全知全能の一家は理不尽アル中

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ババアの建国

開会式 chapter1

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ラフィアが連れてこられた。

エルナ「ごめんなさい」

ラフィア「ランニングの途中ですが、、、カリュピュロスさんに待ってもらっているので」

エルナ「すぐ終わるから大丈夫だよ」

エミリア「全く、、、」

エルザ「ファリさんがね、ラフィアの鼻くそ食べたいんだって」

ラフィア「病気ですか?冗談はやめてくださいよ、ティオニセスさんみたいなことはしませんよ、それに鼻くそなんてありませんよ」

エルザ「冗談じゃないと思うよ、だってファリさんってお風呂でラフィアの髪の毛を集めてるもん、えへへとか変な声出して集めてたよ」

ファリ「ここここれは、そそそその」

エミリア「言い訳は見苦しい」

ラフィア「出て行けとは言える立場ではありませんが進言する事はできます、やめてくださいって言っても性癖なので無理でしょう、ですから見えない所でゴキブリのようにコソコソとやってください」

エミリア「おぉ、、、情けをかけると見せかけて最後にしっかりと罵倒する、、、ですか、、、」

ファリ「ああありがとうございます」

エルザ「そんなんでいいの?」

ラフィア「大丈夫です、実害は無いので」

エルナ「僕だったらカーリーでエティさんみたいに打って遠くにぶっ飛ばすよ」

ラフィアは戻って行った。

一方で、、、

マサムネ「もう、いいや、知らん」

アルティテュス「そうですかぁ~?」

マサムネ「勝手にしろ」

アルティテュス「では決闘はドタキャンという事で」

ジョセフィーヌ「おのぉ~?」

アルティテュス「しますかぁー?」

ジョセフィーヌ「お手隙の際にお願いいたします」

マサムネ「お手隙の際にだそうだぞババア」

アルティテュス「お手隙なんてありませんね」

マサムネ「よし、ドタキャンなら上手い酒は禁止、水と酢で薄めたクソまずい酒だけ許可する」

アルティテュス「はいはい、やりゃ~いいんでしょ」

マサムネ「やる言うたのはババアだろ」

エティ「ババアは物忘れが激しい」

アルティテュス「おやおや、物忘れとは違いますよん」

エティ「老◯だから仕方ない」

アルティテュス「やりますよ」

ジョセフィーヌ「承知しました、開催の方向で話を通しておきます」

開会式が始まった。

エリザベス「司会を執り行わせていただきます、ヴァルゴメンバーの私、エリザベスです」

純白のドレスを纏ったエミリアとアルティテュスが月桂冠を載せて出てきた。

エリザベス「皆様に讃美歌と始まりの水をお送りします」

ババアは水瓶を担いで肩に乗せた。

アルティテュス「先人たちの御霊と共に幸あらんことを」

闘技場の床に水を垂らし会場が拍手に包まれた。

一方で協賛者席では、、、

マサムネ「なんじゃありゃ」

エティ「古臭いババアのやり方」

マサムネ「なんでお前らがいるんだよ」

レティ「お金を払ったから」

イーサン「何故私たちは協賛者席に?」

ジョセフィーヌ「先程、アルティテュス様より」

エティ「駄賃」

マサムネ「なんじゃ?」

エティ「駄賃を払ったから」

マサムネ「なんだよそれ、やるなら小銭払えとか言ったと思えば協賛者扱いかよ?」

レティ「そう言うこと」

ジョセフィーヌ「よろしいではありませんか、、、アンセム社の社長様もご支援いただいておりまして」

エルザ「さっき届けられた食べ物はすっごいよ」

マサムネ「メンバー募集のオーディションが複数の国を巻き込んで、なんかもう申し訳ないんですわ」

ラフィア「そうですね、申し訳ないです」

マサムネ「ババアに号泣会見させる」

ラフィア「俺ハネェ ブフッフンハアァアですか?」

マサムネ「知ってるの?」

ラフィア「有名ですよ、泣いて醜態を晒せば許されると思ってるようですよ」

エティ「わかった、母さんにやらせる方法を考える」

マサムネ「おぉ、、上手い酒やるから頼んだわ、マジでババアの号泣会見を見てみたい」

ラフィア「どうなっても知りませんよ」

ジョセフィーヌ「私がそばに寄り添って抱きしめます」

レティ「わかった、ジョセフィーヌに任せる」

しばらくしてババアのハープの音色と共に讃美歌が始まった。
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