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第五話 参戦!その名はトリプルジェット・A
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「長官の用ってなんだろうな?」
「また、何かあるのでしょうか?」
「だけど、明星は一人で訓練なんてどういうことかしら?」
「なんかさみしいー!」
「弱音ヲ吐カナイ!次行キマスヨ!」
「ぬぁぁぁぁぁぁ!ゴールデン…レインボォォォォ!」
「長官!全員そろいました!」
「よろしい。」
「何かあったんですか?」
「ああ、君たちにはあることをして欲しいと思っている。」
「あること…ですか?」
「ああ、それは新型のロボットであるトリプルジェット・Aに乗ってもらいたいんだ。」
「トリプルジェット・A?」
「なんですかそれ?」
「これだ。」
長官が合図すると、壁が大きな窓に変わり巨大なロボットの顔が見えた。
「うわ!大きい!」
「かっこいい!」
「これが…トリプルジェット・Aですか?」
「そうだ。」
長官が、トリプルジェット・Aを見る。
「これは、地球で新たに作られたロボット…トリプルジェット・Aだ、暗黒鉄と同じエネルギーで動いている。」
「我々がこれに乗るのですか?」
「そうだ、このトリプルジェット・Aは呼び出したら自動で来てくれる。あとは、そこに君たちが乗り込むのだ。」
「スーパーAから乗り換えるには、時間がかかりそうね。」
「ああ、そこでこいつの後ろを見てほしい。」
すると、トリプルジェット・Aが回転してこいつの背中が見えた。
「なんですか?この3つの穴は?」
「ここにそれぞれの、スーパーAが入って操縦するんだ。」
「これにですか!?」
「ああ、今明星がシュミレーションルームでVRを使って訓練をしているだろう。君たちもそれを使うんだ。いいな?」
「了解!」
「では、すぐに向え。」
「…とは言ったものの、大丈夫か?」
「大丈夫よ!みんなで力を合わせれば!」
「我々には、我々の力があります!必ず成功させましょう!」
「あー…もう無理…」
「マダマダデス。今日ハ特訓デーデスカラ、マダ半分モイッテマセンヨ。」
「…まじ?」
「マジデス。」
「明星、入るぞ!」
「ん?どうした?」
「俺達もやることになったんだよ。」
「長官から使用許可が下りたので。」
「わかった!じゃあ、そこにVRゴーグルがあるからそれを使ってくれ。」
「オッケー!」
「じゃあ改めて…VR始動、暗黒鉄訓練開始!」
「相変わらずリアルですね。」
「私達もやるよ!」
「その意気だ!いくぞ!VR始動、スーパーAアンドトリプルジェット・A!」
「お!スーパーAと…何だコレ!?」
「明星見たか!これが俺たちのロボット、トリプルジェット・Aだ!」
「かっけぇぇぇぇぇぇぇ!…で、どうやって動かすの?」
「ふふふ…見ていろ!スーパーA、セットオン!」
スーパーAがトリプルジェット・Aの穴に入ろうとしたが…
「あ、ミスった、うわぁぁぁぁぁ!」
「え!?ちょ…大丈夫か!?」
「ああ!平気だ!」
「まさか翼があたって落ちるとは…気おつけてくれよ…」
「わかってるって、次はちゃんとやるから。」
スーパーAがもう一度飛ぶ。
「今度こそ!スーパーAセットオン!」
「セットオン!」
「セットオン!」
「セット完了!発進!…あら~?」
「どうした?動かさないのか?」
「あれ…おかしいな?」
「どうなってるのでしょう?」
「なんで?」
「おーい!どうしたー!?」
「動かねぇ!」
「え?」
なんと、トリプルジェット・Aが動かないのだ。
「どうなってんだ?わかるか、シュバルツ?」
「調ベテミマス。」
そう言って、スキャンをかける。
「結果ガ出マシタ。ドウヤラ三人ノ息ガ合ッテイナイソウデス。」
「は!?嘘だろ!?よりによってあの3人が!?」
「嘘デハアリマセン。」
「なーもう!なんで動かないんだよ!」
「亜々一、落ち着いてください。」
「息を合わせないと!」
「そうしてるんだけどさぁ…」
「…とりあえず、訓練やるか。」
「ソウデスネ。」
五時間後
「訓練終了デス。明星サン、オ疲レ様デシタ…アレ?」
「あ…あ…あ…」
「チーン…ッテナッテイル場合デスカ?」
「もう…無理…」
「ソウイエバ、トリプルジェット・Aハドウナッタンデショウ?」
「そうだな…どうなって…ってええ!?」
そこにいたのは…
「うわぁぁぁぁぁ!」
手足どころか、全身が変な方向に曲がって、おかしくなっているトリプルジェット・Aだった。
「…どういうこと?」
「ここわ右だ!って違う!そっちは左だ!」
「わかってますよ!ああ、もう!」
「全然思い通りに動かないじゃなーい!」
その時、変な姿勢に耐えられなくなったトリプルジェット・Aは…
「うわぁ!倒れるー!」
「ちょいちょいちょーい!」
間一髪のところで、暗黒鉄が受け止めた。
「ふう…危ないなぁ、」
「なんでうまくいかねぇんだよ!」
「おかしいです…本来上手くいくはずなのに…」
「なんでよ…!」
「…今日は一旦終わるか。」
「皆、よく聞け。これからトリプルジェット・Aに乗るサポートAI、ジェッターだ。」
「ヨロシクオネガイシマス。」
「よろしく…」
「よろしくお願いします…」
「よろしく…」
「アレ?ミナサンゲンキナイデスネ。ドウカシマシタ?」
「いや…別に…」
「今日は、もう寝ろ!明日に備えるように!」
「はい…」
そして次の日
「おはようございます!長官!」
「ああ、おはよう。」
「おはようございます…」
「今から朝食だ。しっかり食べるんだぞ。」
「はい!」
「うめぇ!…あれ?」
「……」
「やけに静かだな…」
「暗闇獣出現!暗闇獣出現!直ちに出動してください!」
「まじかよ!行くぞ!」
「すまん、先に行っててくれ…」
「えぇ!?…わかった、すぐ来いよ!」
「暗黒鉄、レディィィィィ…ゴォォォォォ!」
そしてしばらく飛ぶと…
「あいつか!」
「ドゥァァァァァ!」
「よし、相手は俺だ!いくぞ!」
「九州に、闇獣獣出現!暗闇獣出現!直ちに出動してください!」
「は!?二体同時だと!?」
「日本中に暗闇獣出現!総勢十一体です!」
「嘘だろ!?いくら早く倒しても、間に合わない!」
暗黒鉄はワームホールビームを持っているが、その吸引力もかなりある為地球上では使うことができないのだ。
「やばい…!」
「ミナサン!ハヤクワレワレモシュツドウシナイト!」
「だけど…!」
「トリプルジェット・Aはうまく動いてくれません。」
「スーパーAじゃ、暗闇獣には敵わない。」
「デナイヨリマシデショウガ!」
「うるせぇ!スーパーAじゃ奴らは倒せない!それに、上手く動かせなかったんだ!俺達の…チームワークなんて、こんなもんだったんだよ!」
「…ミナサン、スコシキイテモラエマセンカ?」
「なんです?」
「なによ?」
「ミナサン、トリプルジェット・エーハタシカニチームワークガタイセツデス。ソシテナカマイシキモ…デスケド、アナタタチハナカマイシキガツヨスギルンデス!」
「強すぎる?」
「ミナサン、ナカマヲマモロウトスルアマリ、ウゴキガバラバラナンデスヨ。」
「それって…」
「ソノケッカトシテ、トリプルジェット・エーハ、エラーヲオコシテウゴカナカッタンデス。ウゴイタトキモアリマシタガ、ソレデモヤッパリオタガイヲカバオウトスルノデ、ヘンナウゴキヲシタンデス。」
「なんだって?」
「つまりそれって…」
「仲間を心配しすぎるあまり、かえって足を引っ張ってしまっていた。」
「ハイ、モットナカマヲタヨッテ…シンライシテミテクダサイ。ソウスレバ、カナラズイケマス。」
「仲間を…信頼…」
「確かに、自分が守ると意識を強くしすぎたあまり、メンバーに負担をかけたくなかったのかもしれません。」
「でも、同じチームだしもっとお互いを信頼しないと!」
「ああ!お互いを信頼することで、最高のチームワークを発揮する!それが俺達、チームAだ!」
「はい!」
「そうね!」
「よし!行くぞ!」
「長官!敵の数が多すぎます!」
「諦めるな!最後まで戦うぞ!」
「長官!」
「ん?何だ?」
モニターにはチームAのメンバーが映っていた。
「俺たちにいかせてください!」
「しかし…トリプルジェット・Aはまだ…」
「今の私達ならばやれます!」
「やらせて下さい!」
「…」
「長官!」
「…わかった、出撃を許可する。」
「ありがとうございます!」
「よろしいのですか!?」
「構わん。」
「チームA、出撃!」
「GO!」
「あーもう!これで三体目かよ、いくらなんでも多すぎる!」
「東北ニ、増援ガキマス。」
「増援!?」
そこに来たのは、
「待たせたな!」
「我々も戦いますよ!」
「私たちの力、見せてやるわ!」
「お前ら!行けんのか!?」
「もちろんだ、やってやるぜ!カモン!トリプルジェット・A」
「トリプルジェット・A出撃。」
「来た!」
「よし行くぞ!スーパーA、セットオン!」
「セットオン!」
「セットオン!」
「ジェットブースター接続!」
「接続!」
「セット完了、トリプルジェット・A起動!」
「トリプルジェット・A起動!」
「ゴー!トリプル、」
「ジェット、」
「A!」
「さあ、こっちは、俺たちに任せろ!」
「ああ!頼んだ!」
「行くぞみんな!」
「おう!」
「まずは俺だ!Aミサイル!」
腰のバックルのようなものが開く。そこから、ミサイルを撃ち込む!
「グォォォ!」
「次は私よ!レフトハンドレーザー!」
左手からレーザー砲を撃つ技だ。
「ウォォォォォ…」
「最期は私ですね。ジェットロケットパンチ!」
「グァァァァァ!」
「よし、一体撃破!」
「次に行きますよ!」
「次の相手は?」
「あいつだ!」
「よし、行きますよ!」
「ギォォォン!」
「はい!」
「ダブルスラッシュキック!」
鋭い刃のついた両足で思いっきり蹴る技だ。
「よし、ジェットビーム!」
ジェット機の先のような顔についたマスクから、出すビームだ。
「ギャォォォォォ!」
「次だ!」
「おわぁぁぁぁぁ!」
「行きますよ!」
「はい!」
「ダブルガトリング!」
両肩のガトリングを打ち込む技である。
「おわぁぁぁぁぁ!」
「行くぞ!ジェットブースタースラッシュ!」
背中についた翼で敵を切り裂く!
「おわぁぁぁぁぁ!」
「次だ!次!」
「ゴォォォォォ!」
「いくぞ!アイ・レーザー!」
目から細いビームを打ち出す。敵の急所にピンポイントで当てられる。
「おぁぁぁぁぁぁ!」
「トドメだ!エネルギースラッシュ!」
「ゴォォォァァァァ!」
「後二体。」
「ピャァァァァァァ!」
「よし、トリプルジェットビーム発射準備!」
「三番ビームよし!」
「二番ビームよし!」
「一番ビームよし!」
胸部についたそれぞれのコックピットから三つのビームを合わせて強力な技を出す技だ。
「終わりだ!」
「トリプルジェットビーム!」
「ピャァァァァァァ…」
「最後の一体だ!」
「アンコクテツガココニキマス。マモナクゴウリュウデス。」
「おーい!上手くいったんだな!」
「ああ!」
「やりましたよ!」
「どう?すごいでしょ?」
「敵だ!」
「ガォォォォォォ!」
「合体技だ!」
「行くぞ!」
「私たちチームAの力…」
「見せてあげる!」
「デストロイド!」
「ジェット!」
「スパーク!」
「ガォォォォォォ…!」
最高の合体技を使って、最後の一体も消滅した。
「よっしゃぁぁぁぁ!」
「勝ったぁぁぁぁぁ!」
「初出撃は、大成功ですね!」
「やったぁー!」
「チームA聞こえるか?敵の全滅を確認した。すぐに戻ってくるように!」
「了解!」
「ええい!またしても、負けてしまったぞ!」
「そ…そうですね…おかしいですなぁ…」
「なにがおかしいですすなだ!」
「す…すみません。」
「いいか!次こそ、必ずやつを葬り去れ!」
「は!」
ついに動いたトリプルジェットA果たして彼らを待つ未来は希望か絶望か!?決して負けるな!頑張れ!暗黒鉄!頑張れ!トリプルジェット・A!
続く
次回!
次々と世界の偉大なる人物が殺されていった。暗闇でうごめく怪しい影、果たしてやつの正体は!?
第六話 暗闇獣人現る
絶対に見逃すな!
「また、何かあるのでしょうか?」
「だけど、明星は一人で訓練なんてどういうことかしら?」
「なんかさみしいー!」
「弱音ヲ吐カナイ!次行キマスヨ!」
「ぬぁぁぁぁぁぁ!ゴールデン…レインボォォォォ!」
「長官!全員そろいました!」
「よろしい。」
「何かあったんですか?」
「ああ、君たちにはあることをして欲しいと思っている。」
「あること…ですか?」
「ああ、それは新型のロボットであるトリプルジェット・Aに乗ってもらいたいんだ。」
「トリプルジェット・A?」
「なんですかそれ?」
「これだ。」
長官が合図すると、壁が大きな窓に変わり巨大なロボットの顔が見えた。
「うわ!大きい!」
「かっこいい!」
「これが…トリプルジェット・Aですか?」
「そうだ。」
長官が、トリプルジェット・Aを見る。
「これは、地球で新たに作られたロボット…トリプルジェット・Aだ、暗黒鉄と同じエネルギーで動いている。」
「我々がこれに乗るのですか?」
「そうだ、このトリプルジェット・Aは呼び出したら自動で来てくれる。あとは、そこに君たちが乗り込むのだ。」
「スーパーAから乗り換えるには、時間がかかりそうね。」
「ああ、そこでこいつの後ろを見てほしい。」
すると、トリプルジェット・Aが回転してこいつの背中が見えた。
「なんですか?この3つの穴は?」
「ここにそれぞれの、スーパーAが入って操縦するんだ。」
「これにですか!?」
「ああ、今明星がシュミレーションルームでVRを使って訓練をしているだろう。君たちもそれを使うんだ。いいな?」
「了解!」
「では、すぐに向え。」
「…とは言ったものの、大丈夫か?」
「大丈夫よ!みんなで力を合わせれば!」
「我々には、我々の力があります!必ず成功させましょう!」
「あー…もう無理…」
「マダマダデス。今日ハ特訓デーデスカラ、マダ半分モイッテマセンヨ。」
「…まじ?」
「マジデス。」
「明星、入るぞ!」
「ん?どうした?」
「俺達もやることになったんだよ。」
「長官から使用許可が下りたので。」
「わかった!じゃあ、そこにVRゴーグルがあるからそれを使ってくれ。」
「オッケー!」
「じゃあ改めて…VR始動、暗黒鉄訓練開始!」
「相変わらずリアルですね。」
「私達もやるよ!」
「その意気だ!いくぞ!VR始動、スーパーAアンドトリプルジェット・A!」
「お!スーパーAと…何だコレ!?」
「明星見たか!これが俺たちのロボット、トリプルジェット・Aだ!」
「かっけぇぇぇぇぇぇぇ!…で、どうやって動かすの?」
「ふふふ…見ていろ!スーパーA、セットオン!」
スーパーAがトリプルジェット・Aの穴に入ろうとしたが…
「あ、ミスった、うわぁぁぁぁぁ!」
「え!?ちょ…大丈夫か!?」
「ああ!平気だ!」
「まさか翼があたって落ちるとは…気おつけてくれよ…」
「わかってるって、次はちゃんとやるから。」
スーパーAがもう一度飛ぶ。
「今度こそ!スーパーAセットオン!」
「セットオン!」
「セットオン!」
「セット完了!発進!…あら~?」
「どうした?動かさないのか?」
「あれ…おかしいな?」
「どうなってるのでしょう?」
「なんで?」
「おーい!どうしたー!?」
「動かねぇ!」
「え?」
なんと、トリプルジェット・Aが動かないのだ。
「どうなってんだ?わかるか、シュバルツ?」
「調ベテミマス。」
そう言って、スキャンをかける。
「結果ガ出マシタ。ドウヤラ三人ノ息ガ合ッテイナイソウデス。」
「は!?嘘だろ!?よりによってあの3人が!?」
「嘘デハアリマセン。」
「なーもう!なんで動かないんだよ!」
「亜々一、落ち着いてください。」
「息を合わせないと!」
「そうしてるんだけどさぁ…」
「…とりあえず、訓練やるか。」
「ソウデスネ。」
五時間後
「訓練終了デス。明星サン、オ疲レ様デシタ…アレ?」
「あ…あ…あ…」
「チーン…ッテナッテイル場合デスカ?」
「もう…無理…」
「ソウイエバ、トリプルジェット・Aハドウナッタンデショウ?」
「そうだな…どうなって…ってええ!?」
そこにいたのは…
「うわぁぁぁぁぁ!」
手足どころか、全身が変な方向に曲がって、おかしくなっているトリプルジェット・Aだった。
「…どういうこと?」
「ここわ右だ!って違う!そっちは左だ!」
「わかってますよ!ああ、もう!」
「全然思い通りに動かないじゃなーい!」
その時、変な姿勢に耐えられなくなったトリプルジェット・Aは…
「うわぁ!倒れるー!」
「ちょいちょいちょーい!」
間一髪のところで、暗黒鉄が受け止めた。
「ふう…危ないなぁ、」
「なんでうまくいかねぇんだよ!」
「おかしいです…本来上手くいくはずなのに…」
「なんでよ…!」
「…今日は一旦終わるか。」
「皆、よく聞け。これからトリプルジェット・Aに乗るサポートAI、ジェッターだ。」
「ヨロシクオネガイシマス。」
「よろしく…」
「よろしくお願いします…」
「よろしく…」
「アレ?ミナサンゲンキナイデスネ。ドウカシマシタ?」
「いや…別に…」
「今日は、もう寝ろ!明日に備えるように!」
「はい…」
そして次の日
「おはようございます!長官!」
「ああ、おはよう。」
「おはようございます…」
「今から朝食だ。しっかり食べるんだぞ。」
「はい!」
「うめぇ!…あれ?」
「……」
「やけに静かだな…」
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「まじかよ!行くぞ!」
「すまん、先に行っててくれ…」
「えぇ!?…わかった、すぐ来いよ!」
「暗黒鉄、レディィィィィ…ゴォォォォォ!」
そしてしばらく飛ぶと…
「あいつか!」
「ドゥァァァァァ!」
「よし、相手は俺だ!いくぞ!」
「九州に、闇獣獣出現!暗闇獣出現!直ちに出動してください!」
「は!?二体同時だと!?」
「日本中に暗闇獣出現!総勢十一体です!」
「嘘だろ!?いくら早く倒しても、間に合わない!」
暗黒鉄はワームホールビームを持っているが、その吸引力もかなりある為地球上では使うことができないのだ。
「やばい…!」
「ミナサン!ハヤクワレワレモシュツドウシナイト!」
「だけど…!」
「トリプルジェット・Aはうまく動いてくれません。」
「スーパーAじゃ、暗闇獣には敵わない。」
「デナイヨリマシデショウガ!」
「うるせぇ!スーパーAじゃ奴らは倒せない!それに、上手く動かせなかったんだ!俺達の…チームワークなんて、こんなもんだったんだよ!」
「…ミナサン、スコシキイテモラエマセンカ?」
「なんです?」
「なによ?」
「ミナサン、トリプルジェット・エーハタシカニチームワークガタイセツデス。ソシテナカマイシキモ…デスケド、アナタタチハナカマイシキガツヨスギルンデス!」
「強すぎる?」
「ミナサン、ナカマヲマモロウトスルアマリ、ウゴキガバラバラナンデスヨ。」
「それって…」
「ソノケッカトシテ、トリプルジェット・エーハ、エラーヲオコシテウゴカナカッタンデス。ウゴイタトキモアリマシタガ、ソレデモヤッパリオタガイヲカバオウトスルノデ、ヘンナウゴキヲシタンデス。」
「なんだって?」
「つまりそれって…」
「仲間を心配しすぎるあまり、かえって足を引っ張ってしまっていた。」
「ハイ、モットナカマヲタヨッテ…シンライシテミテクダサイ。ソウスレバ、カナラズイケマス。」
「仲間を…信頼…」
「確かに、自分が守ると意識を強くしすぎたあまり、メンバーに負担をかけたくなかったのかもしれません。」
「でも、同じチームだしもっとお互いを信頼しないと!」
「ああ!お互いを信頼することで、最高のチームワークを発揮する!それが俺達、チームAだ!」
「はい!」
「そうね!」
「よし!行くぞ!」
「長官!敵の数が多すぎます!」
「諦めるな!最後まで戦うぞ!」
「長官!」
「ん?何だ?」
モニターにはチームAのメンバーが映っていた。
「俺たちにいかせてください!」
「しかし…トリプルジェット・Aはまだ…」
「今の私達ならばやれます!」
「やらせて下さい!」
「…」
「長官!」
「…わかった、出撃を許可する。」
「ありがとうございます!」
「よろしいのですか!?」
「構わん。」
「チームA、出撃!」
「GO!」
「あーもう!これで三体目かよ、いくらなんでも多すぎる!」
「東北ニ、増援ガキマス。」
「増援!?」
そこに来たのは、
「待たせたな!」
「我々も戦いますよ!」
「私たちの力、見せてやるわ!」
「お前ら!行けんのか!?」
「もちろんだ、やってやるぜ!カモン!トリプルジェット・A」
「トリプルジェット・A出撃。」
「来た!」
「よし行くぞ!スーパーA、セットオン!」
「セットオン!」
「セットオン!」
「ジェットブースター接続!」
「接続!」
「セット完了、トリプルジェット・A起動!」
「トリプルジェット・A起動!」
「ゴー!トリプル、」
「ジェット、」
「A!」
「さあ、こっちは、俺たちに任せろ!」
「ああ!頼んだ!」
「行くぞみんな!」
「おう!」
「まずは俺だ!Aミサイル!」
腰のバックルのようなものが開く。そこから、ミサイルを撃ち込む!
「グォォォ!」
「次は私よ!レフトハンドレーザー!」
左手からレーザー砲を撃つ技だ。
「ウォォォォォ…」
「最期は私ですね。ジェットロケットパンチ!」
「グァァァァァ!」
「よし、一体撃破!」
「次に行きますよ!」
「次の相手は?」
「あいつだ!」
「よし、行きますよ!」
「ギォォォン!」
「はい!」
「ダブルスラッシュキック!」
鋭い刃のついた両足で思いっきり蹴る技だ。
「よし、ジェットビーム!」
ジェット機の先のような顔についたマスクから、出すビームだ。
「ギャォォォォォ!」
「次だ!」
「おわぁぁぁぁぁ!」
「行きますよ!」
「はい!」
「ダブルガトリング!」
両肩のガトリングを打ち込む技である。
「おわぁぁぁぁぁ!」
「行くぞ!ジェットブースタースラッシュ!」
背中についた翼で敵を切り裂く!
