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第9話 すんごい種馬さん

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 俺は生きているのか、死んでいるのか…。
 よくは分からないが、どうしてこうスケベな夢ばかり見るんだろう。
 しかも夢のなかじゃ射精にまで至らないことが多いと云うのに確実にフィニッシュしている。パンツのなか悲惨なことになっているだろうなぁ…。

「はぁ、はぁ、素敵!レンヤのご立派様最高!」
 いま夢の中で俺の上に乗っている女、見覚えがあるぞ。
 あの戦いの時、思い切りボディーブロー叩きつけたアマゾネス。
 しかしまあ、女の腹を殴るなんてなぁ…。
 あ、また出そう。


「この硬さ、太さ!反り具合といい最高ぉ!まっ、また、イク!」
「……!」
 起きた。するとレンヤのうえで腰を使っているのは、あの時に腹に一撃を食らわせたアマゾネスの女、長い金髪を振り乱し、豊満な乳房がプルンプルンと音を立てて揺れている。何とも絶景、そして搾り取られた。
「ああんっ、レンヤの精液とっても熱いぃぃ!……ん?」
 目を開けて驚いた顔をしているレンヤに気付いた。
「あ、起きた?私はジャンヌ、ご馳走様、まだ女の子控えているからね♪」
「…………」
「大満足だわ。ちゅ」

 何か何やら分からないレンヤの頬にキスをしてジャンヌは桃尻を揺らして部屋から出ていった。
 拘束されていないことは分かった。動ける。起き上がろうとしたが体がひどく痛む。
 とはいっても筋肉痛みたいなものだが

「起きたのかい」
「…シレイア」
「驚いたろう、あの世じゃなくて」
 シレイアはレンヤのいるベッドの横にある椅子に腰かけた。シレイア、武装はしておらず、普段着だ。
「ここは?」
「ここは西の大陸ノエル、魔王様が治める国ベルグランドだ」
「海を渡ったのか…!?そ、それにどうして俺を助けたんだ!?」
「ラオコーン様の命令よ。使い道があるってね」
「俺は魔王の言いなりになんかならない。使い道、はんっ、何に俺を使うか知らないが」

「種馬よ」

「へ?」
「ラオコーン様はアンタと対峙し、刃を交えた時、だいたい分かったみたいよ。アンタの秘めた能力や魔力、戦闘力も。その中で着目したのが『閨房』」
「…………」
「私自身味わったから分かるけどさ。女をベッドで蕩けさせるだけじゃなくアンタが孕めと意識して女に中出ししたら確実に孕むそうじゃない?しかも頑丈で魔力持ちの子が」
「そ、そうなのか?」
「そうなのかって、アンタ自分の能力なのに知らないのか?」
「い、いや、孕ませた子はシレイア入れて二人だが、俺はまだ父親になったことがないし」
「ふうん、魔族や亜人、エルフは中々子供に恵まれないのよ。だからテインズ大陸に寄せた時もあんな少ない兵数。種族によっては限界集落もあるし、そんななか見つけたすんごい種馬さん。ラオコーン様が殺さなかったのも納得できるわ」
「種馬…。じゃ、じゃあもしかして獣人娘やモン娘とし放題ってこと!?」
「はっははは、好きなんだねえ。私もだけど」


「ねえ、族長、お話まだぁ?私のあそこ悲鳴上げているんだけどぉ」
 若いアマゾネスがドアを少し開けて言ってきた。
「ああ、ごめんね。レンヤ、アタシはもう孕んでいるからお相手は出産後。それまでは他の子たちを楽しんでね」
 シレイアとすれ違うように入ってきたアマゾネス、息を荒げて服を脱いでベッドに。レンヤのそれを夢中で吸って舐める。
「んああ、魔王軍の種馬なんて…と思いつつも、この快楽には逆らえない俺…」
「そのままでいいよ!私たちアマゾネスは騎乗位が大好きなんだから!」
 若いアマゾネスはレンヤの逸物を自分の膣内に入れて夢中で腰を使い始めた。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

「ははは、女の唾液と愛液のにおいがすさまじいな」
「…体は洗って来たんだけどな。染みついてしまったようだ」
 ここは魔王謁見の間。レンヤは目覚めて三日目、ラオコーンに召しだされた。
「俺を助けた理由って、本当に種馬にするためだけなのか?」
「他にもあるぞ。治癒魔法に薬師能力、近いうち城下に診療所を与えて任せる」
「俺は魔王に仕えるなどと言っていない」
「なら、グランシアを落とすが?」
「卑怯な!」
「ふははは、魔王は卑怯で当然だ」
「くそ…。選択の余地なしか…」
「レンヤ」
 ラオコーン側近のマルスが一歩前に。
「南の沿岸にマーメイドの集落の入江がある。族長のテティスに話は通してあるゆえ種付けに行ってまいれ」
「…全部で何人?」
「67名だ」
「…普通なら腎虚で死ぬよな…。ははは」


 魔王城の城下町に週三日開院の診療所を持たされることになったレンヤ。あとの四日間はひたすら子種をばらまく。並の人間なら過労死をしているだろう。ラオコーンいわく、テインズ大陸で最たる戦果はレンヤを手に入れたこと、そう言っている。
 まあ、それでグランシアが平和ならいいかとも思うようになってきた。

 しかし、魔王が治める国、さぞやおどろおどろしいところだと想像してみれば、文化はグランシアとそう変わらなかった。魔力量と精力は比例するため、膨大な魔力を持つレンヤは一日に何十人もの女を抱けるので種馬も苦にはならず、最近は楽しんでいる。

 だからレンヤは酒だけは絶対に飲まないと決めた。男が堕落するのは決まって酒と女だ。
 事実上ハーレムを持つに至ったレンヤ、片方が揃ってしまったのなら、もう一方を完全にシャットアウトするしかないわけだ。前世では酒豪だった彼だが現世では一滴も飲んでいない。


 診療所内にある私室、昼休みに行くとシレイアが赤子に乳をあげていた。
「たくさん飲むな。シレイアの乳がしぼんでしまわないか心配だよ」
「それでしぼむなら母親として本望だよ。たくさんお飲み、オリヴィエ」
 シレイアの前に座るレンヤ、まさか命のやり取りをした女が自分の子を生もうとは。
 しかし幸せに感じていた。そしてシレイアを愛しだしてもいる。
「だぁ、だぁ」
「ほら、パパ抱いて」
「うん、う~ん、オリヴィエちゃん、パパでちゅよ~」
「キャッ、キャッ」
 オリヴィエはレンヤのほっぺチューを喜んでいる。
「ところでシレイア、診療所までどうした?」
「うん、したいの」
「昨夜と今朝もあんなにしたのにか?」
「だってぇ、レンヤのご立派様はクセになるんだもん」
 この世界、人間の女も性欲は強いが、亜人や獣人娘はさらに強い。発情期もあるから、その時に出くわした男はとことん搾り取られる。ちなみにシレイアは現在発情期ではない。レンヤとのセックスがたまらないほど好きなだけだ。
「ええと、午後の診療まで1時間ちょいか…。よしセックス後にランチだな」

 世の中、何が起こるか分からないもの。
 命懸けで魔王軍に戦いを挑み、そして敗れた。
 その魔王軍に助けられ、現在は種馬、治癒師として重宝されている。
 子供はもう何人も生まれた。シレイアとは結婚をしていないが毎日愛し合っている。
 場所を得たのか、レンヤはそう思う。


 そんなある日、レンヤは休みをもらった。
 一度グランシアに戻ろうとしたのである。レンヤには飛行魔法がある。
 その気になればレンヤは魔王の国ベルグランドから逃げられたのだが、そうするとラオコーンはグランシアを落とすという。
 それに肌を合わせた女たちが愛しくも思う。念願の獣人娘やモン娘ともし放題の日々。悪くない。
 とはいえ、最初の拠点にしたグランシアは気になるところ。必ず戻るとだけシレイアとマルスに伝えて飛んでいった。


 空から海を渡る。魔王軍が滅ぼしたカノンダ帝国やセントエベール王国の跡地には村が出来ていた。少しずつだが復興に向かっているらしい。
 そして南下、グランシアに着いた。変化、姿を変えた。魔力と闘気でレンヤだと見抜けるのは魔王軍の手練れくらいだ。城門は通らず、裏路地に転移した。

「…よし、久しぶりにきのこ亭のシチューを食べに行くか」
 グランシアにいた時、よく食べに来た食堂だった。
「いらっしゃいませ」
「……!?」
 いきなり見知った顔に出会えた。元娼婦のエレノアだった。エレノアはレンヤの種を得ると娼婦をやめて給仕の仕事に就いた。
 体つき、動きから、すでに出産したと分かる。名乗り出たい、息子か娘を抱きたいと思うが、今はもう魔王軍の者。それは許されない。レンヤは普通に食卓に座りエレノアに
「すいません。シチューとパンを」
「かしこまりました。オーダー、お願いします」
 相変わらず綺麗な声だと思う。乱れた嬌声もたまらなかったが今のもいい。
 しばらくしてエレノアがシチューを持ってきた。
「お待たせしました」
「ありがとう」
(ありがとうな、エレノア…。俺の子を生んでくれて…)


