」
ウィンスターもベットする。
「チェンジ2枚」
流星は…。
「レイズ10枚。」
ウィンスターは…。
「フォールド。」
流星は4カード、ウィンスターはフルハウスだった。そして数十ターン勝負する。
じわり、じわりと流星がチップを吸い取る。
ウィンスターは焦る。
(なぜだ?なぜイカサマしている私が負けている?)
そう、ウィンスターはまたイカサマをしていた。流星の強運の引きの強さに負けていたのだ。流星が手札のカードを少し下ろし、青く光る目を見せた。
「フフフ…。ウィンスター、アンタ、またイカサマしてるな?こちらの手札がアンタには見えている。だから、フォールド、レイズのタイミングが良い。でも何度もフォールドしていては自分のイカサマがバレてしまう。だから適度に負けつつ勝負を続けた。結果じわりじわりとチップが少なくなるんだ。」
ウィンスターは流星にしてやられた。
イカサマをした上で、流星はさらにウィンスターの上をいっていたのだ。
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