「おわぁぁぁぁぁ!」
「次だ!次!」
「ゴォォォォォ!」
「いくぞ!アイ・レーザー!」
目から細いビームを打ち出す。敵の急所にピンポイントで当てられる。
「おぁぁぁぁぁぁ!」
「トドメだ!エネルギースラッシュ!」
「ゴォォォァァァァ!」
「後二体。」
「ピャァァァァァァ!」
「よし、トリプルジェットビーム発射準備!」
「三番ビームよし!」
「二番ビームよし!」
「一番ビームよし!」
胸部についたそれぞれのコックピットから三つのビームを合わせて強力な技を出す技だ。
「終わりだ!」
「トリプルジェットビーム!」
「ピャァァァァァァ…」
「最後の一体だ!」
「アンコクテツガココニキマス。マモナクゴウリュウデス。」
「おーい!上手くいったんだな!」
「ああ!」
「やりましたよ!」
「どう?すごいでしょ?」
「敵だ!」
「ガォォォォォォ!」
「合体技だ!」
「行くぞ!」
「私たちチームAの力…」
「見せてあげる!」
「デストロイド!」
「ジェット!」
「スパーク!」
「ガォォォォォォ…!」
最高の合体技を使って、最後の一体も消滅した。
「よっしゃぁぁぁぁ!」
「勝ったぁぁぁぁぁ!」
「初出撃は、大成功ですね!」
「やったぁー!」
「チームA聞こえるか?敵の全滅を確認した。すぐに戻ってくるように!」
「了解!」
「ええい!またしても、負けてしまったぞ!」
「そ…そうですね…おかしいですなぁ…」
「なにがおかしいですすなだ!」
「す…すみません。」
「いいか!次こそ、必ずやつを葬り去れ!」
「は!」
ついに動いたトリプルジェットA果たして彼らを待つ未来は希望か絶望か!?決して負けるな!頑張れ!暗黒鉄!頑張れ!トリプルジェット・A!
続く
次回!
次々と世界の偉大なる人物が殺されていった。暗闇でうごめく怪しい影、果たしてやつの正体は!?
第六話 暗闇獣人現る
絶対に見逃すな!
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『科学の魔女は、空色の髪をなびかせて宙を舞う』
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彼女は両親との思い出が詰まった工場を守るため、単身で経営を続けてはいたものの、その運営状況は火の車。残された借金さえも返せない。
それでも持ち前の知識で独自の商品開発を進め、なんとかこの状況からの脱出を図っていた。
そんなある日、隼は自身の開発物の影響で、スーパーパワーに目覚めてしまう。
その力は、隼にさらなる可能性を見出させ、その運命さえも大きく変えていく。
持ち前の科学知識を応用することで、世に魔法を再現することをも可能とした力。
その力をもってして、隼は日々空を駆け巡り、世のため人のためのヒーロー活動を始めることにした。
そしていつしか、彼女はこう呼ばれるようになる。
魔法の杖に腰かけて、大空を鳥のように舞う【空色の魔女】と。
※この作品の科学知識云々はフィクションです。参考にしないでください。
※ノベルアッププラス様での連載分を後追いで公開いたします。
※2022/10/25 完結まで投稿しました。
銀河太平記
武者走走九郎or大橋むつお
SF
いまから二百年の未来。
前世紀から移住の始まった火星は地球のしがらみから離れようとしていた。火星の中緯度カルディア平原の大半を領域とする扶桑公国は国民の大半が日本からの移民で構成されていて、臣籍降下した扶桑宮が征夷大将軍として幕府を開いていた。
その扶桑幕府も代を重ねて五代目になろうとしている。
折しも地球では二千年紀に入って三度目のグローバリズムが破綻して、東アジア発の動乱期に入ろうとしている。
火星と地球を舞台として、銀河規模の争乱の時代が始まろうとしている。
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