女装少年たちとお姉さんの淫らな日々

暴走の買い物編

キスされて、キスをして

「ねえミミ、アタシを射精させたいのなら好きにすればいいわ。んっ♡　はぁっ♡　このまま擦ってれば、もう一分もしない内にイクから」
「……くすっ、それでネコはいいのですか？　こんな射精で満足できるんですか？」
「違うでしょ？　満足できないのはアタシじゃなくてミミの方。そもそもおかしいじゃない。目の前に本物があるのに、下着の残り香に執着するだなんて」
「っ！」
「あははっ、手が止まったけどなんかあった？　そんな目で見られても、アタシにはなんにも伝わらないんだけど。言いたいことがあるのなら、はっきり口に出してもらわないと、ね？」
「……い、いいんですか？」
「なにその目、必死過ぎてキモいんだけど。顔も近いし、怖いから近寄らないでくれる？」
「ネコは、嫌じゃないんですか？　口でなんて……抵抗はないんですか？」
「それはこっちのセリフなんだけど……その前にすることがあるんじゃないの？」
「……？」
「察しが悪いわね。そういう欲望に忠実で雰囲気作りが疎かなところ、やっぱりミミも男の子って感じ？」

　ぺろりと、舌なめずりをしてみせる。

「！　……目を、閉じてください」
「可愛いこと言うじゃない。さっきまでの威勢はどこに行ったの？」
「ネコはイジワルです……」
「ミミには言われたくない……んっ♡」

　唇をミミに塞がれる。決して激しくはなく、なおかつ熱烈なキス。貪るのではなく、確かめるように。互いの舌を突き合わせては、逃がさないように絡め合わせる。

　ねっとりと、くぐもり粘ついた水音が耳の中で反響して、五感の全てがミミで溢れていく。

「んっちゅる、っむ、あっはふっ♡」
「はっん、っく、ちゅ、ぷはっ……あはっ、なにその顔。熱くて溶けちゃった？」
「ね、ネコだって、同じ顔してますよ」
「言うわね。それじゃあ、次はアタシの番ね？」
「えっ……んむっ？」

　ミミを抱き寄せ、唇を奪う。

「んちゅっ、んっ♡　ほら、もっと近づきなさいよ」
「んっんんぅ♡　あっん、ね、ネコ、そ、そんな激し、んっ！」

　ぎゅうぎゅうと、強く、ただ強くミミを抱き寄せる。ふたりの硬くなった性器が互いの体に触れ合って、どちらとも知れずに擦る様に動き始めた。

「あっんっちゅむ……んっ♡」
「んぅっ、あっはっ、んっ……♡　はっ……はっ……♡」

　キスが終わっても、ふたりの顔の距離は近い。どちらとも離れることもなく、互いの呼気を循環させるような距離で見つめ合う。

「はっ、はっ……そろそろ、いいですか？」
「……そんなこと、わざわざ言わせないでよ」
「くすっ、今更照れてるんですか？」

　ちゅっと、軽い口づけ。それからミミは少女の体を滑る様に下っていく。少しずつ、少しずつ。まるで愛を刻むように、ミミは少女の体を啄んでいく。