11 / 11
第2章 チート無双
第6話 やばい
しおりを挟む
ベットに倒れこむ。案内された部屋のベットは、ふかふかで大きい。最高だ。賢者の言う通りに王宮に来てよかった。
(最高。思った以上にふかふか。気持ちいい。)
〈マスターってかなり神経図太いですよね。〉
(うるさい賢者。至福の時間を邪魔しないで。)
極上ふかふかベットでゴロゴロしていると、賢者がぶつくさ言いだした。黙るってことを覚えて欲しい。それにしても疲れた。寝よう。
(おやすみ)
〈ちょっと待ってください。大丈夫ですか、マスター?〉
(何が?早く寝たいんだけど。)
寝たいって言ってんのに寝させてくれないのは最低。賢者がスキルなのが気に入らない。正直今すぐぶん殴りたい。…もういいや。寝よう。
(おやすみ)
〈人の話聞いてますぅ?私は心配してるんですよ、マスターの体を。〉
(いらない心配。)
〈普通に傷つくんですけど?〉
賢者って本当に何がしたいのか分からない。賢者っていうスキルを別の体に移して部屋から追い出したい。うるさい。ねれない。また暴れるかもしれないから、黙ってて欲しい。暴れた後は疲れるから出来るだけ早く寝たいのに、何で寝かせてくれない?
(おやすみ)
〈結局そうなるんですか!?とりあえず寝ていいですから、寝る前にこの質問には答えてくださいよ。〉
(30秒以内)
〈厳しい!〉
(1、2、3…)
〈あ、ええと…。大魔法使った後に治癒魔法使って、大丈夫なんですか?目眩とか頭痛とかしてないですか?〉
(してない。おやすみ。朝になっても起こさなくていい)
くだらない質問。そんなくだらない質問で僕の睡眠時間削るとか、本当にぶっ飛ばしたい。吹き飛ばしたい。この分の睡眠時間は2倍にして取らないと。これがもし夢じゃなければ別にもう学校とかもないし、ゆっくり寝られる。よかった…。
〈え、ちょっと…。朝になっても起こさなくていいって、どういう事ですか?〉
「…zzZZ」
〈寝てるし…。これでもしまたマスターが怒ったらやだしなぁ…。まあいいか。今日はマスターの情報整理でもしてようかな。〉
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「……さい。」
ん…?
「…ください。」
あ…き…?
「おきてください。」
違う。誰…。
「起きて下さい。」
「うるさ…。」
うるさい。
「起きて下さい!」
「ぅ、るさぁい!!」
どぉぉぉぉおおおおおん…
ガラガラガラ
ん?今なんか…。
〈あああああああ!マスター!?何やってるんですか!〉
(るさ…。)
朝から騒がないでほしい。せっかくもっと寝れると思ったのに。賢者のせいで睡眠時間が削られた。起こすなって言ったのに…。
(バカ賢者…)
〈言っときますけど!マスターを起こしたの私じゃないですからね!〉
(え、じゃあ誰。)
〈はぁーい。右に見えますのはー、マスターを律儀に起こしに来てくださったメイドさんでーす。〉
右を見てみると腰を抜かして、怯えた顔でこっちを見上げるメイドさんがいた。いや、見てるのこっちじゃない?その視線は僕を通り越して後ろを見てるみたい。
〈そして左に見えますのはー、マスターがぶっ壊した壁でーす。〉
(…え?どうやって?)
〈起き抜けに「うるさあい!」って叫びながら魔力暴発させたんじゃないですか。〉
…さっきの音、これか。これってかなり、
(かなりやばい気がする)
〈本当ですよ!!!〉
(最高。思った以上にふかふか。気持ちいい。)
〈マスターってかなり神経図太いですよね。〉
(うるさい賢者。至福の時間を邪魔しないで。)
極上ふかふかベットでゴロゴロしていると、賢者がぶつくさ言いだした。黙るってことを覚えて欲しい。それにしても疲れた。寝よう。
(おやすみ)
〈ちょっと待ってください。大丈夫ですか、マスター?〉
(何が?早く寝たいんだけど。)
寝たいって言ってんのに寝させてくれないのは最低。賢者がスキルなのが気に入らない。正直今すぐぶん殴りたい。…もういいや。寝よう。
(おやすみ)
〈人の話聞いてますぅ?私は心配してるんですよ、マスターの体を。〉
(いらない心配。)
〈普通に傷つくんですけど?〉
賢者って本当に何がしたいのか分からない。賢者っていうスキルを別の体に移して部屋から追い出したい。うるさい。ねれない。また暴れるかもしれないから、黙ってて欲しい。暴れた後は疲れるから出来るだけ早く寝たいのに、何で寝かせてくれない?
