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はじまり
1話 俺はウザキャラ!
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「カカカカカカカかがみを!」
真っ白なカーテンに囲われたベッド、硬いマットレス。そう、ここは保健室。全てを思い出してしまった俺は自分が転生していることに気が付き、情報量の多さに頭がパンクして気絶した。そうして俺は、覗き込んでくるありえないほどの美形の二人に震えていた。
お、お、おれの推したちが目の前に…、て、天国か、ここは?
混乱しながらも俺は自分が何者であるか確認するため彼らに鏡を要求した。
「どうぞ、鏡です」
「あ、あ、ありがとうございますッ」
「はぁ…?」
ろくに視線も合わさず、鏡を奪い取る。
そうして、恐る恐る見たそれに映り込む自分はやはり…。
「のっぽくんだぁ…」
どんな悪夢か。いや、本当は薄々気がついていた。
だって、今までの記憶もちゃんとあるから。
どうやら俺は、しっかり転生しているらしい。
諸々を総じて、これは俗に言う『異世界転生』であると断言しよう。
(※ヲタク故の受け入れの早さ)
この低クオリティな作画、牛乳瓶の底みたいなグルグル眼鏡とはっきりしない顔、汚れたような濃い灰色の髪はほとんど黒に近い。七三分けの彼は通称のっぽくん。一応メソという名前はあるが名字なんて付けられていないサブキャラクター。いや、ウザキャラだ。「のっぽくん」というのはその名の通り、ひょろっとしていて背が高いから。
そしてのっぽくんは、このゲームをクソゲー足らしめている張本人。
『星空エクスタシー』で最もプレイヤーに嫌われた男。
面倒な嫌われキャラ、それがのっぽくんこと「メソ」だ。
まぁ何かと邪魔をしに来るだけなので、ボイスすらも付いていない。好感度が上がりそうな良いところや甘い雰囲気になるといちいちやってきて空気を壊す。人を小馬鹿にした態度もムカつく。こいつのせいで中々、好感度が上がらない。むしろだだ下がりという、厄介キャラ。(ちなみにのっぽくんは風紀委員)かくいう俺もこのクソゲーにハマってしまったプレイヤー。いくら課金をしても最高のシーンで邪魔をしに現れるメソにはいつも苛立っていた。
クッッッッソ七三眼鏡のっぽめ……!
もう少しでキスシーンが見れるのに!お前のせいで…!
これは一応R18ゲームだぞ!
全然そういうところ見れないじゃん!
むしろそこを見たいのに!
なんて、そんな思いばかりさせられた記憶がある。
にしても、転生先が顔の無いキャラクターか…。
異世界転生ものじゃあ、みんな悪役令息と言えど美少年ばかりだが、確かに俺にはのっぽくんがお似合いだ。
ウザキャラか。前世も今世も俺の人生、変わらないな。
ン?
いや、待てよ……。
俺がこの世界のメソ、のっぽくんに転生したということは、俺はBL世界に居るということ。
ということは男同士のイチャイチャが毎日、日常的に!無料で!楽しめてしまう。
尚且つ、俺こそがウザキャラで厄介キャラであるということは、俺が邪魔さえしなければ、何事もなくストーリーが進んでいく…。
推しゲームの世界で推しが見放題。推しの居る生活。
断罪されるような悪役でないのだから、断罪を恐れて回避する必要もない。
究極、ただ平凡に生きればいいだけ…。
やっぱりここは天国か⁉
ここは俺の願いが叶う場所。
俺は、推しの幸せな姿を見たい。
推しのスパダリ姿やR18シーンがみたい。
俺は推しの邪魔をしたくはない。
でも同じ空気を吸いたい。見たい。眺めたい。
関わらなくて良い、むしろ遠くから陰ながら応援していたい。
そう、ただのモブになりたい。背景モブになりたい。
ただ、BLを堪能したいだけ、それが俺の願い。
よし、殺そう。表情筋を殺そう。
モブに顔など無い、表情など無い。
そうだ、俺は…、俺は…最高のモブになってやる!
「はっ!」
まずい、ヲタク特有の思考に呑まれていた。メソとしての今までの記憶はあるが、どうやらメソであったことよりもヲタクであったことの方が記憶の影響が強いらしい。ならば、表情筋さえ動かさなければ俺はただの無口な男になる。なぜならコミュ障すぎて人と会話など成り立たないからだ!
「メソ様、どうなさいましたか?」
「…‼」
「まだ、具合悪いわけぇ?」
「…⁉」
ま、眩しい!目がっ、目がぁああ。
【説明しよう!】
彼らは、メソの従者。そして『星空エクスタシー』の攻略対象である双子キャラだ。攻略時、唯一ふたり同時に落とさなければならないキャラクターである。二人とも好感度を上げなければいけないので、かなりの難易度だ。
兄はカストルといい、弟はポルクスという。兄弟揃って同じ髪型で、肩まで長い薄緑の髪を三つ編みにして一本にまとめている。見分け方としては、髪を右側に流しているのが兄カストル、左に流しているのが弟のポルクス。兄は敬語、弟はタメ口キャラである。ゲームキャラの全てを愛している俺にとって、攻略対象のふたりは眩しい存在だ。
「い、いえ、お構いなく…」
「何を言っているんですか?」
「いつもの小言はどうしたの~?」
とんでもない迫力の美形が目の前に迫ってくる。俺は、心臓が跳ねるのを感じながら狭いベッドの上で後ろにタジタジと逃げた。
「ホント気にしないでください、自分、一旦、家に帰ります」
こんなに頭がこんがらがってちゃあ、まともに一日を過ごせない。一度、休んでから気持ちを整えたい。なにせメソは馬鹿真面目だからな、一日休むくらい平気。
「な、なんということでしょうかっ…。まさか、メソ様が、休みを…⁉」
「いやいや、あり得ないでしょ。あの馬鹿真面目のメソ様だよ?珍しい冗談?じゃないの?」
「そ、そうですね。そいうことですね?メソ様」
「いえ俺は本当に帰ります帰りたいです帰らせてください」
一刻も早く帰りたい。俺はやはり双子に視線を送ることはできないまま、ヲタク特有の早口でそう言った。
「だ、旦那様と奥様に、屋敷に連絡を…!」
「わ、わかった…」
「ふぅ…」
だめだ、推しの供給過多すぎて、あたまがぁ、ぐるぐる、ぐるぐる、せかいが、まわるぅ。声が遠のく、何だか騒がしい気もするが、もう、むり、だめ、、、。
▼
熱が出ました。
おかげで三日ほど寝込むこととなり、顔のぼんやりした小太りの父と顔のぼんやりとした若い母にとても心配された。
俺の看病をどうやら双子がしてくれていたらしく。ぼんやりする中、身体を拭いてもらったり、着替えをしてもらったり、食事を食べさせてもらったり、などなど色々ご迷惑を掛けてしまったみたい。
「モブあるまじきことを…」
風邪を引いた受けを甲斐甲斐しく看病するシチュエーションって、腐りきった俺達には最高のものだ。だというのに、俺ごときが…!ましてや、その間の貴重な記憶すらぼんやりしていて、ほぼ無いなど。完全なる失態だ。ダメだ、これでは推しに迷惑を掛けてしまう。ヲタクとしても最低だ。近づきすぎている気もするし、どうにかできないものか。
「あっ」
そうだ!良いこと思いついた。
「お父様ぁ~!」
「どうした、メソ~♡」
メソの父親はメソに甘々でデロデロのメロメロ。かなり甘やかしている。ちなみにそんな父親なのでコミュ障の俺でも気軽に話すことができる。
「あのね、お父様。あの双子を従者から外して欲しいんだ」
「なっ、なぜだ?何か嫌なことでもあったか?」
「ううん、全然ない!むしろ大事にしてもらっているよ。でもね、俺もそろそろ17になるし、少しだけ独り立ちっていうか、大人になりたいなぁ、なんて…」
お父様に抱きつきながら俺は精一杯の甘えた口調でお願いをした。が、、
「いけません!!」
お母様、この屋敷で最も権力を持つ人。
「私の可愛いメソちゃまに何かあっては困るざます。メソちゃまは、まだ赤ちゃんざますよ! 大人には程遠い! 一人では何もできませんわ!もしも転んで怪我をしたら…、紙やナイフで肌を切ってしまったら…こんなにかわいい貴方が攫われでもしたら…お母様っ、ああっ!」
そう言って、女優のように倒れ込んだお母様はグスグスと涙を流すふりをする。お母様はこのようにやたらと過保護なのである。
「お父様…っ」
「め、メソだってもうすぐ成人じゃないか。レダちゃん、メソの気持ちもわかってやって…」
「まぁ!酷い!貴方はメソちゃまが心配でないのねっ!」
「そ、そういうことじゃ」
「そういうことでしょう!メソちゃま、いい!もう二度とこんなこと言わないで頂戴!お仕置きに今日は夕食まで外出を禁じます。お部屋でご本を読むのよ、わかったわね」
「…はい、お母様」
ま、負けてしまった。あんなもの、勝てるわけがない。
意見を通そうだなんて夢のまた夢だ。
父親も俺も結局、お母様には弱い。
この家ではお母様が最強でレベル100だ。
あとはみんな、レベル2とか3。
俺とお父様に限ってをレベル1。
俺はがっくりと肩を落として自分の部屋に戻った。
真っ白なカーテンに囲われたベッド、硬いマットレス。そう、ここは保健室。全てを思い出してしまった俺は自分が転生していることに気が付き、情報量の多さに頭がパンクして気絶した。そうして俺は、覗き込んでくるありえないほどの美形の二人に震えていた。
お、お、おれの推したちが目の前に…、て、天国か、ここは?
混乱しながらも俺は自分が何者であるか確認するため彼らに鏡を要求した。
「どうぞ、鏡です」
「あ、あ、ありがとうございますッ」
「はぁ…?」
ろくに視線も合わさず、鏡を奪い取る。
そうして、恐る恐る見たそれに映り込む自分はやはり…。
「のっぽくんだぁ…」
どんな悪夢か。いや、本当は薄々気がついていた。
だって、今までの記憶もちゃんとあるから。
どうやら俺は、しっかり転生しているらしい。
諸々を総じて、これは俗に言う『異世界転生』であると断言しよう。
(※ヲタク故の受け入れの早さ)
この低クオリティな作画、牛乳瓶の底みたいなグルグル眼鏡とはっきりしない顔、汚れたような濃い灰色の髪はほとんど黒に近い。七三分けの彼は通称のっぽくん。一応メソという名前はあるが名字なんて付けられていないサブキャラクター。いや、ウザキャラだ。「のっぽくん」というのはその名の通り、ひょろっとしていて背が高いから。
そしてのっぽくんは、このゲームをクソゲー足らしめている張本人。
『星空エクスタシー』で最もプレイヤーに嫌われた男。
面倒な嫌われキャラ、それがのっぽくんこと「メソ」だ。
まぁ何かと邪魔をしに来るだけなので、ボイスすらも付いていない。好感度が上がりそうな良いところや甘い雰囲気になるといちいちやってきて空気を壊す。人を小馬鹿にした態度もムカつく。こいつのせいで中々、好感度が上がらない。むしろだだ下がりという、厄介キャラ。(ちなみにのっぽくんは風紀委員)かくいう俺もこのクソゲーにハマってしまったプレイヤー。いくら課金をしても最高のシーンで邪魔をしに現れるメソにはいつも苛立っていた。
クッッッッソ七三眼鏡のっぽめ……!
もう少しでキスシーンが見れるのに!お前のせいで…!
これは一応R18ゲームだぞ!
全然そういうところ見れないじゃん!
むしろそこを見たいのに!
なんて、そんな思いばかりさせられた記憶がある。
にしても、転生先が顔の無いキャラクターか…。
異世界転生ものじゃあ、みんな悪役令息と言えど美少年ばかりだが、確かに俺にはのっぽくんがお似合いだ。
ウザキャラか。前世も今世も俺の人生、変わらないな。
ン?
いや、待てよ……。
俺がこの世界のメソ、のっぽくんに転生したということは、俺はBL世界に居るということ。
ということは男同士のイチャイチャが毎日、日常的に!無料で!楽しめてしまう。
尚且つ、俺こそがウザキャラで厄介キャラであるということは、俺が邪魔さえしなければ、何事もなくストーリーが進んでいく…。
推しゲームの世界で推しが見放題。推しの居る生活。
断罪されるような悪役でないのだから、断罪を恐れて回避する必要もない。
究極、ただ平凡に生きればいいだけ…。
やっぱりここは天国か⁉
ここは俺の願いが叶う場所。
俺は、推しの幸せな姿を見たい。
推しのスパダリ姿やR18シーンがみたい。
俺は推しの邪魔をしたくはない。
でも同じ空気を吸いたい。見たい。眺めたい。
関わらなくて良い、むしろ遠くから陰ながら応援していたい。
そう、ただのモブになりたい。背景モブになりたい。
ただ、BLを堪能したいだけ、それが俺の願い。
よし、殺そう。表情筋を殺そう。
モブに顔など無い、表情など無い。
そうだ、俺は…、俺は…最高のモブになってやる!
「はっ!」
まずい、ヲタク特有の思考に呑まれていた。メソとしての今までの記憶はあるが、どうやらメソであったことよりもヲタクであったことの方が記憶の影響が強いらしい。ならば、表情筋さえ動かさなければ俺はただの無口な男になる。なぜならコミュ障すぎて人と会話など成り立たないからだ!
「メソ様、どうなさいましたか?」
「…‼」
「まだ、具合悪いわけぇ?」
「…⁉」
ま、眩しい!目がっ、目がぁああ。
【説明しよう!】
彼らは、メソの従者。そして『星空エクスタシー』の攻略対象である双子キャラだ。攻略時、唯一ふたり同時に落とさなければならないキャラクターである。二人とも好感度を上げなければいけないので、かなりの難易度だ。
兄はカストルといい、弟はポルクスという。兄弟揃って同じ髪型で、肩まで長い薄緑の髪を三つ編みにして一本にまとめている。見分け方としては、髪を右側に流しているのが兄カストル、左に流しているのが弟のポルクス。兄は敬語、弟はタメ口キャラである。ゲームキャラの全てを愛している俺にとって、攻略対象のふたりは眩しい存在だ。
「い、いえ、お構いなく…」
「何を言っているんですか?」
「いつもの小言はどうしたの~?」
とんでもない迫力の美形が目の前に迫ってくる。俺は、心臓が跳ねるのを感じながら狭いベッドの上で後ろにタジタジと逃げた。
「ホント気にしないでください、自分、一旦、家に帰ります」
こんなに頭がこんがらがってちゃあ、まともに一日を過ごせない。一度、休んでから気持ちを整えたい。なにせメソは馬鹿真面目だからな、一日休むくらい平気。
「な、なんということでしょうかっ…。まさか、メソ様が、休みを…⁉」
「いやいや、あり得ないでしょ。あの馬鹿真面目のメソ様だよ?珍しい冗談?じゃないの?」
「そ、そうですね。そいうことですね?メソ様」
「いえ俺は本当に帰ります帰りたいです帰らせてください」
一刻も早く帰りたい。俺はやはり双子に視線を送ることはできないまま、ヲタク特有の早口でそう言った。
「だ、旦那様と奥様に、屋敷に連絡を…!」
「わ、わかった…」
「ふぅ…」
だめだ、推しの供給過多すぎて、あたまがぁ、ぐるぐる、ぐるぐる、せかいが、まわるぅ。声が遠のく、何だか騒がしい気もするが、もう、むり、だめ、、、。
▼
熱が出ました。
おかげで三日ほど寝込むこととなり、顔のぼんやりした小太りの父と顔のぼんやりとした若い母にとても心配された。
俺の看病をどうやら双子がしてくれていたらしく。ぼんやりする中、身体を拭いてもらったり、着替えをしてもらったり、食事を食べさせてもらったり、などなど色々ご迷惑を掛けてしまったみたい。
「モブあるまじきことを…」
風邪を引いた受けを甲斐甲斐しく看病するシチュエーションって、腐りきった俺達には最高のものだ。だというのに、俺ごときが…!ましてや、その間の貴重な記憶すらぼんやりしていて、ほぼ無いなど。完全なる失態だ。ダメだ、これでは推しに迷惑を掛けてしまう。ヲタクとしても最低だ。近づきすぎている気もするし、どうにかできないものか。
「あっ」
そうだ!良いこと思いついた。
「お父様ぁ~!」
「どうした、メソ~♡」
メソの父親はメソに甘々でデロデロのメロメロ。かなり甘やかしている。ちなみにそんな父親なのでコミュ障の俺でも気軽に話すことができる。
「あのね、お父様。あの双子を従者から外して欲しいんだ」
「なっ、なぜだ?何か嫌なことでもあったか?」
「ううん、全然ない!むしろ大事にしてもらっているよ。でもね、俺もそろそろ17になるし、少しだけ独り立ちっていうか、大人になりたいなぁ、なんて…」
お父様に抱きつきながら俺は精一杯の甘えた口調でお願いをした。が、、
「いけません!!」
お母様、この屋敷で最も権力を持つ人。
「私の可愛いメソちゃまに何かあっては困るざます。メソちゃまは、まだ赤ちゃんざますよ! 大人には程遠い! 一人では何もできませんわ!もしも転んで怪我をしたら…、紙やナイフで肌を切ってしまったら…こんなにかわいい貴方が攫われでもしたら…お母様っ、ああっ!」
そう言って、女優のように倒れ込んだお母様はグスグスと涙を流すふりをする。お母様はこのようにやたらと過保護なのである。
「お父様…っ」
「め、メソだってもうすぐ成人じゃないか。レダちゃん、メソの気持ちもわかってやって…」
「まぁ!酷い!貴方はメソちゃまが心配でないのねっ!」
「そ、そういうことじゃ」
「そういうことでしょう!メソちゃま、いい!もう二度とこんなこと言わないで頂戴!お仕置きに今日は夕食まで外出を禁じます。お部屋でご本を読むのよ、わかったわね」
「…はい、お母様」
ま、負けてしまった。あんなもの、勝てるわけがない。
意見を通そうだなんて夢のまた夢だ。
父親も俺も結局、お母様には弱い。
この家ではお母様が最強でレベル100だ。
あとはみんな、レベル2とか3。
俺とお父様に限ってをレベル1。
俺はがっくりと肩を落として自分の部屋に戻った。
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