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ふたりきりの甘い生活
平凡な日常を楽しむ
しおりを挟む大学から近いこの小さな町では、新学期には、一気に人口が増え、その後徐々に減っていくという面白い現象が起こる。
冬はこっそり帰って来る筈だったが、母の仕業でシモーネが迎えに来ていた。
「トーコ!会いたかった♪」
…夏は過ぎたのに相変わらず暑苦しい。
シモーネは退院直後から仕事に戻り、たぐいまれなるその生命力で?皆を驚かせた。
「残った社員で頑張らないと…。」
いつも必要以上に明るいシモーネだったが、その話になると暗くなるので、冬も敢えてその話には触れないようにしていた。
警察署に遺留品を取りに行ったり、必要な教科書を買いに行ったり、裏庭の芝刈りをしたりなど、冬は忙しく過ごした。
今回は病院での実習などがあるので楽しみだった。そして時々冬のマンションでパーティをした。
「なんで誘ってないのに居るのよ?」
シモーネはいつの間にかパーティーに混じって、女の子を口説いていた。
友人達の殆どがナーシング専攻で、中には大学院生もいるので、情報交換が出来た。
「トーコはダーリンが待ってるんでしょう?すぐ帰っちゃうの?こっちに残って働けばいいのに。」
一番仲の良いキャシーが言った。
「うーん。随分待たせちゃったからなぁ。これ以上待って貰うわけにはいかないの。」
独りだけ麦茶を飲みながら冬は言った。
「ねぇ…。うちの病院看護師探してるんだけど、週1ぐらいでバイトしない?」
身長が2mある男性看護師のロンが言った。
「学生ビザだから働けないの。ボランティアで良ければ働いて見たいかも♪」
冬は笑った。
「ちょっと…馬鹿じゃないの?折角看護師免許あるのに、給料貰わずに働きたいなんて…トーコは変わってるわ。」
キャシーが呆れた。
「折角こっちにいるんだから、経験出来ることは全部してみたいの♪」
キャシーが作ったほうれん草のキャセロールに誰も手をつけていないのを見て、冬は自分の皿に盛った。
「だから日本人はワーカーホリックだって言われるんだね。普段のトーコを見てて分かってたけど。」
ロンが笑った。
「ねぇ。ボランティアでも雑用係でも良いから何か病院の様子が判るようなことが出来るなら紹介してね。」
挑戦しないで諦めたら後悔が残る…母に言われた事を改めて思い出した。
+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:
小鳥遊は遅い夏休みを2週間取れた…というより取らされた。
他の医者を優先して休ませていると有給消化など不可能で、監査で問題になると事務長から言われた。
今泉のことも心配だったが、退院して自宅療養中も、暫くは春と、今泉の母親が交代で様子を見に来てくれるので安心だった。
冬はエアポートまで迎えに行きたかったが、学校があるので迎えに行けなかった。最初からタクシーを使うつもりでしたから気にしないで下さいと小鳥遊は言った。
学校から大急ぎで帰って来た冬は、
早速夕食の支度に取り掛かった。
この間の日本滞在は、今泉のことで掛りっきりになってしまったので、その埋め合わせもしたかった。
夕食がほぼ完成の時にドアのチャイムが鳴った。
「やぁ♪晩御飯出来た?」
シモーネだった。
「今週は駄目だって言ったでしょう?日本から彼氏がくるからって。」
冬は呆れた。小鳥遊が来ることを随分前から伝えておいた。
…絶対…わざとだ。
「良いじゃない。2人分も3人分も変わらないでしょう?」
…そういうことじゃ無いんだよ。
冬はワザと大きくため息をついた。
「駄目駄目…あなたの入るスキなし!」
シモーネと押し問答をしているうちにアパートの前にタクシーが一台止まり、小鳥遊が降りて来るのが見えた。
「ガクさん!」
玄関から裸足で飛び出して、小鳥遊に抱きついた。
「トーコさん おひ…。」
冬は熱い口づけを交わした。
「さぁ 疲れたでしょう?ご飯の準備出来てるから。」
そう言って冬は荷物を運ぶのを手伝った。
「…と言うことだから、今週はガクと過ごすの。だから邪魔しないでね♪」
シモーネが小鳥遊を見つめていた。
「あれ…ガクとは別れたんじゃ無かったの?」
こんにちは…と言った小鳥遊をシモーネは無視して言った。
「よりが戻ったの…じゃあね。」
冬はドアを開けて小鳥遊を招き入れるとさっさとドアをしめ、鍵をしっかりと掛けた。
