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第二章
聖女の力とその代償
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「ねぇオズ最近薬草変えた?」
魔法薬茶の茶葉の入った瓶をじっと見ながらドルト先生がくいっとトレードマークの丸眼鏡を上げる。
「は? いや、いつもと同じだが……どうかしたか?」
「ん-、最近魔法薬茶の効力がすごいって、患者さんやここにおしゃべりに来る人達の間で大人気なんだよね。だから何か薬茶の種類でも変えたのかなーってさ」
この町に来てあっという間の二か月が経ち、今はオズ様について町の視察を終え、ドルト先生の診療所で一休み中。
いつ来てもここには町の人がいて、患者さんだけでなく元気な人もおしゃべりに来ているのは、ドルト先生の人柄によるものだろう。
「元々魔法が付与された魔法薬茶は、薬の効果を強めてくれたり、身体のサポートをしてくれていたんだけど、最近のは肩こりのために身体を温める魔法薬茶であっても、温める上に身体がスッキリとするんだってさ。明らかに効果が高くなってるって評判だよ」
えぇ……すごい……。
魔法薬茶って何でもできるのね。
のんきにそんなことを考える私の耳元で、「あぁそれはセシリアのせいですね」とふんわり柔らかい声がした。
「!? お、お師匠様!?」
一体どこから現れた!?
相変わらず神出鬼没のお師匠様に、オズ様がため息を一つこぼす。
「師匠、突然湧いて出てくるな。セシリアの心臓に響く」
「ふふ、すみません。それにしても、薬草への光魔法の付与、ですか……。すばらしいですね。──うん、心地良い光魔法です」
お師匠様が棚から瓶に詰められた茶葉を取り出すと、嬉しそうに目を細めた。
「セシリアが育てているから、光魔法が付与されているんでしょう。多分、お世話中もオズのことを考えて──」
「わぁぁぁあああああっ!!」
何言ってんのこの人!?
それに、聖女のことを知らないドルト先生の前で光魔法のことを言うなんて──!!
「あぁ、安心しなさい。ドルトには君のことは伝えている。そのうえで、セシリアがここにいることは王都へ行った際に言わないよう口止めをしてある」
「あ……そうなん、ですか」
一応宰相の息子だもんね。
時々王都に行っているみたいだし、ぽろっと口から出ちゃわないようにそういう根回しは必要なんだろう。
あらためて、私はオズ様に守られているのだと感じる。
私も、オズ様の──この町の人達のために、もっと役に立ちたい。
「日々オズと魔力コントロールの修業をしている分、安定してきたし、これなら自分の意思で上手に魔法も使えそうですね」
「え、オズと修行? どんなどんな? 聖女の修業って興味ある!!」
興味を示すドルト先生に、オズ様は顔をゆがめて「君には関係ない」と吐き捨てた。
言えない。日々抱きしめられているだなんて。絶対に。
「ふふ、言えませんよねぇ、あんなことやこんなことをしているだなんて」
「たしかに、あれは言えないわよねぇ」
「僕も口に出すのはとてもとても……」
お師匠様、カンタロウ、まる子がオズ様で遊び始めるのももう慣れてきた。
「っ、語弊がある言い方をするな!!」
「えぇ~!? 何それ!? オズのエッチー!!」
「ち、ちがっ……!!」
私はもう慣れてきたけれど、相変わらずこの手の話題にはいつもクールなオズ様が取り乱して、思わず苦笑いする。
今日も平和な日常が繰り広げられる──と思っていた矢先のことだった。
──バンッ!!
「ドルト先生!!」
勢いよく診療所の扉を開けて入ってきたのは、ミトさん達町のご婦人方。
皆そろって顔を青白くさせ、目に涙を浮かべ、息を切らしながら肩を上下させている。
「!? どうしたの皆そろってそんなに慌てて」
「何かあったのか?」
ただ事でない様子にオズ様が尋ねると、わずかにミトさん達の表情が緩んだ。
「あぁオズ様……!! ちょうどいいところに……!! 王都に酒を卸しに王都に行った男たちが、帰る途中で賊に襲われて……!!」
「賊にだと!?」
賊……。
ここから王都へ行くにはフェブリール男爵領を通ることになる。
そしてそのフェブリール男爵領の王都への道には林があり、時々出るのだ、賊が。
被害も大きいというのに、お父様もお母様も見て見ぬふり。
特に対策がなされることもなく、今に至る。
男爵領の怠慢のせいで、この町の人にまで被害が出るだなんて……!!
「はい!! 動けるものが荷馬車に積んで動けない者を運んで逃げてきたみたんですけど、ひどい怪我をしてるやつらもいて……!!」
「それで、今彼らはどこに?」
「噴水広場にシートを敷いて寝かせています!! 傷がひどくて下手したら連れてくる途中で傷が広がりそうで……」
「わかった。すぐに行こう。オズ、セシリアちゃんも、手伝ってくれる?」
「あぁ」
「はいっ!!」
私がお父様たちに進言しても何も変わらなかったかもしれない。
でも現状を知っておきながら何もしなかった私にも罪はある。
私たちはドルト先生の指示で薬品や浄化石をありったけ抱えると、けが人が運ばれているという噴水広場へと向かった。
***
「……これは……ひどいな……」
「っ……」
シートの上に横たわる七人の男性達。
軽症者たちはその場で噴水の淵に座り、町の人達に治療を受けている。
力なく横たわっている男性たちは皆血まみれで、たくさんの切られた跡。
荒い息を繰り返してうなっている者もいれば、意識を失ってしまっている者もいる。
「ドルト先生……!! 助けてください!! 主人が……主人が……!!」
「お父さぁーん!!」
家族の悲痛な叫びが耳を貫く。
「とにかく、浄化の魔石でまずは止血しながら患部を浄化する。オズ、そっちの人達を頼めるかい? 僕はこっちをしてまわるから!!」
「わかった」
オズ様とドルト先生がそれぞれ浄化石を手に患者をまわる。
止血をしながら浄化石で浄化をして血や土汚れが消え患部が一瞬見えやすくなるも、止血がうまくいかずに次から次へとどす黒い血があふれ出す。
「だめだ……!! 傷が深すぎて血が止まらない……!! この薬品たちだけじゃとても……。っ、このままじゃ出血多量で……!!」
焦ったようなドルト先生の声。
オズ様も唇をかみしめながらも懸命に止血を続けるけれど、そんな事お構いなしに血はなおもあふれる。
「そんな……」
この人はよくおいしいお魚を釣ってきてくれる、ミトさんの旦那さん。
こっちは酒蔵の若旦那さん。
あの人は町のレストランのコックさん──。
どの人も皆、私がここにきてお世話になった人ばかりだ。
そんな人たちが力なくただ横たわる姿に、私は何もできず拳をぎゅっと握りしめる。
何もできない。
あぁ、やっぱり私は──。
「私は……役立たずだ……」
「そんなはずはないですよ」
「!?」
つぶやいた言葉に反応したのは、この場でただ一人落ち着いて様子を見守る、お師匠様。
「お師匠、さま……」
「あなたには、聖女の力がある」
「聖女の……でも……」
人に対して使ったことがない。
使ったとしたら、茶葉に、しかも知らない間に付与していただけだったし、魔力暴走で無意識に花を咲かせたぐらいだ。
「大丈夫、できますよ。自分の力を開放させて。あなたは、あなたの周りにいる人を癒したいのでしょう?」
「っ……!!」
周りの──。
私を受け入れてくれたトレンシスの町の人達。
誰にも気にされることのなかった誕生日を祝ってくれた、優しい人達。
私は……もし私に聖女の力があるのなら──この人たちを助けたい!!
お願い。どうかこの優しい人たちを、助けてあげて……!!
