44 / 65
男だらけの異世界転生〜俺たち勇者一行編!〜
拷問担当
しおりを挟む
ベッドにぐったりとした大柄な男が横たわっている。
宿はそれなりに広く、マットは沈むほど柔らかい。
商人が泊まるにも、少々値の張る宿。
「ふぅ…。さて、そろそろ良いかな。」
パンパンと手を払い、汗を拭った青年は窓を開け、魔鳩と呼ばれる魔獣を招く。そして、小さな紙切れを持たせ羽ばたかせた。しばらくすると、コンコンと宿の扉を叩く音が聞こえてきた。青年は、躊躇すること無く扉を開け、客人を招き入れるとすぐに扉を閉める。
「早かったね、さぁ、渡してくれるかな?」
桃色のふんわりとした髪の美しい男、リリーがそう言って白く長い手を伸ばす。青年、フランドールは念のため隠していた目立つ黒髪をフードの下から露にし、頷く。そして、手の中に握りしめていた魔石のネックレスを手渡した。
「うん…、これが噂の魔導具のようだ。数分前に使用された痕跡があるけれど、身体は大丈夫かな?」
「身体? 別に何ともありません。強いて言えば、少し疲れたような気がするくらいです。」
「……本当に魔法を使わず、この男を眠らせたのか。」
「ちょっと気絶させただけで…、大したことじゃないですよ。」
魔力を奪う魔導具を所持していたのはブルボだけ。手強いと聞いていた部下も、案外すぐに捕らえることができたらしい。あの酒屋に残った部下3人はドラルクが一人で絞め上げ、フランドールとブルボの行く先を尾行していた2人の男はレオンが伸して、娼館(に見せかけた牢獄)に連行。全てが滞り無く一瞬にして完了していた。
お、俺たち最強じゃねぇか…?
魔王とか倒せちゃう勢いじゃん。
魔王、いないけど。
「さぁ、おいで。」
そう言えば、先程から気になっていた。リリーの腕に巻かれた手綱のような縄。良く見れば縄の先は扉の下から外に繋がっている。リリーに呼ばれ、扉が開き、部屋の中に人が入ってくる。一体なんだと、視線をやれば縄にぐるぐると巻かれた見覚えのある少年が居た…。
ア、アシュル…⁉
え…っ、アシュル?
背の高さ、絹のような銀髪、白い肌。
確かにアシュルに間違いない!
何故、なぜ、俺のかわいい弟がミノムシみたいになっているんだ!
「ああ、これね。貴方の弟くんが暴れるものだからこうするしか無かったんだ。お兄さんを大切にするのは良いことだけれど、今回の仕事を台無しにされちゃあ困るもの。」
「ウウゥー!ウゥ~!」
アシュルはぐるぐると縄に巻かれたまま捉えられた獣のように暴れている。
「はいはい。縄を解いてあげるからいい子にしなさい。」
そう言われ、アシュルの動きが止まる。
完全に手懐けられている…。
「にっ、兄さんっ‼」
縄を解かれたアシュルは、叫びながら飛びついてきた。
俺は慌てて抱きとめて、可哀想なアシュルを撫で撫でする。
「はぁ、兄弟揃ってブラコンですか。まったく、面倒くさい。」
リリーの小言は、二人の耳には届かなかった。
「兄さん、怪我はない?何されたの?卑猥なことを言われた?あの店でこの男、兄さんにベタベタくっついてたよね。見てたよ、我慢できずに殺しそうになったもん。部屋に入ってから見えなくなって、怖かった。ねぇ、どんなことされたの?どこまで触られたの?どこを触られたの?まさか、触れって言われたりしてないよね?触ってないよね?えっ、挿れられたりなんてしてないよね?兄さん?兄さん!兄さんっ!」
俺の両肩を掴みガクガクと揺さぶりながらアシュルが怒涛の質問攻めをする。
心配してくれるかわいい弟に俺は喜びを感じた。
お兄ちゃん、アシュルに反抗期が来るのがちょっと怖いよ。
ずっとそのままでいてくれよ、アシュル。
さて、いよいよ呼吸の荒いアシュルが心配になってきた。
