61 / 85
第一章 世界の果てに咲く花
黒い剣 10
しおりを挟む
「元々分の悪い賭けだったんです。全ての賭けで、こちらばかり都合良く勝てるはずもないですからね。僕が下手を打ったせいで、ウェンディーとサラーマを失って、貴女にまでこんなに辛い目に合わせてしまったんです。本当に申し訳ないと思ってますよ」
「わ、私は全然辛くない! だからそんな言い方しないでよ!」
彼女は『銀の風』から手を離すと、イリーズのベッドに倒れこむ様に縋り、イリーズの左手を握る。
驚く程冷たく、硬く、とても人の肌の感触ではない。
それでも彼女は強くイリーズの手を握る。
そうしていなければ、イリーズが目の前から消えてしまうと言う強迫観念に近い恐怖が彼女を襲いかかる。
それは黒い剣によって見せられた絶望の恐怖とは違う。二度と手に入らない、かけがえのない何かを失う、消失の恐怖。
心の中に空虚な隙間が出来る、絶対に埋められない穴が穿たれるのが分かる。
「イリーズ、私が呪いと戦う! 貴方の呪いは、私が全てを引き受ける! だから、だから呪いなんかに負けないでよ!」
「勝負はついているのだ」
後ろから『銀の風』が言う。
「相討ち、か。ウェウティアも大したものだ」
「その通りです。僕の周りの命は全て失われる事になりました」
イリーズは目を閉じたまま答える。
彼女が城を出発した後、イリーズの容態を少しでも安定させるためにウェンディーとサラーマで、イリーズの『魔獣の落とし子』と戦う事になった。体内の『魔獣の落とし子』の強さは別格で、しかも二体を相手にするのだから最初から勝目は薄く、サラーマはそこで命を落としたとイリーズは言う。
サラーマを失った後もウェンディーは戦い続け、ついに二体の『魔獣の落とし子』の撃退に成功した。が、その代償として、ウェンディーも致命傷を受けた。
それだけでなく、イリーズさえ『魔獣の落とし子』に致命的に体内を破壊され、彼女が奇跡的な早さで戻っても、すでに間に合わなかったのだ。
そこでウェンディーが打った最後の手段が、『死者の秘法』と言われるものだった。
それは本来なら不死の魔物を造り出す禁忌の秘術であり、不幸だけを呼ぶ呪いの術。それでもウェンディーは、下半身と左腕を失い、致命的な打撃を受けながらも、彼女とイリーズのために砂時計の砂を止める事にしたのだ。
二人共その代償は分かっている。
この大地では、死者の秘法に手を染めた者は死と言う安らぎさえ失い、不死者の呪いにその魂を失うまで苦しむと言われている。
その呪いを甘んじて受けてでも、この時間を作る事を選んだのだ。
「でも、約束は守れそうですね」
イリーズは目を閉じたまま言う。
今ならイリーズが目を開かない理由も分かる。死者の秘法で不死者となった者は、肉体の腐敗を止める事も出来ない。ましてイリーズは『魔獣の落とし子』の呪いによって、大幅に生命力を奪われている。
イリーズはすでに眼を失っているのだ。だからこそ、瞼を開く事が出来ないのだろう。
「ありがとう。でも、もう剣は必要無いよ。ちょっと物騒だけど僕からの贈り物ですね」
「いらない」
エテュセは、震える声で言う。
「イリーズを助けるために必要だったのに、貴方が助からないのなら、あんなもの要らない!」
エテュセは両手でイリーズの左手を強く握る。
どこか遠くへ行こうとしている。
その予感があったからこそ、彼女はイリーズの左手を強く握る。
イリーズの左手は、砕ける様な音がすると灰になって散っていく。
「ごめん。僕はもうこの通り。これ以上は、嫌われそうだね」
「わかった。私はイリーズの事嫌いになる」
彼女は、灰になったイリーズの左手を見ながら言う。
「だから、私がイリーズの事を嫌いになるまで死なないで」
そう口にした時、彼女の胸にこれまでにない息苦しい痛みが走った。
怪我などの痛みでは無い。収容所の中で四の少女、モーリスが収容所を去ったと知った時に感じた痛みに似ているが、今度のはその数倍の痛みであり、胸が苦しくて呼吸も出来ない。
胸を槍で抉られ、内側から焼かれているかのような痛み。
「せめて、私が貴方の事を嫌いになるまで、貴方が私の事を嫌いになるまで死なないで」
「僕には、貴女を嫌いになれませんよ。僕はこの通り、もう死んでいるんです。このままいったら、僕は腐臭で臭くなっちゃいますからね。それで嫌われるのはキツいですよ」
かすれる声に張りは無く、そこに生命力は宿っていない。それでもイリーズはいつもの自分を演じていた。
せめてこの僅かな時間だけでも、時間を戻そうとしているかのように。
