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エスタリス・ジェルマ疾走編
116.怪しい会話をキャッチしたよ
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しかし、それでも疑問は残る。ひと通り注文を終えた後、俺はアンネさんに切り出した。
「……なるほど、それを聞くだけでも異常な感じはありますね。というか普通に処理されてるとか割と恐ろしい感じですけど」
この状況を知ってて俺たちにこの依頼を出したと考えると、大臣閣下も意外と食えない女だなと思わざるを得ないけど、今問題にしたいのはそこではなく――
「その話が本当であるなら、エスタリスにしては片手落ち感が否めませんね。だってそれなら確かに中部諸国連合方面から漏れることはほぼ確実に防げますけど、それ以外の国境はほとんどスルー状態じゃないですか。
確かに他の国の国境管理に漏洩防止を任せるっていうのも分かりますけど、それって自分の力じゃどうにもならない部分じゃないですか。よほど確実に管理してくれるっていう確証みたいなものがないと、それは成立しませんよ」
最悪、軍需産業に使用されかねない技術を同盟や協定の名の下に他の国に横流しされたら、エスタリスの敷いている政策もまるで意味がなくなると思うんだけど……スティビアやジェルマ、はたまた別方面の国によほどうまみがあるのか、それとも逆に小さくないリスクがあるのか……
その疑問にも、アンネさんはよどみなく答えてくれた。
「それについてなんですが……どうやらエスタリスが比較的その国境管理を緩くしているのがスティビアとジェルマ相手だけらしいんです。その他の国に関しては、国境都市の有無にかかわらずウルバスク国境とほとんど同じような形をとっているようですね。スティビアとジェルマは、もともとエスタリスとそれなりにつながりが深い国ですので。
ただしおっしゃる通り、エスタリスにとってスティビアとジェルマも完全に信用出来るわけではありません。なので、エスタリスは両国に契約を結ばせているようです。
すなわち、1世代前の技術を決められた都市内でのみ使用すること、2世代前の技術をその国限定で使用すること、エスタリスから供与された技術は一切海外へ移転せぬこと。これら3つを遵守するようにし、ひとつでも違反が見つかれば今後一切の技術供与を中止すると」
「なるほど……」
それでもまだ甘い気はするけど、エスタリスにとっては1世代前2世代前でも他の国では最新式だし、エスタリスはその技術を高値で売れるしで契約さえ守れば両方に多大な利がある。そんな状況ではあえて自分から契約をぶっ壊しに行くこともない、か……典型的なアメとムチってところだな。
「……エスタリスは、最初からこういう国だったんですか?」
「いえ、私が歴史を教わった以上は最初からではなかったかと……ここ20年程の傾向らしいですが。ギルドの登録に使用する金属板の魔道具がありますでしょう? あれは金属になったのが40年ほど前でして、それまでは魔導性の高い大理石や廉価版の黒曜石を使用していたんです。
石を使っていた時代は重いし大きいし壊れやすいし、大理石に至ってはとんでもなく高いしで使いづらくて仕方がなかったらしいですよ?」
「つまり、その辺りにはまだ技術供与が周辺国にも普通になされていた、と……ここ20年で、エスタリスに政体変化などありましたか?」
「いえ、エスタリスは今も昔も連邦共和制ですが、ここ最近は国会における与党と野党の構成比率も変わっていません。政策についても、20年どころか40年ほど大きく変わってはいないと思いますが」
「そうですか……」
となると、魔導技術に対する連邦政府の方針が、供与により利益を生むものから自国の利益を守るものに変わっただけなのか……それとも何か別の要素が出てきたのか……?
「トーゴさん」
「ん、どうかした? エリナさん」
何故か小声で話しかけてきたエリナさんに同じく答えると、テーブルの下に置いた左手で隣のテーブルを指さしながら言う。
「……あの小さい人たち、英語喋ってる」
「何だって?」
「おふたりとも、いかがしましたか?」
「ああいえ、何でもありません」
いかんいかん、少し声が大きくなってしまった……
それにしてもエリナさんも小声でとんでもない爆弾発言をしてくれたものだ。英語? この世界で? ……耳を澄ませてみると、確かに英語をしゃべっている。というか普通の音量で抑揚のないしゃべり方をしている。
……これ、相当のプロだぞ。取り敢えず不審な言動をしないためにも……
「エリナさん、取り敢えずその話はホテルに戻ってからでいいかな」
「ええ、わかったわ。……後で確認させてもらうことにするわね」
「確認ですか? それは私が伺っても?」
「ああいえ、大したことじゃないんです。ただ、ここに来る途中のベーカリーでハニーラスクの材料らしきパンを見つけたというのを思い出しただけらしいので」
「ベーカリーでハニーラスクの材料……なるほど、そういうことでしたら後程私の方にも確認の結果をお知らせください。閣下にもその旨お伝えすれば、お喜びになるかと思いますので」
「わかりました、まずアンネさんに味見していただこうと思いますので」
「お願いします。……ところでそろそろ注文したものが来るはずですけどね」
「お待たせしました、蔵出し白ワインふたつと黒オークの茹で肉ふた皿になります」
アンネさんが焦れてきたタイミングで店員さんが注文の品を運んできたところで、初回の意見交換はお開きとなった。……意見交換っていうより一方的に俺たちが教えてもらっていたような気がするけど、そこらへんは滞在期間が違うということで。
そして、食事を終えて日も落ちて、ホテルの部屋に戻った俺たち。バルコニーに戻った俺たちがまずしたのは、ダイニングバーであった怪しい会話の確認だった。
「ええと、確かトーゴさん、あの店に入る前に録音用の魔道具をオンにして胸に忍び込ませてたわよね?」
「……流石に気づいてたか、っていうか何でこれが録音用の魔道具ってエリナさん知ってるの」
