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王城にて7
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廊下に出るとクレアお姉ちゃんは意外とすぐ見つかった。
「~っ!ミコ様っ!」
「クレアお姉ちゃんっ!」
とりあえず早めに見つかってよかった…。
あと再会の抱擁が長い…。
「…そろそろ、いい?」
流石に20秒くらいクレアお姉ちゃんと抱擁してると直人お兄ちゃんから止めが入る。
…うん、流石に20秒見てるだけはきついよね。
「…失礼しました。」
名残惜しそうにゆっくりとクレアお姉ちゃんは体を離す。
「ミコ様、直人様の部屋にいらっしゃったんですか?」
「うん、ちょっと迷っちゃって…ごめんなさい。」
「子供はちゃんと気を付けてみないとダメだよ…突然走り出したり飛び出したり何かを追いかけたりするんだから。」
はい、中身が高校生なのに追いかけていった私が悪いやつだ。
…ほんとにすみませんでした。
クレアお姉ちゃんが直人お兄ちゃんにごもっともだと謝っているのを見るのが辛いからやめてください…今回はクレアお姉ちゃんじゃなくて私が悪いから!
まああの時追いかけないと心優ちゃんにも会えてないから後悔はしてないけど、2度としません…。
とまあ、いろいろ話が済んだところで。
「ではミコ様、女王陛下の元へ向かいましょうか。
…今度は私と手を繋いで行きましょうね。」
まあ流石に今回はもうハルは逃げないと思うけど…、一応ハルをぎゅっと抑えておくことにした。
「また来てね、ミコ。」
直人お兄ちゃんは私の頭を撫でて部屋の中へと戻っていった。
クレアお姉ちゃんに手を引かれて女王様の元へ向かいながら私は考える。
心優ちゃんが言った通りならば、なぜ勇者が2人いるのだろうと。
「~っ!ミコ様っ!」
「クレアお姉ちゃんっ!」
とりあえず早めに見つかってよかった…。
あと再会の抱擁が長い…。
「…そろそろ、いい?」
流石に20秒くらいクレアお姉ちゃんと抱擁してると直人お兄ちゃんから止めが入る。
…うん、流石に20秒見てるだけはきついよね。
「…失礼しました。」
名残惜しそうにゆっくりとクレアお姉ちゃんは体を離す。
「ミコ様、直人様の部屋にいらっしゃったんですか?」
「うん、ちょっと迷っちゃって…ごめんなさい。」
「子供はちゃんと気を付けてみないとダメだよ…突然走り出したり飛び出したり何かを追いかけたりするんだから。」
はい、中身が高校生なのに追いかけていった私が悪いやつだ。
…ほんとにすみませんでした。
クレアお姉ちゃんが直人お兄ちゃんにごもっともだと謝っているのを見るのが辛いからやめてください…今回はクレアお姉ちゃんじゃなくて私が悪いから!
まああの時追いかけないと心優ちゃんにも会えてないから後悔はしてないけど、2度としません…。
とまあ、いろいろ話が済んだところで。
「ではミコ様、女王陛下の元へ向かいましょうか。
…今度は私と手を繋いで行きましょうね。」
まあ流石に今回はもうハルは逃げないと思うけど…、一応ハルをぎゅっと抑えておくことにした。
「また来てね、ミコ。」
直人お兄ちゃんは私の頭を撫でて部屋の中へと戻っていった。
クレアお姉ちゃんに手を引かれて女王様の元へ向かいながら私は考える。
心優ちゃんが言った通りならば、なぜ勇者が2人いるのだろうと。
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