「まあ、それは冗談としても、僕をここに繋いでいるのは『死者の秘法』です。僕の自我もいつまで持つか分かりません。もう少しすると僕は自我を失って、ただの不死者になります。そうなったら、貴女に襲いかかると思いますから」
「それなら、それまで生きて。私が貴方を嫌いになるまで、貴方を助けた事を私が後悔するまで。貴方が生きながら腐臭を漂わせるのなら、その匂いでこの城に住めなくなるまで。生きる気力を失って、貴方が助けた私を恨んで、私が貴方を嫌って、お互いに後悔するまで生きて。私を襲いたくないというのなら、不死者になりたくないのなら精一杯生きてよ」
彼女は、イリーズに訴える。
「私を置いて、行かないで」
伝えたい事は、そう言う事ではなかった。
自分がどれだけ感謝しているかを伝えたかった。これまで生きてきた時の中で、この城で、イリーズ達と過ごした時間がどれだけ幸せだったか。
彼女にとって、これまで生きる事はただ生き延びると言う事だけをさしていた。日常というモノは、明日を迎えるために生き延びる事をさし、それ以上の意味は無かった。
それをイリーズ達は変えてくれた。
本来なら人として当然の日常を。収容所に入れられていた亜人達は当然持っていた、彼女は知らなかった毎日を。生きる事の幸せを。
生きる意味を、イリーズ達は教えてくれると思っていた。
嫌う事など出来ない。嫌われる事など考えたくない。
もし、イリーズが表情を歪ませ、自分を助けた事を後悔しているというのなら、彼女は黒い剣で自分の喉を切る事に躊躇いは無かった。そうする事でイリーズを助けられるのなら、彼女はこの場でそれが出来る。
その想いを伝えたかった。
だが、口から出てきた言葉は、まったく別の支離滅裂な言葉ばかり。訂正しようと口を開こうとしても、そこからは苦痛の吐息が漏れるだけで言葉が出てこない。
「泣かせているみたいですね」
イリーズは優しく言う。
彼はもう、唇を動かす事すら難しくなってきている。
「ありがとう、僕に生きる勇気を与えてくれて」
苦しげな言葉はかすれ、イリーズの魂そのものが吐き出されているかのようだった。
「そうだ。約束を果たさないと」
イリーズは僅かに笑っていう。
「貴女の名前です」
「私の、名前?」
彼女はイリーズを見る。
確かに城を出るときに、彼女の方からねだったモノだった。
「三人で考えたんです。貴女にピッタリの名前。貴女のお陰で、僕は生きる意思を持てました。僕達の考えた、と言うよりウェンディーが考えて僕達が賛成した名前。貴女は『生命の花』を知ってますか?」
イリーズの質問に彼女は頷く。
実在するか疑われている伝説の花で、その花にはあらゆる怪我や病気を治す効果があるとされる一方、その花自体は劇薬であり命を奪う事もあるとされる。
はるか北の天を貫く岩山の頂上に咲くと言われる、伝説の花。
「エテュセ?」
「そうです。貴女にはピッタリの名前だと思いますよ。ウェンディーも、珍しくサラーマも文句を付けてなかったですから、そう名乗って下さい」
「エテュセ。私の名前……」
彼女は自分の胸を抑えて呟く。
「お願い、イリーズ。もう一度、私の名前を呼んで」
「わ、私は全然辛くない! だからそんな言い方しないでよ!」
彼女は『銀の風』から手を離すと、イリーズのベッドに倒れこむ様に縋り、イリーズの左手を握る。
驚く程冷たく、硬く、とても人の肌の感触ではない。
それでも彼女は強くイリーズの手を握る。
そうしていなければ、イリーズが目の前から消えてしまうと言う強迫観念に近い恐怖が彼女を襲いかかる。
それは黒い剣によって見せられた絶望の恐怖とは違う。二度と手に入らない、かけがえのない何かを失う、消失の恐怖。
心の中に空虚な隙間が出来る、絶対に埋められない穴が穿たれるのが分かる。
「イリーズ、私が呪いと戦う! 貴方の呪いは、私が全てを引き受ける! だから、だから呪いなんかに負けないでよ!」
「勝負はついているのだ」
後ろから『銀の風』が言う。
「相討ち、か。ウェウティアも大したものだ」
「その通りです。僕の周りの命は全て失われる事になりました」
イリーズは目を閉じたまま答える。
彼女が城を出発した後、イリーズの容態を少しでも安定させるためにウェンディーとサラーマで、イリーズの『魔獣の落とし子』と戦う事になった。体内の『魔獣の落とし子』の強さは別格で、しかも二体を相手にするのだから最初から勝目は薄く、サラーマはそこで命を落としたとイリーズは言う。
