全知全能の一家は理不尽アル中

WTF

文字の大きさ
上 下
379 / 427
ババアの建国

専属のスタッフ

しおりを挟む
宣言通りにフルコースの店に入った。

ティオニセス「給仕係はそこのババアには専属でお願いしますよぉ~」

ウェイトレス「承りました」

席に座って、、、突き出しが出た

アルティテュス「いちいちアヴァンアミューズとかそういう面倒なのはやめて欲しいですねぇ~」

給仕係が出てきた。

アルティテュス「まだそのフォークとナイフは使うんですよ、下げないでくださいね」

マサムネ「何されるかわからないからこのババアの戯言には臨機応変にお願いします、、、最悪の場合は殺されますから」

アルティテュスの険しい顔面で専属の給仕係の顔色が悪くなった。

給仕「かしこまりました」

食前酒が注がれ、アミューズブーシュが出された。

ティオニセス「まあまあのぉ~美味ですねナプキンよりマシですね、なんなら水の方が良いですねぇ~」

エルザ「これをねティオニセスさんが食べちゃったの」

マサムネ「うん、確かにほんのりメープルシロップの匂いがするけど」

エルザ「僕、メープルシロップ嫌いになっちゃった」

ティオニセス「だ~れのせい?」

エルザ「僕、ティオニセスさんと居た時恥ずかしい思いをしちゃったからだよ」

マサムネ「迷惑だな」

アルティテュス「イライラしますねぇ~さっさとオードブルを出してください」

料理長が慌てて厨房から持って出てきた。

アルティテュス「うん、よろしい」

ティオニセス「コンソメスープを飲むくらいならメープルシロップがいいですねぇー」

マサムネ「マジで出禁になりやがれ」

ジョセフィーヌ「よろしいではありませんか、お2人が使われた食器類は高値での争奪戦が行われます」

マサムネ「マジですか?」

ジョセフィーヌ「おほほ、マジです」

エミリア「私が知る限りでは割り箸は銀貨4枚、爪楊枝に至っては銀貨60枚です、ナイフやフォーク、グラスはおおよそ銀貨300枚ほどの相場があります」

マサムネ「迷惑だなマイ食器買えよ」

アルティテュス「うぅん~そうですねぇ~」

エルナ「この前ね、お店の裏で要らなくなった割れた食器を持って帰る人がいたよ」

マサムネ「藁にもすがる人たちか、、、」

エリザベス「ギルドの学校で既にご存知かと思いますが獲得できる技能ポイントが圧倒的ですので、割れた食器の破片でもそれなりに大きな魔物なども狩れると思われます」

アルティテュス「おやおや、技能ポイントとかそういうくだらない物は無くしますね、結局は私には一銭も入らないのでクソです」

マサムネ「パトロンに感謝しろよ」

エリザベス「そうですか?支援団体からいろいろな差し入れがあると思われますが、、、」

エティ「私が食べた」

アルティテュス「私は酒以外は要らないですよん」

エティ「嘘、全部母さんの名前で配った、ティオニセスのせい」

マサムネ「何だよ、、、いい事じゃないか」

アルティテュス「そうですねぇ~支援団体を名乗るうざったいストーカーからもらうようなのはそもそも不要ですよん」

ティオニセス「どーで~もい~いですよん」

マサムネ「欲しいものは酒、性、金それだけか?」

ティオニセス「あとはユリウスの青臭い◯液ですね~」

ポタージュスープが運ばれて来て、エルザとエルナが揃って外に走って行った。

ジョセフィーヌ「おや、、、」

マサムネ「食事中に何してくれとるんだよ」

アルティテュス「金は欲しいものでは無くてですね、あれば無いよりはマシという感じですね」

ガタガタと貧乏ゆすりがさらに激しくなった。

エルナ「アルティテュスさん寒いの?僕が覆ってあげるよ」

椅子の後ろに立ってアルティテュスに抱きついた。

ミレリアル「コラ!食事中」

エルザ「でも寒いんでしょ?」

アルティテュス「柔らかくて暖かいですねぇ~」

エルナ「僕のおっぱいを枕にしてもいいよ」

マサムネ「何やっとるん?カイロとは違うぞ」

ジョセフィーヌ「おほほほ、寒い日のおっぱい枕は最高のご褒美ですよ」

マサムネ「だめだこりゃ、、、女王までイカれた、、、」

エルザ「マサムネも後からしてあげるよ」

ラフィア「何なんですか?やめてくださいよ」

ティオニセス「おや、胸筋は堅いので枕に不向きですね、おっぱい枕なら脂肪をつけてくださいね」

ラフィア「誰がそんなことをすると言いましたか?私はそんな事はしません」

アフネス「皆様いい加減にしてください」

魚料理を食べてマスカットのシャーベットが出されて
鴨料理が運ばれて来た。

エミリア「鴨脂身、これは最高です」

ラフィア「はぁはぁはぁ、、、」

レティ「ラフィアが興奮してる、やらしい」

ラフィア「カマンベールチーズの匂いがしますぅ~あああぁぁぁぁ私を殺す気ですか?」

アルティテュス「私はモッツァレラかストリングですねぇ~柔らかいのが好きですよぉ~」