「お、落ち着け、落ち着くんだアシュル。深呼吸だぞ、スーーーハーーー。」
「スーーハーー。」
俺に合わせてアシュルが素直に深呼吸をする。アシュルが落ち着いたのを確認すると、ブルボの転がるベッドにいつの間にか腰を掛けていたリリーが口を開いた。
「さぁ、アシュルくん、ここからがあなたの出番ですよ。」
不敵な笑みを浮かべたリリーが、ブルボの頬をピチピチと叩く。それから立ち上がると、ヒールの高いブーツで踏みつけた。眠っているブルボから「ぐぅっ」と鈍い声が漏れる。
「この男に全ての情報を吐かせなさい。リアゼルの居場所と教会、それからこの魔導具について、何もかも全て吐かせてね。どんなやり方でも構わない…、ただし殺しちゃあダメだよ。」
「殺さなきゃ良いんですよね…?」
「うん、できる?」
「はい、任せて下さい。」
アシュルは、とびっきりの笑顔で答えた。
(☆拷問シーンに入ります。苦手な方はお気を付け下さい。)
ブルボは真っ暗な牢獄の中で目を覚ました。
状況が分からず、きょろょろと辺りを見回した。
目の前に恐ろしい鬼がいるとも知らずに。
「お前、兄さんに触っていたよな…。」
「あ?」
「その汚い手で兄さんに触っただろう。」
キラリと何かが光り、振り下ろされた。
同時にゴロンっと重たいものが床に落ちる音がする。
ぐちゃっと嫌な感触がした。
「うあああああっ!!」
男の汚い声が地下牢に響く。
だが、残念ながら外までは聞こえない。
「お前のことは、殺しちゃいけないって言われているんだ。だから、まずは兄さんに触った忌々しい手首だけ…。血が流れると簡単に死ぬんでしょ、焼いて止血しないとね。ああ、そうだ、お前、リアゼルって知ってる?」
恐ろしい悲鳴や呻き声は、朝まで続いた。
だが、誰一人としてブルボの悲鳴に気がつく者はいない。
逃げようと藻掻くが身体に魔力が感じられない…、それはブルボの最も恐れていたこと。
そして残念ながら、その予想は当たっている。
「知ってることを全て吐くんだよ? 報告して、兄さんにうんと褒めてもらわなくちゃならないんだから…♡」
狂気じみた少年は、嬉しそうに笑みを浮かべ、うっとりと視線を空中に漂わせた。
宿はそれなりに広く、マットは沈むほど柔らかい。
商人が泊まるにも、少々値の張る宿。
「ふぅ…。さて、そろそろ良いかな。」
パンパンと手を払い、汗を拭った青年は窓を開け、魔鳩と呼ばれる魔獣を招く。そして、小さな紙切れを持たせ羽ばたかせた。しばらくすると、コンコンと宿の扉を叩く音が聞こえてきた。青年は、躊躇すること無く扉を開け、客人を招き入れるとすぐに扉を閉める。
「早かったね、さぁ、渡してくれるかな?」
桃色のふんわりとした髪の美しい男、リリーがそう言って白く長い手を伸ばす。青年、フランドールは念のため隠していた目立つ黒髪をフードの下から露にし、頷く。そして、手の中に握りしめていた魔石のネックレスを手渡した。
「うん…、これが噂の魔導具のようだ。数分前に使用された痕跡があるけれど、身体は大丈夫かな?」
「身体? 別に何ともありません。強いて言えば、少し疲れたような気がするくらいです。」
「……本当に魔法を使わず、この男を眠らせたのか。」
「ちょっと気絶させただけで…、大したことじゃないですよ。」
魔力を奪う魔導具を所持していたのはブルボだけ。手強いと聞いていた部下も、案外すぐに捕らえることができたらしい。あの酒屋に残った部下3人はドラルクが一人で絞め上げ、フランドールとブルボの行く先を尾行していた2人の男はレオンが伸して、娼館(に見せかけた牢獄)に連行。全てが滞り無く一瞬にして完了していた。
お、俺たち最強じゃねぇか…?
