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第四話 力自慢の暗闇獣
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ここは日本。今日もチームAが、パトロールをしていた。
「今日は、空飛のパトロールかよ。」
「人々の安全を守るものとして、これも当然の任務です、しかし明星、暗黒鉄は呼び出せるようにしているのですね??」
「もちろん!」
今日は明星も久々にスーパーAに乗ってパトロールだ。
「だけど、何もでてこないなー。早くゴールデンレインボー見たい。」
「我慢しなよ。もうすぐ休憩よ。」
「はいよ。」
一方暗闇星では、
「ダーク王様、報告があります。」
「なんだ?申してみよ、ワールアク。」
「つい先日、我々のロボットを改造したと思われるものが、この星から宇宙へと飛び立っていきました。」
「なに?我々のロボットで間違いないのか?」
「おそらくは…」
「なぜ、すぐに知らせなかった!」
「申し訳ありません!」
「ふん、まあいい。」
「あんたが帰ってきた時、疲れたから次にしろって言ったんじゃないか…」
「なにか言ったか?」
「い…いえ何も、」
「暗闇獣の準備は?」
「あともう少しで終わります。」
「よし、準備が出来次第出撃させるように!」
「は!」
「今日も異常なしだな。」
「じゃあ戻りますか。」
「確か今日は、暗黒鉄の訓練があるんでしょ?」
「そうだ!じゃあ戻るぞ!こちらチームA、これより帰還する。」
「これより訓練を開始する。各自、準備はいいか?」
「チームA全員オーケー。」
「よし…訓練開始!」
「敵は、あのロボットだ。いくぞ!たぁ!」
「援護射撃!全員レーザー砲!」
「ウォーン!ウォーン!」
「明星!新しい装備を改造して取り付けた!使ってみろ!」
「新しい技!?絶対にかっこいいじゃん!試してみるか!」
「技ガインストールサレテイマス。マズハ、ハンドレーザーデス。右ノ手ノ平カラ、手形ノレーザーガダセマス。」
「了解!ハンドレーザー!」
「ウォーン!ウォーン!」
「次ハ、目カラ出ス光線ノフリーズサンダーデス。敵ヲ凍ラセテ、粉々ニシマス。」
「わかった!フリーズサンダー!」
「ウォーン…」
ロボットは、粉々になって崩れた。
「目標を撃墜!これより帰還する、」
「了解!」
「うむ、いい動きだ。これなら、開発中のロボ、トリプルジェット・Aも、使いこなすことができそうだ。」
「長官!訓練終わりました!」
「ご苦労。」
「長官、なにか決まったことがあるとのことですが…」
「ああ、まず暗黒鉄の格納庫を地下に用意した。待機中はそこに入れて置くように。」
「はい!」
「そして、暗闇獣に各名称をつけることになった。地球に初めて訪れた暗闇獣は、ダークモンスター、明星が宇宙で交戦したのはスペースバード、つい先日遭遇した海坊主はギガウォーターだ。固有名称と能力を覚え、今後に活かすように。」
「はい!」
「以上だ、各自戻ってよろしい。」
「わかりました!失礼します!」
「よし、ここで改めて暗黒鉄の情報を教えておく。連携が取りやすいだろうからな。」
「情報ですか、役に立ちそうですね。」
「ああ、まずはホーン光線。」
「ホーン光線…」
「主に牽制に使っている。かなり最初の方や速いやつに使いやすい。そして、スーパーAに信号が行くようになっている。」
「それを見て、当たらないように援護をしてほしいということですね。」
「そう!そして次、スカルガトリングだ。」
「お腹のあたりに大きなガトリングをつけているわね。」
「段数が多い上に威力も高いから使いやすい。」
「これは、発動するときにガトリングが回転するな!わかりやすいぜ!」
「そして、スネークロープ。これは、右のヘビを伸ばして使う。さらにチェーンソーキック、これは見ての通り、足のチェーンソーを回転させて蹴る技だ。」
「チェーンソーキックはシンプルに斬る技、スネークロープは、伸びて中から溶かす技だよな。」
「なかなかえげつないですね…」
