夏の終わり、夕闇の向こう

「私」は名前しか知らなかった「許嫁」との文通を重ね、「彼」に惹かれた。

だが、時代の波に飲み込まれ、無情にも二人は引き離される。

懸命に混乱の時代を生き抜いた「私」と、「私」が綴り続けた手紙の結末は──?

始まる前に終わってしまった、始まりのお話。
24h.ポイント 0pt
10
小説 194,386 位 / 194,386件 現代文学 8,361 位 / 8,361件

あなたにおすすめの小説

夫が妹を第二夫人に迎えたので、英雄の妻の座を捨てます。

Nao*
恋愛
夫が英雄の称号を授かり、私は英雄の妻となった。 そして英雄は、何でも一つ願いを叶える事が出来る。 だが夫が願ったのは、私の妹を第二夫人に迎えると言う信じられないものだった。 これまで夫の為に祈りを捧げて来たと言うのに、私は彼に手酷く裏切られたのだ──。 (1万字以上と少し長いので、短編集とは別にしてあります。)

私は心を捨てました 〜「お前なんかどうでもいい」と言ったあなた、どうして今更なのですか?〜

月橋りら
恋愛
私に婚約の打診をしてきたのは、ルイス・フォン・ラグリー侯爵子息。 だが、彼には幼い頃から大切に想う少女がいたーー。 「お前なんかどうでもいい」 そうあなたが言ったから。 私は心を捨てたのに。 あなたはいきなり許しを乞うてきた。 そして優しくしてくるようになった。 ーー私が想いを捨てた後で。 どうして今更なのですかーー。 *この小説はカクヨム様、エブリスタ様でも連載しております。

時刻表のないバス停(希望浜)

Pero
現代文学
妻が急死した小野寺浩一は、そのショックに耐え切れず、昔の恋人が住む山口県の長門湯本を訪ねる。だが彼女が嫁いだ温泉旅館は一家がすでに引っ越していた。落胆した浩一は彼女の実家がある島根県の安来を訪ねようと思い、夜通し歩いて日本海が見える町まで着いた。そこからはバスで行けばよいだろうと思ったのだ。ところがバスを待っていると1人の少女が現れて、浩一と同じ安来の方へ向かうと言う。二週間ほど前に亡くなった実母の墓を訪ねるためと言うのだが・・・。

【完結】デブ眼鏡の片思い~飾り文字に心を乗せて~

鬼ヶ咲あちたん
恋愛
「おい、デブ眼鏡、また返事を書いておけ」「兄さん、いい加減に自分で書いた方がいいですよ」「うるさい、お前の長所は字しかないんだから、少しは役に立て!」――これは兄の婚約者に、恋をしてしまった弟の物語。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

【完結】匿名希望

NANA
ライト文芸
文通相手は誰でしょう? あなたに届く手紙は温かいものですか?

ヤクザと捨て子

幕間ささめ
BL
執着溺愛ヤクザ幹部×箱入り義理息子 ヤクザの事務所前に捨てられた子どもを自分好みに育てるヤクザ幹部とそんな保護者に育てられてる箱入り男子のお話。 ヤクザは頭の切れる爽やかな風貌の腹黒紳士。息子は細身の美男子の空回り全力少年。

物置小屋

黒蝶
大衆娯楽
言葉にはきっと色んな力があるのだと証明したい。 けれど私は、失声症でもうやりたかった仕事を目指せない...。 そもそももう自分じゃただ読みあげることすら叶わない。 どうせ眠ってしまうなら、誰かに使ってもらおう。 ーーここは、そんな作者が希望をこめた台詞や台本の物置小屋。 1人向けから演劇向けまで、色々な種類のものを書いていきます。 時々、書くかどうか迷っている物語もあげるかもしれません。 使いたいものがあれば声をかけてください。 リクエスト、常時受け付けます。 お断りさせていただく場合もありますが、できるだけやってみますので読みたい話を教えていただけると嬉しいです。