サラーマを失った後もウェンディーは戦い続け、ついに二体の『魔獣の落とし子』の撃退に成功した。が、その代償として、ウェンディーも致命傷を受けた。
それだけでなく、イリーズさえ『魔獣の落とし子』に致命的に体内を破壊され、彼女が奇跡的な早さで戻っても、すでに間に合わなかったのだ。
そこでウェンディーが打った最後の手段が、『死者の秘法』と言われるものだった。
それは本来なら不死の魔物を造り出す禁忌の秘術であり、不幸だけを呼ぶ呪いの術。それでもウェンディーは、下半身と左腕を失い、致命的な打撃を受けながらも、彼女とイリーズのために砂時計の砂を止める事にしたのだ。
二人共その代償は分かっている。
この大地では、死者の秘法に手を染めた者は死と言う安らぎさえ失い、不死者の呪いにその魂を失うまで苦しむと言われている。
その呪いを甘んじて受けてでも、この時間を作る事を選んだのだ。
「でも、約束は守れそうですね」
イリーズは目を閉じたまま言う。
今ならイリーズが目を開かない理由も分かる。死者の秘法で不死者となった者は、肉体の腐敗を止める事も出来ない。ましてイリーズは『魔獣の落とし子』の呪いによって、大幅に生命力を奪われている。
イリーズはすでに眼を失っているのだ。だからこそ、瞼を開く事が出来ないのだろう。
「ありがとう。でも、もう剣は必要無いよ。ちょっと物騒だけど僕からの贈り物ですね」
「いらない」
エテュセは、震える声で言う。
「イリーズを助けるために必要だったのに、貴方が助からないのなら、あんなもの要らない!」
エテュセは両手でイリーズの左手を強く握る。
どこか遠くへ行こうとしている。
その予感があったからこそ、彼女はイリーズの左手を強く握る。
イリーズの左手は、砕ける様な音がすると灰になって散っていく。
「ごめん。僕はもうこの通り。これ以上は、嫌われそうだね」
「わかった。私はイリーズの事嫌いになる」
彼女は、灰になったイリーズの左手を見ながら言う。
「だから、私がイリーズの事を嫌いになるまで死なないで」
そう口にした時、彼女の胸にこれまでにない息苦しい痛みが走った。
怪我などの痛みでは無い。収容所の中で四の少女、モーリスが収容所を去ったと知った時に感じた痛みに似ているが、今度のはその数倍の痛みであり、胸が苦しくて呼吸も出来ない。
胸を槍で抉られ、内側から焼かれているかのような痛み。
「せめて、私が貴方の事を嫌いになるまで、貴方が私の事を嫌いになるまで死なないで」
「僕には、貴女を嫌いになれませんよ。僕はこの通り、もう死んでいるんです。このままいったら、僕は腐臭で臭くなっちゃいますからね。それで嫌われるのはキツいですよ」
かすれる声に張りは無く、そこに生命力は宿っていない。それでもイリーズはいつもの自分を演じていた。
せめてこの僅かな時間だけでも、時間を戻そうとしているかのように。
「まあ、それは冗談としても、僕をここに繋いでいるのは『死者の秘法』です。僕の自我もいつまで持つか分かりません。もう少しすると僕は自我を失って、ただの不死者になります。そうなったら、貴女に襲いかかると思いますから」
「それなら、それまで生きて。私が貴方を嫌いになるまで、貴方を助けた事を私が後悔するまで。貴方が生きながら腐臭を漂わせるのなら、その匂いでこの城に住めなくなるまで。生きる気力を失って、貴方が助けた私を恨んで、私が貴方を嫌って、お互いに後悔するまで生きて。私を襲いたくないというのなら、不死者になりたくないのなら精一杯生きてよ」
彼女は、イリーズに訴える。
「私を置いて、行かないで」
伝えたい事は、そう言う事ではなかった。
自分がどれだけ感謝しているかを伝えたかった。これまで生きてきた時の中で、この城で、イリーズ達と過ごした時間がどれだけ幸せだったか。
彼女にとって、これまで生きる事はただ生き延びると言う事だけをさしていた。日常というモノは、明日を迎えるために生き延びる事をさし、それ以上の意味は無かった。
それをイリーズ達は変えてくれた。
本来なら人として当然の日常を。収容所に入れられていた亜人達は当然持っていた、彼女は知らなかった毎日を。生きる事の幸せを。
生きる意味を、イリーズ達は教えてくれると思っていた。
嫌う事など出来ない。嫌われる事など考えたくない。
もし、イリーズが表情を歪ませ、自分を助けた事を後悔しているというのなら、彼女は黒い剣で自分の喉を切る事に躊躇いは無かった。そうする事でイリーズを助けられるのなら、彼女はこの場でそれが出来る。
その想いを伝えたかった。