「随分と大きなアパートですね。」
冬は寝室に荷物を運ぶのを手伝った。
「お腹が空きました。」
小鳥遊は冬がはしゃいでいるのを見て微笑んだ。
「じゃあご飯にしましょう♪」
久しぶりに二人きりでゆっくりと食事をした。冬と目が合うと、嬉しそうにニコニコしていた。
今泉の様子や、病棟の様子を小鳥遊は冬に話して聞かせた。学校も始まり冬の生活は充実しているようだった。
「隣のアパートにシモーネが住んでいるんです。家に絶対に入れないで下さい。勝手にご飯食べたり寛いだりするから。」
…勝手に…って。
「相変わらずなんですね。」
小鳥遊は、その様子が容易に想像出来てしまい苦笑した。
冬は食べ終わった食器をキッチンへと運んだ。
僕も手伝いますと言って小鳥遊は一緒にキッチンに並んだ。
「なんか…ガクさんとキッチンに立つなんてちょっと変な感じです。」
冬は笑いながら、キスをねだった。
…確かに…大抵は今泉が手伝っていた。
「僕もやれば出来るんですが、気が付いたら静さんとトーコさんがやってしまっているので。」
病院の外で、生き生きとして、よく動き、食べて、笑う冬の姿を眺めているだけで幸せだった。
「別にお手伝いは要らないです。手に怪我をしたら大変ですから。」
冬は微笑んだ。
「でも…ここに居る間は出来ますからお手伝いします。」
そう言って冬の洗った食器を水で綺麗に流した。使っている割にはキッチンがとても綺麗だった。
片付けが終わり、小鳥遊はシャワーを浴びてソファで寛いでいた。冬はリビングのテーブルの上に教科書や資料を出して勉強していた。
「何か手伝いましょうか?」
「いいえ…大丈夫です。データー集積したのを纏めてるだけですから。」
結局冬は深夜過ぎまで勉強をしていた。小鳥遊はそんな冬を眺めていた。
いつもマンションでは今泉が居れば、冬と楽しそうに他愛も無いことを話し、それを小鳥遊が静かに聞いている…のがいつもの情景になっていた
「静さんが居ないと…静かですね。」
小鳥遊が笑った。
「そうですね…静さんって時々子供みたいに思えるんですよね。無邪気で、突拍子も無いことをするから。ほら…勝手にお付き合い宣言しちゃったりとか。」
冬が思い出して笑った。
「それを言うなら、あなただって突拍子も無いことをするじゃないですか。」
小鳥遊は、1番突拍子も無い冬に自覚が全くない事がおかしくて、くすくすと笑った。
「なーに?なんで笑っているんですか?」
「何でも無いです。あなたは僕たちを心配させる名人…だと思っただけです。」
確かに爆破事件の時はそうでしたけど、それ以外は無いですよと冬はラップトップの画面を見ながら笑った。
「トーコさんは日本に帰って来たらどうするんですか?」
…予定では半年後に帰る筈だがトーコの事だ。また変わるかも知れない。
トーコは少し考えているようだった。
「トーコさん 心配なことがあるなら僕たちに相談して下さい。」
「そのことなんですけれど…。」
…ほら。きた。
冬は言い難そうだった。
…やっぱり。
小鳥遊は苦笑した。
「何で笑うんですか?まだ何も言ってないのに…。」
冬はチラリと小鳥遊を見た。
「またこちらに暫く居て働きたいとか、もう少し勉強したいとか言うのかなと思って。」
「それもあるんですが、実は友人が日本の看護大学で助教授をしてるんですが、院を卒業したら来ないかって言われているんです。あとは大学付属の看護学校からも教員として来て欲しいと…。」
「それは良い話じゃないですか。」
あーやっと終わったと言って冬は教科書やパソコンを手早く片付けて、ソファで寛ぐ小鳥遊の隣に座り甘えてきた。
「でも…病棟で働くのが好き。ガクさんともまた一緒に働きたい。結婚したら、一緒の病棟じゃ働けないだろうけど。それに看護教育に携わるんだったら、教育系のコースも取らないといけないんです。」
大きな小鳥遊の胸に抱きつくと、その香りを堪能している。
小鳥遊は冬の口から“結婚”の言葉が出て驚いた。
「あれ?私何か変なこと言いました?」
冬の背中を大きな手でゆっくりと撫でていた。
「あなたの口から結婚の言葉がでるとは思いませんでした。」
…そうだ…そのことで何度も口論をした。
小鳥遊は笑った。
2階に上がって、ゆっくりしましょうと冬は、小鳥遊の手を引っ張り、ソファから起こした。
ふたりで手を繋いで、2階へとあがった。
「もしかして…もう結婚したくなくなっちゃった?」
