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お仕事お疲れさまえっち

褒めて、求めてくれる人

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「~~っ♡」

 それは羞恥心を焚きつける、大人として恥ずかしいこと。
 それは背徳感を煽る、やってはいけないこと。

 服を着たままの射精。
 行き場を用意されないままに飛び出した精液は当たり前に下着を汚して、ズボンまで侵食して、ベタベタとした不快感をボクに与える。

 半ば強制だったとはいっても、抵抗もできないほどボクが感じていたのは事実で。
 ひーくんに止める気がなかったとはいっても、一時の快楽にも耐えられないほどボクが弱かったのも事実で。

 恥ずかしくて――
 不快で――
 情けなくて――

 ――それ以上に、気持ちがいい

「あっ♡ はっ、ぁ――っ♡」

 脳髄まで満たされる快感。
 いつまでも止まない、絶頂の余韻が身体中に浸透する感覚。

 そして、気持ちよさで弾けてしまいそうになる体を、ぎゅうっと抱きしめてくれるひーくんの大きな体。

「偉いね~。ちゃんと気持ちよく慣れたんだね~」

 ぎゅうっと抱きしめてくれて――
 何度も何度も頭を撫でてくれて――

 ――ひーくんの声しか聞こえないくらいの距離で褒めてくれる。

「ありがとう、僕で気持ちよくなってくれて。僕で気持ちよくなってくれるぬいくんのこと、大好きだよ」
「っ……♡」

 ずるい、と心の底から思う。

 その長身も、スタイルも。
 整った目鼻立ちも、顔の良さも。

 何よりも、そんなひーくんがボクに構ってくれるのが、ずるい。

 そのせいで、ボクはひーくんから離れることができない。
 仕事もしない、家事もしないひーくんに、ボクは依存してしまっている。

 世間から見れば、ボクは馬鹿なやつと嘲笑されるような存在だろう。
 その自覚があるのだから尚のことだ。

 それでも、ボクはひーくんから離れられない。

 仕事なんてボクがいくらでもするから。
 お金だってたくさん貢ぐから。
 どうかずっとボクの傍に居てほしいと、心の底から思わずには居られない。

「ズボン脱ごうね~、あんよ上げてくださ~い♪」

 半ば強引にズボンを剥ぎ取られる。
 濡れた素肌が空気に晒されて、少しだけ気持ちがいい。

「ふふっ、ぬちゃぬちゃだ~♪ たくさん気持ちよくなれて、いっぱい出せたんだね~、すごいね~♪」
「んっ♡」

 イったばかりで敏感になっている性器がひーくんの手で弄ばれる。
 その手に粘液を纏いながら、ひーくんはおもちゃで遊んでいるかのように楽しげだ。

「んふふ~、また硬くなってきたね~……これじゃあ、まだまだ寝られそうにないかな?」

 今更嫌がる振りなんてできやしない。
 もう体全体で悦んでしまっているところを見られたし、ひーくんの言っていることは間違っていない。

 こんな状態でお預けなんて、今のボクにはとても耐えられそうにない。

「それじゃあ~、次はぬいくんに少しだけ頑張ってもらってもいい?」

 ひーくんの言葉に続いて聴こえる衣擦れの音。

 少しの間を置いた後、ボクの目の前に棒状のモノが現れた。
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