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兄と弟と弟だった人
玲は調子に乗り始めた
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柔らかく垂れている主の性器。
いつもの夜伽であれば、玲は速やかに刺激を加えて勃起を促している。
硬く、大きく、雄々しく。
そうしなければ、夜伽が進まないから。
玲が奉仕しているとはいえ、夜伽中は主の時間を奪っている。
徒に時間を引き延ばすことは仕事の放棄に等しい。
主に迅速に満足していただく為に。
主の睡眠時間を奪わない為に。
まずは、勃起をさせなければ話にならないのである。
しかし、今は主は眠っている。
今の主には焦れるという感覚は無く、
既に睡眠時間も確保されているに等しい。
だから、玲は――
「んっ、――っ、はぁっ……はむっ……んっ、むっ……――っ……♡」
心の赴くままに、まだ興奮状態にない主の性器を堪能していた。
こんな機会は今までに無かった。
この先も同じ状況があるとは思えない。
そして今なら、何をしても、主には知られない。
「――っ……♡ はむっ……んっ、んっ……――っ♡」
柔らかいままの主の性器を口に咥える。
その先端をコロコロと口の中で転がす。
舌で口の中に優しく押し付ける。
「ちゅっ……ちゅっ……――っ♡ ふーっ、ふーっ……♡」
ちゅうちゅうと吸い上げる。
口の中に含んだまま呼吸をする。
内側から鼻を抜ける主の匂いに酔いしれる。
主へと奉仕する為に口をつけたはずのに、玲はすっかり性器に夢中になっていた。
「ちゅるっ……ふっ、んぅっ、――っ♡ はぁっ……はぁっ……あむっ……んぅっ……♡」
じっくりと、主の性器を涎塗れにしながら。
ゆっくりと、芯の通っていく様を口全体で味わっている。
と、その時――
「っ……」
「っ!?」
主の唇から吐息が漏れて、玲の体は硬直した。
「っ……ふぅっ……」
「はっ……はっ……はっ……!」
例え今の主は寝ていたとしても、絶対に朝まで起きないわけではない。
玲がはしゃぎ過ぎれば、
大きな音を立てれば、
刺激を与えれば、
主が起きるのも当然のことだ。
「っ……もっ、申し訳ありませ……っ、こ、これはっ……その……!」
玲の行為は何の言い訳もできない。
主の性器を弄んで自慰に耽っていたのは変えようのない事実だ。
主の信頼を裏切る行為であり、罰を受けるどころか、お傍に置いてもらえなくなる可能性もある。
真っ白になった頭で、必死に弁明を考える玲。
しかし何も思いつくはずもなく、
口から情けない喘ぎを漏らすことしかできず、
そして主は――
「………………」
「…………っ、かっ、かずひろさま……?」
主は目を覚まさなかった。
先ほどのは単に寝息が漏れただけのようらしい。
「っ……はぁっ…………」
深く溜息を吐く玲。
胸を撫で下ろして、
心底安堵した様子で、
再び主の性器を口に咥える。
今度こそ、しっかりと夜伽に励もうと心に誓って。
「ちゅっ…ちゅっ……れろっ…あむっ…………んぅっ、――っ……♡」
しかし口に含んでしばらくすると、またもや玲は主の性器を弄び始めてしまう。
むしろ、寝ていながらも玲の舌に反応する主の様子に、胸を熱くときめかせ始めていた。
いつもの夜伽であれば、玲は速やかに刺激を加えて勃起を促している。
硬く、大きく、雄々しく。
そうしなければ、夜伽が進まないから。
玲が奉仕しているとはいえ、夜伽中は主の時間を奪っている。
徒に時間を引き延ばすことは仕事の放棄に等しい。
主に迅速に満足していただく為に。
主の睡眠時間を奪わない為に。
まずは、勃起をさせなければ話にならないのである。
しかし、今は主は眠っている。
今の主には焦れるという感覚は無く、
既に睡眠時間も確保されているに等しい。
だから、玲は――
「んっ、――っ、はぁっ……はむっ……んっ、むっ……――っ……♡」
心の赴くままに、まだ興奮状態にない主の性器を堪能していた。
こんな機会は今までに無かった。
この先も同じ状況があるとは思えない。
そして今なら、何をしても、主には知られない。
「――っ……♡ はむっ……んっ、んっ……――っ♡」
柔らかいままの主の性器を口に咥える。
その先端をコロコロと口の中で転がす。
舌で口の中に優しく押し付ける。
「ちゅっ……ちゅっ……――っ♡ ふーっ、ふーっ……♡」
ちゅうちゅうと吸い上げる。
口の中に含んだまま呼吸をする。
内側から鼻を抜ける主の匂いに酔いしれる。
主へと奉仕する為に口をつけたはずのに、玲はすっかり性器に夢中になっていた。
「ちゅるっ……ふっ、んぅっ、――っ♡ はぁっ……はぁっ……あむっ……んぅっ……♡」
じっくりと、主の性器を涎塗れにしながら。
ゆっくりと、芯の通っていく様を口全体で味わっている。
と、その時――
「っ……」
「っ!?」
主の唇から吐息が漏れて、玲の体は硬直した。
「っ……ふぅっ……」
「はっ……はっ……はっ……!」
例え今の主は寝ていたとしても、絶対に朝まで起きないわけではない。
玲がはしゃぎ過ぎれば、
大きな音を立てれば、
刺激を与えれば、
主が起きるのも当然のことだ。
「っ……もっ、申し訳ありませ……っ、こ、これはっ……その……!」
玲の行為は何の言い訳もできない。
主の性器を弄んで自慰に耽っていたのは変えようのない事実だ。
主の信頼を裏切る行為であり、罰を受けるどころか、お傍に置いてもらえなくなる可能性もある。
真っ白になった頭で、必死に弁明を考える玲。
しかし何も思いつくはずもなく、
口から情けない喘ぎを漏らすことしかできず、
そして主は――
「………………」
「…………っ、かっ、かずひろさま……?」
主は目を覚まさなかった。
先ほどのは単に寝息が漏れただけのようらしい。
「っ……はぁっ…………」
深く溜息を吐く玲。
胸を撫で下ろして、
心底安堵した様子で、
再び主の性器を口に咥える。
今度こそ、しっかりと夜伽に励もうと心に誓って。
「ちゅっ…ちゅっ……れろっ…あむっ…………んぅっ、――っ……♡」
しかし口に含んでしばらくすると、またもや玲は主の性器を弄び始めてしまう。
むしろ、寝ていながらも玲の舌に反応する主の様子に、胸を熱くときめかせ始めていた。
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