階段の途中でぴたりと止まり、こちらを振り返った冬の愛くるしい顔が、少し心配そうに小鳥遊を見つめた。
「したくないわけが無いじゃないですか。」
小鳥遊はムッとした。
ふたりで小鳥遊が使っている寝室へと入った。
…そうだ…何度も断られて、ずっと待っているのに。
そっか良かった…と冬は、笑いながらベットに横になって、自分の隣の場所をポンポンと手で叩いた。
ここに来なさいの合図だ。小鳥遊はその可愛らしい仕草に、微笑み横になった。
「もしかしたら ガクさんが心変わりをしているかもと思ったの。」
「そんなことはありません。」
冬をしっかりと抱き寄せた。
「静さんとあなたが良いというなら、今すぐにでも結婚したいです。結婚して下さい。」
…冬が帰って来た時のことをそろそろ考えておかなければならない。
嬉しさもあるが、やらなければならない事が、沢山あるなと小鳥遊は、思った。
「良かった♪」
冬は無邪気に笑った。
「僕はあなたにプロポーズをまたしたのに“良かった”って…それだけですか?」
小鳥遊はため息をついた。
「私が、死なずに日本へ無事に帰れたら、今度こそ…」
小鳥遊は言葉を遮った。
「それ…アメリカンジョークのつもりですか?ちっとも面白く無いですし、あんなことが何度もあったら困ります。」
呆れている小鳥遊に、冬は甘えて首に腕を回し、耳元で可愛く囁いた。
「その時には、ちゃんと膝をついてプロポーズして下さいねっ♩小鳥遊医局長♫」
冬は小鳥遊の硬い髪に小さな手を入れてその感触を楽しむように梳いていた。
「嫌です…もうしません。僕のプロポーズを断った人は後にも先にもあなたひとりですよ?それも何回も…。」
小鳥遊は半分本気で、半分冗談で抱きしめられた冬の顔を埋めた。
「えぇ~っ。」
「嫌だ…。」
小鳥遊は、まるでイジけた子供の様で可愛かった。
「後にも先にもって、別れた奥さんだけでしょう?また大げさなんだから。」
冬はケラケラと笑った。
小鳥遊は呆れていたが、将来が少し見通せる様になり、冬自身にも余裕が出来たのかも知れない。
「そうだ…。お友達に教えて貰ったアダルトグッズのお店があるの。そこに明日の夜一緒に行ってあげるから、許して?面白いものが一杯あるんですって。だからご機嫌直して下さい。」
「わかりました。」
小鳥遊が即答したので冬は笑った。
「あれ…でも…ちょっと待って下さい。先ほどあなたは、こちらで暫く働きたいって言ってませんでした?」
「言いましたっけ?」
小鳥遊はふと冬の胸元から顔を上げたが、
手では素早く冬のTシャツの中へと滑り込み、
胸を揉み始めていた。
「確かに言いましたよ…看護大学教授の件で、それもありますがって否定しなかったじゃないですか。あれは一体どういう意味ですか?」
冬の背中に手を伸ばし、片手で器用に、ブラのホックを一瞬で外した。
「そうでしたっけ?」
…やばい。ついでのように言えばばれないと思ったのに。
「ええ言いましたよ。」
冬は笑って小鳥遊と向き合った。
「気のせいじゃないですか?」
そして小鳥遊の首に腕を回した。
「いいえ。 確かにそうはっきり…と…。」
冬の柔らかくて温かい唇にその後の言葉を塞がれた。
「そんなことより…小鳥遊医局長は、エッチなトーコを今夜は見たくないの?」
冬は紅潮した顔で、小鳥遊の耳元で囁いた。
「今日はお医者さんごっこプレイですか?」
小鳥遊が耳元で囁いたので、冬は噴き出した。
「小鳥遊先生は、ドクターなのに“お医者さんごっこ”がしたいんですか?」
冬のTシャツと、ブラをゆっくりと脱がせて。
「うん♪僕オペ着持ってきましたよ。パジャマの代わりになりますし…。」
小鳥遊は嬉しそうに言った。
「病院で散々、AVも真っ青な、本物の“お医者さんごっこ”したじゃないですか。」
冬は小鳥遊の顔を見上げた。
「だってずっと前に僕のカッコ良いオペ着姿でしたいって、あなた言ってたじゃないですか?」
…記憶力が良いことと医者が高確率でエロなのは、やっぱり辺縁系優位だからなのか。プライベートは、セックスの事ばかりなり…か。
「それより…今はガクさんの頭部CTとかMRIが…マジで見たい。」
冬は、呆れたように笑いながら、小鳥遊がシャツを脱ぐのを手伝った。
「なるほど…頭部画像で欲情する人は初めてですが…なかなかマニアックで良いですね。」
…この変態エロの視床下部は普通の人より絶対デカい筈。