「まぁ、えげつないはそうなんだが…次だ、ドローンソード、小型ジェットエンジンで飛んでいるドローンを使って、遠隔操作で切りつける技だ。スーパーAにも場所はわかるようになっている。」
「相手にバレずに、不意打ちができそうね。」
「さらに、ブラックフィンガーミサイル。左手でピストルの形をとって、人差し指からミサイルを撃つ技だ。そして、ダークエナジービーム、全身にダークエナジーのオーラを出し、それを一点集中させてビームを撃つ。」
「どっちもタメが必要で、威力が高めの技ですね。」
「そうだ。あと、決め技によく使うデストロイドスパークだな。威力がすごく高い。」
「反動も凄そうね。」
「ああ、そして…」
その時だった。
「ロボット軍団出現!ロボット軍団出現!直ちに現場に向かってください!」
「いくぞ!」
「了解!」
「うわー!」
「助けて!」
「ホワァァァァァ!」
「街が壊滅状態だ…」
「すぐに止めるぞ!」
「スーパーA攻撃開始!」
今の状態ならロボット軍団など敵ではない。ものの数秒で全滅させた。
「大した事ないな!」
「油断しないでください!まだ来ますよ!」
すると、空から巨大なキューブのようなものが降ってきた。
「これは…まさか…!」
「暗闇獣か!?」
そしてキューブが開く。中には、金属のくまみたいな暗闇獣が入っていた。
「ウォー!」
「うわ!」
「ウォー!」
こいつ、力任せに戦うタイプか。
「いけそうですか?」
「やってみる!ホーン光線!」
「全員一斉掃射!」
「ウォォォォォ!」
「効いてない!?」
「明星!そいつには、光線が効きません!発動する光線を瞬時に適合し、無力化します…!」
「まじかよ…!」
「ねえ!多分、あいつには格闘が有効よ!」
「格闘か!わかった!チェーンソーキーック!」
「ウォォォォォ!」
「シンプルパーンチ!」
「ウォォォォォォ!」
「う!くらったか!まだまだ!連続シンプルパーンチ!」
「ウォォ…」
「いかん!べメアカーがもたん!一時撤退だ!」
「ウォォォォォ!」
「あ!待て!」
「チームA!一度帰ってこい!」
「え!?なぜです!?」
「相手は、宇宙に行く。余計にエネルギーを使うな!それに今、何度か攻撃を食らっただろう!修理をしなくては!」
「く…分かった。」
「よし、戻ってこい。」
格納庫にて
「どうですかー?」
「この金属は、最近日本で発見された金属ですね。修理は出来そうです。」
「良かった。」
「それにしても、あいつ割と早く逃げちまったな。」
「そうね、でも次来る時に備えないと!」
「その通りです!敵はいつ来るか分かりませんからね!」
「その通りだ。」
「長官!」
「君たちが訓練できるように、シュミレーションルームを作った。これで、敵の襲撃に備えるように!」
「了解!」
その頃の暗闇星。
「何をやっているのだ!」
「も…申し訳ありません!ですが、次こそは、必ずや暗黒鉄を葬ります!」
「ほう?」
「まず、出力は500倍にしました。そして、小型ドローンを装備しました!これならば、いくら暗黒鉄といえども勝てるわけがないでしょう。」
「そうか!よくやった!見ていろ暗黒鉄!次こそは貴様を、血祭りにあげてやる!」
「機械に血とかあるんですかね…?」
「よし!べメアカーを出撃させろ!そして暗黒鉄を葬り去れ!」
「暗闇獣出現!暗闇獣出現!直ちに現場に向かってください!」
「なあ!暗黒鉄発進の言葉を考えてみたんだけど、使ってみようかな?」
「言ってる場合ですか!?まあ、いいですけど…」
「よし行くぞ!暗黒鉄!レディィィィィ…ゴォォォォォ!」
「暗黒鉄始動。現場ニ向カイマス。」
「ウォォォォォ!」
そこでは、もうすでに暗闇獣が暴れていた。
「もうあんなに!」
「ひどい…!」
「皆さん!必ずやつを倒しましょう!」
「もちろんだ!行くぞ暗黒鉄!」
「ウォォォォォ!」
暗闇獣が建物を投げる!暗黒鉄がそれを打ち返す!そしてお互いの連続パンチ!
「はぁぁぁぁぁぁ!」
「ウォォォォォォ!」
両者互角だ!果たして、どちらが勝つのか!?
「ウォォォォォ!」
「とう!」
暗闇獣と暗黒鉄が両手を押し合う!
「ウゥゥゥゥ…!」
「はぁぁぁぁぁ…!」
「今のところは互角か?」
「そうですね。」
「このまま耐えきれば勝てるかも!」
「…ちょっと待て!なんだあの光って飛んでいるの!」
「ん?あれは…!小型ドローンです!内部から破壊するつもりです!」
「すぐに、明星に連絡するわ!」
「……どうした?」
「大変よ!小型ドローンが内部に侵入して、壊そうとしているわ!」
「まじかよ!わかった!ありがとう!」
足元を見てみると…なるほど、確かに小さくて光っているものがある。
「そっちがその気ならこっちも!ドローンソード!」
小型ドローンで敵を斬りつける技だ!
「ドローンを落とせ!」
数は多いが、こっちのほうが一体一体の機能が上だ。すぐに、相手のドローンは全滅した。
「よし!一気にけりをつけるぞ!喰らえ!チェーンソーキック!」
「グォォォ…」
「光線が効かないならこれだ!デストロイドナックル!」
「グォォォ!」
高威力の必殺パンチをくらって、やつは倒れた。
「ビクトリィィィィィィ!」
「独特な勝利の喜び方だな…」
「まあ、いいじゃない!平和をまた守ったんだから!」
「ですね。」
「はははははは!」
一方暗闇星ではというと…
「えぇぇぇい!おのれ!またしても暗黒鉄に敗れたぞ!」
「も…申し訳ございません!」
「貴様、なぜこうも勝てないのだ!この…!」
次に取り出したのは杖だった。
「そ…それは…!それだけはお許しください!」
「だまれ!」
ダーク王が杖を振ると、ワールアクの頭に電撃が走る。
「あああああ!あ…頭が…割れるぅ…お許しを…!」
「ふん!」
もう一度ダーク王が杖を振ると、痛みは消えた。
「はぁ…はぁ…」
「いいか!次はもっと強力で、頭も働く暗闇獣を使うのだ!わかったな!」
「は…はい…」
「もう良い、下がれ。」
「は!」
「あー今日も勝てたぞ!」
「昼ご飯の後、長官が話があるってさ。」
「なんだか、随分と多いわね。」
「仕方ありませんよ。これも、我々のことを思ってやっていることなんです。おとなしくいきましょう。」
「とりあえず食べるぞ!いただきます。」
「いただきます。」
「うめー!」
「戦ったあとのご飯は美味しいですね。」
「最高よ!」
「いっぱい食って、次に備えるぞ!」
昨日も今日も、そして明日も、暗闇獣はやってくる。しかし、我らには暗黒鉄がいる。負けるな!暗黒鉄!頑張れ明星!
続く。
次回!
来る日も戦う暗黒鉄。一方の亜々一、才樹、紗季子の三人は、新たなロボットであるトリプルジェット・Aに乗ろうとするも、なかなかうまくいかない。その時、ある日突然、五体の暗闇獣が同時に攻めてきた!
世界各国に現れる暗闇獣、このままでは間に合わない!果たして、暗黒鉄の運命は!?そして、トリプルジェット・Aは動くのか!?
第五話 参戦!その名はトリプルジェット・A!
絶対に見逃すな!
「今日は、空飛のパトロールかよ。」
「人々の安全を守るものとして、これも当然の任務です、しかし明星、暗黒鉄は呼び出せるようにしているのですね??」
「もちろん!」
今日は明星も久々にスーパーAに乗ってパトロールだ。
「だけど、何もでてこないなー。早くゴールデンレインボー見たい。」
「我慢しなよ。もうすぐ休憩よ。」
「はいよ。」
一方暗闇星では、
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「なんだ?申してみよ、ワールアク。」
「つい先日、我々のロボットを改造したと思われるものが、この星から宇宙へと飛び立っていきました。」
「なに?我々のロボットで間違いないのか?」
「おそらくは…」
「なぜ、すぐに知らせなかった!」
「申し訳ありません!」
「ふん、まあいい。」
「あんたが帰ってきた時、疲れたから次にしろって言ったんじゃないか…」
「なにか言ったか?」
「い…いえ何も、」
「暗闇獣の準備は?」
「あともう少しで終わります。」
「よし、準備が出来次第出撃させるように!」
「は!」
「今日も異常なしだな。」
「じゃあ戻りますか。」
「確か今日は、暗黒鉄の訓練があるんでしょ?」
「そうだ!じゃあ戻るぞ!こちらチームA、これより帰還する。」
「これより訓練を開始する。各自、準備はいいか?」
「チームA全員オーケー。」
「よし…訓練開始!」
「敵は、あのロボットだ。いくぞ!たぁ!」
「援護射撃!全員レーザー砲!」
「ウォーン!ウォーン!」