魔王とか倒せちゃう勢いじゃん。
魔王、いないけど。
「さぁ、おいで。」
そう言えば、先程から気になっていた。リリーの腕に巻かれた手綱のような縄。良く見れば縄の先は扉の下から外に繋がっている。リリーに呼ばれ、扉が開き、部屋の中に人が入ってくる。一体なんだと、視線をやれば縄にぐるぐると巻かれた見覚えのある少年が居た…。
ア、アシュル…⁉
え…っ、アシュル?
背の高さ、絹のような銀髪、白い肌。
確かにアシュルに間違いない!
何故、なぜ、俺のかわいい弟がミノムシみたいになっているんだ!
「ああ、これね。貴方の弟くんが暴れるものだからこうするしか無かったんだ。お兄さんを大切にするのは良いことだけれど、今回の仕事を台無しにされちゃあ困るもの。」
「ウウゥー!ウゥ~!」
アシュルはぐるぐると縄に巻かれたまま捉えられた獣のように暴れている。
「はいはい。縄を解いてあげるからいい子にしなさい。」
そう言われ、アシュルの動きが止まる。
完全に手懐けられている…。
「にっ、兄さんっ‼」
縄を解かれたアシュルは、叫びながら飛びついてきた。
俺は慌てて抱きとめて、可哀想なアシュルを撫で撫でする。
「はぁ、兄弟揃ってブラコンですか。まったく、面倒くさい。」
リリーの小言は、二人の耳には届かなかった。
「兄さん、怪我はない?何されたの?卑猥なことを言われた?あの店でこの男、兄さんにベタベタくっついてたよね。見てたよ、我慢できずに殺しそうになったもん。部屋に入ってから見えなくなって、怖かった。ねぇ、どんなことされたの?どこまで触られたの?どこを触られたの?まさか、触れって言われたりしてないよね?触ってないよね?えっ、挿れられたりなんてしてないよね?兄さん?兄さん!兄さんっ!」
俺の両肩を掴みガクガクと揺さぶりながらアシュルが怒涛の質問攻めをする。
心配してくれるかわいい弟に俺は喜びを感じた。
お兄ちゃん、アシュルに反抗期が来るのがちょっと怖いよ。
ずっとそのままでいてくれよ、アシュル。
さて、いよいよ呼吸の荒いアシュルが心配になってきた。
「お、落ち着け、落ち着くんだアシュル。深呼吸だぞ、スーーーハーーー。」
「スーーハーー。」
俺に合わせてアシュルが素直に深呼吸をする。アシュルが落ち着いたのを確認すると、ブルボの転がるベッドにいつの間にか腰を掛けていたリリーが口を開いた。
「さぁ、アシュルくん、ここからがあなたの出番ですよ。」
不敵な笑みを浮かべたリリーが、ブルボの頬をピチピチと叩く。それから立ち上がると、ヒールの高いブーツで踏みつけた。眠っているブルボから「ぐぅっ」と鈍い声が漏れる。
「この男に全ての情報を吐かせなさい。リアゼルの居場所と教会、それからこの魔導具について、何もかも全て吐かせてね。どんなやり方でも構わない…、ただし殺しちゃあダメだよ。」
「殺さなきゃ良いんですよね…?」
「うん、できる?」
「はい、任せて下さい。」
アシュルは、とびっきりの笑顔で答えた。
(☆拷問シーンに入ります。苦手な方はお気を付け下さい。)
ブルボは真っ暗な牢獄の中で目を覚ました。
状況が分からず、きょろょろと辺りを見回した。
目の前に恐ろしい鬼がいるとも知らずに。
「お前、兄さんに触っていたよな…。」
「あ?」
「その汚い手で兄さんに触っただろう。」
キラリと何かが光り、振り下ろされた。
同時にゴロンっと重たいものが床に落ちる音がする。
ぐちゃっと嫌な感触がした。
「うあああああっ!!」
男の汚い声が地下牢に響く。
だが、残念ながら外までは聞こえない。
「お前のことは、殺しちゃいけないって言われているんだ。だから、まずは兄さんに触った忌々しい手首だけ…。血が流れると簡単に死ぬんでしょ、焼いて止血しないとね。ああ、そうだ、お前、リアゼルって知ってる?」
恐ろしい悲鳴や呻き声は、朝まで続いた。
だが、誰一人としてブルボの悲鳴に気がつく者はいない。
逃げようと藻掻くが身体に魔力が感じられない…、それはブルボの最も恐れていたこと。
そして残念ながら、その予想は当たっている。
「知ってることを全て吐くんだよ? 報告して、兄さんにうんと褒めてもらわなくちゃならないんだから…♡」
狂気じみた少年は、嬉しそうに笑みを浮かべ、うっとりと視線を空中に漂わせた。
72
お気に入りに追加
1,961
あなたにおすすめの小説
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
【完結】お前らの目は節穴か?BLゲーム主人公の従者になりました!
