グレーゾーンディサイプルズ

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第13話 首謀者 Bパート 1/2

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◯留置所

鉄格子を開けてカリムを蹴り入れるディーバ

電子油圧式の鍵を掛ける。

ディーバ「お前らの司令官だ仲良くしてやってやれ」

看守「お疲れ様です。私は何も見ておりませんので」

受付のブラインドをおろす看守

カリムの前に跪く男1

男1「大変申し訳ございません、作戦を失敗しました」

カリム「貴様らのような愚民など要らん、先立った同胞に死んで詫びろ」

男1「仰せのままに」

自分の両手を使って首を絞める男1

ディーバ「おい!何やってる」

緑のレーザーを男1に向けてボタンを押す。

男1「ア”ア”ア”ー」

電流が流れ絶叫する。

ディーバ「死体を処理するのはこっちなんだよ、ここで死んでくれたら困るからやめろ、事故物件で物件価値が下がるだろうが、、よし、いい事思いついた、お前、ここから手を出せ」

手錠を外す。

カリム「この者らは私に辱めを受けさせた愚か者だ、殺してかまわん」

ディーバ「ならババア、お前もここか、手を出せ」

リボルバー(38sp)を持ってフランジブル弾を入れる。

倒れた男1の股間付近の床に撃ち込み、破片が散る。

ディーバ「立ってここに手を出せば次は当てない」

渋々鉄格子の隙間から手を出す男1

ディーバ「おめぇ~もだよババア、殺すぞ」

カリム「命令には従わない、私は地元じゃ虫すら怖がって逃げていくのがだから」

ディーバ「なら死ね」

左耳の耳たぶに弾が掠り、衝撃波で鼓膜が破れ、耳を押さえるカリム
弾は壁に当たり砕ける。

ディーバ「二度目は無いぞ、手を出せ」

ゆっくりと近づいて鉄格子の隙間から手を出すカリム

手錠を掛けて手が抜けなくなるカリム

ディーバ「随分と利口な犬だな、さっきまでの威勢はどこに行った?変な事をすれば痛めつける、わかったら返事しろ」

カリム「黙りな」

右手の中指と薬指の関節を外す。

カリム「ア”ア”ア”(絶叫)」

ディーバ「オ○ニーは右手だろ?しばらく我慢しろよ」

カリム「何という下品な女、私に近づくなど言語同断、ぶっ殺してやれ」

ボトルに入ったレモン果汁を留置所の連中の顔面にかけるディーバ

ディーバ「暴れたらスプリンクラーからレモン汁流すか」

目に入り絶叫するカリム

ディーバ「脚を使いな」

カリム「覚えてろよ」

ディーバ「まぁ、ええわ、お前は東京に連れて行くから」

檻から出ている手に麻酔を打たれしばらくして気絶するカリム

ディーバ「おいっ!開けてくれ」

看守「了解です」

逃げようとする女、襲い掛かる男

ディーバが2人の喉を突き片手で制圧する。

咽せて倒れる2人連中

手錠を外してカリムを引きずって留置所から出て行く。

ベッドに乗せられて口に錠剤を複数押し込まれ、水で強引に流される。

◯倉庫

ストレッチャーに縛られるカリム

ディーバ「てぇーと」

潜りの医師「非公式で人外扱いとのことでしたので、睡眠薬で眠らせて、下半身に最近完成した未承認の筋弛緩剤を筋注してありますので、仮にも目が覚めても20時間は逃げれないはずです、水分は点滴で生食ぶち込みますので、尿は垂れ流しになりますが、私の知った事では無いのでご了承を」

ディーバ「素晴らしい、では報酬の小切手を」

封筒を渡す。

潜りの医師「いつもご贔屓ありがとうございます」

帰っていく潜りの医師

ディーバ「では蓋を」

クレートが閉じられる。

通話をするディーバ

運送業者が入ってくる。

業者1「お世話になります。こちらですね、ええとおそらく特大サイズですね、内容品はどのようなものですか?ざっくりで構いませんので教えてください」

ディーバ「ええと、エストラマーを貼った等身大人体模型ですが、低気圧と低温には対応していないので、常温の陸送でお願いします」

採寸する運送業者

業者1「かしこまりました、こちら陸送専用の伝票です。特大サイズでお預かりいたします」

クレートに枠を取り付ける。

枠とロボットが結合し、トラックに自動で積み込まれる。

業者2「では確かにお受けいたしました」

ディーバ「よろしくお願いしますね」

業者「では、よろしくお願い致します。失礼いたします」

ディーバ「よろしくお願いします」

出て行く業者たち

◯会議室

アロンソ「では報告を」

ディーバ「ええとその前に、アクティブフェイズド量子暗号処理をしてください」

リエゾン「了解」

通信担当「暗号化されました」

ディーバ「カリムは睡眠薬と下半身の筋注麻酔で眠らせてクレートに押し込んで武蔵輸送で発送しました、72時間で到着すると思われます。デコイの方は予定通り行います、全てはあなたのシナリオ通りです」

アロンソ「ご苦労様、仕事が速くて正確なので助かっているのは事実です、ですから来年の予算は20%アップしときます」

ディーバ「MODを代表して感謝申し上げます」

アロンソ「ではよろしく頼みますよ」

ディーバ「了解致しました」

会議が終わる。

◯通路

スケアクロウOFF「さっきジメチルスルフィドによるテロの計画を確認した」

ディーバ「目標は?」

スケアクロウOFF「カリムで血の忠誠連合に感化されたとされる真紅の掟のメンバーとされる、実行予定日は護送日と同日」

ディーバ「あぁ、カリムはここに居ないし、どうでもいいけど、厨二くさい組織の不快臭によるテロとか草も生えんし、臭しかないし、鬱陶しいから」

スケアクロウOFF「寒い」

ディーバ「はぁ?~….まぁとりあえず、ストラトに襲わすから連絡しといて、完全制圧で」

スケアクロウOFF「了解」


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