全知全能の一家は理不尽アル中

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ババアの建国

奢りですか?

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昼食の準備中

パトリシア「ちょっとだけ小銭を稼いできます」

マサムネ「やりましょう!」

ラフィア「もしかして屋台ですか?」

マサムネ「そう」

ラフィア「昼食も適宜とってくださいよ」

パトリシア「大丈夫ですよ」

ジョセフィーヌ「剣主様々ですね、行列になると思いますよ」

パトリシア「はい!」

ラフィア「でも屋台なんてあるので、、、」

パトリシア「あります、いつもここに置いていますから、、、あとは材料だけです、それに闘技中はこっそりと屋台やってますよ」

マサムネ「マジかぁ~買えば良かった」

ジョセフィーヌ「なんとなくではありますがわかっておりますよ、、、その屋台を、、、」

ティオニセス「ふぅん~私も客のフリしてたまぁーにいますよ」

ジョセフィーヌ「存じ上げず申し訳ありません」

ティオニセス「そんなことは構いませんよぉ~」

パトリシアは屋台を始めた。

マサムネ「クレープ屋か、、、」

ラフィア「またストイック殺しのギルティーフードですか?甘い匂いが暴力的です」

マサムネ「クレープは意外」

あっという間に近隣の練兵場の訓練生たちの行列が出来上がった。

パトリシア「お疲れ様でございます、訓練頑張ってください」

そこへ、、、

レティリア「私が指導に行く」

訓練生1「大変有り難いことではありますが、私たちには少々レベルが高すぎまして」

レティリア「言い訳は見苦しい」

パトリシアは鞘から刀身を少し出して太陽光を訓練生の目元に反射させた。

訓練生2「すみませんお願いします」

マサムネ「あの威圧は恐ぇ~」

ラフィア「全く、お客ですよ」

アルティテュス「おぉや騎士団の連中ですねぇ~パトリシアさんと同じ正宗が欲しいなら複製してあげますよぉ~」

訓練生3「いえ、結構です、私たちには陛下より賜りしロングソードと槍がありますゆえ」

ジョセフィーヌ「総長が刀を使うなら皆様も使われても構いませんよ、ただし、どちらかに統一してください」

訓練生1「陛下!」

一斉に跪いた。

ティオニセス「おぉ~やぁ、ようやく女王の威厳が炸裂ですねぇー、今までは近所の腰の低い派手なおばさんって感じでしたからぁ~ねぇ~」

マサムネ「何たる悪口」

アルティテュス「でぇ~?」

訓練生班長「結構です」

ジョセフィーヌ「班長の回答を総意とします」

訓練生2「ちょっと待ってください」

レティリア「じゃあファントムソードをあげても良い」

マサムネ「おまえレティリアさんじゃなくてレティだろ」

レティ「バレちゃった」

パトリシア「あらら」

マサムネ「はいビンゴ」

レティ「触って確認してもいい」

マサムネ「死ね◯ンコ」

ジョセフィーヌ「皆様の前では」

レティ「みんなの前で辱めを受けたい」

マサムネ「他所に行けよ」

アルティテュス「そうですねぇ~同類にはされたくないですよぉ~」

マサムネ「だそうだ」

アルティテュス「まぁ、、、とりあえず、刀が欲しい人だけ夜にここに来てくださいね」

ジョセフィーヌ「但し、冒険者兼業の方のみとなります」

アルティテュス「ケチですねぇ」

ジョセフィーヌ「ケチなどではございません規則であります、服装や武器が自由となっておりますのは近衛騎士団及び親衛隊、予備役、各騎士団長も装備は一部のみ自由です、式典の際は所定のマントを羽織っていただきます」

アルティテュス「まぁ、それなら仕方ないですね、私はそこら辺には不干渉です」

レティ「それで良い」

マサムネ「上司の娘に化けて騙眩かすクソアマ」

パトリシア「見分けができなくて困ります」

レティ「じゃあ見分けられるように、牛みたいに鼻環にしてほしい」

マサムネ「勝手にしやがれ」

アルティテュス「おや、私が痛い思いをして産んだ娘ですよ、自傷行為は禁止です」

マサムネ「ソーセージするくせによくも言えたな?」

アルティテュス「おや、そうですか?」

マサムネ「意味わからん」

ラフィア「同感です」

レティ「じゃあ斬新な髪型にしてほしい」

マサムネ「お、逆モヒカンにしやがれ」

レティ「足りない」 

マサムネ「じゃあ、それから90度回転して横向き、それをチリチリに焦がせばいい、耳毛も鼻毛も茫々で」

パトリシア「何というか、、、」

訓練生4「あのぉ~」

レティ「わかった、それにする」

ジョセフィーヌ「流石にそれは」

パトリシア「賛同できません」

マサムネ「一応、騎士団の一員だろそんな髪型じゃあ退官だな」

レティ「それは困る」

マサムネ「何でそこまで騎士団に拘る?」

レティ「レティリアがいるから」

マサムネ「ふぅん~、それならそっちに行けよ」

レティ「それはだめ、おっきなバナナとは離れたくない」

アルティテュス「おやおや、そこまで粘着するようなバナナとはやってみたいですねぇ~」

マサムネ「ぶっ殺すぞ」

アルティテュス「冗談ですよ」

マサムネ「勝手にしやがれ!、、、とでも言うと思ったか?」

アルティテュス「勝手にはしませんよ、同意を得て跨がりますから」

マサムネ「娘がこれなら母親も酷いと思ったが、、、」

ティオニセス「まぁ、、、そう言うことですね、クレープ奢りますよ」

パトリシア「ありがとうございます」

マサムネ「初めてジジイババアには奢ってもらった」

アルティテュス「私はいろいろしてあげてるので奢りませんよ」

マサムネ「知らんし、でもそれを言われると言い返せないのも事実、ありがとうお母さん、、、とでも言うと思ったか?偽母ぎぼ

アルティテュス「期待してませんよ」

クレープが出来上がった。

マサムネ「いただきます」

ラフィア「ごっつぁんです」

マサムネ「草、ごっつぁんは草すぎる」

同時に肉も焼き上がった。

エルザ「焼けたよ~」

走って呼びに来た。

マサムネ「クレープが先か焼肉が先か」

アルティテュス「クレープも焼きましょう」

マサムネ「知らん」

ティオニセス「日本式の生クリーム増し増しがたまらんのです、メープルシロップを掛けると尚更良くなります」

エルザ「すっごく甘い匂いだね」

マサムネ「これ、エルザの分」

エルザ「ありがとう」

マサムネ「ティオニセスさんから」

エルザ「ありがとうティオニセスさん」

ティオニセス「礼には及びません」

パトリシアを残して闘技場の食堂のテーブルに座った。

エルザ「小さく切った鶏肉を金網の上で炭火で焼くと美味しいって知ったから作ってみたよ、ビールとの相性がすごいんだって、でも僕はビールは飲まないからわからないよ」

ティオニセス「おや、ビールよりもメープルシロップですよメープルシロップフォンデュです」

マサムネ「残さず食べるなら勝手にどうぞ」

ティオニセスはソーセージをメープルシロップに突っ込んだ。
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