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第10話
真の作戦会議②
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ボスが消えた。
しばらく沈黙が続く。
「ボスがやめても、俺はやめねぇぜ。
どうしたよ?俺が頼りないって?。
やーーめてくださいよぉ~」
とワンが言っているが、皆スルーだ。
「どうするのハナ?」
いつもは黙って仕事をするやつが珍しく尋ねてきた。しかし、ハナは何も答えない。ただ手を震わせているだけだ。
「ハナどうしたんだ?寒いのか?俺のせいなのか?何か言ってくれよ。」
「殺す。」とだけ言ってハナは帰った。
「やだなぁ。俺殺されるのか~。」
微妙な空気に包まれるワンたちは、何も考えることが出来ずに1日を無駄にした。
次の日。
ハナは仕事場に来ていた。
来ないんじゃないのかと皆が思っていた。
「よぉ~っす。ハナおっはよぉ~こけこっこーー。」
「あーワン。おはよう。」
そこそこ上機嫌だ。
皆が明るい空気に包まれる。
ハナが皆に何故か、ひそひそ声で話す。
「ボスはスパイなんじゃないかな。」
「それはねぇだろ。あのボスがスパイなわけないだろ。」
「本当にそう思うなら、何も学ばないね。
前にも似たようなことがあったよね。情報が漏れて危なかったこと。リークしたのは、一個歳下のクソ野郎だったっけ。」
「あーあったなぁ。でも、それでも、ボスがスパイだとは思わないんだよなぁ。」
「クソ野郎はそこそこ信頼できる奴だったよね。だから、第2プランまで説明していて、それで、敵に完璧な対応されたよね。まさか、鉄砲出てくるとは思わなかったよね。怪我人出なかったのが奇跡だよ。」
「そうだなぁー。それでハナはどうしたいの?ボスは消えたから、ハナがボスだろ。」
「ワンが言っていた研究所を襲撃する。」
皆少し驚いた顔をする。
「あーれだけ、ダメダメ言ってたのにか?
それはないってハナさーん。」
「ボスは研究所には行かないと思っているから、それなら逆をついてやろうかなと。」
「完全にボスをスパイ扱いじゃん。」
「ボスが仮にスパイだとするなら、研究所以外を攻めるのはかなり危ないし、上手くいっても効果がほとんどないよね。」
皆納得した様子だ。
こうして、研究所を攻めることとなった。
科学は不信感を生んだ。
しばらく沈黙が続く。
「ボスがやめても、俺はやめねぇぜ。
どうしたよ?俺が頼りないって?。
やーーめてくださいよぉ~」
とワンが言っているが、皆スルーだ。
「どうするのハナ?」
いつもは黙って仕事をするやつが珍しく尋ねてきた。しかし、ハナは何も答えない。ただ手を震わせているだけだ。
「ハナどうしたんだ?寒いのか?俺のせいなのか?何か言ってくれよ。」
「殺す。」とだけ言ってハナは帰った。
「やだなぁ。俺殺されるのか~。」
微妙な空気に包まれるワンたちは、何も考えることが出来ずに1日を無駄にした。
次の日。
ハナは仕事場に来ていた。
来ないんじゃないのかと皆が思っていた。
「よぉ~っす。ハナおっはよぉ~こけこっこーー。」
「あーワン。おはよう。」
そこそこ上機嫌だ。
皆が明るい空気に包まれる。
ハナが皆に何故か、ひそひそ声で話す。
「ボスはスパイなんじゃないかな。」
「それはねぇだろ。あのボスがスパイなわけないだろ。」
「本当にそう思うなら、何も学ばないね。
前にも似たようなことがあったよね。情報が漏れて危なかったこと。リークしたのは、一個歳下のクソ野郎だったっけ。」
「あーあったなぁ。でも、それでも、ボスがスパイだとは思わないんだよなぁ。」
「クソ野郎はそこそこ信頼できる奴だったよね。だから、第2プランまで説明していて、それで、敵に完璧な対応されたよね。まさか、鉄砲出てくるとは思わなかったよね。怪我人出なかったのが奇跡だよ。」
「そうだなぁー。それでハナはどうしたいの?ボスは消えたから、ハナがボスだろ。」
「ワンが言っていた研究所を襲撃する。」
皆少し驚いた顔をする。
「あーれだけ、ダメダメ言ってたのにか?
それはないってハナさーん。」
「ボスは研究所には行かないと思っているから、それなら逆をついてやろうかなと。」
「完全にボスをスパイ扱いじゃん。」
「ボスが仮にスパイだとするなら、研究所以外を攻めるのはかなり危ないし、上手くいっても効果がほとんどないよね。」
皆納得した様子だ。
こうして、研究所を攻めることとなった。
科学は不信感を生んだ。
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