「だってそれ、エステルの魔導工学ギルドで作ってたやつでしょ」
目ざといなあ。そしてそれだけで何もかも理解したエリナさんもすごいけど――
「あのアンネさんって人、確かにこういう仕事について日は浅いのかもしれないけど……あの一瞬で全部理解するって相当のやり手よね」
「まあでも、わかりやすく合言葉をアレンジしたからね……それよりも中身の確認だよ」
「ああ、そうだったそうだった。ええと、どうすればいいのかしら」
「この青いスイッチを押せばチャプターごとの頭出しが出来て、この緑色のスイッチを押せば再生か一時停止される。この赤い方は録音で白いのは録音終了。緑のスイッチの周りを反時計回りに撫でれば巻き戻しで、時計回りに撫でれば早送り」
「本当にICレコーダー準拠にしてあるのね……早く確認しましょう」
「了解。ええと、最初のチャプターに録音してあるはずだから……」
言って、青を押してから緑のスイッチを押す。聞こえてきたのは入店する俺たちの声と、店内の雑多な会話音。……それなりに人間の声に対する感度は高いから録音しそびれているということはないだろうけど、どこから入ってるかとか全然分からないから油断出来ない。
と――
「あ、ここから。一旦止めて」
言われて、緑のスイッチを押す。時間表示はされない設定だけど……俺たちの会話の中では国境で試されていたのが分かったあたりの部分だ。
あんなところから会話が続いていたのか……いや、エリナさんが指さした先の席は、俺たちの隣と言っても通路を挟んだ隣だったから、話に夢中になってた俺が気付かないのも無理はないか。
むしろエリナさんが気付いたのが凄い。あのしゃべり方では環境音に溶け込んで、普通の人では完全に聞き流してしまうだろう。事実俺も聞き流していた。
ましてやしゃべっていたのは英語で、この世界のあの場では完全にスタンドアロンな言語。俺たちが前世でジェルマ語を喋るようなものだ。
さて、となると――
「再生再開して、どんなことを喋っているか確認しよう。エリナさん、準備はいい?」
「ええ、もちろん」
この会話、どう考えたって普通じゃない。なら俺は、自分たちの依頼を全うするためにこれを確認しなければならない。
少しばかりの懐かしさを飲み込みつつ、俺は緑色のボタンをゆっくり押した。
---
録音用の魔道具はトーゴさんのお手製です。何かあった時に役に立つのではないかと思って作っていました。
そして言うまでもありませんがハニーラスク云々は前回の流れから双方察する事の出来る合言葉として使っています。
次回更新は08/20の予定です!
「……なるほど、それを聞くだけでも異常な感じはありますね。というか普通に処理されてるとか割と恐ろしい感じですけど」
この状況を知ってて俺たちにこの依頼を出したと考えると、大臣閣下も意外と食えない女だなと思わざるを得ないけど、今問題にしたいのはそこではなく――
「その話が本当であるなら、エスタリスにしては片手落ち感が否めませんね。だってそれなら確かに中部諸国連合方面から漏れることはほぼ確実に防げますけど、それ以外の国境はほとんどスルー状態じゃないですか。
確かに他の国の国境管理に漏洩防止を任せるっていうのも分かりますけど、それって自分の力じゃどうにもならない部分じゃないですか。よほど確実に管理してくれるっていう確証みたいなものがないと、それは成立しませんよ」
最悪、軍需産業に使用されかねない技術を同盟や協定の名の下に他の国に横流しされたら、エスタリスの敷いている政策もまるで意味がなくなると思うんだけど……スティビアやジェルマ、はたまた別方面の国によほどうまみがあるのか、それとも逆に小さくないリスクがあるのか……
その疑問にも、アンネさんはよどみなく答えてくれた。
「それについてなんですが……どうやらエスタリスが比較的その国境管理を緩くしているのがスティビアとジェルマ相手だけらしいんです。その他の国に関しては、国境都市の有無にかかわらずウルバスク国境とほとんど同じような形をとっているようですね。スティビアとジェルマは、もともとエスタリスとそれなりにつながりが深い国ですので。
ただしおっしゃる通り、エスタリスにとってスティビアとジェルマも完全に信用出来るわけではありません。なので、エスタリスは両国に契約を結ばせているようです。
すなわち、1世代前の技術を決められた都市内でのみ使用すること、2世代前の技術をその国限定で使用すること、エスタリスから供与された技術は一切海外へ移転せぬこと。これら3つを遵守するようにし、ひとつでも違反が見つかれば今後一切の技術供与を中止すると」
「なるほど……」
それでもまだ甘い気はするけど、エスタリスにとっては1世代前2世代前でも他の国では最新式だし、エスタリスはその技術を高値で売れるしで契約さえ守れば両方に多大な利がある。そんな状況ではあえて自分から契約をぶっ壊しに行くこともない、か……典型的なアメとムチってところだな。
「……エスタリスは、最初からこういう国だったんですか?」
「いえ、私が歴史を教わった以上は最初からではなかったかと……ここ20年程の傾向らしいですが。ギルドの登録に使用する金属板の魔道具がありますでしょう? あれは金属になったのが40年ほど前でして、それまでは魔導性の高い大理石や廉価版の黒曜石を使用していたんです。
石を使っていた時代は重いし大きいし壊れやすいし、大理石に至ってはとんでもなく高いしで使いづらくて仕方がなかったらしいですよ?」
「つまり、その辺りにはまだ技術供与が周辺国にも普通になされていた、と……ここ20年で、エスタリスに政体変化などありましたか?」
「いえ、エスタリスは今も昔も連邦共和制ですが、ここ最近は国会における与党と野党の構成比率も変わっていません。政策についても、20年どころか40年ほど大きく変わってはいないと思いますが」
「そうですか……」
となると、魔導技術に対する連邦政府の方針が、供与により利益を生むものから自国の利益を守るものに変わっただけなのか……それとも何か別の要素が出てきたのか……?