小鳥遊に背中を向けると、ぴたりとくっついて、小鳥遊の手を自分の胸に誘導した。
「…もし結婚するとしたら、ご両親に挨拶しなきゃいけませんね。」
小鳥遊はゆっくりと胸全体を揉み、先端に優しく手のひらで触れることを繰り返し乍ら、随分たってから、それに答えた。
「僕に両親はいません。」
「どういうことですか?」
「父が亡くなり、病気がちだった母も後を追うように亡くなってしまい、僕は施設で育ちましたから。」
冬が初めて聞いたことだった。驚いたが何も言わず、ただ静かに聞いていた。
「勉強だけは出来たので、奨学金で大学へ行きました。」
冬の乳房に触れていた小鳥遊の手がいつの間にか止まっていた。ゆっくりと小鳥遊の方に向き直った。
「ガクさん話してくれてありがとう。…もう独りじゃないわ。」
冬は微笑んで優しいキスを小鳥遊にした。
…ありがとう。
微笑みながらお互いの下着を脱がし乍ら、身体を絡めた。
「何があっても、私はガクさんの元に戻って来るから。」
冬は小鳥遊の胸を確かめるように触れた。
「それが…僕がおじいちゃんになる前である事を祈ります。」
冬の頬を撫でて笑い、優しいキスをした。
+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:
小鳥遊が朝目覚めると、冬は学校へ行った後だった。久しぶりに感じる清々しさだ。
夜は冬を何度も、堪能して自分が若返った気がした。
朝食を食べて、アパートの中を見て回った。
どの部屋もきちんと掃除が行き届いていて女性らしい…というよりも使いやすそうな部屋に整えられていた。
…トーコさんらしい。
冬が普段使っている寝室をそっと覗いた。ベットの丁度向かい側には、デスクがあった。
そして壁には、大きなコルクボードが貼られていた。
飛行機の半券、今泉と小鳥遊、それぞれと二人で撮った写真、病棟のみんなで撮った写真、修理して貰った今泉のネックレスがぶらさがっていた。
飛行機の半券…よく見ると、それは小鳥遊と冬が初めて一緒にアメリカに来た時のものだった。
こんなものまで大切にとってあったのかと小鳥遊は笑みが零れた。
勉強机の上には資料だと思われる書類が綺麗に重ねて置いてあった。
ふと本棚をみるとIVF、Clinical Embryologistに関連した雑誌や教科書があった。
…体外受精?胚培養士?
論文に使う英語で書かれた資料をペラペラと捲ってみると、産婦人科には全く関係の無い分野の看護研究についてだった。
整えられたベッドの上に横になると、冬の甘く優しい香りに包まれた。枕からはシャンプーの残り香がした。まるで冬が傍に居るようだった。
冬と愛し合ったばかりだというのに、下半身が熱くなるのを感じだ。小鳥遊は冬の香りに包まれ、昨夜のことを反芻し自慰をして果てた。再び少し休むつもりで、冬のベッドに横になった。
いつの間にか寝てしまっていたらしく、気が付くと既に冬は帰って来ており、机で勉強をしていた。
「トーコさん お帰りなさい。」
大きな欠伸をすると、ゆっくり起き上がった。
「ガクさん…疲れていそうから、家でお昼食べましょうか?」
冬は教科書をパタンと閉じた。
「いいえ…折角だからお天気だし外で食べましょう。」
カーテンの隙間から、まだ夏の強さを含んでいる光が漏れていた。
冬は嬉しそうに頷いた。
小鳥遊はコルクボードにぶら下がっていたネックレスを取り、冬の後ろに回りつけた。
「僕に遠慮は要りません。どうぞつけてください。あなたの御守りでしょう?」
冬は黙ってそれに従った。アパートから歩いていける Pa●era Breadで昼食をとることにした。
冬は道すがら小鳥遊とずっと手を繋いで歩いていた。嬉しそうにしている冬を見て小鳥遊は愛おしさが込み上げて来た。
「トーコさん 愛してます。」
ガクさん、突然どうしたんですか?と笑って言った。
「僕はそう思った時にはあなたに伝えることにしたんです。」
…そうだ…冬を永遠に失ってしまったと思ったあの時に、もっと愛していると伝えておけば良かったと後悔したからだ。
冬は繋いでいる手を大きく振って歩いた。あなたはやっぱり子供ですね。まぁそんなところも可愛らしいんですけど…と小鳥遊は笑った。
「私も愛してる♪とっても愛してる♪」
冬は歌うように言いながら歩いた。
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