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招かれざる者
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翌日は朝からバイトだった。例の資料の電算入力を一日中したら流石に目と肩がコリコリになった。こんな時は軽く運動するといいんだよ。だから僕は家の近辺をゆっくり走って一時間程かけて体をほぐした。これでお風呂があれば最高なのだけれど残念ながら部屋にはシャワーしかないんだ。だから汗を流してから食事に出るつもり、今夜は駅前の定食で済まそう。キャベツ山盛りで体によさそうな料理だからね。シャワーから上がりタオルで躰を拭いている時に携帯が鳴った。仕方がないからそのままの格好で受話器を取ると相手は麗佳だった。僕はテレビ電話でもないのに周章ててタオルを腰に巻いた。麗佳は先日の事を引きずっている様子で凹んでいて、元気のない声だった。
「今、せんせのアパートの前にいるの。これから行っていい?」
そっとカーテンを開く、確かに麗佳がこちらを見上げて立ってる。
「随分突然だね。来る前に電話が欲しかったな。」
僕は焦って片手でパンツ履きながら答えた。しかもパンツ裏返しじゃん。
「そうしたら、せんせは会ってくれたの?」『ウ~ン、逃げたな、確実に。』とは答えずに、
「取りあえず降りて行くから、そこで待ってて。」
と言って携帯を切ると、Tシャツとジーンズだから二分弱で服を着て降りて行った。
「やあ。」
と、クールに言ってみたが声がひっくり返ってしまった。アウト!
「ごめんね、突然。」
と、麗佳は矢張元気の無い様子で似合わない位の優しい声で謝った。麗佳を部屋に上げる訳にはいかないし、もちろん居酒屋って訳にもいかないので、今後の展開についていろいろ頭の中でシミュレーションしていた。こんな状況は初めてだからどう行動したらよいものやら見当がつかなかった。取りあえずファミレスですね。僕は彼女を先導して、近所のファミレスまで肩で風切る真似をしながら歩いた、中々いい気分だ。何時もはモモの役だけどね…
ファミレスでは、僕はサラダとシーフードドリア、それにドリンクをつける何時ものパターン。麗佳はブルーベリーソースのかかったヨーグルトとドリンクを注文した。食事中は少し明るさ取り戻したみたいで、あの意地悪な笑顔こそ無かったけれど、会話の中で、幾度か口元が微妙に笑ったような気がした。
食事を終えて、お茶を飲みながら話を始めて間もなく、麗佳の一言で僕の気管に大量のレモンティーが注がれた。
「今夜、泊めて。」
泊めるなんていくら何でもそれは出来ないけど、話だけは聞いてあげなくちゃね。
「何かあったの。」
俯いたまま考え事をしていた麗佳は、突然僕を見据えて、或いは僕を試すように言った。
「家出してきた。」
『オイオイ、家出って君、荷物も持たずにかい。何だかんだ偉そうにしてても所詮お子ちゃまですな。』と思ったけれど、もちろん口には出さずに、
「どうして家出?」
と尋ねると、
「ママと喧嘩したの」
と曰う。
『ハイハイ、ママと喧嘩したですか。』とも口には出さずに黙って聞いていた。
「ママが急にイタリアに行くから麗佳も支度しなさいって、突然言い出して。」
「ん?」
「あの人が、倒れたんだって。ママのお相手。」
とあっけらからんとおっしゃる。
「ママのお相手って、もしかするとお父さんの事?」
さりげなく聞いてみると、
「そうとも言う。」
だんだんと日頃のノリを取り戻してきた麗佳に警戒しながらも話を進めた。
「イタリアでお父さんが倒れられたから、お母さんが君にも一緒に行って欲しいとおっしゃっられたという事?」
「私、そう言わなかった?」
『出たぁ、あの人をバカにする目だ、オイオイ。』
「それで、どうして喧嘩になるのかな?」
「あの人は麗佳のパパじゃないのよ、ママのお相手。」
?最近の日本語は難しい。(「美しい日本語」本来の意味を離れて、どんどん感覚的になって来てる気がしませんか。夏目さんや森さんや川端さんあたりは、さぞ嘆かれておられることでしょう。三島さんあたりには殴られますな、きっと。)やれやれ、また厄介な事に巻き込まれたようだ。
「麗佳のパパは麗佳が二歳の時に事故で死んじゃったのよ。だからあの人は、ママのお相手なの。」
なるほど、気持ちはわからない訳ではないけどねぇ。しかし無理なものは無理です。ここはきっぱりと申し伝えました。
「うん、それで一緒には行きたくないって訳だ。でも泊める訳にはいかないよ。家まで送るから一緒に帰ろう。」
すると麗佳は、何事も無かったかのような表情で、右斜めに一五度に首を傾けながら、
「家には入れないの。ママはもう飛行機で、どこかの空を飛んでいるから。」
と曰う。麗佳のわがままはママ譲り?って洒落じゃないよ、それどころじゃない。
こんな時はモモに相談だ。僕は彼女の携帯に連絡した。でも残念なことに彼女の携帯は留守電モード、連絡不通の状態だった。
「誰か泊めてくれそうな友達はいないの。」
「いない。だって友達一人もいないから。」
だと思ってましたよ、一応聞いてみただけですから。
そんな訳でいま麗佳は僕の部屋にいる。珍しそうに辺りを見回しながら、
「意外に綺麗にしてるんだ。」
と曰う。最近掃除しておいてよかったよ、たまたま偶然なのだけれど。
「まあ、座れば。」
「うん。」
こんなところをモモに見られたら彼女は少なくてもいい気分ではなくなるよね。というかもう二度と口をきいてくれなくなる気がする。その最悪な状況だけは何とか勘弁してもらいたいものだと切に願っている僕に、
「ビールある?」
と麗佳が尋ねた。
「ビール!なに言ってるの、君は中学生なんだろ。」
「いつも、ママと呑んでるもの。」
ありゃりゃ、君のママ、少し変だよ、まだ中学生の自分の娘と晩酌するなんて。
「はい、どうぞ。」
渡したのはぺプシです、もちろん。お泊まりにビールじゃ何も無くても誰も信じてくれないですよね。
「君のママは、君を置いて飛行機の中なんだ。」
「今朝一番の飛行機で飛んで行ったよ。ママはお相手に夢中だから。」
どうも会話の意味が、今一つ理解出来ない。というかピンと来ない。そんな事ってあるのだろうかって、今、目の前で起こっている訳だけど。取りあえず明日にはモモに連絡して何とかしなきゃ。
「お風呂ある?」
「ない、シャワーだけ。その奥だよ。」
「ありがと、借りるね。」
そう言うと、麗佳はトイレと一体型のユニットの中に消えていった。僕は明日、この経緯をわかりやすく、尚かつ誤解が生じないようにモモに説明する言葉を探すのに忙しかった。 この状況を的確且つ冷静に理解してもらうにはどう説明すればいいのだろうと頭を抱える僕に向かって、ノー天気な声が届いた。
「タオルないよ~、それから着替えも!」
いきなりの麗佳の大声で我に帰った僕は、取りあえずタオルと適当にTシャツ、短パンをドア越しに渡し、明日の事を考え続けていた。
「あのね、も少しましな服は無いわけ?」
見上げると一撃必殺のロゴ入り黒いTシャツと、白の陸上用の短パン姿の麗佳が立っていた。これは笑える、が、そんな素振りは見せずに(見せたら大変)急いで探して別のTシャツを渡した。ロゴは(NIKE)まずまずだ。
「はい、どうぞ。」
「まったく…」
と、よく聞こえない言葉を残して、彼女はユニットに消えた。
それからまもなく麗佳はタオルで髪を巻いて出てきた。
「カツミはシャワーしないの?」
と、NIKEに着替えて落ち着いた顔して尋ねる麗佳は、ちょっと大人っぽい感じだったりするけど僕は返事をしない。
「せんせ、シャワー空きました。」
感情のない棒読みのセリフ。
「うん?ああ後にするよ、ありがと。」
けじめが大切、特に今はね。
「何してるの?」
麗佳が僕のノートパソコンを覗き込んだ時には、既にメーラーは閉じてあり、大学の教務部に接続中、問題なし。
「君は向こうの布団に寝るといいよ。僕はこっちで何とかするから。」
「ありがと。」
何かご不満でも?またの棒読み。
「この布団臭いんだけど、ちゃんと干してる?」
「最近干したのは確か五月の始め頃かな、確か。」
「ギャ~!」
本当に煩い奴だ。
「今、せんせのアパートの前にいるの。これから行っていい?」
そっとカーテンを開く、確かに麗佳がこちらを見上げて立ってる。
「随分突然だね。来る前に電話が欲しかったな。」
僕は焦って片手でパンツ履きながら答えた。しかもパンツ裏返しじゃん。
「そうしたら、せんせは会ってくれたの?」『ウ~ン、逃げたな、確実に。』とは答えずに、
「取りあえず降りて行くから、そこで待ってて。」
と言って携帯を切ると、Tシャツとジーンズだから二分弱で服を着て降りて行った。
「やあ。」
と、クールに言ってみたが声がひっくり返ってしまった。アウト!
