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はじまり
3話 最推し王子様との遭遇→気絶
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ああ、空はなんて青いのだろう。
俺の視界には青く美しい空、そしてまるで天使のような、否、神そのものを具現化したかのような美しい顔。眉を下げたそのお方は心配そうにこちらを覗き込む。ああ、まるで女神。彼は男性だけれど、女神のようだ。眩しい、眩しくて目が潰れてしまう。その眩しさに俺はそっと目を閉じた。このまま、死んでも悔いはない。ありがとう、人生。俺は幸せです。
「お、おいっ、眠るんじゃないっ」
彼は俺の肩をゆさゆさと揺する。
その揺れに俺は、ハッとして瞼を開いた。
いかん!この方にご迷惑を掛けるわけにはいかん!
「はっ、申し訳ありません」
俺はそのお方にスライディング土下座をかまして、地面にぐりぐりと額をすりつけた。
「気にかけていただきありがとうございます、王子の前でこのような失態を恥じるばかりです。大変、失礼いたしました。それでは、俺はこれで」
「あ、えっ、君!」
ぺらぺらと早口に言い、再度頭を下げた俺は逃げるようにその場から走り去った。
走りにながらも頭が混乱している。
動悸が収まらない、まだドキドキしている。
高揚が、興奮が、抑えきれない。
ついに会ってしまった。まさか、こんなにも早々に出会えてしまうとは。
なんとなく、中庭を彷徨いていただけなのに。俺はなんて運がいいんだ!
最推しである、ユピテル様に会えるだなんて…!!
思わず、気絶してしまった。何たる失態…。
なんと、、、触れていただいてしまった。
俺のようなモブに、なんてお優しい人だ。
あたたかかった。温もりを感じた。彼は確かに存在する。
先程ゆすられた際に掴まれた肩をメソはそっと自分の手でその感覚を辿るように触れた。触れられた場所がジンジンと熱い。カッコよかった、息を呑むほど美しかった。ふんわりとした金髪も、スッと通った鼻筋も、淡い桃色の瞳も、長い睫毛も、透き通るような白い肌も、穏やかな声色も、全てが完璧…。頬の熱は一向に消えてくれない。
ああ、今夜は眠れないかもしれないな。
そんなふうにぼんやりと思いながら、メソは廊下を無我夢中に走っていた。
ドンッ…!
途端に誰かとぶつかった。かなり強く当たってしまったようで尻餅をつく。その拍子に眼鏡が何処かに飛んでいってしまった。頭を上げて相手を確認するが、顔は見えない。とりあえず、謝ろう。のそのそと起き上がり正座をして頭を下げる。あ~、不良とかだったらどうしよう。金とかせびられたり、サンドバッグ代わりにされたら…、なんて被害妄想が頭を駆け巡った。
「すみません、前を見ず走っていたばかりに」
「大丈夫かい?」
その柔らかな声の人は、俺に手を差し出してくれた。なんて、優しい人なんだ。その手を掴み立ち上がると、ぼんやりと見えるその人は何だか見覚えのあるような気がした。
「まったく廊下を走るなんて危ないだろう。見かけない顔だね、新入生かい?」
「あ、いえ、2年生です」
落とした眼鏡を探しながら、そう答える。制服とは違う色合いの服を見るに、この方は教員なのだろう。ああ、恥ずかしい。叱られてしまった。
「2年生?ああ、本当だ。よく見ると風紀委員のバッチが付いているじゃないか。風紀委員でありながら廊下を走るなんて、一体何があったの?」
探していた眼鏡を拾い上げた先生らしき人は、それを俺に渡しながらそう聞いてきた。
滅相もない…。
受け取った眼鏡を確認して装着する。
うん、どうやら割れていないようだ、よかった。
「何か、困りごとでもあるのなら、聞くけれど……って、キミまさか、、メソ!」
「…?はい、メソですが。あっ、せ、先生は、」
ハッキリとした視界に現れた美形に目を見開いていると、その人は血相を変えて俺の肩を掴んだ。
「い、一体、何があったんだい?! メソくん、本当に大丈夫かい? キミが髪を崩してくるなんて…ましてや、廊下を走って…、槍でも降るんじゃ…」
そんなに何度も廊下を走ったことを言わなくても…と思いつつ俺も驚いている。だって、彼はゲーム攻略対象だ。大人の色気が半端ないっ!ああっ、そんな心配な顔をして覗き込まれたら俺の心臓が保たない!俺は耐えかねて眼鏡を外した。気づいてしまったのだ、見えなければ少し興奮が収まると。だが、声が!声が良すぎる!