そう願った瞬間、身体の奥深くからあふれ出したのは、暖かい光の波。
そしてそれは私の身体を抜けて、光の粒子となって目の前の人々へと降り注いだ。
「!! これは……」
「見て!! 傷が……傷が塞がっていく……!!」
みるみるうちにあふれていた血は止まり、深かった傷が塞がり、やがてそこには何もなかったかのような、綺麗な肌へと戻っていった。
ゆっくりと目を開けて起き上がる男性達を見て、身体の力が一気に抜ける。
「よかっ……た……」
「セシリア!!」
それだけを口にして、私の意識は暗闇に消えた。
魔法薬茶の茶葉の入った瓶をじっと見ながらドルト先生がくいっとトレードマークの丸眼鏡を上げる。
「は? いや、いつもと同じだが……どうかしたか?」
「ん-、最近魔法薬茶の効力がすごいって、患者さんやここにおしゃべりに来る人達の間で大人気なんだよね。だから何か薬茶の種類でも変えたのかなーってさ」
この町に来てあっという間の二か月が経ち、今はオズ様について町の視察を終え、ドルト先生の診療所で一休み中。
いつ来てもここには町の人がいて、患者さんだけでなく元気な人もおしゃべりに来ているのは、ドルト先生の人柄によるものだろう。
「元々魔法が付与された魔法薬茶は、薬の効果を強めてくれたり、身体のサポートをしてくれていたんだけど、最近のは肩こりのために身体を温める魔法薬茶であっても、温める上に身体がスッキリとするんだってさ。明らかに効果が高くなってるって評判だよ」
えぇ……すごい……。
魔法薬茶って何でもできるのね。
のんきにそんなことを考える私の耳元で、「あぁそれはセシリアのせいですね」とふんわり柔らかい声がした。
「!? お、お師匠様!?」
一体どこから現れた!?
相変わらず神出鬼没のお師匠様に、オズ様がため息を一つこぼす。
「師匠、突然湧いて出てくるな。セシリアの心臓に響く」
「ふふ、すみません。それにしても、薬草への光魔法の付与、ですか……。すばらしいですね。──うん、心地良い光魔法です」
お師匠様が棚から瓶に詰められた茶葉を取り出すと、嬉しそうに目を細めた。
「セシリアが育てているから、光魔法が付与されているんでしょう。多分、お世話中もオズのことを考えて──」
「わぁぁぁあああああっ!!」
何言ってんのこの人!?
それに、聖女のことを知らないドルト先生の前で光魔法のことを言うなんて──!!
「あぁ、安心しなさい。ドルトには君のことは伝えている。そのうえで、セシリアがここにいることは王都へ行った際に言わないよう口止めをしてある」
「あ……そうなん、ですか」
一応宰相の息子だもんね。
時々王都に行っているみたいだし、ぽろっと口から出ちゃわないようにそういう根回しは必要なんだろう。
あらためて、私はオズ様に守られているのだと感じる。
私も、オズ様の──この町の人達のために、もっと役に立ちたい。
「日々オズと魔力コントロールの修業をしている分、安定してきたし、これなら自分の意思で上手に魔法も使えそうですね」
「え、オズと修行? どんなどんな? 聖女の修業って興味ある!!」
興味を示すドルト先生に、オズ様は顔をゆがめて「君には関係ない」と吐き捨てた。
言えない。日々抱きしめられているだなんて。絶対に。
「ふふ、言えませんよねぇ、あんなことやこんなことをしているだなんて」
「たしかに、あれは言えないわよねぇ」
「僕も口に出すのはとてもとても……」
お師匠様、カンタロウ、まる子がオズ様で遊び始めるのももう慣れてきた。
「っ、語弊がある言い方をするな!!」
「えぇ~!? 何それ!? オズのエッチー!!」
「ち、ちがっ……!!」
私はもう慣れてきたけれど、相変わらずこの手の話題にはいつもクールなオズ様が取り乱して、思わず苦笑いする。
今日も平和な日常が繰り広げられる──と思っていた矢先のことだった。
──バンッ!!
「ドルト先生!!」
勢いよく診療所の扉を開けて入ってきたのは、ミトさん達町のご婦人方。
皆そろって顔を青白くさせ、目に涙を浮かべ、息を切らしながら肩を上下させている。
「!? どうしたの皆そろってそんなに慌てて」
「何かあったのか?」
ただ事でない様子にオズ様が尋ねると、わずかにミトさん達の表情が緩んだ。
「あぁオズ様……!! ちょうどいいところに……!! 王都に酒を卸しに王都に行った男たちが、帰る途中で賊に襲われて……!!」
「賊にだと!?」
賊……。
ここから王都へ行くにはフェブリール男爵領を通ることになる。
そしてそのフェブリール男爵領の王都への道には林があり、時々出るのだ、賊が。
被害も大きいというのに、お父様もお母様も見て見ぬふり。
特に対策がなされることもなく、今に至る。
男爵領の怠慢のせいで、この町の人にまで被害が出るだなんて……!!
