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兄と弟
狸寝入り
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「んぅっ……」
今度は玲の中に指を2本入れる。
先ほどよりもきついが、それでも勃起した性器よりも太いということはない。
1本よりも2本の方が多く掻き出せるのは当然のことだ。
あまり風呂場に裸で長居しては風邪を引くかもしれないし、それでは元も子も無い。
寝ている状態で何を感じているかはわからないが、時短の為に玲には負担を背負ってもらうことにした。
「ふぅっ……♡」
玲の中で指を曲げると、またも玲が艶のある声を漏らした。
ただ中を擦られるよりも、内から腹側を指で押される方が気持ちがいいらしい。
俺の性器の形状から、もしも夜伽の最中に俺と玲が向かい合っていた場合、今指で圧迫している個所を性器が擦ることになるだろう。
玲が動くならまだしも、俺が動くのであれば向かい合わないように注意する必要がありそうだ。
「んぅっ……♡」
2本指でも掻き出せた量は大して増えていなかった。
これでは指を増やしたところでまだ時間がかかるだろう。
(……これ、広げた方が早いかもな)
俺は玲の穴を広げた状態にして、精液を滴り落としてみることにした。
「っ……んっ……あっ……はぅっ……♡」
ピースサインを作る様にして、人差し指と中指で玲の中を広げてみる。
しかし所詮は指の筋力では大して広げることもできず、精液も大して出てこなかった。
もっと広げるには両腕を使わなければならない。
しかしそうなると足に乗せている玲のバランスが取りにくくなる。
寝ている玲には受け身なんか取ることはできず、両腕が塞がっている俺ではもしもの事態に対応できない。
頭から落ちたりしたら大事だ。
(結局は地道にやるしかないな……)
もう少し穴が広げられれば、シャワーで直接洗うこともできたかもしれない。
しかし安全性を考えれば片腕は玲の体を支えるために残すしかない。
俺は少しでも効率を上げるために、玲の中に指を3本挿入することにした。
ここまでくると先端はともかく、根元は性器よりも束ねた指の方が広い。
「あっ……♡ はっ……♡」
玲の吐息も少し苦し気だ。
しかしそれでも起きないのだから、今この家が火事になっても起きないのではなかろうか。
「んっ……♡ んぅっ……♡」
中で指を曲げたときの喘ぎ声なんて、もう起きているときと寸分も変わらない。
もしも憶えていたら、玲が起きた時に寝ていた間の感覚を教えてもらいたいものだが――
「っ!」
「……は?」
それはふと、
本当に何気なく気まぐれに、
喘ぎ声を漏らす玲の顔に視線をやった瞬間に――
俺は玲と目が合った。
今度は玲の中に指を2本入れる。
先ほどよりもきついが、それでも勃起した性器よりも太いということはない。
1本よりも2本の方が多く掻き出せるのは当然のことだ。
あまり風呂場に裸で長居しては風邪を引くかもしれないし、それでは元も子も無い。
寝ている状態で何を感じているかはわからないが、時短の為に玲には負担を背負ってもらうことにした。
「ふぅっ……♡」
玲の中で指を曲げると、またも玲が艶のある声を漏らした。
ただ中を擦られるよりも、内から腹側を指で押される方が気持ちがいいらしい。
俺の性器の形状から、もしも夜伽の最中に俺と玲が向かい合っていた場合、今指で圧迫している個所を性器が擦ることになるだろう。
玲が動くならまだしも、俺が動くのであれば向かい合わないように注意する必要がありそうだ。
「んぅっ……♡」
2本指でも掻き出せた量は大して増えていなかった。
これでは指を増やしたところでまだ時間がかかるだろう。
(……これ、広げた方が早いかもな)
俺は玲の穴を広げた状態にして、精液を滴り落としてみることにした。
「っ……んっ……あっ……はぅっ……♡」
ピースサインを作る様にして、人差し指と中指で玲の中を広げてみる。
しかし所詮は指の筋力では大して広げることもできず、精液も大して出てこなかった。
もっと広げるには両腕を使わなければならない。
しかしそうなると足に乗せている玲のバランスが取りにくくなる。
寝ている玲には受け身なんか取ることはできず、両腕が塞がっている俺ではもしもの事態に対応できない。
頭から落ちたりしたら大事だ。
(結局は地道にやるしかないな……)
もう少し穴が広げられれば、シャワーで直接洗うこともできたかもしれない。
しかし安全性を考えれば片腕は玲の体を支えるために残すしかない。
俺は少しでも効率を上げるために、玲の中に指を3本挿入することにした。
ここまでくると先端はともかく、根元は性器よりも束ねた指の方が広い。
「あっ……♡ はっ……♡」
玲の吐息も少し苦し気だ。
しかしそれでも起きないのだから、今この家が火事になっても起きないのではなかろうか。
「んっ……♡ んぅっ……♡」
中で指を曲げたときの喘ぎ声なんて、もう起きているときと寸分も変わらない。
もしも憶えていたら、玲が起きた時に寝ていた間の感覚を教えてもらいたいものだが――
「っ!」
「……は?」
それはふと、
本当に何気なく気まぐれに、
喘ぎ声を漏らす玲の顔に視線をやった瞬間に――
俺は玲と目が合った。
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