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攻略:ウェルギリウス
最終話:フィアンセ様、攻略
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「パパぁ~!!」
さらさらとした黒髪に蒼い瞳を持った青年が両手を広げ走ってくる。陽の光を浴びると、その髪は不思議にも金色に輝いた。
「んん~っ♡ かわいいいいいっ!可愛すぎないか! 俺の息子‼」
俺の元に走ってくる天使を捕まえて、高く抱き上げる。そのままぐるぐると回ってやると、天使はきゃっきゃと楽しげに笑う。
「パパっ、ぼくにキスをしてっ!」
「ふふっ、もちろんだっ!ちゅぅうう~♡」
この子は、俺の可愛くて大事で大事で大事で、世界一愛しい息子だ!
「フラン! ドギアスにキスをするのならオレにもしろ!」
「うげぇ、父上だ。パパっ、早くにげようよ。」
「なっ、父上に向かって…! ドギアス! そんなことを言って良いのか…? オレが君にキスをするぞ!」
「えっ! ダメダメッ! ドギアスはパパのでちゅからね~♡」
「にっげろ~‼」
「ふ、ふらぁっん!ドギアス!」
広い庭に、笑い声が響く。
高い高い空まで届きそうなくらい、大きな笑い声。
ウェルは王位を継承し、俺は王妃となった。俺は主に政治に参加し、今は保険制度の確立と学校の無償化を目指して、日々みんなの力を借りながら頑張っている。
ちなみに、子を成すには水晶に祈るというスタイルのこの世界。その『祈る』というのは、『毎日、愛を確かめ合う』ということだった。なので学園を卒業をした俺たちは、すぐに子作りをはじめ、俺は280日間ほぼベッドの上で過ごすこととなった。魔力の多さは精液の多さとか言う恐ろしい世界線。抱かれ続ける毎日は、さすがに怖かった…。しばらく、甘い匂いもダメになるくらい。でもまぁ、そんな大変さもありながら、産まれたドギアスはとにかく可愛くて、辛い日々がぜーんぶ吹っ飛んだ。もちろん、ウェルのことも大好き! 愛してる。あの時のセックスだって、怖かったけど、きもち、良かったし…。
この世界に来て、俺にはたくさんの家族や友人ができた。
おまけに、旦那様と息子まで。
俺、幸せだ。
この世界に来て、良かった。
ありがとう、神様。
『良かったー。』
どこかから、懐かしい声が聞こえた気がした。
ー完ー
▼最後までお読みいただきありがとうございます!
やっと完結させることができました(:_;) 長い間、お付き合いいただきありがとうございました。皆様からのコメント、エールとても励みになりました。
◯他のキャラの様子も執筆していきたいなーと考えています。フランの他カプのご要望があれば、のんびりですが、できるかぎり書きますのでコメントしてください!
ちなみに、筆者なりにすでにカップリングしてあるキャラも今後、執筆していく予定なので、ご興味あればぜひ☆(そろそろ新しいお話を作りたいので、しばらくはお暇を頂きます!)
こちらは、マッチョ、高身長、男前強い受けという私の好きを大集合させた物語です。とにかく筆者の性癖と趣味でできた作品でした。
皆様、ありがとうございました!
さらさらとした黒髪に蒼い瞳を持った青年が両手を広げ走ってくる。陽の光を浴びると、その髪は不思議にも金色に輝いた。
「んん~っ♡ かわいいいいいっ!可愛すぎないか! 俺の息子‼」
俺の元に走ってくる天使を捕まえて、高く抱き上げる。そのままぐるぐると回ってやると、天使はきゃっきゃと楽しげに笑う。
「パパっ、ぼくにキスをしてっ!」
「ふふっ、もちろんだっ!ちゅぅうう~♡」
この子は、俺の可愛くて大事で大事で大事で、世界一愛しい息子だ!
「フラン! ドギアスにキスをするのならオレにもしろ!」
「うげぇ、父上だ。パパっ、早くにげようよ。」
「なっ、父上に向かって…! ドギアス! そんなことを言って良いのか…? オレが君にキスをするぞ!」
「えっ! ダメダメッ! ドギアスはパパのでちゅからね~♡」
「にっげろ~‼」
「ふ、ふらぁっん!ドギアス!」
広い庭に、笑い声が響く。
高い高い空まで届きそうなくらい、大きな笑い声。
ウェルは王位を継承し、俺は王妃となった。俺は主に政治に参加し、今は保険制度の確立と学校の無償化を目指して、日々みんなの力を借りながら頑張っている。
ちなみに、子を成すには水晶に祈るというスタイルのこの世界。その『祈る』というのは、『毎日、愛を確かめ合う』ということだった。なので学園を卒業をした俺たちは、すぐに子作りをはじめ、俺は280日間ほぼベッドの上で過ごすこととなった。魔力の多さは精液の多さとか言う恐ろしい世界線。抱かれ続ける毎日は、さすがに怖かった…。しばらく、甘い匂いもダメになるくらい。でもまぁ、そんな大変さもありながら、産まれたドギアスはとにかく可愛くて、辛い日々がぜーんぶ吹っ飛んだ。もちろん、ウェルのことも大好き! 愛してる。あの時のセックスだって、怖かったけど、きもち、良かったし…。
この世界に来て、俺にはたくさんの家族や友人ができた。
おまけに、旦那様と息子まで。
俺、幸せだ。
この世界に来て、良かった。
ありがとう、神様。
『良かったー。』
どこかから、懐かしい声が聞こえた気がした。
ー完ー
▼最後までお読みいただきありがとうございます!
やっと完結させることができました(:_;) 長い間、お付き合いいただきありがとうございました。皆様からのコメント、エールとても励みになりました。
◯他のキャラの様子も執筆していきたいなーと考えています。フランの他カプのご要望があれば、のんびりですが、できるかぎり書きますのでコメントしてください!
ちなみに、筆者なりにすでにカップリングしてあるキャラも今後、執筆していく予定なので、ご興味あればぜひ☆(そろそろ新しいお話を作りたいので、しばらくはお暇を頂きます!)
こちらは、マッチョ、高身長、男前強い受けという私の好きを大集合させた物語です。とにかく筆者の性癖と趣味でできた作品でした。
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