Incomprehensible

設定

パイロット版

◯射撃場（6時5分35秒）
時計が動く
銃を組み立てる。
1発射撃
ターゲットを見るヤマサキ
1発射撃
ヤマサキ「ハァ～当たんないなぁ～」
1発射撃
ヤマサキ「疲労かなぁ～」
マンターゲットアップ
マガジンを抜いてセーフティをする。
銃をテイクダウンするヤマサキ
銃をトレーに載せる。
シューティンググラスを取りプレートキャリアの首元にひっ掛ける。

◯シャワー室
ヤマサキ「はぁ～」
視線を感じるヤマサキ
ヤマサキ「はっ！」
バスタオルで前面を隠す。

◯バス停
停車するバス

◯バス車内
車掌「ドアが開きますご注意ください」
SE「プシュー（エアー音）」
ドアが開く。
アナウンス「お待たせいたしました、毎度ご利用頂きありがとうございます、このバスは水道町経由ハブターミナル行き半自動運行バスでございます」
男1が駆け足で割り込む
男1「お待たせいたしましたバスジャックでございます（興奮しながら）」
銃を突き上げる
SE「パン」
車掌に突きつける。
バスが発車する。

◯バス停
目撃者「もしもし警察ですか？銃を持った男がバスの中で発砲しました。
指令1OFF「場所はどこですか？」
目撃者「通町筋バス停です」
指令1「バスの路線はわかりますか？」
目撃者OFF「13番の市営バス上り路線です」
指令1OFF「犯人の服装などはわかりますか？」
目撃者「全身黒で目出し帽をしていました」
指令1「他に何人乗っていましたか？」
目撃者OFF「30人くらい乗っていました」

◯指令室
指令1「至急至急、本部から中央署管内、中央区通町筋バス停付近でバスジャック事件が発生、付近中のPCはマル索に迎え、なお現時刻を以って中央署管内を集中運用とする。またマル被は武装している模様、繰り返すマル被は武装している模様、各自注意してこれにあたれ」

◯バス車内
バスが揺れて誤って引き金を引く男1
連射される。
車掌を射殺し制御盤を破壊する。
男1「クソッやっちまった」
制御を失うバス
縁石に片輪を乗り上げる
転倒するバス
血塗れで逃げる人質
警官1 OFF「人質を解放しなさい」
警官に発砲する男1
SE「パン」

◯外
警官1「武器を捨てなさい」
ハンマーをコックする
警官たちが集まる。
警官2「中央214ただいま現着」

◯バス車内
警官1  OFF「人質を解放しなさい」
男1「天気は雷だ(無線に)」

◯外
警官1「無駄な抵抗はやめなさい」
男1 OFF「うっせ～！殉職しやがれクソジジイ」

◯バス車内
男1発砲する。
SE「パン」

◯外
SE「ピシン（甲高く空気を切る音）」
撃たれる警官1
倒れる警官1
警官2「PM負傷、繰り返すPM負傷、清水さんが撃たれた••••至急救急車を！！」
警官3「おい止血帯を持ってこい」
警官2「出血が止まらない」
指令1「こちら本部、救急搬送を手配した」
警官3「くっそ！骨が飛び出してやがる」
警官2「うっ息ができない」
仰向けで倒れる警官2名
真っ赤に充血している皮膚
警官3「先輩、助けて」
警官4「死ぬなお前ら」
端末のバイタルレベルがゼロになる。
警官4「3名がショック状態だ、それとVXを検出」
警官5「本部に連絡します」
警官4「いや、最速でアトロピンかPAMを持ってくるには30分、あらゆる権限を駆使しても生存は確実に不可能だ、すまないが見捨てるしか無い、ご家族に連絡しろ」
警官5「了解」