「トーゴさん」
「ん、どうかした? エリナさん」
何故か小声で話しかけてきたエリナさんに同じく答えると、テーブルの下に置いた左手で隣のテーブルを指さしながら言う。
「……あの小さい人たち、英語喋ってる」
「何だって?」
「おふたりとも、いかがしましたか?」
「ああいえ、何でもありません」
いかんいかん、少し声が大きくなってしまった……
それにしてもエリナさんも小声でとんでもない爆弾発言をしてくれたものだ。英語? この世界で? ……耳を澄ませてみると、確かに英語をしゃべっている。というか普通の音量で抑揚のないしゃべり方をしている。
……これ、相当のプロだぞ。取り敢えず不審な言動をしないためにも……
「エリナさん、取り敢えずその話はホテルに戻ってからでいいかな」
「ええ、わかったわ。……後で確認させてもらうことにするわね」
「確認ですか? それは私が伺っても?」
「ああいえ、大したことじゃないんです。ただ、ここに来る途中のベーカリーでハニーラスクの材料らしきパンを見つけたというのを思い出しただけらしいので」
「ベーカリーでハニーラスクの材料……なるほど、そういうことでしたら後程私の方にも確認の結果をお知らせください。閣下にもその旨お伝えすれば、お喜びになるかと思いますので」
「わかりました、まずアンネさんに味見していただこうと思いますので」
「お願いします。……ところでそろそろ注文したものが来るはずですけどね」
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アンネさんが焦れてきたタイミングで店員さんが注文の品を運んできたところで、初回の意見交換はお開きとなった。……意見交換っていうより一方的に俺たちが教えてもらっていたような気がするけど、そこらへんは滞在期間が違うということで。
そして、食事を終えて日も落ちて、ホテルの部屋に戻った俺たち。バルコニーに戻った俺たちがまずしたのは、ダイニングバーであった怪しい会話の確認だった。
「ええと、確かトーゴさん、あの店に入る前に録音用の魔道具をオンにして胸に忍び込ませてたわよね?」
「……流石に気づいてたか、っていうか何でこれが録音用の魔道具ってエリナさん知ってるの」
「だってそれ、エステルの魔導工学ギルドで作ってたやつでしょ」
目ざといなあ。そしてそれだけで何もかも理解したエリナさんもすごいけど――
「あのアンネさんって人、確かにこういう仕事について日は浅いのかもしれないけど……あの一瞬で全部理解するって相当のやり手よね」
「まあでも、わかりやすく合言葉をアレンジしたからね……それよりも中身の確認だよ」
「ああ、そうだったそうだった。ええと、どうすればいいのかしら」
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「了解。ええと、最初のチャプターに録音してあるはずだから……」
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と――
「あ、ここから。一旦止めて」
言われて、緑のスイッチを押す。時間表示はされない設定だけど……俺たちの会話の中では国境で試されていたのが分かったあたりの部分だ。
あんなところから会話が続いていたのか……いや、エリナさんが指さした先の席は、俺たちの隣と言っても通路を挟んだ隣だったから、話に夢中になってた俺が気付かないのも無理はないか。
むしろエリナさんが気付いたのが凄い。あのしゃべり方では環境音に溶け込んで、普通の人では完全に聞き流してしまうだろう。事実俺も聞き流していた。
ましてやしゃべっていたのは英語で、この世界のあの場では完全にスタンドアロンな言語。俺たちが前世でジェルマ語を喋るようなものだ。
さて、となると――
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少しばかりの懐かしさを飲み込みつつ、俺は緑色のボタンをゆっくり押した。
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録音用の魔道具はトーゴさんのお手製です。何かあった時に役に立つのではないかと思って作っていました。
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