(おやすみ)
〈結局そうなるんですか!?とりあえず寝ていいですから、寝る前にこの質問には答えてくださいよ。〉
(30秒以内)
〈厳しい!〉
(1、2、3…)
〈あ、ええと…。大魔法使った後に治癒魔法使って、大丈夫なんですか?目眩とか頭痛とかしてないですか?〉
(してない。おやすみ。朝になっても起こさなくていい)
くだらない質問。そんなくだらない質問で僕の睡眠時間削るとか、本当にぶっ飛ばしたい。吹き飛ばしたい。この分の睡眠時間は2倍にして取らないと。これがもし夢じゃなければ別にもう学校とかもないし、ゆっくり寝られる。よかった…。
〈え、ちょっと…。朝になっても起こさなくていいって、どういう事ですか?〉
「…zzZZ」
〈寝てるし…。これでもしまたマスターが怒ったらやだしなぁ…。まあいいか。今日はマスターの情報整理でもしてようかな。〉
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「……さい。」
ん…?
「…ください。」
あ…き…?
「おきてください。」
違う。誰…。
「起きて下さい。」
「うるさ…。」
うるさい。
「起きて下さい!」
「ぅ、るさぁい!!」
どぉぉぉぉおおおおおん…
ガラガラガラ
ん?今なんか…。
〈あああああああ!マスター!?何やってるんですか!〉
(るさ…。)
朝から騒がないでほしい。せっかくもっと寝れると思ったのに。賢者のせいで睡眠時間が削られた。起こすなって言ったのに…。
(バカ賢者…)
〈言っときますけど!マスターを起こしたの私じゃないですからね!〉
(え、じゃあ誰。)
〈はぁーい。右に見えますのはー、マスターを律儀に起こしに来てくださったメイドさんでーす。〉
右を見てみると腰を抜かして、怯えた顔でこっちを見上げるメイドさんがいた。いや、見てるのこっちじゃない?その視線は僕を通り越して後ろを見てるみたい。
〈そして左に見えますのはー、マスターがぶっ壊した壁でーす。〉
(…え?どうやって?)
〈起き抜けに「うるさあい!」って叫びながら魔力暴発させたんじゃないですか。〉
…さっきの音、これか。これってかなり、
(かなりやばい気がする)
〈本当ですよ!!!〉
0
お気に入りに追加
11
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

天職はドロップ率300%の盗賊、錬金術師を騙る。
朱本来未
ファンタジー
魔術師の大家であるレッドグレイヴ家に生を受けたヒイロは、15歳を迎えて受けた成人の儀で盗賊の天職を授けられた。
天職が王家からの心象が悪い盗賊になってしまったヒイロは、廃嫡されてレッドグレイヴ領からの追放されることとなった。
ヒイロは以前から魔術師以外の天職に可能性を感じていたこともあり、追放処分を抵抗することなく受け入れ、レッドグレイヴ領から出奔するのだった。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。
冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました
taki210
ファンタジー
旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件
『穢らわしい娼婦の子供』
『ロクに魔法も使えない出来損ない』
『皇帝になれない無能皇子』
皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。
だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。
毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき……
『なんだあの威力の魔法は…?』
『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』
『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』
『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』
そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。
桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」
この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。
※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。
※1回の投稿文字数は少な目です。
※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。
表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
1ページの文字数は少な目です。
約4500文字程度の番外編です。
バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`)
ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑)
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。

[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
おもしろかったです。アドバイスほしいです。