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ゴブリン殲滅編
裸の足
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「ふっ、ふ~ん? じゃあ、こういうのも好きなの?」
「っ!?」
「びっ、びくってした~♡ ちょっと足触っただけだよ? ボクの靴のつま先で、ヨリッグの靴のつま先を小突いただけ……何をそんなに驚くことがあるの?」
「ふっ、不意を突かれたものですから……」
「ほんとに? ……じゃあ、脱いで?」
「ぬっ、ぬぬ脱ぐっ!? ここでですか!?」
「ちょっ、ちょっと! 違いますから!! っ……ち、違うから! 靴! 裸足になってって言ったの!」
「あっ、ああっ……! な、なるほど……なるほど……?」
「い、嫌?」
「そっ、そんなことはっ……裸足なんて、いくらでも……」
「じゃあ……ボクも脱ぐね?」
「えっ、そちらも?」
「……見ないでね?」
「もっ、もちろんっ!」
ブーツを脱いで、ストッキングも脱ぐ。
それだけなのに、何とも言えない気恥ずかしさがある。
見られるわけでもないのに。
仮にテーブルの下を覗かれても、大事な場所は修道服が隠してくれているのに。
どうしてか、恥ずかしくて堪らない。
裸足になるだけでこれなら、もしも全裸になったりしたら、ボクは石のように固まってしまうに違いない。
「……も、もう脱いだ?」
「はい、こちらは裸足になりました」
「じゃ、じゃあ、確かめるね?」
「っ……ど、どうぞ……」
少し動かすだけでも、足の裏を滑る空気を感じてしまう。
それがとてもくすぐったくて、同時に心許ない。
本当にそんなことをしてしまっていいのかと、空気にすら諭されているような気持ちになってしまう。
『っ……』
息を呑んだのははたしてどちらだったのか、それともふたりともだったのか。
足を伸ばすのに夢中で、ボクにはわからなかった。
『っ……っ……』
テーブルの下を覗くなんてはしたない真似もできず。
彼の顔を見ることもできず。
ただただテーブルの木目を見つめながら、足の先を彼の方へと伸ばしていく。
きっともう少し……。
まだ……?
どこ……?
もしかして、彼は足を引いてしまっているのではないか……そんなことを考え始めた時だった。
『あっ……』
声が同時に漏れた。
むき出しのボクの足の親指が、むき出しの彼の足の小指に触れたから。
「……は、裸足、だね」
「はい……そちらも……」
「うん……もっと、触るね?」
「っ……!」
彼の身体がびくっと震え、またボクの中のいじわるな部分が頭をもたげ始めた。
「ふふっ……おっきぃ……♡ ヨリッグの足、ボクのよりずっと大きいね? 弟なのにね?」
「そ、そうですね……っ」
「こことか……ボクの指がすっぽり収まっちゃう……♡ ごつごつしてて、硬くて……ヨリッグって、足もカッコよくて強いんだね?」
「そっ、っ……そうでしょうか……?」
「ねえ、ボクの指を握ってみてよ。ヨリッグのおっきい指で、ボクのちっちゃい指を負けさせてみて?」
「そんなっ、お姉ちゃんと勝負なんてっ……っ」
「遠慮しなくていいんだよ? というか、ヨリッグが攻めてこないなら、ボクがいっぱい攻めちゃうから……ほら♡」
丸くてカチカチな親指の腹。
裸足で外を歩いても汚れなさそうなくらいに深い土踏まず。
岩のように硬くて大きい踵。
彼を隅々まで堪能するように、ボクの足先で突いていく。
その度に彼が身体をビクつかせるものだから、どんどんいじわるをしたくなってしまう。
早くその先が欲しくて、欲しくて堪らない……♡
「っ!?」
「びっ、びくってした~♡ ちょっと足触っただけだよ? ボクの靴のつま先で、ヨリッグの靴のつま先を小突いただけ……何をそんなに驚くことがあるの?」
「ふっ、不意を突かれたものですから……」
「ほんとに? ……じゃあ、脱いで?」
「ぬっ、ぬぬ脱ぐっ!? ここでですか!?」
「ちょっ、ちょっと! 違いますから!! っ……ち、違うから! 靴! 裸足になってって言ったの!」
「あっ、ああっ……! な、なるほど……なるほど……?」
「い、嫌?」
「そっ、そんなことはっ……裸足なんて、いくらでも……」
「じゃあ……ボクも脱ぐね?」
「えっ、そちらも?」
「……見ないでね?」
「もっ、もちろんっ!」
ブーツを脱いで、ストッキングも脱ぐ。
それだけなのに、何とも言えない気恥ずかしさがある。
見られるわけでもないのに。
仮にテーブルの下を覗かれても、大事な場所は修道服が隠してくれているのに。
どうしてか、恥ずかしくて堪らない。
裸足になるだけでこれなら、もしも全裸になったりしたら、ボクは石のように固まってしまうに違いない。
「……も、もう脱いだ?」
「はい、こちらは裸足になりました」
「じゃ、じゃあ、確かめるね?」
「っ……ど、どうぞ……」
少し動かすだけでも、足の裏を滑る空気を感じてしまう。
それがとてもくすぐったくて、同時に心許ない。
本当にそんなことをしてしまっていいのかと、空気にすら諭されているような気持ちになってしまう。
『っ……』
息を呑んだのははたしてどちらだったのか、それともふたりともだったのか。
足を伸ばすのに夢中で、ボクにはわからなかった。
『っ……っ……』
テーブルの下を覗くなんてはしたない真似もできず。
彼の顔を見ることもできず。
ただただテーブルの木目を見つめながら、足の先を彼の方へと伸ばしていく。
きっともう少し……。
まだ……?
どこ……?
もしかして、彼は足を引いてしまっているのではないか……そんなことを考え始めた時だった。
『あっ……』
声が同時に漏れた。
むき出しのボクの足の親指が、むき出しの彼の足の小指に触れたから。
「……は、裸足、だね」
「はい……そちらも……」
「うん……もっと、触るね?」
「っ……!」
彼の身体がびくっと震え、またボクの中のいじわるな部分が頭をもたげ始めた。
「ふふっ……おっきぃ……♡ ヨリッグの足、ボクのよりずっと大きいね? 弟なのにね?」
「そ、そうですね……っ」
「こことか……ボクの指がすっぽり収まっちゃう……♡ ごつごつしてて、硬くて……ヨリッグって、足もカッコよくて強いんだね?」
「そっ、っ……そうでしょうか……?」
「ねえ、ボクの指を握ってみてよ。ヨリッグのおっきい指で、ボクのちっちゃい指を負けさせてみて?」
「そんなっ、お姉ちゃんと勝負なんてっ……っ」
「遠慮しなくていいんだよ? というか、ヨリッグが攻めてこないなら、ボクがいっぱい攻めちゃうから……ほら♡」
丸くてカチカチな親指の腹。
裸足で外を歩いても汚れなさそうなくらいに深い土踏まず。
岩のように硬くて大きい踵。
彼を隅々まで堪能するように、ボクの足先で突いていく。
その度に彼が身体をビクつかせるものだから、どんどんいじわるをしたくなってしまう。
早くその先が欲しくて、欲しくて堪らない……♡
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