全知全能の一家は理不尽アル中

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ババアの降臨

事故ですね?

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簪の勇者の簪が足の裏に刺さった60mのミレリアルは片足を上げた。

ティオニセス「抜きますよ?」

ミレリアル「はい、お願いします」

エルザ「痛くないの?」

ミレリアル「痛くありませんよ」

すると

ランヴァルト「これは勇者の簪ではありませんか?」

エルザ「この人、僕の首刺してきたもん、血がいっぱい出ちゃって、死んじゃうかと思ったよ、服も真っ赤になっちゃったよ」

エルナ「僕、エルザが死んだら悲しいよ」

エルザ「僕だってエルナが死んだら悲しいよ」

エミリア「これは誤認刺殺ですね」

エルザ「仕事が無くなったってすっごく怒ってたよ」

ティオニセス「では、しっかりと話を聞くために蘇生しますね」

飛び散った肉や血、内臓、骨、胃の内容物などが1箇所に集まり始めた。

エルナ「僕、吐いちゃったじゃん」

エルザ「これすっごく気持ち悪い」

アルティテュス「この勇者は死ぬ前に、、、チョコレートですね」

ティオニセス「言わなくてよろしい」

そしてミクは蘇生されてしまった。

ミク「私は、、、」

エルザ「僕を殺そうとしたからお母さんに踏みつけられたよ」

ティオニセス「話を聞きます、言わなくていいです、想像すると全て読み取れますから」

ミク「私は、日本人で、、、」

エミリア「マサムネさんと同じですね」

ミク「マサムネ?」

マサムネ「俺だけど」

ミク「マサムネって男の名前でしょ?」

マサムネ「今は女」

ティオニセス「話せば長いですが、私のせいです」

アルティテュス「今ので話はわかりました、少し自暴自棄になっていたのですね」

ミク「母の危篤の知らせで急いで帰る途中でした、トラックに踏みつけられたところまでは覚えています、そのあとは気がついたら森で裸で簪だけを持っていました」

マサムネ「俺よりハードモードじゃね?」

ミレリアル「ごめんなさい、そんな事は知りませんでした」

エルザ「僕はもう許すよ」

ミク「本当に申し訳ありません」

ティオニセス「それならいいでしょう、そのまま死になさい」

アルティテュス「本当なら死んでいますが、反省しているためもう一度だけチャンスを与えます」

ミク「ありがとうございます、この命尽きるまで勇者を全う致します」

レティ「一度とかケチすぎ、命は尽きない」

ミク「どういう意味でしょうか?」

レティ「不老種にしてあげる」

ミク「それはありがたいお言葉ですが、限りある命を精一杯全うする、これこそが私の人生です」

ティオニセス「もったいないですね、、、」

するとティオニセスは見つからないように勝手に不老種にしてしまった。
それからしばらくして弓の勇者アーサーが血相を変えて走ってきて跪いた。

アーサー「この度の悪態は私の統率力の無さによるもの、今ここでこの命を差し出します」

首にナイフを突き立てて震えていた。

エミリア「そんな事して弓の勇者はどうなるのですか?」

ティオニセス「では、私から命令です、ミクと結婚しなさい」

ジョセフィーヌ「勇者同士の結婚とは聞いたことありません」

ミク「アーサー、、、」

アーサー「結婚してください!」

ミク「断ります」

アーサー「何故?」

ミク「私は抱え込み過ぎる人は嫌いです」

ティオニセス「速攻フラれましたね」

ミク「それに、、、」

何かを言いかけたが割り込まれた。

アーサー「私と結婚を前提にお付き合いください」

ミク「私で良ければ喜んで」

リア「そういう事ですね」

ラフィア「複雑ですが、少しばかり祝福します」

ララティリア「孤児院にいた女の子が今では勇者として勇者とお付き合いされていますよ」

アフネス「素晴らしいと思います」

レティ「じゃあ2人はできちゃった婚」

アーサー「それはご勘弁を」

ハイダ「おめでとうございます、勇者様」

アーサー「ハイダ様!」

ジョセフィーヌ「おやおや?2人は知り合いですか?」

リア「尻合いですか?やらしいです」

ティオニセス「あーもう、また翻訳事故ですか、、、面倒です」

ハイダ「一度だけ助けていただきました」

ティオニセス「まぁ、それなら話は早いですね」

アルティテュス「ハイダさんも勇者パーティーに入れば良いと思います」

ハイダ「私は銛しか使えませんが、、、」

ティオニセス「銛の勇者ですね」

ハイダ「私ハイダ•クレフがその御令、賜りました」

アルティテュス「そんなめんどくせー表現で?」

アーサー「よろしくお願い申し上げます」

ミク「よろしくです」

ラフィア「ところで鎌の人は?」

アーサー「滑舌の悪い人ですよね?」

ラフィア「その人です」

アーサー「エリミア様に降格させられて支配者に成り下がりました」

エミリア「私は何もしていません」

アーサー「エミリア様ではなくエリミア様です」

エミリア「失礼、ややこしいもので、、、」

アルティテュス「名前変えます?」

エミリア「結構です」

ラフィア「降格理由は何ですか?」

アーサー「滑舌が悪く見苦しいとの理由だと伺っております」

エミリア「そんな理由で、エリミアも何を、、、」

レティ「滑舌悪いの好き、顎の骨を折ってしゃくれにしてほしい」

リア「最低です」

マサムネ「それはそれで面白いと思う」

パトリシア「では、顎を失礼します」

両手で左右の、顎を掴むと口をこじ開けて顎を外した。

エティ「もう日は暮れている」

ラフィア「アーサーさんも今日はここで休んでもいいですよ」

アーサー「ありがとうございます」

リア「初夜待った無しですね、早速やっちゃってください」

ミク「断ります」

2人は1つの部屋に入って行った。

アルティテュス「レティはこうなるとボールギャグですよ、涎を垂らし続ければいいです」

パトリシアに捕まり猿轡をつけられて涎を翌朝まで垂らし続けた。



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