23 / 231
23話 娯楽の時間③
しおりを挟む
画面が暗転し、ロード待ち。
いつの間にか通話リストにショウヤが加わっている。空気を読んで待っていたらしい。
「お、来た来た。」
とショウヤ。同時に画面がフィールドに切り替わる。
開始地点に2人のキャラが待機してる。
女エレヴと…性別分からないビートだ。
「で、えーと…どっちがどっちだ?」
「あぁ…こっちがオレー。」
ショウヤの声と共に女エレヴが手を振っている。
「で、うちはこっちだ。」
とビート族のキリがジャンプでアピールする。
ショウヤのキャラは鎧系で統一され、かっこよさと美しさを両立している。
鉄スカートの目立つ白銀の鎧は、アクション映えもするだろう。
一方、キリのキャラは戦うようには見えないほど軽装だ。
町民NPCと言われても違和感は無い。そういうコンセプトだとしたら、狙いは当たりだろう。
「でここからもう自由行動な訳だが…『クラス』開放だけはやった方がいいな。」とキリ。
「クラス?」
「スキルツリー画面見てみ。」
そこのカテゴリタブに「ウェポン」と並んで、「クラス」がグレーアウトで表示されてる。
「このゲームの育成要素は武器とクラスの組み合わせだ。
そこまで取ってやっとスタート地点ってくらいだ。他は追々でいい。
こっちだ。」
キリを追いかけ、ミニマップに表示されてる「!」アイコンの1つに向かっていく。
「そうか、戦いの真髄を聞きに来たか!」
そこで待っていたNPC、ヘルステルが感嘆の声を上げる。
「ならばまず聞かせろ。何になりたい?」
画面いっぱいにクラスの選択肢が出てくる。
ウォリアーやパラディンといった近接職に加え、ウィザードやスピリチュアルといった魔法職も選択肢に並び、それぞれに3行程度の簡単な説明が添えられている。
「別にすぐにでも変更できるから雰囲気で決めていーぞ。現状多少の強弱あれど極端なのは無いし。」
一応説明文に目を通すが、3職目あたりから全職把握しようとすると目が回ってきた。
だから雰囲気と直感で選ぶ事にした。
いつの間にか通話リストにショウヤが加わっている。空気を読んで待っていたらしい。
「お、来た来た。」
とショウヤ。同時に画面がフィールドに切り替わる。
開始地点に2人のキャラが待機してる。
女エレヴと…性別分からないビートだ。
「で、えーと…どっちがどっちだ?」
「あぁ…こっちがオレー。」
ショウヤの声と共に女エレヴが手を振っている。
「で、うちはこっちだ。」
とビート族のキリがジャンプでアピールする。
ショウヤのキャラは鎧系で統一され、かっこよさと美しさを両立している。
鉄スカートの目立つ白銀の鎧は、アクション映えもするだろう。
一方、キリのキャラは戦うようには見えないほど軽装だ。
町民NPCと言われても違和感は無い。そういうコンセプトだとしたら、狙いは当たりだろう。
「でここからもう自由行動な訳だが…『クラス』開放だけはやった方がいいな。」とキリ。
「クラス?」
「スキルツリー画面見てみ。」
そこのカテゴリタブに「ウェポン」と並んで、「クラス」がグレーアウトで表示されてる。
「このゲームの育成要素は武器とクラスの組み合わせだ。
そこまで取ってやっとスタート地点ってくらいだ。他は追々でいい。
こっちだ。」
キリを追いかけ、ミニマップに表示されてる「!」アイコンの1つに向かっていく。
「そうか、戦いの真髄を聞きに来たか!」
そこで待っていたNPC、ヘルステルが感嘆の声を上げる。
「ならばまず聞かせろ。何になりたい?」
画面いっぱいにクラスの選択肢が出てくる。
ウォリアーやパラディンといった近接職に加え、ウィザードやスピリチュアルといった魔法職も選択肢に並び、それぞれに3行程度の簡単な説明が添えられている。
「別にすぐにでも変更できるから雰囲気で決めていーぞ。現状多少の強弱あれど極端なのは無いし。」
一応説明文に目を通すが、3職目あたりから全職把握しようとすると目が回ってきた。
だから雰囲気と直感で選ぶ事にした。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説


元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。

無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる