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兄と弟
感情の吐露
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「ん゙っ♡ ん゙ぅっ♡ っ……♡ はっ……はっ……ひゃ、ひゃうひろひゃまぁ……」
呂律の回っていない、舌足らずな口で俺の名前を呼びながら玲が振り向いた。
教育の一環なのか、玲は幼少時代は俺とは離されて育てられた。
俺が憶えている最も幼い玲でも、その口調は既に従者としてのそれだった。
だから子供っぽく喋る玲を見るのは初めてで、なんだか新鮮に思えた。
一方で、その表情は子供らしさとはかけ離れている。
普段の機械的でクールな無表情なんて欠片も無い。
涙で瞳を潤ませて、
快感で顔を蕩かせて――
辛そうに、嬉しそうに――
もう止めてと懇願するような、
もっと突いてとねだるような――
そんな顔をしていた。
「おっ、おねがいしますっ……すっ、すこし、だけっ、きゅっ、きゅうけいを……ごっ、ごじひをっ……おっ、お゙っ、ほぅっ……♡」
腰を引いていって、辛うじてカリだけが引っかかるところまで性器を引き抜く。
このまま抜けば、それは休憩の合図だ。
玲は二連続でイった体を休めることができる。
逆に腰を打ち付ければ、それは一番長いストロークになる。
俺も玲も、一番気持ちいい瞬間を味わうことができる。
どっちを選ぶのかなんて、考えるまでもない。
「お゙っ…♡ お゙っ…♡ ふっ……ふっ……♡」
亀頭だけを咥えたまま、玲が這いずるように逃げ出そうとする。
泳ぐように布団をぎこちなく腕でかいて、必死に性器を引き抜こうとしている。
その玲の腰を、両手でがっちりと掴んだ。
「ひいっ♡」
「なんだ、その声……もしかして、叩かれても気持ちいいのか?」
「あっ♡ あっ♡ おっ、おやめっ……くださっ……いぃっ……んぅっ♡」
尻をペチペチと叩くと、玲は枕を抱えて快感に耐えるモードに入った。
叩いた衝撃が中に響くのが良いのだろうか。
何にせよ、逃がさないように力を入れるよりは叩く方が楽だから都合がいい。
「さっさとこっちに戻ってこい。じゃないと、ずっと叩くぞ」
「あっ♡ いっ♡ いぃっ……♡ いやっ……やだっ……やだぁっ……!」
「……は?」
それは意外な言葉だった。
思考が止まるくらいに。
玲を叩く手も止まってしまうくらいに。
自分が今何をしているのかもわからなくなるくらいに。
玲の発言に驚いた俺がいた。
玲は枕を抱えたまま、ずりずりと体を這いずらせて前進を試みている。
俺が命令したのに、玲は逃げ出そうとしている。
(……嫌って言ったのか……今……?)
それは苦言ではない。
それは忠言でもない。
玲はダメではなく、嫌と言った。
それは個人的な感情だ。
俺の都合一切を無視して、玲が俺に感情をぶつけたということだ。
「……」
「……っ♡ は……っ♡ ふ……っ?」
動きを止めた俺を不思議に思ったのか、玲が振り返った。
敬語を使わなかったことに対する謝罪が無い事から、先ほどの発言は無意識だったのかもしれない。
「っ……っ……きゅっ、きゅうけいですか……?」
「……いや、するわけないだろ」
「えっ……えっ……だっ、だめでっ――あ゙あ゙ぁぁっっ♡♡」
あまり俺から近づくと、玲の射精した精液で足が汚れてしまうのだけれど。
嫌がる玲に無理強いするのも気が引けたので、仕方なく俺が前進して腰を打ち付けることにした。
呂律の回っていない、舌足らずな口で俺の名前を呼びながら玲が振り向いた。
教育の一環なのか、玲は幼少時代は俺とは離されて育てられた。
俺が憶えている最も幼い玲でも、その口調は既に従者としてのそれだった。
だから子供っぽく喋る玲を見るのは初めてで、なんだか新鮮に思えた。
一方で、その表情は子供らしさとはかけ離れている。
普段の機械的でクールな無表情なんて欠片も無い。
涙で瞳を潤ませて、
快感で顔を蕩かせて――
辛そうに、嬉しそうに――
もう止めてと懇願するような、
もっと突いてとねだるような――
そんな顔をしていた。
「おっ、おねがいしますっ……すっ、すこし、だけっ、きゅっ、きゅうけいを……ごっ、ごじひをっ……おっ、お゙っ、ほぅっ……♡」
腰を引いていって、辛うじてカリだけが引っかかるところまで性器を引き抜く。
このまま抜けば、それは休憩の合図だ。
玲は二連続でイった体を休めることができる。
逆に腰を打ち付ければ、それは一番長いストロークになる。
俺も玲も、一番気持ちいい瞬間を味わうことができる。
どっちを選ぶのかなんて、考えるまでもない。
「お゙っ…♡ お゙っ…♡ ふっ……ふっ……♡」
亀頭だけを咥えたまま、玲が這いずるように逃げ出そうとする。
泳ぐように布団をぎこちなく腕でかいて、必死に性器を引き抜こうとしている。
その玲の腰を、両手でがっちりと掴んだ。
「ひいっ♡」
「なんだ、その声……もしかして、叩かれても気持ちいいのか?」
「あっ♡ あっ♡ おっ、おやめっ……くださっ……いぃっ……んぅっ♡」
尻をペチペチと叩くと、玲は枕を抱えて快感に耐えるモードに入った。
叩いた衝撃が中に響くのが良いのだろうか。
何にせよ、逃がさないように力を入れるよりは叩く方が楽だから都合がいい。
「さっさとこっちに戻ってこい。じゃないと、ずっと叩くぞ」
「あっ♡ いっ♡ いぃっ……♡ いやっ……やだっ……やだぁっ……!」
「……は?」
それは意外な言葉だった。
思考が止まるくらいに。
玲を叩く手も止まってしまうくらいに。
自分が今何をしているのかもわからなくなるくらいに。
玲の発言に驚いた俺がいた。
玲は枕を抱えたまま、ずりずりと体を這いずらせて前進を試みている。
俺が命令したのに、玲は逃げ出そうとしている。
(……嫌って言ったのか……今……?)
それは苦言ではない。
それは忠言でもない。
玲はダメではなく、嫌と言った。
それは個人的な感情だ。
俺の都合一切を無視して、玲が俺に感情をぶつけたということだ。
「……」
「……っ♡ は……っ♡ ふ……っ?」
動きを止めた俺を不思議に思ったのか、玲が振り返った。
敬語を使わなかったことに対する謝罪が無い事から、先ほどの発言は無意識だったのかもしれない。
「っ……っ……きゅっ、きゅうけいですか……?」
「……いや、するわけないだろ」
「えっ……えっ……だっ、だめでっ――あ゙あ゙ぁぁっっ♡♡」
あまり俺から近づくと、玲の射精した精液で足が汚れてしまうのだけれど。
嫌がる玲に無理強いするのも気が引けたので、仕方なく俺が前進して腰を打ち付けることにした。
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