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買い物準備
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…女王様、会っちゃダメってまさか…
「ミコ様はあったら絶対目をつけられますね。」
そう言ったクレアお姉ちゃんの顔はマジだった。
まるで体験してきたかのような感じだった。
…いやこれ多分クレアお姉ちゃんが小さい頃の実体験だな。
「それに公爵令嬢って…」
「ああ、ケイト兄様伝えてなかったんですね。
私たちが公爵家の人間だって。」
あっさりとそう口にする。
というかそうか、クレアお姉ちゃんが公爵令嬢ならケイトお兄ちゃんも公爵子息とかになるんだ。
公爵令嬢ってお茶会とかをしてもっとこう、剣なんて無縁で血なんか見たら倒れそうな女の子を想像してたんだけれど…。
わざわざ騎士になったクレアお姉ちゃんってもしかしてすごい人?
「まあそのあたりのお話もしたいのですが、それはまた後でということで!」
気づけば部屋の前に到着していて、クレアお姉ちゃんは私の隣の部屋の扉を開いた。
部屋の中は私の部屋とそっくり、…というか元々ここもメイドのための部屋だったのだろう。
お風呂までちゃんとついている。
「それではミコ様、一時間後に部屋の前で集合ということで!
何かあれば私は部屋で荷解きをしておりますのでお声がけください!」
クレアお姉ちゃん…たくましいなぁ。
もっと貴族のお嬢様ってこう、高笑いの似合うフォークより重いものを持ったことないタイプの人を想像してたんだけれど、クレアお姉ちゃんはその真逆だ。
美人で凛々しくてかっこいい…これあれだ、同性にモテるタイプの人だ。
まあそんなくだらないこと考える前に準備でもしよう…と言っても大した準備もないけどね。
物がないから買い物に行くんだし。
私はクレアお姉ちゃんの後ろ姿を見送ったあと、自分の部屋に戻るのだった。
「ミコ様はあったら絶対目をつけられますね。」
そう言ったクレアお姉ちゃんの顔はマジだった。
まるで体験してきたかのような感じだった。
…いやこれ多分クレアお姉ちゃんが小さい頃の実体験だな。
「それに公爵令嬢って…」
「ああ、ケイト兄様伝えてなかったんですね。
私たちが公爵家の人間だって。」
あっさりとそう口にする。
というかそうか、クレアお姉ちゃんが公爵令嬢ならケイトお兄ちゃんも公爵子息とかになるんだ。
公爵令嬢ってお茶会とかをしてもっとこう、剣なんて無縁で血なんか見たら倒れそうな女の子を想像してたんだけれど…。
わざわざ騎士になったクレアお姉ちゃんってもしかしてすごい人?
「まあそのあたりのお話もしたいのですが、それはまた後でということで!」
気づけば部屋の前に到着していて、クレアお姉ちゃんは私の隣の部屋の扉を開いた。
部屋の中は私の部屋とそっくり、…というか元々ここもメイドのための部屋だったのだろう。
お風呂までちゃんとついている。
「それではミコ様、一時間後に部屋の前で集合ということで!
何かあれば私は部屋で荷解きをしておりますのでお声がけください!」
クレアお姉ちゃん…たくましいなぁ。
もっと貴族のお嬢様ってこう、高笑いの似合うフォークより重いものを持ったことないタイプの人を想像してたんだけれど、クレアお姉ちゃんはその真逆だ。
美人で凛々しくてかっこいい…これあれだ、同性にモテるタイプの人だ。
まあそんなくだらないこと考える前に準備でもしよう…と言っても大した準備もないけどね。
物がないから買い物に行くんだし。
私はクレアお姉ちゃんの後ろ姿を見送ったあと、自分の部屋に戻るのだった。
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