「ごめんね、突然。」
と、麗佳は矢張元気の無い様子で似合わない位の優しい声で謝った。麗佳を部屋に上げる訳にはいかないし、もちろん居酒屋って訳にもいかないので、今後の展開についていろいろ頭の中でシミュレーションしていた。こんな状況は初めてだからどう行動したらよいものやら見当がつかなかった。取りあえずファミレスですね。僕は彼女を先導して、近所のファミレスまで肩で風切る真似をしながら歩いた、中々いい気分だ。何時もはモモの役だけどね…
ファミレスでは、僕はサラダとシーフードドリア、それにドリンクをつける何時ものパターン。麗佳はブルーベリーソースのかかったヨーグルトとドリンクを注文した。食事中は少し明るさ取り戻したみたいで、あの意地悪な笑顔こそ無かったけれど、会話の中で、幾度か口元が微妙に笑ったような気がした。
食事を終えて、お茶を飲みながら話を始めて間もなく、麗佳の一言で僕の気管に大量のレモンティーが注がれた。
「今夜、泊めて。」
泊めるなんていくら何でもそれは出来ないけど、話だけは聞いてあげなくちゃね。
「何かあったの。」
俯いたまま考え事をしていた麗佳は、突然僕を見据えて、或いは僕を試すように言った。
「家出してきた。」
『オイオイ、家出って君、荷物も持たずにかい。何だかんだ偉そうにしてても所詮お子ちゃまですな。』と思ったけれど、もちろん口には出さずに、
「どうして家出?」
と尋ねると、
「ママと喧嘩したの」
と曰う。
『ハイハイ、ママと喧嘩したですか。』とも口には出さずに黙って聞いていた。
「ママが急にイタリアに行くから麗佳も支度しなさいって、突然言い出して。」
「ん?」
「あの人が、倒れたんだって。ママのお相手。」
とあっけらからんとおっしゃる。
「ママのお相手って、もしかするとお父さんの事?」
さりげなく聞いてみると、
「そうとも言う。」
だんだんと日頃のノリを取り戻してきた麗佳に警戒しながらも話を進めた。
「イタリアでお父さんが倒れられたから、お母さんが君にも一緒に行って欲しいとおっしゃっられたという事?」
「私、そう言わなかった?」
『出たぁ、あの人をバカにする目だ、オイオイ。』
「それで、どうして喧嘩になるのかな?」
「あの人は麗佳のパパじゃないのよ、ママのお相手。」
?最近の日本語は難しい。(「美しい日本語」本来の意味を離れて、どんどん感覚的になって来てる気がしませんか。夏目さんや森さんや川端さんあたりは、さぞ嘆かれておられることでしょう。三島さんあたりには殴られますな、きっと。)やれやれ、また厄介な事に巻き込まれたようだ。
「麗佳のパパは麗佳が二歳の時に事故で死んじゃったのよ。だからあの人は、ママのお相手なの。」
なるほど、気持ちはわからない訳ではないけどねぇ。しかし無理なものは無理です。ここはきっぱりと申し伝えました。
「うん、それで一緒には行きたくないって訳だ。でも泊める訳にはいかないよ。家まで送るから一緒に帰ろう。」
すると麗佳は、何事も無かったかのような表情で、右斜めに一五度に首を傾けながら、
「家には入れないの。ママはもう飛行機で、どこかの空を飛んでいるから。」
と曰う。麗佳のわがままはママ譲り?って洒落じゃないよ、それどころじゃない。
こんな時はモモに相談だ。僕は彼女の携帯に連絡した。でも残念なことに彼女の携帯は留守電モード、連絡不通の状態だった。
「誰か泊めてくれそうな友達はいないの。」
「いない。だって友達一人もいないから。」
だと思ってましたよ、一応聞いてみただけですから。
そんな訳でいま麗佳は僕の部屋にいる。珍しそうに辺りを見回しながら、
「意外に綺麗にしてるんだ。」
と曰う。最近掃除しておいてよかったよ、たまたま偶然なのだけれど。
「まあ、座れば。」
「うん。」
こんなところをモモに見られたら彼女は少なくてもいい気分ではなくなるよね。というかもう二度と口をきいてくれなくなる気がする。その最悪な状況だけは何とか勘弁してもらいたいものだと切に願っている僕に、
「ビールある?」
と麗佳が尋ねた。
「ビール!なに言ってるの、君は中学生なんだろ。」
「いつも、ママと呑んでるもの。」
ありゃりゃ、君のママ、少し変だよ、まだ中学生の自分の娘と晩酌するなんて。
「はい、どうぞ。」
渡したのはぺプシです、もちろん。お泊まりにビールじゃ何も無くても誰も信じてくれないですよね。
「君のママは、君を置いて飛行機の中なんだ。」
「今朝一番の飛行機で飛んで行ったよ。ママはお相手に夢中だから。」
どうも会話の意味が、今一つ理解出来ない。というかピンと来ない。そんな事ってあるのだろうかって、今、目の前で起こっている訳だけど。取りあえず明日にはモモに連絡して何とかしなきゃ。
「お風呂ある?」
「ない、シャワーだけ。その奥だよ。」
「ありがと、借りるね。」
そう言うと、麗佳はトイレと一体型のユニットの中に消えていった。僕は明日、この経緯をわかりやすく、尚かつ誤解が生じないようにモモに説明する言葉を探すのに忙しかった。 この状況を的確且つ冷静に理解してもらうにはどう説明すればいいのだろうと頭を抱える僕に向かって、ノー天気な声が届いた。
「タオルないよ~、それから着替えも!」
いきなりの麗佳の大声で我に帰った僕は、取りあえずタオルと適当にTシャツ、短パンをドア越しに渡し、明日の事を考え続けていた。
「あのね、も少しましな服は無いわけ?」
見上げると一撃必殺のロゴ入り黒いTシャツと、白の陸上用の短パン姿の麗佳が立っていた。これは笑える、が、そんな素振りは見せずに(見せたら大変)急いで探して別のTシャツを渡した。ロゴは(NIKE)まずまずだ。
「はい、どうぞ。」
「まったく…」
と、よく聞こえない言葉を残して、彼女はユニットに消えた。
それからまもなく麗佳はタオルで髪を巻いて出てきた。
「カツミはシャワーしないの?」
と、NIKEに着替えて落ち着いた顔して尋ねる麗佳は、ちょっと大人っぽい感じだったりするけど僕は返事をしない。
「せんせ、シャワー空きました。」
感情のない棒読みのセリフ。
「うん?ああ後にするよ、ありがと。」
けじめが大切、特に今はね。
「何してるの?」
麗佳が僕のノートパソコンを覗き込んだ時には、既にメーラーは閉じてあり、大学の教務部に接続中、問題なし。
「君は向こうの布団に寝るといいよ。僕はこっちで何とかするから。」
「ありがと。」
何かご不満でも?またの棒読み。
「この布団臭いんだけど、ちゃんと干してる?」
「最近干したのは確か五月の始め頃かな、確か。」
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