だが、口から出てきた言葉は、まったく別の支離滅裂な言葉ばかり。訂正しようと口を開こうとしても、そこからは苦痛の吐息が漏れるだけで言葉が出てこない。
「泣かせているみたいですね」
イリーズは優しく言う。
彼はもう、唇を動かす事すら難しくなってきている。
「ありがとう、僕に生きる勇気を与えてくれて」
苦しげな言葉はかすれ、イリーズの魂そのものが吐き出されているかのようだった。
「そうだ。約束を果たさないと」
イリーズは僅かに笑っていう。
「貴女の名前です」
「私の、名前?」
彼女はイリーズを見る。
確かに城を出るときに、彼女の方からねだったモノだった。
「三人で考えたんです。貴女にピッタリの名前。貴女のお陰で、僕は生きる意思を持てました。僕達の考えた、と言うよりウェンディーが考えて僕達が賛成した名前。貴女は『生命の花』を知ってますか?」
イリーズの質問に彼女は頷く。
実在するか疑われている伝説の花で、その花にはあらゆる怪我や病気を治す効果があるとされる一方、その花自体は劇薬であり命を奪う事もあるとされる。
はるか北の天を貫く岩山の頂上に咲くと言われる、伝説の花。
「エテュセ?」
「そうです。貴女にはピッタリの名前だと思いますよ。ウェンディーも、珍しくサラーマも文句を付けてなかったですから、そう名乗って下さい」
「エテュセ。私の名前……」
彼女は自分の胸を抑えて呟く。
「お願い、イリーズ。もう一度、私の名前を呼んで」
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
私がいなくなった部屋を見て、あなた様はその心に何を思われるのでしょうね…?
新野乃花(大舟)
恋愛
貴族であるファーラ伯爵との婚約を結んでいたセイラ。しかし伯爵はセイラの事をほったらかしにして、幼馴染であるレリアの方にばかり愛情をかけていた。それは溺愛と呼んでもいいほどのもので、そんな行動の果てにファーラ伯爵は婚約破棄まで持ち出してしまう。しかしそれと時を同じくして、セイラはその姿を伯爵の前からこつぜんと消してしまう。弱気なセイラが自分に逆らう事など絶対に無いと思い上がっていた伯爵は、誰もいなくなってしまったセイラの部屋を見て…。
※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています!
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。
桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」
この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。
※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。
※1回の投稿文字数は少な目です。
※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。
表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
1ページの文字数は少な目です。
約4500文字程度の番外編です。
バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`)
ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑)
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。
私が死んだあとの世界で
もちもち太郎
恋愛
婚約破棄をされ断罪された公爵令嬢のマリーが死んだ。
初めはみんな喜んでいたが、時が経つにつれマリーの重要さに気づいて後悔する。
だが、もう遅い。なんてったって、私を断罪したのはあなた達なのですから。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
愛想を尽かした女と尽かされた男
火野村志紀
恋愛
※全16話となります。
「そうですか。今まであなたに尽くしていた私は側妃扱いで、急に湧いて出てきた彼女が正妃だと? どうぞ、お好きになさって。その代わり私も好きにしますので」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる