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男だらけの異世界転生〜幼少期編〜
美形の従者は攻略対象と決まっている
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考えるのに疲れて少し眠ったあと、医師が来た。診察は身体をあれこれ見られたり、水晶に手をかざしてみたりと色々ファンタジーな部分もあり少々テンションが上がった。やっぱり俺も男の子、魔法とかいう世界に憧れがあるのは仕方がない。
医師には、所々記憶が無いとかなんとか上手く言っておいた。知っていることも多少あるので、曖昧にしておくのが一番。水晶の方は、何も言わなかった。記憶がないとか別人だとか、そういう判定はされず、とくに問題なしとのこと。どうやら肉体の悪い部分は分かっても、精神のことは分からないようだ。
フランドールの両親は、涙をためて心配してくれた。少し、罪悪感はあるが致し方がない。大丈夫だと、言って宥め、とりあえず部屋から出てもらった。俺のフリフリの服は、父の涙と鼻水でグショグショ。
「あの、新しい服に着替えたいのですが。」
ついでにお風呂にも入りたい。
そう思い、近くにいたお付きの人らしき少年に声をかけた。
「へっ?! フランドール様が、敬語を…!!」
少年が卒倒している。
そりゃ、そうだ。
フランドールはわがままで横暴な美少年だからな。
よほどのドMか仏のような人間以外扱える子どもではない。
「落ち着け、フランドール様は今、記憶が曖昧になられているのだ。」
落ち着いた声でそう言う、青年に目を向ける。
青年を見て、俺は思わず息を呑んだ。
「うわっ…、すげぇ綺麗。」
「…はい?」
「あっ、いえ、なんでもありません。」
そんで思わず声が出た。
整えられた緑色の髪は、ぴったりとした七三分け。ボブくらいの長さだろうか? 紐で丁寧にまとめられている。額までしっかりと出されている顔は鼻筋が通っており、くっきりとし、知性を感じさせる瞼と華やかな翠の瞳、血色の良い唇は思わず触れたくなる。その青年は息を呑むほど美しかった。
15歳かそこらだろうか?
見たことないキャラだ。
それにしては、顔が良すぎる。
この青年は隠しキャラか。
フランドールのハッピーエンド側の攻略対象と言ったところだな。
そんなことを考えながら、ぼんやりとしていると青年は怪訝な表情を見せた。見るなとでも言いたげなその顔に、俺はさっと視線を逸らす。あんな綺麗な顔、芸能人でも見たことないからつい見惚れてた。
「フランドール様、湯浴みの準備が整いました。」
「あっ、はい!」
そうこうしているうちに、風呂の準備ができたみたい。俺は、青年に導かれるまま風呂場へと向かった。やや遠い場所にある風呂に到着し、俺は服を脱ごうと試みた。なんだか、フリフリしていてどう脱げば良いのか分からない。服のリボンに手を掛けた途端、数人の少年が走り寄ってきた。失礼します、の言葉の後あっという間に生まれたままの姿にされた。
「はぇ~。」
そう感心して呟く。風呂には扉がない、大きな入口からは風呂の中が丸見えだ。は、恥ずかしい…。お貴族様ってのは、これが日常なのか。ぼーと、立っていると風呂に緑髪の青年がスタスタと靴のまま入っていった。すると、シールドのようなものが見え、空間が歪んだ。そして、中に入った青年が見えなくなった。
「ま、まじか! すげぇっ!」
俺は、自分が全裸であることを忘れて驚いた。そして、恐る恐る指先を入口に伸ばした。やわらかい水に手を入れたような感覚だ。指先は空間の中に入り、見えなくなる。周囲の目を忘れて感動しながら、今度は頭だけを突っ込んだ。
「うわっ、うわぁ~!」
そこには見えていたものより、倍の広さの湯船が広がっていた。まるで温泉、いやプールだ。すごすぎる。俺は前世日本人、風呂が大好きだ。テンションマックスで、湯船に手を突っ込む。うん、いい湯加減。近くにあったゴージャスな桶でかけ湯をして、そっと足先を入れた。
「ふぅ~、気持ちいい。ん?」
でも、なんか浅いな。
正座して、俺の腰くらいまでしかお湯がない。
「フランドール様、何をされているのですか?」
湯船に浸かっていると、緑髪の青年が冷たく言った。
俺には分かる、彼は俺を叱るつもりだ。
「お、俺、な、何か、間違えましたか…?」
しどろもどろに返事をすると、青年の眉間にシワがよる。怒られるのって、大人になっても嫌なんだよなぁ。あ、今は子どもだけど。そういえば、なんでこの人は、風呂まで着いてきているんだ。
「湯に身体を浸けてはなりません。そこからお上がりください。その椅子にお座りになってください。身体を洗いましょう。」
「…はい、すみません。」
「………。」
おお、無言が怖い。
俺は言われた通り、椅子に座る。
石鹸とか、シャワーとかは見当たらない。
どうやって身体を洗うんだ?
よく見ると、目の前には曇りのない大きな鏡がある。
鏡に映る眼前の少年は、ひょろっとした細みの、けれど柔らかそうな身体をしている。
癖のない少し長めの黒髪は艶があり綺麗だ。
それから、血色の良い頬とふっくらした唇と少しつり上がって見えるキツめだけれど可愛らしい猫のような瞳。
頭から足先まで整えられた身体は美しい。
座っているだけで女王(男児だけど)のような傲慢さが伺える、美しさ。
なんか、俺でもイけそうな気がする。
……俺の身体だけど。
待て待て、俺の思考回路おかしくなってないか?
いかんいかん、俺はノーマル!
この世界では、一生独身!
「ひえっ…、はっ……?」
考え事をしている俺の身体を何かが這った。
「ちょっ…、俺、自分で、できますけど⁉」
「俺…? ご自分でできるのですか? 肌が傷付くから手で洗え、と私におっしゃったのはフランドール様ではありませんか。」
「そ、その節は大変ご迷惑を…。」
「その節?」
「えっと、お、僕は自分で身体を洗えるので、大丈夫です。」
何だか居た堪れない気持ちになってくる。そういう命令をしたのは俺ではないが、フランドールは俺だから、やっぱり俺。ああ、頭がこんがらがるっ。
「で、できますぅ。
石鹸はありますか? あと、シャワーとかって…。」
「しゃわあ? でございますか? また、難題を考えついたのですか? もしかして、記憶が無いというのも、嘘なのでは…。」
「嘘じゃない! で、す、。」
つい大きな声を出してしまった。
気まずさに視線を逸して俯く。
平べったく、筋肉のない板のような腹が見えた。
「わかっていますよ、演技であっても貴方が私達に敬語を使えるとは思えませんから。さあ、お身体を綺麗にしますから、良い子にして下さい。できますね?」
子どもを諭すように、七三分け緑頭くんが俺を座らせる。
俺は、ついムスっと口を尖らせながら素直に座った。
こちとら、成人済だぞ。
風呂から上がり、スッキリした俺は、さっさと寝ろとばかりにベッドへと追いやられた。丁寧に布団を掛けられ、ナイトキャップを被せられた。
「ご夕食は後ほど、お部屋にお運びいたします。ごゆっくりお休みください。」
「はい。」
「それから、私達に敬語を使うのはお止めください。」
「こっちの方が、話しやすくて。だめですか?」
「なりません。貴方様は貴族。我々はあくまでも使える者、つけ上がるものが出ては困ります。それに民に示しも付きません。階級は、社会において必要なものです。もちろんメディチ家より地位が上、つまり王族の方には、フランドール様も敬語を使わなければなりません。わかりましたか?」
「…わかりました。」
「はい?」
「……わかっ、た。」
有無を言わせぬ視線に俺は、ちょっとひよった。
再度、お休みくださいと言って緑頭くんは、パタンっと扉を締めていく。
だだっ広い部屋に一人っきりになる。
派手で眩しい部屋では、心があまり休まらない。
俺は寝るのをやめて、ベッドから起き上がった。
「にしても、本当に鏡だらけだな。この部屋。」
部屋を見渡すと派手な鏡やフランドール自身を描いたであろう絵画が壁を埋め尽くしている。自分が大好きなのか、親の影響か…。どちらにせよ、常に自分が自分を見ているようで居心地が悪い、そのうちにどうにかしてもらおう。
俺は鏡に映る薄っぺらい身体をみた。細く、弱々しくも艶がありふっくらとした身体。けれど一般的な子どもより小さく、どこか、やや不健康に感じるのは、気の所為だろうか。
あと、この身体、全く体力がない!
少し動くとすぐに疲れる。
「病弱ってよりは…、運動不足か。」
黒くて長い髪は手入れされており綺麗だけれど、申し訳ないが切りたい。中学からずっと短髪だったので、この長い髪をどうしたら良いのか分からない…。
色々と考え込んでいると、足音が近づいてきた。俺は慌ててベッドに潜り目を閉じ、寝たふりをする。案の定、ノックの後に扉が開き、緑頭くんが入ってきた。俺は、今まで寝ていたような顔をして、起き上がった。ほんのりと香る甘い匂い。運ばれてきた食事に視線をやれば、いわゆるアフタヌーンティーセットのような三段の皿の上にケーキやクッキー、ムースにプリンとサンドウィッチ。横には紅茶とミルクと角砂糖。
ま、まさか、これが『夕食』だなんて言わないよな…?
「フランドール様、ご夕食をお持ちいたしました。」
「……ありがとう。」
まずは、食生活から見直さなくちゃ…だな。
フランドールが偏食家だというのは、ゲーム内で知っていたが、まさかここまでとは。
俺は、小さくため息を吐いた。
医師には、所々記憶が無いとかなんとか上手く言っておいた。知っていることも多少あるので、曖昧にしておくのが一番。水晶の方は、何も言わなかった。記憶がないとか別人だとか、そういう判定はされず、とくに問題なしとのこと。どうやら肉体の悪い部分は分かっても、精神のことは分からないようだ。
フランドールの両親は、涙をためて心配してくれた。少し、罪悪感はあるが致し方がない。大丈夫だと、言って宥め、とりあえず部屋から出てもらった。俺のフリフリの服は、父の涙と鼻水でグショグショ。
「あの、新しい服に着替えたいのですが。」
ついでにお風呂にも入りたい。
そう思い、近くにいたお付きの人らしき少年に声をかけた。
「へっ?! フランドール様が、敬語を…!!」
少年が卒倒している。
そりゃ、そうだ。
フランドールはわがままで横暴な美少年だからな。
よほどのドMか仏のような人間以外扱える子どもではない。
「落ち着け、フランドール様は今、記憶が曖昧になられているのだ。」
落ち着いた声でそう言う、青年に目を向ける。
青年を見て、俺は思わず息を呑んだ。
「うわっ…、すげぇ綺麗。」
「…はい?」
「あっ、いえ、なんでもありません。」
そんで思わず声が出た。
整えられた緑色の髪は、ぴったりとした七三分け。ボブくらいの長さだろうか? 紐で丁寧にまとめられている。額までしっかりと出されている顔は鼻筋が通っており、くっきりとし、知性を感じさせる瞼と華やかな翠の瞳、血色の良い唇は思わず触れたくなる。その青年は息を呑むほど美しかった。
15歳かそこらだろうか?
見たことないキャラだ。
それにしては、顔が良すぎる。
この青年は隠しキャラか。
フランドールのハッピーエンド側の攻略対象と言ったところだな。
そんなことを考えながら、ぼんやりとしていると青年は怪訝な表情を見せた。見るなとでも言いたげなその顔に、俺はさっと視線を逸らす。あんな綺麗な顔、芸能人でも見たことないからつい見惚れてた。
「フランドール様、湯浴みの準備が整いました。」
「あっ、はい!」
そうこうしているうちに、風呂の準備ができたみたい。俺は、青年に導かれるまま風呂場へと向かった。やや遠い場所にある風呂に到着し、俺は服を脱ごうと試みた。なんだか、フリフリしていてどう脱げば良いのか分からない。服のリボンに手を掛けた途端、数人の少年が走り寄ってきた。失礼します、の言葉の後あっという間に生まれたままの姿にされた。
「はぇ~。」
そう感心して呟く。風呂には扉がない、大きな入口からは風呂の中が丸見えだ。は、恥ずかしい…。お貴族様ってのは、これが日常なのか。ぼーと、立っていると風呂に緑髪の青年がスタスタと靴のまま入っていった。すると、シールドのようなものが見え、空間が歪んだ。そして、中に入った青年が見えなくなった。
「ま、まじか! すげぇっ!」
俺は、自分が全裸であることを忘れて驚いた。そして、恐る恐る指先を入口に伸ばした。やわらかい水に手を入れたような感覚だ。指先は空間の中に入り、見えなくなる。周囲の目を忘れて感動しながら、今度は頭だけを突っ込んだ。
「うわっ、うわぁ~!」
そこには見えていたものより、倍の広さの湯船が広がっていた。まるで温泉、いやプールだ。すごすぎる。俺は前世日本人、風呂が大好きだ。テンションマックスで、湯船に手を突っ込む。うん、いい湯加減。近くにあったゴージャスな桶でかけ湯をして、そっと足先を入れた。
「ふぅ~、気持ちいい。ん?」
でも、なんか浅いな。
正座して、俺の腰くらいまでしかお湯がない。
「フランドール様、何をされているのですか?」
湯船に浸かっていると、緑髪の青年が冷たく言った。
俺には分かる、彼は俺を叱るつもりだ。
「お、俺、な、何か、間違えましたか…?」
しどろもどろに返事をすると、青年の眉間にシワがよる。怒られるのって、大人になっても嫌なんだよなぁ。あ、今は子どもだけど。そういえば、なんでこの人は、風呂まで着いてきているんだ。
「湯に身体を浸けてはなりません。そこからお上がりください。その椅子にお座りになってください。身体を洗いましょう。」
「…はい、すみません。」
「………。」
おお、無言が怖い。
俺は言われた通り、椅子に座る。
石鹸とか、シャワーとかは見当たらない。
どうやって身体を洗うんだ?
よく見ると、目の前には曇りのない大きな鏡がある。
鏡に映る眼前の少年は、ひょろっとした細みの、けれど柔らかそうな身体をしている。
癖のない少し長めの黒髪は艶があり綺麗だ。
それから、血色の良い頬とふっくらした唇と少しつり上がって見えるキツめだけれど可愛らしい猫のような瞳。
頭から足先まで整えられた身体は美しい。
座っているだけで女王(男児だけど)のような傲慢さが伺える、美しさ。
なんか、俺でもイけそうな気がする。
……俺の身体だけど。
待て待て、俺の思考回路おかしくなってないか?
いかんいかん、俺はノーマル!
この世界では、一生独身!
「ひえっ…、はっ……?」
考え事をしている俺の身体を何かが這った。
「ちょっ…、俺、自分で、できますけど⁉」
「俺…? ご自分でできるのですか? 肌が傷付くから手で洗え、と私におっしゃったのはフランドール様ではありませんか。」
「そ、その節は大変ご迷惑を…。」
「その節?」
「えっと、お、僕は自分で身体を洗えるので、大丈夫です。」
何だか居た堪れない気持ちになってくる。そういう命令をしたのは俺ではないが、フランドールは俺だから、やっぱり俺。ああ、頭がこんがらがるっ。
「で、できますぅ。
石鹸はありますか? あと、シャワーとかって…。」
「しゃわあ? でございますか? また、難題を考えついたのですか? もしかして、記憶が無いというのも、嘘なのでは…。」
「嘘じゃない! で、す、。」
つい大きな声を出してしまった。
気まずさに視線を逸して俯く。
平べったく、筋肉のない板のような腹が見えた。
「わかっていますよ、演技であっても貴方が私達に敬語を使えるとは思えませんから。さあ、お身体を綺麗にしますから、良い子にして下さい。できますね?」
子どもを諭すように、七三分け緑頭くんが俺を座らせる。
俺は、ついムスっと口を尖らせながら素直に座った。
こちとら、成人済だぞ。
風呂から上がり、スッキリした俺は、さっさと寝ろとばかりにベッドへと追いやられた。丁寧に布団を掛けられ、ナイトキャップを被せられた。
「ご夕食は後ほど、お部屋にお運びいたします。ごゆっくりお休みください。」
「はい。」
「それから、私達に敬語を使うのはお止めください。」
「こっちの方が、話しやすくて。だめですか?」
「なりません。貴方様は貴族。我々はあくまでも使える者、つけ上がるものが出ては困ります。それに民に示しも付きません。階級は、社会において必要なものです。もちろんメディチ家より地位が上、つまり王族の方には、フランドール様も敬語を使わなければなりません。わかりましたか?」
「…わかりました。」
「はい?」
「……わかっ、た。」
有無を言わせぬ視線に俺は、ちょっとひよった。
再度、お休みくださいと言って緑頭くんは、パタンっと扉を締めていく。
だだっ広い部屋に一人っきりになる。
派手で眩しい部屋では、心があまり休まらない。
俺は寝るのをやめて、ベッドから起き上がった。
「にしても、本当に鏡だらけだな。この部屋。」
部屋を見渡すと派手な鏡やフランドール自身を描いたであろう絵画が壁を埋め尽くしている。自分が大好きなのか、親の影響か…。どちらにせよ、常に自分が自分を見ているようで居心地が悪い、そのうちにどうにかしてもらおう。
俺は鏡に映る薄っぺらい身体をみた。細く、弱々しくも艶がありふっくらとした身体。けれど一般的な子どもより小さく、どこか、やや不健康に感じるのは、気の所為だろうか。
あと、この身体、全く体力がない!
少し動くとすぐに疲れる。
「病弱ってよりは…、運動不足か。」
黒くて長い髪は手入れされており綺麗だけれど、申し訳ないが切りたい。中学からずっと短髪だったので、この長い髪をどうしたら良いのか分からない…。
色々と考え込んでいると、足音が近づいてきた。俺は慌ててベッドに潜り目を閉じ、寝たふりをする。案の定、ノックの後に扉が開き、緑頭くんが入ってきた。俺は、今まで寝ていたような顔をして、起き上がった。ほんのりと香る甘い匂い。運ばれてきた食事に視線をやれば、いわゆるアフタヌーンティーセットのような三段の皿の上にケーキやクッキー、ムースにプリンとサンドウィッチ。横には紅茶とミルクと角砂糖。
ま、まさか、これが『夕食』だなんて言わないよな…?
「フランドール様、ご夕食をお持ちいたしました。」
「……ありがとう。」
まずは、食生活から見直さなくちゃ…だな。
フランドールが偏食家だというのは、ゲーム内で知っていたが、まさかここまでとは。
俺は、小さくため息を吐いた。
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