平凡くんと【特別】だらけの王道学園

蜂蜜

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寮長と新しいルームメイトと危機管理

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さて、そんな充実した日々を送っている僕達だが、待ちに待った転校生……夢咲が入学した事によって派閥争いが起きてしまった。

【王道派】と【非王道派】である

【王道】である夢咲 永遠派と、
【非王道】の中で鷲杜 隼人派と園宮 ありす派に分かれている。


【非王道)における平凡受の鉄板と言えば、巻き込まれ型である。

転校生と同室、または隣の席になった平凡な顔立ちと人柄の生徒が、転校生の親友と認定され、最初は美しい方達に嫌われ疎まれながらも、持ち前の人柄で最終的には転校生以上に愛される存在になる。

僕も好きな展開だが、転校生が【悪】になってしまう事が多いから、現実には起きて欲しくない展開なんだよね。

勧善懲悪というのは作り物だからこそ面白いんだと思うんだ。


そして、この学校で巻き込まれ型に該当するのは鷲杜なのだが……僕はどうにも彼が好きになれなかった。

鷲杜は、容姿こそ目立たない【平凡】だけれど家柄はかなり上流だし、穏やかな人柄で誰にでも分け隔てなく優しい。

と言う事になっているけどね。


どうにも胡散臭い……だって…ねぇ?

アイツが僕達を見る時の目が、態度がね、完全に見下してたんだよね。

鷲杜は上手く隠しているんだろう、優しく対応されて実際に友達の何人かは鷲杜を推しているし。

でも僕にはそれが全て演技に見えて、胡散臭く思えてしまう。
勘と言ってしまえばそれまでなのだけれど。

だから、僕の中での鷲杜は【非王道】ではなく【アンチ王道】に近い印象な訳。

平凡くんが愛される非王道は大大大好きだけれど、身勝手で学校や周りを振り回すアンチ王道は虫酸が走るぐらい嫌いだ。


つまり、僕にとって鷲杜 隼人は、限りなく嫌いに近い存在だと言う事。


そんな奴が僕の愛する平凡受になるなんて、絶対に認められない。

百万歩譲って、夢咲を受にする方がまだマシだ。
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