 食後、町をぶらつくレンヤ。城門から城へのメインストリート、その中ほどにレンヤが絶句するものがあった。
『義勇の士レンヤ』
 何と、魔王軍に単身挑んで後退させたレンヤを英雄と称えて像となっていた。剣を天に掲げて勝鬨をあげているような姿だ。
(なんじゃあ、こりゃあ!)
 声を出して言わなかった自分を褒めてやりたいほどの衝撃だった。
 説明文にいわく『義勇の士レンヤはグランシア八世陛下の無二の友。共に魔王ラオコーンを打倒する旅に出るも魔王の居場所を掴めず一時帰還。しかし魔王軍はこのグランシアを攻撃すべく動いていた。義勇の士レンヤは魔王軍に単身で挑み、魔王軍を後退させるに至り散っていった。王室は、その武勇と功績を称えて像を建立、未来永劫語り継いでいく』
(カール…。いま俺は魔王軍で働いているなんて知ったら何て言うだろうな…)
 改めて像を見るレンヤ。
(こんなに美形じゃないよ、盛りすぎだカール)
 像をあとにして色町へと。久しぶりに人間の女を抱きたかった。
 距離があるが、のんびりと歩きたかった。行きつけは『パピヨンヴェル』という店で、美貌の女たちが揃っていた高級店だ。エレノアもそこの娼婦だった。


 パピヨンヴェルに着いた。女将に好みの女を言う。
「できれば黄色人種の子がいいな」
「はい、おりますよ。17歳の娘でカナという子」
(おお、日本人みたいな名前)「その子で願います。ええと今全額払うんでしたっけ?」
「いえ、こちらでは入浴料2万ゴルダーのみ受け取ります。サービス終了後女の子にもう5万ゴルダー支払ってください」
「分かりました」

 しかし、わずかな時間でレンヤは出てきた。女将に
「女将、あのカナという子、娼婦として腹が括れていないじゃないか。裸になってもらえば泣くし、乳房はもちろん、秘所を見せろと言ってもイヤがる。まるで俺がレイプ犯みたいな気持ちになったよ。カナにもう5万ゴルダーは払ったから、他の子にしてほしい」
「も、申し訳ございません。不快な思いを」
「待って下さい!」
 そのカナがフロントまで出てきた。
「す、すいません。態度を改めますから…どうか…」
 改めてカナを見てみると、何とも幸薄い感じがする。レンヤは小声で女将に
「女将、もしかして彼女は魔王軍の攻撃から逃れてきた難民か?」
「はい、よく分かりましたね」
 難民の生活状況は苦しい。現にカナに限らずグランシアに流れてきた難民で娼婦になった者は多い。
「魔王軍の攻撃で大やけどを負った妹さんがいるらしくて、その薬代と生活費を稼ぐためにね…」

「カナと言ったね」
「…は、はい…」
「妹さんはどこだ?」
「え?」
「お客さん?」
「俺は治癒師だ」


 レンヤは国が一時難民たちに提供しているキャンプ地にやってきた。テントが並んでいる。カナは仕事を中抜けしてレンヤを自宅、といってもテントだが案内した。
「はぁ…はぁ…お姉ちゃん、痛いよう…熱いよう…」
「ぐしゅ、妹のユイです」
 魔王軍の攻撃で父母は死に、生き残ったのは姉妹だけ。苦労してきただろうと思う。
「だ、誰…」
「ん?お兄ちゃんは、お姉ちゃんのボーイフレンドだよ」
「こんな姿…。見られたくないよ…。お姉ちゃんのバカア…」
「こんな姿?君はこんなに…………可愛いのに」
 火傷跡を消毒したあとハイヒールをかけた。
「あっ、ああああ!ああああああ!」
 カナの目には大粒の涙、そしてユイはレンヤが魔法で出した鏡を見て茫然とし、そして涙をポロポロと落とした。熱も下がっていた。
「あ、ありがとうございますっ!ありが……」
 レンヤはもう立ち去っていた。

 魔王軍がしたこと。当時は魔王軍と戦っていたレンヤだが今は魔王軍に属している。このくらいのことしかしてやれない。
 とはいえ女は抱きたいのでレンヤは娼館パピヨンヴェルに戻った。

「女将、あの子の妹の火傷を治癒魔法で治してきた。もしかすると、ここを辞めるかもしれないな。高額な薬を買う必要が無くなった」
「それでここを去るのなら別にかまいません。たとえお金のためとはいえ、顔で笑って心が泣いたままでは相手の殿方に必ず伝わりますもの」
「じゃ、改めて違う子を…」

「待って下さい!私がお相手しますっ!」
 カナもパピヨンヴェルに戻ってきた。
「必ず満足させてみせます。私を抱いて下さい!」
「お客さん、女の子に恥かかすかい?」
「そんな不粋じゃないさ。カナ、部屋に案内してくれるかい?」
「はい」
 カナはレンヤの手を取り、そして腕を抱いて乳房を押し付けた。
 顔が赤い。それほど重傷の妹を治してくれた感激は大きかったのだろう。


 2時間後、レンヤは大満足して部屋から出てきた。
「あら、こらカナ!ちゃんとお客さんを見送らないと!」
「ああ、いいんですよ。いま至福の表情で眠っていますから」
 カナは乱れに乱れ、数度目の絶頂で意識を手放した。精根尽き果てたがレンヤの言う通り、至福の顔をしていた。
「ふふっ、若いのに上手なんですね」
「好きなもので。女の子」
 レンヤも大満足だった。やはり同種族の女の味はいいものだ。
 城下町を出て、帰りは転移で魔王の国ベルグランドにレンヤは帰っていった。
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