マサムネ「フレンチの店でイタリアンが好きと喧嘩を売るスタイルかよ?」

エルザ「そんなに食べたいなら食べればいいのに、、、そんなに制限ばっかりやってるから大きくならないんだよ」

ラフィア「それとこれとは関係ありません」

アルティテュス「あぁ因みにですが例の蛆虫のチーズなどは食べませんよ」

ティオニセス「おや、筋肉の付けすぎで体臭が獣的ですよん」

ラフィア「マサムネさん、私の体は臭いですか?」

マサムネ「ババジイの戯言だろうよ」

ラフィア「安心しました」

ファリ「そろそろ座ってください」

ティオニセス「お座り」

リア「今、私に言いましたね?」

レティ「よしよし、いい子いい子」

リア「チューはやめてください」

エリザベス「座りなさい」

その一言で席に戻った。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

もう死んでしまった私へ

ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。 幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか? 今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!! ゆるゆる設定です。

もしかして寝てる間にざまぁしました?

ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。 内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。 しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。 私、寝てる間に何かしました?

魅了が解けた貴男から私へ

砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。 彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。 そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。 しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。 男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。 元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。 しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。 三話完結です。

絶対婚約いたしません。させられました。案の定、婚約破棄されました

toyjoy11
ファンタジー
婚約破棄ものではあるのだけど、どちらかと言うと反乱もの。 残酷シーンが多く含まれます。 誰も高位貴族が婚約者になりたがらない第一王子と婚約者になったミルフィーユ・レモナンド侯爵令嬢。 両親に 「絶対アレと婚約しません。もしも、させるんでしたら、私は、クーデターを起こしてやります。」 と宣言した彼女は有言実行をするのだった。 一応、転生者ではあるものの元10歳児。チートはありません。 4/5 21時完結予定。

結婚30年、契約満了したので離婚しませんか?

おもちのかたまり
恋愛
恋愛・小説 11位になりました! 皆様ありがとうございます。 「私、旦那様とお付き合いも甘いやり取りもしたことが無いから…ごめんなさい、ちょっと他人事なのかも。もちろん、貴方達の事は心から愛しているし、命より大事よ。」 眉根を下げて笑う母様に、一発じゃあ足りないなこれは。と確信した。幸い僕も姉さん達も祝福持ちだ。父様のような力極振りではないけれど、三対一なら勝ち目はある。 「じゃあ母様は、父様が嫌で離婚するわけではないんですか?」 ケーキを幸せそうに頬張っている母様は、僕の言葉にきょとん。と目を見開いて。…もしかすると、母様にとって父様は、関心を向ける程の相手ではないのかもしれない。嫌な予感に、今日一番の寒気がする。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 20年前に攻略対象だった父親と、悪役令嬢の取り巻きだった母親の現在のお話。 ハッピーエンド・バットエンド・メリーバットエンド・女性軽視・女性蔑視 上記に当てはまりますので、苦手な方、ご不快に感じる方はお気を付けください。

ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活

天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――

処理中です...