「お、おい!あれ見ろよ!」
「な、まさか、あれがメソ様…?!」
「メソ殿が髪を崩すなんて、そんな、ありえない!」
途端にざわめきはじめる周囲。ぼんやりと見えていた人集りが自分の方にワラワラと寄ってくるような気がする。ああ、どうやら俺はやってしまったようだ。潔癖で馬鹿真面目でウザったらしい風紀委員のメソが髪を下ろしてくるなど悪目立ちするに決まっている。いろいろな視線が俺を見る。やっぱり眼鏡をかけ直す。掛けていても掛けていなくても人の嫌な視線というは簡単に感じ取れてしまうものだ。よし、逃げよう。俺はまた走り出した。だって注目を浴びるのは嫌いだ。足が竦むし、途端に喉がつっかえる。ああ、ハッキリ言おう。怖いんだ。
「まっ、待ちなさい!メソくん!」
先生の引き止める声が聞こえるが、俺の足はどんどん逃げていく。けれども陰キャの馬鹿真面目のっぽくんは前世の俺と同じで体力がないし、足も遅い。それでも人の波を抜けて、個室のトイレに逃げ込んだ。惨めだと思う。前世と同じ。俺はトイレとお友達。それでも鍵を閉めてしまえば、胸はホッと和らいで、やっと落ち着いてくる。
「はぁっ…、はぁっ、はぁ、、くっ、」
上がった息を整えて、息を潜める。
どうしようか。
大人数の視線は苦手だ。
けれども、俺は下手くそな七三分けしかできない。
それでも、それを練習すべきか…。
だが、俺の経験上、人々はすぐに飽きる。
つまり見慣れてしまえば人は興味をなくすのだ。
その時を待てばいい。
どうせ俺は今まで通りのメソにはなれないし、これからどんどん元のメソからは離れていくだろう。
やっとはっきり分かった、俺はメソじゃないって。
時間が解決してくれるのを、とにかく待つしかない。
「よし、うん、大丈夫だ」
「本当に大丈夫?」
「……?!」
俺が独り言を呟いていると、薄いドア越しに声が聞こえた。
先生の声だ。
「色々とその、君らしくないけれど、本当に大丈夫?」
「……」
俺は意を決してトイレのドアを開けた。
やっぱり視線を合わせるのは苦手だから、先生の靴を見ながら口を開く。
「大丈夫です。ちょっと今日はお腹の調子が悪くて間に合わないかと思いましたが間に合いましたよ焦りましたああ本当に良かった安心です髪のことは気にしないでください所謂イメチェンですよイメチェン俺もそういうお年頃なんでははっお気遣いありがとうございますでは次の授業があるのでさようなら」
一息に早口にツラツラと言葉を並べて俺はトイレの個室から出て一応手を洗い、そそくさと逃げるように…いや、ロメダ先生から逃げた。ハンカチで手を拭きながら競歩のように速く速くと前に進む。授業の教室に入り席に座ってやっと落ち着いた。
ふぅ……。
ん?あれ?おかしいな?
先程逃げてきた相手が教室に入ってきた。
こんなところまで追いかけてきたのか一瞬思うが違う。
「おはよう。今日は、先週の続き、魔法薬学の基礎であるマナを利用した宝石造りからはじめていくよ。準備をするために手順を説明するのでよく聞きなさい」
あ、これ先生の授業だった。
俺の視界には青く美しい空、そしてまるで天使のような、否、神そのものを具現化したかのような美しい顔。眉を下げたそのお方は心配そうにこちらを覗き込む。ああ、まるで女神。彼は男性だけれど、女神のようだ。眩しい、眩しくて目が潰れてしまう。その眩しさに俺はそっと目を閉じた。このまま、死んでも悔いはない。ありがとう、人生。俺は幸せです。
「お、おいっ、眠るんじゃないっ」
彼は俺の肩をゆさゆさと揺する。
その揺れに俺は、ハッとして瞼を開いた。
いかん!この方にご迷惑を掛けるわけにはいかん!
「はっ、申し訳ありません」
俺はそのお方にスライディング土下座をかまして、地面にぐりぐりと額をすりつけた。
「気にかけていただきありがとうございます、王子の前でこのような失態を恥じるばかりです。大変、失礼いたしました。それでは、俺はこれで」
「あ、えっ、君!」
ぺらぺらと早口に言い、再度頭を下げた俺は逃げるようにその場から走り去った。
走りにながらも頭が混乱している。
動悸が収まらない、まだドキドキしている。
高揚が、興奮が、抑えきれない。
ついに会ってしまった。まさか、こんなにも早々に出会えてしまうとは。
なんとなく、中庭を彷徨いていただけなのに。俺はなんて運がいいんだ!
最推しである、ユピテル様に会えるだなんて…!!
思わず、気絶してしまった。何たる失態…。
なんと、、、触れていただいてしまった。
俺のようなモブに、なんてお優しい人だ。
あたたかかった。温もりを感じた。彼は確かに存在する。
先程ゆすられた際に掴まれた肩をメソはそっと自分の手でその感覚を辿るように触れた。触れられた場所がジンジンと熱い。カッコよかった、息を呑むほど美しかった。ふんわりとした金髪も、スッと通った鼻筋も、淡い桃色の瞳も、長い睫毛も、透き通るような白い肌も、穏やかな声色も、全てが完璧…。頬の熱は一向に消えてくれない。
ああ、今夜は眠れないかもしれないな。
そんなふうにぼんやりと思いながら、メソは廊下を無我夢中に走っていた。
ドンッ…!
