全知全能の一家は理不尽アル中

WTF

文字の大きさ
上 下
308 / 427
ババアを満足させろ

アルティテュチュchapter1-1

しおりを挟む
倒木によって市場は大きく崩れた。

アルティテュス「おやおや、仕方ありませんね」

ティオニセス「魔法は禁止です、無かった事にしないで皆様に賠償金を払ってください」

マサムネ「俺は知らん」

アルティテュス「おやおや手厳しいですねえ~、私がメリスは無一文字だと知りませんでしたか?」

マサムネ「給料あるでしょ」

アルティテュス「全部募金箱ですよ?」

ティオニセス「まぁ、ソルとかセーラスを両替してあげてもいいですよ?」

アルティテュス「ではセーラスを銀貨で」

しばらくすると空から銀貨が雨のように降ってきたが、、、

アルティテュス「一旦お預けです、皆さんを集めてから降らせます」

そして深夜にもかかわらず復旧中の街中の人々が集められた。

アルティテュス「欲しいだけ拾っても構いませんよ」

一言だけ言うと雨のように降ってきた。
一方で主たちは、、、

エミリア「全く、何を考えているのやら」

ジョセフィーヌ「あまりにも税金に囚われていれば買い物すらできない筈です」

エミリア「ですね、一定レベル以上の人は”守護の要”との引き換えに非課税にしましょうか、、、」

ジョセフィーヌ「わかりました、エルファルトはそのように致します」

集まった人々は暴力的に降り続く銀貨で怪我してしまった。

ティオニセス「間抜けですねぇ~、こんな高さから銀貨をばらまくとは危険だと予想できなかったのですか?」

アルティテュス「私の知った事ではありませんね」

ファリ「なんと贅沢な雨でしょう、成金の遊びですね、お金をばら撒いて、それを集める人民を見下ろすという」

ティオニセス「今更ですか?」

ファリ「まぁ、お金には興味ないので、、、」

ティオニセス「拾っとかないと物が買えなくなりますよ~」

ジョセフィーヌは部屋から出るなり、慌てて治療を始めた。

イーサン「お金だろうと、この量をこの高さからだだとまさに弾丸」

男「陛下!」

ジョセフィーヌ「大丈夫です、動かない」

肩と足に裂傷を負っていた。

男「有難き幸せ」

ジョセフィーヌ「私が助けたいって思ってやってることですよ、気持ちを受け取ってください」

暗闇の中を1人で動き回ってアルティテュスの尻拭いに必死になっている女王。

ティオニセス「私なら指先ひとつで全員の怪我なんて治せますがよく良く考えてみればアルティテュスの尻拭いでしたね、そんな雑用なんて嫌ですね」

そのまま続いて夜が明けた。銀貨の豪雨で街は本物の銀世界に変わっていた。

エミリア「もうこんな時間に、、、なっていました。緊急事態用応急対策施設の医療品などは底を尽きました」

ラフィア「災厄がほとんど無くなれば、今度はアルティテュスさんが自分から災厄を起こしているのではありませんか?自作自演の犠牲になるなんて最悪です」

アルティテュス「おやおや、またまた」

メルクーリアから沢山の人々が押し寄せてきた。

エルザ「皆んな来ちゃったよ」

ティオニセス「まぁ、掃除にはなりますよ」

リア「今の表現は最低です」

全員が銀貨を拾い歩き、遠回しにアルティテュスの愚行の尻拭いに捕まった。

エティ「母さん鬼畜、ババアだから頭の回転が遅くて変な事しかしない」

アルティテュス「ふぅん~、では2468回目にしましょうか、、、」

そのままアルティテュスは自分の首を両手で絞めて脊椎を折って喉の皮膚を引き剥がすと血を撒き散らして眠るように逝った。

イーサン「オーマイゴッド!」

3秒後。

アルティテュス「おやおや、誰も心配してくれませんね」

少しだけ小さくなって、若くなって戻って来た。

ティオニセス「お子ちゃま

ラフィア「自分の首を折って頸部の皮膚を引き剥がすとは、ビョーキですか?」

アルティテュス「死因の研究ですよ~」

エティ「そういうこと、私は実験台」

次から次に押し寄せてくる数万人の群衆で事故が発生した。


しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

もう死んでしまった私へ

ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。 幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか? 今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!! ゆるゆる設定です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

【商業企画進行中・取り下げ予定】さようなら、私の初恋。

ごろごろみかん。
ファンタジー
結婚式の夜、私はあなたに殺された。 彼に嫌悪されているのは知っていたけど、でも、殺されるほどだとは思っていなかった。 「誰も、お前なんか必要としていない」 最期の時に言われた言葉。彼に嫌われていても、彼にほかに愛するひとがいても、私は彼の婚約者であることをやめなかった。やめられなかった。私には責務があるから。 だけどそれも、意味のないことだったのだ。 彼に殺されて、気がつけば彼と結婚する半年前に戻っていた。 なぜ時が戻ったのかは分からない。 それでも、ひとつだけ確かなことがある。 あなたは私をいらないと言ったけど──私も、私の人生にあなたはいらない。 私は、私の生きたいように生きます。

過程をすっ飛ばすことにしました

こうやさい
ファンタジー
 ある日、前世の乙女ゲームの中に悪役令嬢として転生したことに気づいたけど、ここどう考えても生活しづらい。  どうせざまぁされて追放されるわけだし、過程すっ飛ばしてもよくね?  そのいろいろが重要なんだろうと思いつつそれもすっ飛ばしました(爆)。  深く考えないでください。

〈完結〉遅効性の毒

ごろごろみかん。
ファンタジー
「結婚されても、私は傍にいます。彼が、望むなら」 悲恋に酔う彼女に私は笑った。 そんなに私の立場が欲しいなら譲ってあげる。

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

私は心を捨てました 〜「お前なんかどうでもいい」と言ったあなた、どうして今更なのですか?〜

月橋りら
恋愛
私に婚約の打診をしてきたのは、ルイス・フォン・ラグリー侯爵子息。 だが、彼には幼い頃から大切に想う少女がいたーー。 「お前なんかどうでもいい」 そうあなたが言ったから。 私は心を捨てたのに。 あなたはいきなり許しを乞うてきた。 そして優しくしてくるようになった。 ーー私が想いを捨てた後で。 どうして今更なのですかーー。 *この小説はカクヨム様、エブリスタ様でも連載しております。

処理中です...