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10. 祓い人の少年 【ハノーク】
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現れたのは少年だった。
あらゆる厄災を祓うという『祓い人』。すでにその存在は200年も前に絶えて、幾ら召喚の儀を行ってもかの人が現れる事はなかった。
今回は万全の力をもって儀式を成功させると、帝国中の神殿から法力の強い神官たちが全員集められた。儀式に耐えうる体力と精神力、それを支える法力と言われる力を持つ者達だ。
ハノークは、そんな神殿の中で王都にある中央大神殿の副神官だ。元々、帝国の北側を護る辺境伯の三男だったが、稀な法力量と由緒正しい血統から中央大神殿に務めていた。
そして、今年こそと10年振りに召喚の儀を行う事になり、多くの神官達と共にこの儀式を行っていたのだ。過酷な召喚の儀式は、ひと月を掛けて行う。最初は沢山いた神官や法力持ちの騎士達も、10日、15日、20日と時が過ぎるごとに減っていった。召喚には膨大な法力が必要であり、複雑な召喚の呪文と陣を組まなければならなかった。だから、法力の少ない者や体力や精神力が少ない者から倒れてしまう。
ひと月という限られた期間に、法力を途切れることなく使って儀式を成功させるなど、到底簡単にできる事では無かった。過去に何度も失敗しているのだから。今回も駄目かもしれない……誰もが諦めかけていた。
そして、最後の夜を迎えた。夜が空ければ儀式は終わり、己の力不足によって後世に不名誉な歴史を残すだけだった。そうだ。誰もがもう無理だと思っていただろう。それでも、最後の法力を振り絞り呪文を練り直し、陣に力を込めた。
もう、自分が生きている間に『祓い人様』に会う事は無いのか……
(会いたい)
心の底から、身の内から焦がれる様な熱い思いが迸った瞬間だった。
陣の中央に、気の揺らぎが水滴の様に滴った。そして、それがさざ波の様に広がったと思うと、眩い光が辺りに広がった。目が眩むような白く、眩い光だった。
四方八方、召喚の間いっぱいに広がっていた光の帯はホール一杯に満たされたと思うと、今度は陣の中央に吸い込まれるようにスルスルと収まっていった。
ハノークが目を凝らしてそこを見れば、薄っすらと人影が見えた。
(……人?)
声にならない。心臓が大きく脈打った。
そこに見えたのは、まだ若い、少年の姿だった。
金色の光の粒が舞う陣の中央。吸い込まれていった光が床に残像を残している。
陣の中央にすくっと立っていたのが、白と黒の衣装を纏った少年だった。彼は陣の中央に立って、せわしなく目元を擦っていた。さっきの光のせいで目が眩んでいたらしい。
黒髪にほっそりとした身体つき、片手で弓を持っているのが見えた。
(大弓の祓い人様……)
駆け寄りたい気持ちを落ち着かせて、ハノークは隣にいる神官長に目配せをした。祓い人が召還されたら誰が最初に近寄るか、声を掛けるかは決まっていた。それは中央大神殿の役割となっており、ハノークが担当することになっていた。祓い人が若者や高位の者であれば、年が近く貴族出身者である方が良く、女性であれば若く見眼麗しく物腰の柔らかな者の方が、警戒もされないだろうと考えられていたからだ。
そして、咄嗟に何かが起こっても法力の強いハノークならば、対処できるだろうと思われてもいた。何とも安易な理由であったが。
ハノークは意を決して少年に近づいた。初めて見た真っ直ぐで艶やかな黒髪は、この国のどこにも無い色だった。
「そのように、強く擦ってはなりません」
少年の細い手首をやんわりと掴んでそう言った。目を擦るのを止めさせると、少年はハノークを見上げた。
吸い込まれるような艶やかな黒曜石の瞳。
髪色と同じ黒い瞳だった。綺麗な二重瞼に長い睫毛が見えた。擦り過ぎたのか目尻の所が赤くなっている。切れ長な目が、パシパシと数回瞬きをしてから大きく見開かれた。
黒い瞳は、大きくて意志のはっきり見える強い力を感じさせた。それに、真っ直ぐな立ち姿は彼の着ている衣装もあってか、只の少年だとは思えない程の存在感を放っていた。
すっきりと真っ直ぐ伸びた背筋と、黒くて滑らかな髪、意志の強さを感じさせる黒い瞳、露になった首筋もほっそりとした頬も、何もかもがハノークを惹きつけて離さなかった。
(この方は、確かに祓い人だ)
ハノークは沸き立つ心を押えつつ、祓い人である少年の顔を見詰めた。茫然としていた少年は、咄嗟に身構えた様に見えた。それはそうだろう。減ったとはいえ、それでもここには未だ沢山の者達が控えているのだ。陣を囲んだ異様な光景と思えなくもない。
「ここはローデニア帝国。大神殿の召喚の間でございます。私達は、祓い人様をお待ちしていた帝国の者でございます」
怯える彼を安心させたくて少年の手を取ると、心からの口づけを捧げた。
🏹🏹🏹🏹🏹🏹🏹🏹
「ハノークよ、如何したのだ?」
祓い人のいた部屋から退出すると、大きな衝立の影から声を掛けられた。そこには10数名の男達と、祓い人の世話をする為の女官が控えていた。
ハノークに声を掛け、近づいて来たのは白い髭と髪を長く伸ばした大神官長だった。
「大神官長様」
「如何したのだ? 祓い人殿に何かあったのか?」
ハノークは上司である大神官長に、少年が目を覚ましてからの様子を掻い摘んで話した。
「それで、手を早く冷やせと申されまして。お優しい方でございます」
彼にお茶を薙ぎ払われた事は言わずに、赤くなった手の甲を神官長に見せた。
「馬鹿者。何故それを早く言わぬ。直ぐ冷やして治療せよ、早う祓い人殿のお傍に戻らねば」
大神官長は眉間に皺を寄せると、直ぐに女官に申し付けて医官を呼んだ。祓い人に不測の事態が生じた時用に、医官やら薬師やらも控えていたのだ。
直ぐに盥に冷水が汲まれ、医官によって治療が始まった。熱かったのは熱かったのだが、浴びた量はそう多くは無かった。ただ、ハノークの肌が白いので思いの外それは酷く見えただけだった。
薬師によって薄黄色い薬草の練り薬を塗られると、手際良く医官によって包帯が巻かれた。
「これで宜しいかと」
「すまなかった。余計な仕事を増やしてしまった」
「いいえ。赤味が引ける迄は、塗り薬を何度か替えましょう」
医官はそう言って礼をすると、大神官長にその場を譲った。そしてハノークの目の前の席に、大神官長は静かに腰を下ろした。
「それで、祓い人殿にお会いする事は出来るのかの?」
当初の予定では、ハノークが粗方の説明をして祓い人を落ち着かせ、頃合いを見て神官長や高位の術者達が謁見するとしていた。召喚された者が本当に祓い人であるかも判らないし、突然の召喚に気が動転しない方が可笑しいからだ。まずは気を落ち着かせ、その後にこの世界の理と祓い人としての役目を認識して貰うとしていた。
しかし、召喚された少年は……
「今は、まだ難しい事かと思われます。お目覚めになってから、随分と興奮されておりましたので。どうも大切なお役目の途中で、こちらにお呼びしてしまったようです」
「お役目とな」
「はい。あのお持ちになっていた、大弓を使っての儀式と思われますが……」
「なんと! 祓い人殿は彼方の世でも大弓を使って儀式を行っておったのか! 誠の祓い人殿ではないか!」
大神官長は興奮した様に立ち上がった。確かにそうなのだが。
「しかしそれ故、大事な儀式の途中で己の意に添わず召喚された事を、大変憤られております」
ハノークの淡々とした物言いに、大神官長は我に返ったように再び座り直した。そして、
「確かにそうじゃの。祓い人殿にとっては、何とも理不尽な事よ」
「はい。ですから、皆様がお会いするのはもう少し後の方が良いかと。今はまだ私と、ギドゥオーン殿にお任せ頂きましょう。関わる者が多くなると、祓い人様も落ち着きませんし」
大神官長はその通りだと頷いたが、周囲の高位神官達がざわついた。ヒソヒソと聞こえた声は、中央大神殿で独り占めするのかとか、勝手な事を、とか故意に聞こえる様に言っているのだ。
ハノークが溜息を吐いて、周囲を見廻して言った。
「祓い人様は今まで、一滴の水もお飲みになっておりません。還れなくなるから、と」
「すでに丸一日経っておるではないか!? 御身は大丈夫なのか? 還れなくなるとはどういうことか?」
「お身体は……今はまだ何とも。しかし、この状態が続けば命にも関わります。還れなくなるとは、良く判りませんが、ヨモツ、ヘグ、イその様な言葉をおっしゃっていました」
そこまで言うと、ハノークは立ち上がった。
「そのような状況ですから、今暫しお時間を頂きとうございます。まずは祓い人様の御心と御身を護るため。大神官長様、私にその役目をどうか……」
頭を垂れて神官長の前に膝まづくと、一瞬の間を置いてから顔を上げた。
「祓い人様は、ハルカ様。御名をハルカ様とおっしゃられます」
大神官長はそれを聞くと、一瞬目を見開いてから薄っすらと目を細めた。それから周囲を見回すと深く頷いた。
「ハノーク。其方が役目、しかと務めよ」
厳かな低い声が響いた。
あらゆる厄災を祓うという『祓い人』。すでにその存在は200年も前に絶えて、幾ら召喚の儀を行ってもかの人が現れる事はなかった。
今回は万全の力をもって儀式を成功させると、帝国中の神殿から法力の強い神官たちが全員集められた。儀式に耐えうる体力と精神力、それを支える法力と言われる力を持つ者達だ。
ハノークは、そんな神殿の中で王都にある中央大神殿の副神官だ。元々、帝国の北側を護る辺境伯の三男だったが、稀な法力量と由緒正しい血統から中央大神殿に務めていた。
そして、今年こそと10年振りに召喚の儀を行う事になり、多くの神官達と共にこの儀式を行っていたのだ。過酷な召喚の儀式は、ひと月を掛けて行う。最初は沢山いた神官や法力持ちの騎士達も、10日、15日、20日と時が過ぎるごとに減っていった。召喚には膨大な法力が必要であり、複雑な召喚の呪文と陣を組まなければならなかった。だから、法力の少ない者や体力や精神力が少ない者から倒れてしまう。
ひと月という限られた期間に、法力を途切れることなく使って儀式を成功させるなど、到底簡単にできる事では無かった。過去に何度も失敗しているのだから。今回も駄目かもしれない……誰もが諦めかけていた。
そして、最後の夜を迎えた。夜が空ければ儀式は終わり、己の力不足によって後世に不名誉な歴史を残すだけだった。そうだ。誰もがもう無理だと思っていただろう。それでも、最後の法力を振り絞り呪文を練り直し、陣に力を込めた。
もう、自分が生きている間に『祓い人様』に会う事は無いのか……
(会いたい)
心の底から、身の内から焦がれる様な熱い思いが迸った瞬間だった。
陣の中央に、気の揺らぎが水滴の様に滴った。そして、それがさざ波の様に広がったと思うと、眩い光が辺りに広がった。目が眩むような白く、眩い光だった。
四方八方、召喚の間いっぱいに広がっていた光の帯はホール一杯に満たされたと思うと、今度は陣の中央に吸い込まれるようにスルスルと収まっていった。
ハノークが目を凝らしてそこを見れば、薄っすらと人影が見えた。
(……人?)
声にならない。心臓が大きく脈打った。
そこに見えたのは、まだ若い、少年の姿だった。
金色の光の粒が舞う陣の中央。吸い込まれていった光が床に残像を残している。
陣の中央にすくっと立っていたのが、白と黒の衣装を纏った少年だった。彼は陣の中央に立って、せわしなく目元を擦っていた。さっきの光のせいで目が眩んでいたらしい。
黒髪にほっそりとした身体つき、片手で弓を持っているのが見えた。
(大弓の祓い人様……)
駆け寄りたい気持ちを落ち着かせて、ハノークは隣にいる神官長に目配せをした。祓い人が召還されたら誰が最初に近寄るか、声を掛けるかは決まっていた。それは中央大神殿の役割となっており、ハノークが担当することになっていた。祓い人が若者や高位の者であれば、年が近く貴族出身者である方が良く、女性であれば若く見眼麗しく物腰の柔らかな者の方が、警戒もされないだろうと考えられていたからだ。
そして、咄嗟に何かが起こっても法力の強いハノークならば、対処できるだろうと思われてもいた。何とも安易な理由であったが。
ハノークは意を決して少年に近づいた。初めて見た真っ直ぐで艶やかな黒髪は、この国のどこにも無い色だった。
「そのように、強く擦ってはなりません」
少年の細い手首をやんわりと掴んでそう言った。目を擦るのを止めさせると、少年はハノークを見上げた。
吸い込まれるような艶やかな黒曜石の瞳。
髪色と同じ黒い瞳だった。綺麗な二重瞼に長い睫毛が見えた。擦り過ぎたのか目尻の所が赤くなっている。切れ長な目が、パシパシと数回瞬きをしてから大きく見開かれた。
黒い瞳は、大きくて意志のはっきり見える強い力を感じさせた。それに、真っ直ぐな立ち姿は彼の着ている衣装もあってか、只の少年だとは思えない程の存在感を放っていた。
すっきりと真っ直ぐ伸びた背筋と、黒くて滑らかな髪、意志の強さを感じさせる黒い瞳、露になった首筋もほっそりとした頬も、何もかもがハノークを惹きつけて離さなかった。
(この方は、確かに祓い人だ)
ハノークは沸き立つ心を押えつつ、祓い人である少年の顔を見詰めた。茫然としていた少年は、咄嗟に身構えた様に見えた。それはそうだろう。減ったとはいえ、それでもここには未だ沢山の者達が控えているのだ。陣を囲んだ異様な光景と思えなくもない。
「ここはローデニア帝国。大神殿の召喚の間でございます。私達は、祓い人様をお待ちしていた帝国の者でございます」
怯える彼を安心させたくて少年の手を取ると、心からの口づけを捧げた。
🏹🏹🏹🏹🏹🏹🏹🏹
「ハノークよ、如何したのだ?」
祓い人のいた部屋から退出すると、大きな衝立の影から声を掛けられた。そこには10数名の男達と、祓い人の世話をする為の女官が控えていた。
ハノークに声を掛け、近づいて来たのは白い髭と髪を長く伸ばした大神官長だった。
「大神官長様」
「如何したのだ? 祓い人殿に何かあったのか?」
ハノークは上司である大神官長に、少年が目を覚ましてからの様子を掻い摘んで話した。
「それで、手を早く冷やせと申されまして。お優しい方でございます」
彼にお茶を薙ぎ払われた事は言わずに、赤くなった手の甲を神官長に見せた。
「馬鹿者。何故それを早く言わぬ。直ぐ冷やして治療せよ、早う祓い人殿のお傍に戻らねば」
大神官長は眉間に皺を寄せると、直ぐに女官に申し付けて医官を呼んだ。祓い人に不測の事態が生じた時用に、医官やら薬師やらも控えていたのだ。
直ぐに盥に冷水が汲まれ、医官によって治療が始まった。熱かったのは熱かったのだが、浴びた量はそう多くは無かった。ただ、ハノークの肌が白いので思いの外それは酷く見えただけだった。
薬師によって薄黄色い薬草の練り薬を塗られると、手際良く医官によって包帯が巻かれた。
「これで宜しいかと」
「すまなかった。余計な仕事を増やしてしまった」
「いいえ。赤味が引ける迄は、塗り薬を何度か替えましょう」
医官はそう言って礼をすると、大神官長にその場を譲った。そしてハノークの目の前の席に、大神官長は静かに腰を下ろした。
「それで、祓い人殿にお会いする事は出来るのかの?」
当初の予定では、ハノークが粗方の説明をして祓い人を落ち着かせ、頃合いを見て神官長や高位の術者達が謁見するとしていた。召喚された者が本当に祓い人であるかも判らないし、突然の召喚に気が動転しない方が可笑しいからだ。まずは気を落ち着かせ、その後にこの世界の理と祓い人としての役目を認識して貰うとしていた。
しかし、召喚された少年は……
「今は、まだ難しい事かと思われます。お目覚めになってから、随分と興奮されておりましたので。どうも大切なお役目の途中で、こちらにお呼びしてしまったようです」
「お役目とな」
「はい。あのお持ちになっていた、大弓を使っての儀式と思われますが……」
「なんと! 祓い人殿は彼方の世でも大弓を使って儀式を行っておったのか! 誠の祓い人殿ではないか!」
大神官長は興奮した様に立ち上がった。確かにそうなのだが。
「しかしそれ故、大事な儀式の途中で己の意に添わず召喚された事を、大変憤られております」
ハノークの淡々とした物言いに、大神官長は我に返ったように再び座り直した。そして、
「確かにそうじゃの。祓い人殿にとっては、何とも理不尽な事よ」
「はい。ですから、皆様がお会いするのはもう少し後の方が良いかと。今はまだ私と、ギドゥオーン殿にお任せ頂きましょう。関わる者が多くなると、祓い人様も落ち着きませんし」
大神官長はその通りだと頷いたが、周囲の高位神官達がざわついた。ヒソヒソと聞こえた声は、中央大神殿で独り占めするのかとか、勝手な事を、とか故意に聞こえる様に言っているのだ。
ハノークが溜息を吐いて、周囲を見廻して言った。
「祓い人様は今まで、一滴の水もお飲みになっておりません。還れなくなるから、と」
「すでに丸一日経っておるではないか!? 御身は大丈夫なのか? 還れなくなるとはどういうことか?」
「お身体は……今はまだ何とも。しかし、この状態が続けば命にも関わります。還れなくなるとは、良く判りませんが、ヨモツ、ヘグ、イその様な言葉をおっしゃっていました」
そこまで言うと、ハノークは立ち上がった。
「そのような状況ですから、今暫しお時間を頂きとうございます。まずは祓い人様の御心と御身を護るため。大神官長様、私にその役目をどうか……」
頭を垂れて神官長の前に膝まづくと、一瞬の間を置いてから顔を上げた。
「祓い人様は、ハルカ様。御名をハルカ様とおっしゃられます」
大神官長はそれを聞くと、一瞬目を見開いてから薄っすらと目を細めた。それから周囲を見回すと深く頷いた。
「ハノーク。其方が役目、しかと務めよ」
厳かな低い声が響いた。
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