途端に誰かとぶつかった。かなり強く当たってしまったようで尻餅をつく。その拍子に眼鏡が何処かに飛んでいってしまった。頭を上げて相手を確認するが、顔は見えない。とりあえず、謝ろう。のそのそと起き上がり正座をして頭を下げる。あ~、不良とかだったらどうしよう。金とかせびられたり、サンドバッグ代わりにされたら…、なんて被害妄想が頭を駆け巡った。
「すみません、前を見ず走っていたばかりに」
「大丈夫かい?」
その柔らかな声の人は、俺に手を差し出してくれた。なんて、優しい人なんだ。その手を掴み立ち上がると、ぼんやりと見えるその人は何だか見覚えのあるような気がした。
「まったく廊下を走るなんて危ないだろう。見かけない顔だね、新入生かい?」
「あ、いえ、2年生です」
落とした眼鏡を探しながら、そう答える。制服とは違う色合いの服を見るに、この方は教員なのだろう。ああ、恥ずかしい。叱られてしまった。
「2年生?ああ、本当だ。よく見ると風紀委員のバッチが付いているじゃないか。風紀委員でありながら廊下を走るなんて、一体何があったの?」
探していた眼鏡を拾い上げた先生らしき人は、それを俺に渡しながらそう聞いてきた。
滅相もない…。
受け取った眼鏡を確認して装着する。
うん、どうやら割れていないようだ、よかった。
「何か、困りごとでもあるのなら、聞くけれど……って、キミまさか、、メソ!」
「…?はい、メソですが。あっ、せ、先生は、」
ハッキリとした視界に現れた美形に目を見開いていると、その人は血相を変えて俺の肩を掴んだ。
「い、一体、何があったんだい?! メソくん、本当に大丈夫かい? キミが髪を崩してくるなんて…ましてや、廊下を走って…、槍でも降るんじゃ…」
そんなに何度も廊下を走ったことを言わなくても…と思いつつ俺も驚いている。だって、彼はゲーム攻略対象だ。大人の色気が半端ないっ!ああっ、そんな心配な顔をして覗き込まれたら俺の心臓が保たない!俺は耐えかねて眼鏡を外した。気づいてしまったのだ、見えなければ少し興奮が収まると。だが、声が!声が良すぎる!
「お、おい!あれ見ろよ!」
「な、まさか、あれがメソ様…?!」
「メソ殿が髪を崩すなんて、そんな、ありえない!」
途端にざわめきはじめる周囲。ぼんやりと見えていた人集りが自分の方にワラワラと寄ってくるような気がする。ああ、どうやら俺はやってしまったようだ。潔癖で馬鹿真面目でウザったらしい風紀委員のメソが髪を下ろしてくるなど悪目立ちするに決まっている。いろいろな視線が俺を見る。やっぱり眼鏡をかけ直す。掛けていても掛けていなくても人の嫌な視線というは簡単に感じ取れてしまうものだ。よし、逃げよう。俺はまた走り出した。だって注目を浴びるのは嫌いだ。足が竦むし、途端に喉がつっかえる。ああ、ハッキリ言おう。怖いんだ。
「まっ、待ちなさい!メソくん!」
先生の引き止める声が聞こえるが、俺の足はどんどん逃げていく。けれども陰キャの馬鹿真面目のっぽくんは前世の俺と同じで体力がないし、足も遅い。それでも人の波を抜けて、個室のトイレに逃げ込んだ。惨めだと思う。前世と同じ。俺はトイレとお友達。それでも鍵を閉めてしまえば、胸はホッと和らいで、やっと落ち着いてくる。
「はぁっ…、はぁっ、はぁ、、くっ、」
上がった息を整えて、息を潜める。
どうしようか。
大人数の視線は苦手だ。
けれども、俺は下手くそな七三分けしかできない。
それでも、それを練習すべきか…。
だが、俺の経験上、人々はすぐに飽きる。
つまり見慣れてしまえば人は興味をなくすのだ。
その時を待てばいい。
どうせ俺は今まで通りのメソにはなれないし、これからどんどん元のメソからは離れていくだろう。
やっとはっきり分かった、俺はメソじゃないって。
時間が解決してくれるのを、とにかく待つしかない。
「よし、うん、大丈夫だ」
「本当に大丈夫?」
「……?!」
俺が独り言を呟いていると、薄いドア越しに声が聞こえた。
先生の声だ。
「色々とその、君らしくないけれど、本当に大丈夫?」
「……」
俺は意を決してトイレのドアを開けた。
やっぱり視線を合わせるのは苦手だから、先生の靴を見ながら口を開く。
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一息に早口にツラツラと言葉を並べて俺はトイレの個室から出て一応手を洗い、そそくさと逃げるように…いや、ロメダ先生から逃げた。ハンカチで手を拭きながら競歩のように速く速くと前に進む。授業の教室に入り席に座ってやっと落ち着いた。
ふぅ……。
ん?あれ?おかしいな?
先程逃げてきた相手が教室に入ってきた。
こんなところまで追いかけてきたのか一瞬思うが違う。
「おはよう。今日は、先週の続き、魔法薬学の基礎であるマナを利用した宝石造りからはじめていくよ。準備をするために手順を説明するのでよく聞きなさい」
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