MEIKO
BL
第12回BL大賞奨励賞いただきました!ありがとうございます。僕、エリオット・アノーは伯爵家嫡男の身分を隠して、公爵家令息のジュリアス・エドモアの従者をしている。事の発端は十歳の時…我慢の限界で田舎の領地から家出をして来た。もう戻る事はないと己の身分を捨て、心機一転王都へやって来たものの、現実は厳しく死にかける僕。薄汚い格好でフラフラと彷徨っている所を救ってくれたのが我らが坊ちゃま…ジュリアス様だ!坊ちゃまと初めて会った時、不思議な感覚を覚えた。そして突然閃く「ここって…もしかして、BLゲームの世界じゃない?おまけにジュリアス様が主人公だ!」
知らぬ間にBLゲームの中の名も無き登場人物に転生してしまっていた僕は、命の恩人である坊ちゃまを幸せにしようと奔走する。だけど何で?全然シナリオ通りじゃないんですけど?
お気に入り&いいね&感想をいただけると嬉しいです!孤独な作業なので(笑)励みになります。
※貴族的表現を使っていますが、別の世界です。ですのでそれにのっとっていない事がありますがご了承下さい。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
男装の麗人と呼ばれる俺は正真正銘の男なのだが~双子の姉のせいでややこしい事態になっている~
さいはて旅行社
BL
双子の姉が失踪した。
そのせいで、弟である俺が騎士学校を休学して、姉の通っている貴族学校に姉として通うことになってしまった。
姉は男子の制服を着ていたため、服装に違和感はない。
だが、姉は男装の麗人として女子生徒に恐ろしいほど大人気だった。
その女子生徒たちは今、何も知らずに俺を囲んでいる。
女性に囲まれて嬉しい、わけもなく、彼女たちの理想の王子様像を演技しなければならない上に、男性が女子寮の部屋に一歩入っただけでも騒ぎになる貴族学校。
もしこの事実がバレたら退学ぐらいで済むわけがない。。。
周辺国家の情勢がキナ臭くなっていくなかで、俺は双子の姉が戻って来るまで、協力してくれる仲間たちに笑われながらでも、無事にバレずに女子生徒たちの理想の王子様像を演じ切れるのか?
侯爵家の命令でそんなことまでやらないといけない自分を救ってくれるヒロインでもヒーローでも現れるのか?
【完結】悪役令息の従者に転職しました
*
BL
暗殺者なのに無様な失敗で死にそうになった俺をたすけてくれたのは、BLゲームで、どのルートでも殺されて悲惨な最期を迎える悪役令息でした。
依頼人には死んだことにして、悪役令息の従者に転職しました。
皆でしあわせになるために、あるじと一緒にがんばるよ!
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく、舞踏会編、はじめましたー!
他のお話を読まなくても大丈夫なようにお書きするので、気軽に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる