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王道転校生とルームメイト
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あの後、食堂に着いたら右京達が2階席で待っていた。
右京は高等部の生徒会長らしいが、とてもではないがそうは見えない。
生徒会長って、髪に金メッシュ入れてピアス穴ガンガン開けていいものなのか?
制服は言わずもがな着崩しまくっている。
そんな生徒会長らしからぬ生徒会長に手招きで呼ばれたが、俺は首を横に振って断った。
『君は……君たちはもう少し、自分達が与える影響を理解した方がいいよ。
でないと周りが迷惑するから』
園宮の言葉を思い出す。
2階席は本来、生徒会役員と風紀委員長・副委員長にのみ使用を許された場所らしい。
友達が来ていいと言ったからといって、俺が上がっていい訳がなかったんだ。
俺が断ったのを見て颯介と陽はホッとしたような顔をしていた。
あぁ……二人にも迷惑かけてたんだなぁ。
いつも二人だけは2階席に付いて来なかったから、色々と苦労をかけていたんだろう。
話を聞こうともしなかった昨日までの自分の馬鹿さ加減が悔やまれる。
後で謝りまくろう。
いつも2階席まで一緒に付いてきてくれていた隼人はほんの少しだけ残念そうで、それはそれで申し訳ないが、俺はもう2階席には行かないから諦めて貰うしかない。
俺に断られたのが相当意外だったのか、右京だけではなく他の二人も俺達に詰め寄って来て、結局1階席で皆で昼食を取る事にした。
やはり俺達は目立つのか、右京達に向けているのだろう好意や崇拝、もっと俗な欲といった様々な感情が籠もった視線を感じる。
対称的に、俺への悪意も。
隼人は決して派手な容姿ではないが、俺へ悪意を向ける事に夢中なのか、右京達が特別に構っている訳ではないからなのか、これと言った嫌がらせをされていないようで安心している。
目立ってしまうのはもうどうしようもないので、騒ぎを起こさないようにしよう。
そう決意してオムライスを口に運んだ。
右京は高等部の生徒会長らしいが、とてもではないがそうは見えない。
生徒会長って、髪に金メッシュ入れてピアス穴ガンガン開けていいものなのか?
制服は言わずもがな着崩しまくっている。
そんな生徒会長らしからぬ生徒会長に手招きで呼ばれたが、俺は首を横に振って断った。
『君は……君たちはもう少し、自分達が与える影響を理解した方がいいよ。
でないと周りが迷惑するから』
園宮の言葉を思い出す。
2階席は本来、生徒会役員と風紀委員長・副委員長にのみ使用を許された場所らしい。
友達が来ていいと言ったからといって、俺が上がっていい訳がなかったんだ。
俺が断ったのを見て颯介と陽はホッとしたような顔をしていた。
あぁ……二人にも迷惑かけてたんだなぁ。
いつも二人だけは2階席に付いて来なかったから、色々と苦労をかけていたんだろう。
話を聞こうともしなかった昨日までの自分の馬鹿さ加減が悔やまれる。
後で謝りまくろう。
いつも2階席まで一緒に付いてきてくれていた隼人はほんの少しだけ残念そうで、それはそれで申し訳ないが、俺はもう2階席には行かないから諦めて貰うしかない。
俺に断られたのが相当意外だったのか、右京だけではなく他の二人も俺達に詰め寄って来て、結局1階席で皆で昼食を取る事にした。
やはり俺達は目立つのか、右京達に向けているのだろう好意や崇拝、もっと俗な欲といった様々な感情が籠もった視線を感じる。
対称的に、俺への悪意も。
隼人は決して派手な容姿ではないが、俺へ悪意を向ける事に夢中なのか、右京達が特別に構っている訳ではないからなのか、これと言った嫌がらせをされていないようで安心している。
目立ってしまうのはもうどうしようもないので、騒ぎを起こさないようにしよう。
そう決意してオムライスを口に運んだ。
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