「はい!! 動けるものが荷馬車に積んで動けない者を運んで逃げてきたみたんですけど、ひどい怪我をしてるやつらもいて……!!」
「それで、今彼らはどこに?」
「噴水広場にシートを敷いて寝かせています!! 傷がひどくて下手したら連れてくる途中で傷が広がりそうで……」
「わかった。すぐに行こう。オズ、セシリアちゃんも、手伝ってくれる?」
「あぁ」
「はいっ!!」
私がお父様たちに進言しても何も変わらなかったかもしれない。
でも現状を知っておきながら何もしなかった私にも罪はある。
私たちはドルト先生の指示で薬品や浄化石をありったけ抱えると、けが人が運ばれているという噴水広場へと向かった。
***
「……これは……ひどいな……」
「っ……」
シートの上に横たわる七人の男性達。
軽症者たちはその場で噴水の淵に座り、町の人達に治療を受けている。
力なく横たわっている男性たちは皆血まみれで、たくさんの切られた跡。
荒い息を繰り返してうなっている者もいれば、意識を失ってしまっている者もいる。
「ドルト先生……!! 助けてください!! 主人が……主人が……!!」
「お父さぁーん!!」
家族の悲痛な叫びが耳を貫く。
「とにかく、浄化の魔石でまずは止血しながら患部を浄化する。オズ、そっちの人達を頼めるかい? 僕はこっちをしてまわるから!!」
「わかった」
オズ様とドルト先生がそれぞれ浄化石を手に患者をまわる。
止血をしながら浄化石で浄化をして血や土汚れが消え患部が一瞬見えやすくなるも、止血がうまくいかずに次から次へとどす黒い血があふれ出す。
「だめだ……!! 傷が深すぎて血が止まらない……!! この薬品たちだけじゃとても……。っ、このままじゃ出血多量で……!!」
焦ったようなドルト先生の声。
オズ様も唇をかみしめながらも懸命に止血を続けるけれど、そんな事お構いなしに血はなおもあふれる。
「そんな……」
この人はよくおいしいお魚を釣ってきてくれる、ミトさんの旦那さん。
こっちは酒蔵の若旦那さん。
あの人は町のレストランのコックさん──。
どの人も皆、私がここにきてお世話になった人ばかりだ。
そんな人たちが力なくただ横たわる姿に、私は何もできず拳をぎゅっと握りしめる。
何もできない。
あぁ、やっぱり私は──。
「私は……役立たずだ……」
「そんなはずはないですよ」
「!?」
つぶやいた言葉に反応したのは、この場でただ一人落ち着いて様子を見守る、お師匠様。
「お師匠、さま……」
「あなたには、聖女の力がある」
「聖女の……でも……」
人に対して使ったことがない。
使ったとしたら、茶葉に、しかも知らない間に付与していただけだったし、魔力暴走で無意識に花を咲かせたぐらいだ。
「大丈夫、できますよ。自分の力を開放させて。あなたは、あなたの周りにいる人を癒したいのでしょう?」
「っ……!!」
周りの──。
私を受け入れてくれたトレンシスの町の人達。
誰にも気にされることのなかった誕生日を祝ってくれた、優しい人達。
私は……もし私に聖女の力があるのなら──この人たちを助けたい!!
お願い。どうかこの優しい人たちを、助けてあげて……!!
そう願った瞬間、身体の奥深くからあふれ出したのは、暖かい光の波。
そしてそれは私の身体を抜けて、光の粒子となって目の前の人々へと降り注いだ。
「!! これは……」
「見て!! 傷が……傷が塞がっていく……!!」
みるみるうちにあふれていた血は止まり、深かった傷が塞がり、やがてそこには何もなかったかのような、綺麗な肌へと戻っていった。
ゆっくりと目を開けて起き上がる男性達を見て、身体の力が一気に抜ける。
「よかっ……た……」
「セシリア!!」
それだけを口にして、私の意識は暗闇に消えた。
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