全知全能の一家は理不尽アル中

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ババアの娘

病的発想

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4日目の朝、先生に連れて行かれた、エウフェリア、ラフィア、マシューはまだ帰ってこない。残されたパーティーはエルザの話になっていた

イーサン「エルザ王女、、、」

エルザ「王女は要らない、エルザでいいよ」

マサムネ「王女とは以外でした」

エルザ「いつも通りでお願い」

話に割り込むかのようにマシューが帰ってきた。

マシュー「申し訳ない」

謝罪から入ってきた。

エウフェリア「回復薬に漬けてパージをやっていたら早く終わりました」

先生の斬新な治療とラフィアの浄化魔法であり得ない速さで治癒していく。
戻って来たマシューにイーサンが問う

イーサン「マシュー、何があったのです?」

話を聞くと白装束の集団に襲われたので、顔にデスソースをぶっかけたら、めちゃくちゃキレて、変な魔法をぶっ放されて、こうなったと、言っている。
結局は自業自得だった。

イーサン「かなりの傷でしたけど、今は平気なのですか?」

マシュー「一応大丈夫」

マシューを心配しているイーサン、そこにレティが割り込む。

レティ「デスソースて何?」

マサムネ「それは構わずどうぞ」

マシュー「これですよ」

蓋には髑髏、容器は心臓の型、それに詰められた真っ黒な液体。

レティ「飲んでもいい?」

飲みものじゃない。

マシュー「俺たちの世界では、それに使われている素材が”死の世界”と呼ばれてる。めちゃくちゃ辛い」

エウフェリア「辛そうです」

ユリウス「辛いのは好きだけど、辛すぎるのは嫌い」

甘党と辛党の二極化

マサムネが飲みものじゃないと忠告したが、レティは蓋を開けた。

レティ「私は強すぎて刺激が足りない、エッチな事もしたいけど相手がいない、私は刺激が欲しいの、だから飲む」

マサムネ「とりあえずやめとけ」  

レティはデスソースを一気に飲み干した。
普通の人なら病院送りだが、この騎士は違う

レティ「汗は出るだけど、あまり刺激が無い」

味覚が無いのか、痛覚がないのか、さながらサウナ上がりの如し、レティは汗が尋常じゃない。

イーサン「それどのくらい辛いのですか?」

レティ「はいこれ、」

僅かに残ったソースを差し出した。
何をわざと間接キスさせてるんだよ、この騎士は。

イーサン「かなり辛いです」

エウフェリア「間接キスじゃないですか、こどもができますよ?」

年齢的にそうなるか

レティ「イーサンとの子供、、、」

やらしい顔して何を考えてる?

イーサン「キスでは子供はできません」

エウフェリア「そうなんですか?」

イーサン「交わらないといけませんね」

イーサンの真面目な教育なのか、また話が逸れ出した。

レティ「現実でも交わりたい」

イーサン「意味がわからないです」

だめだこの騎士は。

イーサン「レティさんは、これが正常だと思われますが」

エルザ「僕もエッチしたい、気持ちよくなりたいもん」

レティ「交わると気持ちいのか?」

エルザ「わかんない」

レティ「マサムネは知ってる?」

マサムネ「経験は無い、知らない」

あっさりと童貞宣言しやがった。

レティ「ユリウスは?」

ユリウス「人それぞれです」

ラフィア「次期女王がそんな事口にするのは良くない」

欲求不満な連中すぎて笑えない

マサムネ「お前ら変態」

エウフェリア「お前らとは何ですか、私は違います」

エルザから借りた美顔ローラーでエッチなことする変態、エウフェリアが一番やらしいのかもしれない。
それにしてもレティの変態発言でここまで話が発展するとはこのパーティーも終わってる。
変な空気をマシューが切り捨てた。

マシュー「これからどうする?」

イーサン「暇ですね」

先生の話によるとレベル5が起きればしばらくはレベル1以外は魔物が出ないらしいから、しばらく暇になると。

退屈な展開に軍人が切り出した。
イーサン「何かしませんか?」

マサムネはスポーツを提案した。

イーサン「戦力差が大きいです」

レティ「皆んなで我慢大会」

この騎士はまた変な事を考え始めたか。

マサムネ「勝手にどうぞ」

バッサリ斬り捨てる

レティ「じゃぁ一人でやる」

イーサン「私もそちらに」

マサムネ「ご自由に」

暇というのは筋トレ好きにはたまらない展開だろう。

イーサンとレティは拠点でトレーニングを始めた。

レティ「じゃぁ課外授業の最後の日まで逆宙吊り上体起こしと腕立て伏せの状態で我慢するのを休まず続ける」

イーサン「流石に寝ないのは鬼畜すぎる、わたしは基礎的なトレーニングにします」

レティ「私が寝るのは夢を見るためだけ」

イーサン「何の為にですか?」

レティ「寝ると夢を見る、それが嫌、昨日のは全裸で街を走って汗がすごい状態で男と交わった」

どういうシチュエーションだよそれ。

イーサン「あなたは欲求不満なのですか?」

女性に聞くものではない。

レティ「構わずどうぞ」

一方でマサムネたちは、物を遠くに投げる遠投大会を提案してた。

エルザ「いいよ」

マサムネ「1番の人にはパフェ作ってあげる」

マサムネはスイーツを作れるらしく、皆を煽ると、甘党たちは「やります」と一言、士気が変わった

マサムネ「ユリウスさんはどうする?」

ユリウス「やるけど、甘いのは好きじゃないので、パフェとやらは要りません」

エルザ「やったー、僕が1番」

マサムネ「エウフェリア、この石を丸くできますか」

エウフェリア「簡単です。」

マシュー「重さも合わせなと不公平」

エウフェリア「任せてください」

エウフェリアはウルティモという丸める魔法で石を丸く加工し石の調達が終わった。
それから、遠投競技が始まった。

マサムネ「俺から」

エウフェリア「負けません」

ラフィア「パフェの為に」

マシュー「なんでもいい」

エルザ「僕が1番」

結果が出た。力の差が明らかだった

1位エウフェリアおよそ150m
2位エルザ およそ100m
3位ユリウス およそ90m
4位マサムネ およそ50m
5位ラフィア およそ45m
6位マシュー およそ40m

エルザ「エウフェリアずるい」

亜人とはいえ半分は獣で体は強いし力も強い
それにエルザは投げる直前でつまづいた。

エウフェリア「亜人を侮らないでください」

マサムネ「エルザって巨人だよね?エウフェリアの方が力強いならその戦鎚エウフェリアでも持てるんじゃない?」

エルザ「巨人しか持てないよ、持ってみればわかる」

エウフェリア「私には恐れ多い物です」

エウフェリアはこんな物を持てる日がくるとは夢にも思わなかっただろう

エルザ「いいよ僕に勝ったんだもん」

エウフェリア「わかりました。」

エウフェリアは力一杯、戦鎚を持ち上げようとしたけど全く持ち上がらない。

エウフェリア「全く動きませんね」

マサムネ「冗談でしよ?」

エルザ「じゃぁ、持ち上げれた人は、いつもの果物いっぱいあげるよ」

マサムネ「レティとイーサンを呼んでこよう」

イーサンとレティが加わった。

レティ「こんな物を触れるとは冒険者になれてよかった。」

マサムネ「レティさんならいけるでしょ、、、」

レティ「私には無理だ」

持ち上げようと必死のレティ、しばらくして呟いた。

レティ「私は腹は鍛えてる、だけど腕や肩は鍛えない」

イーサン「腹筋はあんなにも鍛えてるのに何故です?」

女性に聞く話ではない。

レティ「腕と肩が太くなるの嫌だから」

理由がよくわからない

マサムネ「レティてそんなに腹筋エグいんだ」

イーサン「私とは違う次元です」

「構わずどうぞ」と言って切り捨てた

マサムネ「イーサンは持てる?」

イーサンが全力で持ち上げようとしているがビクともしない。

エルザ「ほら、僕なら持てるもん」

疲れ果てたメンバーの前で軽々と戦鎚を持ち上げる

エウフェリア「エルザさん、カーリーを触らせていただきありがとうございます。マサムネのパフェは一緒に食べましょう」

エルザ「いいの?」

エウフェリア「もちろんです」

エウフェリアは優しい、いや、美顔ローラーをやらしいこと使った詫びだろうか。真実はわからない。

この戦鎚を持てるのはエルザの力が強いだけなのか、それとも、魔法的な何かで持てないだけなのか。

イーサンとレティはトレーニングに戻り、退屈な時間が過ぎていく

マサムネ「暇すぎてヤバい」

エウフェリア「何かいい遊びはありますか?」

しばらく考えて。

マサムネ「どうしても人数が足りない」

エウフェリア「それならとなりのパーティーと一緒に遊びませんか?」

マサムネ「その手があったか」

ラフィア「何するんですか?」

マサムネ「新しい遊び、野球というやつ」

なんでまた野球を選んだ?
そして、エウフェリアとラフィアはマサムネの指示で準備を始め、マシューとエルザは他のパーティーに声を掛けに行った

マシュー「野球てなん年ぶりだよ」

複雑なルール、必要な道具、人数すら足りてないのに野球はできるわけがないだろう。
















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