「明星!新しい装備を改造して取り付けた!使ってみろ!」
「新しい技!?絶対にかっこいいじゃん!試してみるか!」
「技ガインストールサレテイマス。マズハ、ハンドレーザーデス。右ノ手ノ平カラ、手形ノレーザーガダセマス。」
「了解!ハンドレーザー!」
「ウォーン!ウォーン!」
「次ハ、目カラ出ス光線ノフリーズサンダーデス。敵ヲ凍ラセテ、粉々ニシマス。」
「わかった!フリーズサンダー!」
「ウォーン…」
ロボットは、粉々になって崩れた。
「目標を撃墜!これより帰還する、」
「了解!」
「うむ、いい動きだ。これなら、開発中のロボ、トリプルジェット・Aも、使いこなすことができそうだ。」
「長官!訓練終わりました!」
「ご苦労。」
「長官、なにか決まったことがあるとのことですが…」
「ああ、まず暗黒鉄の格納庫を地下に用意した。待機中はそこに入れて置くように。」
「はい!」
「そして、暗闇獣に各名称をつけることになった。地球に初めて訪れた暗闇獣は、ダークモンスター、明星が宇宙で交戦したのはスペースバード、つい先日遭遇した海坊主はギガウォーターだ。固有名称と能力を覚え、今後に活かすように。」
「はい!」
「以上だ、各自戻ってよろしい。」
「わかりました!失礼します!」
「よし、ここで改めて暗黒鉄の情報を教えておく。連携が取りやすいだろうからな。」
「情報ですか、役に立ちそうですね。」
「ああ、まずはホーン光線。」
「ホーン光線…」
「主に牽制に使っている。かなり最初の方や速いやつに使いやすい。そして、スーパーAに信号が行くようになっている。」
「それを見て、当たらないように援護をしてほしいということですね。」
「そう!そして次、スカルガトリングだ。」
「お腹のあたりに大きなガトリングをつけているわね。」
「段数が多い上に威力も高いから使いやすい。」
「これは、発動するときにガトリングが回転するな!わかりやすいぜ!」
「そして、スネークロープ。これは、右のヘビを伸ばして使う。さらにチェーンソーキック、これは見ての通り、足のチェーンソーを回転させて蹴る技だ。」
「チェーンソーキックはシンプルに斬る技、スネークロープは、伸びて中から溶かす技だよな。」
「なかなかえげつないですね…」
「まぁ、えげつないはそうなんだが…次だ、ドローンソード、小型ジェットエンジンで飛んでいるドローンを使って、遠隔操作で切りつける技だ。スーパーAにも場所はわかるようになっている。」
「相手にバレずに、不意打ちができそうね。」
「さらに、ブラックフィンガーミサイル。左手でピストルの形をとって、人差し指からミサイルを撃つ技だ。そして、ダークエナジービーム、全身にダークエナジーのオーラを出し、それを一点集中させてビームを撃つ。」
「どっちもタメが必要で、威力が高めの技ですね。」
「そうだ。あと、決め技によく使うデストロイドスパークだな。威力がすごく高い。」
「反動も凄そうね。」
「ああ、そして…」
その時だった。
「ロボット軍団出現!ロボット軍団出現!直ちに現場に向かってください!」
「いくぞ!」
「了解!」
「うわー!」
「助けて!」
「ホワァァァァァ!」
「街が壊滅状態だ…」
「すぐに止めるぞ!」
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「これは…まさか…!」
「暗闇獣か!?」
そしてキューブが開く。中には、金属のくまみたいな暗闇獣が入っていた。
「ウォー!」
「うわ!」
「ウォー!」
こいつ、力任せに戦うタイプか。
「いけそうですか?」
「やってみる!ホーン光線!」
「全員一斉掃射!」
「ウォォォォォ!」
「効いてない!?」
「明星!そいつには、光線が効きません!発動する光線を瞬時に適合し、無力化します…!」
「まじかよ…!」
「ねえ!多分、あいつには格闘が有効よ!」
「格闘か!わかった!チェーンソーキーック!」
「ウォォォォォ!」
「シンプルパーンチ!」
「ウォォォォォォ!」
「う!くらったか!まだまだ!連続シンプルパーンチ!」
「ウォォ…」
「いかん!べメアカーがもたん!一時撤退だ!」
「ウォォォォォ!」
「あ!待て!」
「チームA!一度帰ってこい!」
「え!?なぜです!?」
「相手は、宇宙に行く。余計にエネルギーを使うな!それに今、何度か攻撃を食らっただろう!修理をしなくては!」
「く…分かった。」
「よし、戻ってこい。」
格納庫にて
「どうですかー?」
「この金属は、最近日本で発見された金属ですね。修理は出来そうです。」
「良かった。」
「それにしても、あいつ割と早く逃げちまったな。」
「そうね、でも次来る時に備えないと!」
「その通りです!敵はいつ来るか分かりませんからね!」
「その通りだ。」
「長官!」
「君たちが訓練できるように、シュミレーションルームを作った。これで、敵の襲撃に備えるように!」
「了解!」
その頃の暗闇星。
「何をやっているのだ!」
「も…申し訳ありません!ですが、次こそは、必ずや暗黒鉄を葬ります!」
「ほう?」
「まず、出力は500倍にしました。そして、小型ドローンを装備しました!これならば、いくら暗黒鉄といえども勝てるわけがないでしょう。」
「そうか!よくやった!見ていろ暗黒鉄!次こそは貴様を、血祭りにあげてやる!」
「機械に血とかあるんですかね…?」
「よし!べメアカーを出撃させろ!そして暗黒鉄を葬り去れ!」
「暗闇獣出現!暗闇獣出現!直ちに現場に向かってください!」
「なあ!暗黒鉄発進の言葉を考えてみたんだけど、使ってみようかな?」
「言ってる場合ですか!?まあ、いいですけど…」
「よし行くぞ!暗黒鉄!レディィィィィ…ゴォォォォォ!」
「暗黒鉄始動。現場ニ向カイマス。」
「ウォォォォォ!」
そこでは、もうすでに暗闇獣が暴れていた。
「もうあんなに!」
「ひどい…!」
「皆さん!必ずやつを倒しましょう!」
「もちろんだ!行くぞ暗黒鉄!」
「ウォォォォォ!」
暗闇獣が建物を投げる!暗黒鉄がそれを打ち返す!そしてお互いの連続パンチ!
「はぁぁぁぁぁぁ!」
「ウォォォォォォ!」
両者互角だ!果たして、どちらが勝つのか!?
「ウォォォォォ!」
「とう!」
暗闇獣と暗黒鉄が両手を押し合う!
「ウゥゥゥゥ…!」
「はぁぁぁぁぁ…!」
「今のところは互角か?」
「そうですね。」
「このまま耐えきれば勝てるかも!」
「…ちょっと待て!なんだあの光って飛んでいるの!」
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「……どうした?」
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足元を見てみると…なるほど、確かに小さくて光っているものがある。
「そっちがその気ならこっちも!ドローンソード!」
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「グォォォ…」
「光線が効かないならこれだ!デストロイドナックル!」
「グォォォ!」
高威力の必殺パンチをくらって、やつは倒れた。
「ビクトリィィィィィィ!」
「独特な勝利の喜び方だな…」
「まあ、いいじゃない!平和をまた守ったんだから!」
「ですね。」
「はははははは!」
一方暗闇星ではというと…
「えぇぇぇい!おのれ!またしても暗黒鉄に敗れたぞ!」
「も…申し訳ございません!」
「貴様、なぜこうも勝てないのだ!この…!」
次に取り出したのは杖だった。
「そ…それは…!それだけはお許しください!」
「だまれ!」
ダーク王が杖を振ると、ワールアクの頭に電撃が走る。
「あああああ!あ…頭が…割れるぅ…お許しを…!」
「ふん!」
もう一度ダーク王が杖を振ると、痛みは消えた。
「はぁ…はぁ…」
「いいか!次はもっと強力で、頭も働く暗闇獣を使うのだ!わかったな!」
「は…はい…」
「もう良い、下がれ。」
「は!」
「あー今日も勝てたぞ!」
「昼ご飯の後、長官が話があるってさ。」
「なんだか、随分と多いわね。」
「仕方ありませんよ。これも、我々のことを思ってやっていることなんです。おとなしくいきましょう。」
「とりあえず食べるぞ!いただきます。」
「いただきます。」
「うめー!」
「戦ったあとのご飯は美味しいですね。」
「最高よ!」
「いっぱい食って、次に備えるぞ!」
昨日も今日も、そして明日も、暗闇獣はやってくる。しかし、我らには暗黒鉄がいる。負けるな!暗黒鉄!頑張れ明星!
続く。
次回!
来る日も戦う暗黒鉄。一方の亜々一、才樹、紗季子の三人は、新たなロボットであるトリプルジェット・Aに乗ろうとするも、なかなかうまくいかない。その時、ある日突然、五体の暗闇獣が同時に攻めてきた!
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